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第二次大戦後、シベリアの強制収容所で、希望を捨てず仲間を励まし続けた男。家族への想いを胸に生きた、奇跡と愛の実話。
1945年、終戦。しかし、山本幡男の戦争は終わらなかった。ソ連軍の捕虜となり、スパイ容疑でシベリアの強制収容所(ラーゲリ)へ。零下40度の極寒、飢え、重労働。仲間たちが次々と絶望に倒れる中、山本は「生きる希望を捨ててはいけません」と訴え続ける。日本にいる妻と4人の子供たちとの再会を信じ、その人柄で凍てついた捕虜たちの心を溶かしていく。だが、彼の身体は病魔に蝕まれていた。帰国の日は見えず、命の灯火が消えようとする時、彼が仲間たちに託した一つの願い。
ネット上の声
- 映画館でボロ泣きした。過酷な状況でも希望を失わない姿に本当に感動しました。
- キャストに違和感…。物語はいいのに、ちょっと綺麗にまとまりすぎかな。
- 今年一番の映画です。
- 実話ベースと聞いて鑑賞。俳優陣の演技が素晴らしく、重いテーマだけど見応えがあった。
ヒューマンドラマ
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間134分
- 監督瀬々敬久
- 主演二宮和也
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第二次世界大戦のヨーロッパ戦線、死線を共にした米陸軍落下傘部隊の若者たち。これは、固い絆で結ばれた兵士たちの真実の物語。
1942年、アメリカ。過酷な訓練に耐え抜いた米陸軍第101空挺師団、通称「E中隊」の若き兵士たち。彼らの任務は、ナチス・ドイツが支配するヨーロッパの解放。ノルマンディー上陸作戦を皮切りに、マーケット・ガーデン作戦、バルジの戦いといった歴史的な激戦地へ次々と投入。極限の状況下で芽生える仲間との絆、そして戦争がもたらす非情な現実。名誉でも憎しみでもなく、ただ隣にいる戦友のために銃を握る兵士たち。彼らが見た戦争の真実とは。
ネット上の声
- 戦争映画の最高傑作。これ以上の作品はないと思う。
- プライベート・ライアンも凄いけど、こっちは兵士一人ひとりの人間ドラマが濃くて、感情移入しちゃう。
- もう何回観たかわからない。E中隊の絆に毎回泣かされる。
- 映像がリアルすぎて辛い場面も多いけど、戦争の悲惨さが本当に伝わってくる。すごく考えさせられた。
リアルな戦闘シーンがある、 戦争、 実話、 アクション
- 製作年2001年
- 製作国アメリカ,イギリス
- 時間---分
- 監督フィル・アルデン・ロビンソン
- 主演ダミアン・ルイス
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第二次大戦下のフランス、ナチスを狩る特殊部隊と復讐を誓うユダヤ人女性、二つの怒りが交錯する戦争アクション。
ナチス占領下のフランス。アルド・レイン中尉率いるユダヤ系アメリカ人兵士の特殊部隊「バスターズ」の過激なナチ狩り。一方、家族をナチスの「ユダヤ・ハンター」ランダ大佐に惨殺されたユダヤ人女性ショシャナは、パリで映画館主として別人になりすまし、復讐の機会を待つ日々。ある日、彼女の映画館でナチスのプロパガンダ映画のプレミア上映が決定。ヒトラーをはじめとするナチス高官が集結するその夜、二つの壮絶な復讐計画が交錯。歴史を塗り替える一夜の幕開け。
ネット上の声
- これぞタランティーノ!会話劇の緊張感が半端じゃない。特にクリストフ・ヴァルツの演技は鳥肌もの。歴史のifを描くラストも最高にぶっ飛んでて笑った。
- とにかくオシャレでカッコいい!ちょっとグロいけど、それもタラちゃん映画の味。スカッとするラストは必見!
- 悪趣味すぎる。時間の無駄でした。
- ブラピ目当てで観たけど、主役はむしろナチスの大佐だったw 会話シーンが長いけど面白かった。
アクション
- 製作年2009年
- 製作国アメリカ
- 時間152分
- 監督クエンティン・タランティーノ
- 主演ブラッド・ピット
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戦時下の広島・呉で、大切なものを失いながらも懸命に生きる女性の日常。新たな視点で描かれる、もう一つの物語。
昭和19年、広島。絵を描くのが好きな少女すずは、軍港の街・呉へ嫁ぐことに。見知らぬ土地、新しい家族。戦況が悪化する中でも、工夫を凝らして日々の暮らしを大切にするすず。しかし、戦争は容赦なく彼女の日常を奪っていく。本作では、遊郭で働く女性リンとの交流など、新たなエピソードを追加。すずが抱える心の機微をより深く描写。戦争の残酷さと、それでも失われない人の温かさ。ささやかな幸せを願う一人の女性の姿に、誰もが心を揺さぶられる感動作。
ネット上の声
- 前作も大好きだったけど、リンさんとのエピソードが加わって、すずさんの人物像がより深くなった気がする。涙なしでは見られない。
- いわゆる戦争映画とは違う。戦時下の日常と、そこで生きる人々のささやかな幸せが丁寧に描かれていて、本当に素晴らしい。
- 淡々とした日常の描写が、逆に戦争の悲惨さを際立たせていて胸が苦しくなった。
- 追加エピソードでより複雑になったのはわかる。でも正直、個人的には前作のテンポ感の方が好きだったかな。
アニメ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間168分
- 監督片渕須直
- 主演のん
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第二次大戦下、金儲け主義のドイツ人実業家が、ユダヤ人の命を救うため全財産を賭けた危険な救出劇。
1939年、ナチス占領下のポーランド。戦争を利用して一儲けを企むドイツ人実業家オスカー・シンドラー。彼は安価な労働力としてユダヤ人を雇い、軍需工場を設立。しかし、日に日に激化するユダヤ人への非人道的な迫害を目の当たりにし、彼の心に変化が芽生える。金儲けのためだった工場は、やがてユダヤ人たちの唯一の避難所へ。シンドラーは私財を投じ、ナチスの将校たちを欺きながら、自らの工場で働くユダヤ人たちのリストを作成。そのリストは、死の収容所から命を救うための「命のリスト」となる。一人の男の決断が、歴史の闇に一条の光を灯すまでの軌跡。
ネット上の声
- 学校の授業で観るべきとか言われてるけど、本当にその通りだと思う。3時間超えだけどモノクロの映像に引き込まれて全然長く感じなかった。歴史の重みを感じる。
- 観終わった後、言葉が出ませんでした。命の尊さを改めて考えさせられます。
- これぞ映画史に残る傑作。
- 全人類が観るべき映画。特にあの赤い服の女の子のシーンは忘れられない。こういう歴史があったことを絶対に風化させちゃいけない。
ホロコーストが舞台、 戦争、 実話、 ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国アメリカ
- 時間195分
- 監督スティーヴン・スピルバーグ
- 主演リーアム・ニーソン
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1939年、イタリアのトスカーナ地方。陽気なユダヤ人の青年グイドは、美しい小学校教師ドーラと運命的な恋に落ち、息子ジョズエを授かる。幸せな日々も束の間、ユダヤ人迫害の嵐が吹き荒れ、グイドとジョズエは強制収容所へ送られる。ドーラもまた、愛する家族を追って自ら列車に乗り込む。絶望的な収容所で、グイドは息子に「これは点数を集めて本物の戦車をもらうゲームなんだ」と嘘をつく。飢えと死の恐怖が渦巻く中で、彼はユーモアと想像力を武器に、息子との約束を守り抜こうとする、命がけのゲームの始まり。
ネット上の声
- 戦争という重いテーマなのに、前半は笑えて、後半は涙が止まりませんでした。息子のために命がけで嘘をつき通すお父さんの姿に、本当の愛を感じました。
- 主人公の親父がとにかく最高!あんな過酷な状況でもユーモアを忘れない強さ、憧れるわ。
- 高評価だから期待したけど、主人公のテンションが無理だった。悲劇をコメディで描くのはいいけど、これはちょっと軽すぎる気がして入り込めなかったな。
- 大号泣しました…。
子供が生まれてから見たら大泣きする、 嘘つきが幸せ、 ホロコーストが舞台、 戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1998年
- 製作国イタリア
- 時間117分
- 監督ロベルト・ベニーニ
- 主演ロベルト・ベニーニ
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第二次世界大戦の激戦地、たった一人の兵士を救うため、8人の男たちが命を懸ける壮絶な救出作戦。
1944年、ノルマンディー上陸作戦の激戦地。ミラー大尉率いる部隊に下された非情な命令。それは、4人兄弟のうち3人が戦死し、最後の生き残りとなったジェームズ・ライアン二等兵を故郷へ帰還させること。広大な戦場で、顔も知らぬ一兵士を探すため、8人の兵士たちは死と隣り合わせの危険な任務へ。戦争の狂気と兵士たちの葛藤、そして彼らが目の当たりにする過酷な現実。果たして彼らはライアンを見つけ出し、無事に帰還できるのか。その結末。
ネット上の声
- 戦争映画の歴史を変えた作品。冒頭のノルマンディー上陸作戦のシーンは、もはや映画じゃなくて戦争体験。リアルすぎて言葉を失うレベル。
- 命の重さについて深く考えさせられた。「しっかり生きろ」という最後の言葉が胸に刺さります。
- 冒頭の戦闘シーンはマジで圧巻!ただ、ライアンを探す中盤はちょっと長く感じたかも。でも全体的には観る価値あり。
- 映像技術は本当にすごい。でも、一人のために大勢が犠牲になるっていうストーリーには正直、共感しきれなかったかな。アメリカ万歳な感じもちょっと気になった。
リアルな戦闘シーンがある、 戦争
- 製作年1998年
- 製作国アメリカ
- 時間170分
- 監督スティーヴン・スピルバーグ
- 主演トム・ハンクス
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1945年4月、ベルリン。敗戦を目前にした独裁者アドルフ・ヒトラー、その狂気と人間性に満ちた地下要塞での壮絶な最期。
第二次世界大戦末期の1945年4月20日、ソ連軍に包囲されたドイツの首都ベルリン。総統地下要塞に立てこもるアドルフ・ヒトラーとその側近たち。本作は、ヒトラーの個人秘書であったトラウドゥル・ユンゲの視点から、帝国の崩壊と独裁者の最期を克明に描写。狂信的な忠誠を誓う者、現実から目を背ける者、そして絶望の中で自決を選ぶ者たち。日に日に狭まる包囲網の中、狂気と虚勢、そして時折見せる人間らしさが入り混じるヒトラーの姿。歴史的瞬間の緊迫感と、極限状態に置かれた人々の姿をリアルに描いた衝撃作。
ネット上の声
- ブルーノ・ガンツの演技が凄すぎて、本物のヒトラーがそこにいるみたいだった。歴史映画の最高傑作。
- 独裁者の最期ってこんな感じなのかと…。周りの人間まで狂気に染まっていく様子がリアルで怖かった。重いけど、観るべき一本だと思う。
- とにかく重い。でも見入ってしまった。
- ヒトラーを人間として描いているのが逆に恐怖を感じました。色々と考えさせられます。
戦争、 実話
- 製作年2004年
- 製作国ドイツ,イタリア
- 時間155分
- 監督オリヴァー・ヒルシュビーゲル
- 主演ブルーノ・ガンツ
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第二次大戦下のドイツで、空想の友達ヒトラーに励まされる少年が、ユダヤ人の少女と出会い世界を知る物語。
第二次世界大戦末期のドイツ。10歳の少年ジョジョは、立派な兵士になることを夢見る愛国少年。彼の空想上の親友は、陽気でおっちょこちょいなアドルフ・ヒトラー。ある日、ジョジョは自宅の屋根裏に、母親がユダヤ人の少女エルサを匿っていることを発見。ナチスの教えに従い「敵」を捕らえるべきか葛藤するが、エルサと話すうちに、教えられてきたユダヤ人像との違いに戸惑い、次第に彼女に惹かれていく。戦争という狂気の中で、少年が見つけ出す本当の愛と優しさ。彼の小さな世界が大きく変わる瞬間。
ネット上の声
- 笑えるのに、最後は涙が止まらなかった。戦争を子供の視点で描くってこういうことか。靴紐のシーンが忘れられない。
- 最高!絶対見るべき。
- 重いテーマをユーモアで包む監督のセンスがすごい。考えさせられる良い映画でした。
- ポップで観やすいけど、メッセージは深い。
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国ドイツ,アメリカ
- 時間109分
- 監督タイカ・ワイティティ
- 主演ローマン・グリフィン・デイヴィス
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第二次世界大戦末期の空。敗色濃厚な戦場で、己の信念と任務の狭間で葛藤する若きパイロットたちの物語。
松本零士の「戦場まんがシリーズ」を原作とした、3つの物語からなるオムニバス作品。舞台は第二次世界大戦末期、敗戦の色が濃い空。エリートパイロットの誇りと、ある科学者を載せた爆撃機の護衛任務との間で揺れる「成層圏気流」。人間魚雷「回天」の特攻兵器としての是非を問い、若者たちの青春と死を描く「音速雷撃隊」。バイクで戦場を駆ける兵士と、日本の敗残兵との奇妙な交流を描く「鉄の竜騎兵」。戦争という巨大な運命に翻弄されながらも、己の信念を貫こうとする男たちの生き様。それぞれのコクピットで、彼らが見た最後の空。
ネット上の声
- これ見て泣かない男はいないでしょ。魂が震えた。
- 松本零士先生の追悼で鑑賞。昔のアニメだけど作画がすごい。
- 短編集だけど、どの話も重厚。特に「音速雷撃隊」は戦争の悲しさが伝わってきて忘れられない作品になった。
- うーん、ちょっと古く感じちゃったかな。好きな人は好きだと思う。
アニメ
- 製作年---年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督川尻善昭
- 主演堀内賢雄
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第二次大戦末期の中国の村。ある日突然、日本兵と通訳が転がり込んできたことから始まる、村人たちの狂気の宴。
1945年、第二次大戦末期の中国。万里の長城に近い小さな村に暮らす農民マー・ターサンの家に、ある夜、謎の男が押し入る。男が置いていったのは、縛られた二人の捕虜。横暴な日本兵と、事なかれ主義の中国人通訳。年明けに引き取りに来るという言葉を信じ、村人たちは恐怖と好奇心から捕虜を匿う日々。しかし、約束の時を過ぎても男は現れない。捕虜の処遇を巡り、村人たちの間に不信と欲望が渦巻き始める。殺すこともできず、解放もできない奇妙な共同生活。その中で生まれる歪んだ人間関係が、やがて村全体を巻き込む、取り返しのつかない悲劇への序曲。
ネット上の声
- 前半のユーモラスな雰囲気から一転、後半の展開には言葉を失った。戦争における人間の狂気を描き切った大傑作。一体「鬼」とは誰のことなのか、深く考えさせられる。
- とにかく香川照之の演技が凄まじい。鬼気迫るものがあって、目が離せなかった。
- 観終わった後、ズッシリと重いものが心に残ります。モノクロ映像なのに、あの赤色だけが目に焼き付いて離れない…。
- 評価高いけど私には合わなかった。ただただ気分が悪くなったし、救いがなさすぎる。
ヒューマンドラマ
- 製作年2000年
- 製作国中国
- 時間140分
- 監督チアン・ウェン
- 主演チアン・ウェン
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戦時下の広島・呉。大切なものを失いながらも、懸命に日々を紡ぐ一人の女性の、ささやかで愛おしい物語。
舞台は昭和10年代から20年にかけての広島、そして軍港の街・呉。絵を描くことが好きな少女すずは、18歳で見知らぬ男性のもとへ嫁ぐことに。新しい家族、新しい街での生活。しかし、戦争の影は日に日に色濃くなり、配給は乏しく、空襲は激化していく。それでもすずは、創意工夫で食卓を彩り、日々の暮らしの中にささやかな喜びを見出していく。だが、戦争は容赦なく彼女から大切なものを奪い去る。これは、激動の時代を懸命に生きた、一人の女性の愛おしい日々の記録。
ネット上の声
- 戦争中の話だけど、ただ悲しいだけじゃない。すずさんの日々の暮らしが丁寧に描かれてて、だからこそ失われていくものの重みがズシンとくる。間違いなく傑作です。
- のんさんの声がすずさんにぴったりすぎた。戦争を背景にした日常っていう描き方が新鮮で、心に深く残る作品。
- 単なる反戦映画じゃなくて、「生きる」ことそのものを描いてる。当たり前の日常がどれだけ尊いか、改めて考えさせられた。
- 評判がすごく良いから期待したけど、私にはちょっと合わなかったかな。話の展開が淡々としてて、少し退屈に感じてしまった。
アニメ
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間129分
- 監督片渕須直
- 主演のん
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第二次大戦下のベオグラード。地下に隠れた人々が、戦争はまだ続いていると騙され、50年もの間、兵器を作り続ける狂気の寓話。
1941年、ナチス・ドイツが侵攻したユーゴスラビア。武器商人のマルコは、親友のクロをはじめとする大勢の人々を自宅の巨大な地下室に匿う。地上ではやがて戦争が終わり、マルコは英雄として富と名声を手に入れる。しかし彼は、地下の人々には「戦争は続いている」と嘘をつき、兵器を製造させ続けることを決意。閉ざされた地下世界では、世代交代を繰り返しながら、終わらない戦争のための祝祭と労働が続く。そして50年後、ある事件をきっかけに、彼らはついに地上へと足を踏み出す。
ネット上の声
- エネルギッシュでパワフル!3時間超えだけど全く飽きさせない。クストリッツァ監督の最高傑作だと思う。
- ちょっと長くてカオスすぎたかな…。音楽は良かったけど、話についていくのが大変だった。
- とにかく音楽が最高!ブラスバンドの音がずっと頭から離れない。サントラも即買いしたw
- ごめんなさい、私には合わなかった…
ヒューマンドラマ
- 製作年1995年
- 製作国ユーゴスラビア,フランス
- 時間314分
- 監督エミール・クストリッツァ
- 主演ミキ・マノイロヴィッチ
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たった1両の戦車と4人の捕虜。絶望の収容所から、ナチスの軍勢に挑む決死の脱出劇。驚異のVFX戦車アクション。
第二次世界大戦下、ソ連軍の若き戦車長イヴシュキンは、ナチス・ドイツ軍の捕虜に。過酷な収容所で、彼は信じがたい命令を受ける。それは、鹵獲されたソ連製戦車T-34の操縦訓練の教官役。しかし、これは偽装。イヴシュキンは、集められた仲間たちと共に、たった1両のT-34で収容所からの脱出を計画。敵の精鋭部隊が迫る中、自由を懸けた無謀な作戦の火蓋が切られる。
ネット上の声
- ガルパン見て戦車にハマった自分には最高の映画だった!T-34がマジでかっこいい!
- 難しいこと抜きに楽しめる、最高の戦車アクション!これは大画面で観るべき作品。迫力が段違いでした。
- 捕虜になった兵士たちが戦車で脱走するって、ストーリーが王道で熱い!ハラハラドキドキが止まらなかった。
- 娯楽戦争映画の最高峰!
アクション
- 製作年2018年
- 製作国ロシア
- 時間113分
- 監督アレクセイ・シドロフ
- 主演アレクサンドル・ペトロフ
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太平洋戦争末期の沖縄。少年たちは「スパイ」になることを命じられた。知られざる極秘作戦の真実。
太平洋戦争末期、米軍上陸が目前に迫る沖縄。そこでは、日本軍による極秘作戦が進行していた。陸軍中野学校出身の将校たちの指揮下、地元の中学生らが「護郷隊」としてゲリラ戦の訓練を受ける。家族や友人を監視し、時には殺害せよとの非情な命令。彼らはスパイとして生きることを強いられた。生き残った元少年兵たちの重い証言を通し、歴史の闇に葬られてきた「沖縄スパイ戦史」の恐るべき真実を暴き出す衝撃のドキュメンタリー。
ネット上の声
- 陸軍中野学校出身のスパイと、護郷隊と呼ばれる少年兵たちの話。今まで知らなかった沖縄戦の側面が見えて、本当に衝撃的だった。これは日本国民全員が見るべきドキュメンタリー。
- 「軍は住民を守らない」という言葉が重くのしかかる。学校では習わない戦争のリアルが詰まってて、ただただ考えさせられた。
- うーん、ちょっと偏向報道っぽく感じたかな。ドキュメンタリーとしては一方的な視点すぎる気がする。
- 目を背けてはいけない歴史ですね。
第二次世界大戦、 沖縄戦、 戦争、 ドキュメンタリー
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督三上智恵
- 主演---
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第二次大戦末期のソ連。極寒の炭鉱町で生きる少年が、過酷な現実の中で見出す希望と絶望の光。
1947年、シベリアの炭鉱町スーチャン。少年ワレルカは、母親と二人暮らし。学校での悪戯、市場での盗み、そして淡い初恋。生きるためには手段を選ばない過酷な日常。ある日、盗んだ茶を売るため、少女ガリーヤと危険な旅に出る決意。凍てつく大地で、大人たちの理不尽と暴力に翻弄される幼い魂。それでも生きようともがく、その先に待つ衝撃の運命。
ネット上の声
- とにかくすごい映画だった。
- うーん…評価高いけど私には合わなかったかな。ちょっと分かりにくかったです。
- 映像の力が凄まじい。ドキュメンタリーみたいな生々しさで、子供たちの生命力に圧倒された。まさに傑作。
- 観終わった後、しばらく動けなかった。心にずっしり残る映画。
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国ロシア
- 時間105分
- 監督ヴィターリー・カネフスキー
- 主演パーヴェル・ナザーロフ
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50年に渡る狂乱のユーゴスラビア史を、地下に幽閉された男たちの祝祭と裏切りで描く、壮大な歴史寓話。
第二次大戦下のベオグラード。ナチスに抵抗する闘士マルコとクロ。ある日、空爆を逃れるため、クロたちはマルコの用意した地下室へ。しかし戦争終結後も、マルコは私利私欲のため「戦争はまだ続いている」と嘘をつき、彼らを地下に閉じ込め武器を製造させる。時は流れ、欺瞞に満ちた地下の祝祭。やがて、あるきっかけで外の世界へ飛び出すクロ。彼が目にする、変わり果てた祖国の姿。これは、一つの国が崩壊していく様を描いた、悲しくも陽気な叙事詩。
ネット上の声
- 「昔、あるところに国があった」という一文に全てが詰まってる。悲劇を喜劇で包んだ、とんでもないエネルギーの塊みたいな映画。音楽も最高!
- とにかく音楽が最高!ずっと鳴り響くブラスバンドの音でテンション上がりっぱなしだった!
- 評価高いけど、自分には合わなかったな。ただただ騒がしくて長くて疲れちゃった。
- 笑えるシーンも多いのに、根底にある歴史の悲しさがズシンとくる。観終わった後、色々考えさせられるすごい作品でした。
ヒューマンドラマ
- 製作年1995年
- 製作国フランス,ドイツ,ハンガリー
- 時間171分
- 監督エミール・クストリッツァ
- 主演ミキ・マノイロヴィッチ
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沖縄戦で看護要員として動員された「ひめゆり学徒隊」。少女たちの目で見た戦争の真実を、生存者の証言で綴るドキュメンタリー。
1945年、春。沖縄師範学校女子部と沖縄県立第一高等女学校の生徒たちで編成された「ひめゆり学徒隊」。彼女たちは、米軍が上陸した沖縄戦の陸軍病院へ看護要員として動員された。そこで見た、おびただしい死と、想像を絶する戦場の現実。砲弾が飛び交う中、傷ついた兵士の看護にあたった少女たちの体験。60年の時を経て、生存者が重い口を開き語る、戦争の記憶。
ネット上の声
- 学校で習う歴史とは全く違う、言葉の重みがすごかった。ただただ、平和な今に感謝しかないです。
- 生存者の方々の生々しい証言が、どんなフィクションよりも胸に突き刺さる。これは単なる映画ではなく、私たちが絶対に忘れてはならない歴史そのもの。多くの人に見てほしいと心から思う。
- 語られている内容は非常に貴重。ただ、映画としての面白さを期待すると違うかも。資料映像としては一級品。
- 言葉が出ない。観るべき。
ドキュメンタリー
- 製作年2006年
- 製作国日本
- 時間130分
- 監督柴田昌平
- 主演---
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ナチス占領下のオランダ。日記に希望を綴った少女アンネ・フランクの、隠れ家で過ごした2年間の真実。
1942年、ナチス占領下のアムステルダム。ユダヤ人の少女アンネ・フランクの一家は、迫害から逃れるため、会社の屋根裏にある隠れ家での生活を開始。外の世界から隔絶された息苦しい空間で、アンネは希望を失わず、日記「キティー」に日々の出来事や思春期の悩みを綴る。家族との葛藤、同居人との軋轢、そして淡い恋。いつか自由な世界に戻れると信じ続けた2年間。しかし、その隠れ家にも密告者の影が忍び寄る。あまりにも有名な少女の、知られざる物語。
ネット上の声
- 「アンネの日記」を読んだだけじゃ分からなかった背景がすごくよく描かれてて、3時間があっという間だった。戦争の悲惨さが改めて胸に刺さる。見てよかった。
- 学校の授業で見たけど、ただただ胸が痛い。普通の少女だったアンネが本当に強い。
- 誰もが知る話だけど、この映画はより深く描かれていて見ごたえがあった。
- 戦争の恐ろしさを改めて感じました。
戦争、 実話、 ヒューマンドラマ
- 製作年2001年
- 製作国アメリカ
- 時間191分
- 監督ロバート・ドーンヘルム
- 主演ベン・キングズレー
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1942年、ナチス占領下のパリ。黄色い星を胸に、それでも希望を信じた子供たちの運命。
1942年7月、ナチス・ドイツ占領下のパリ。ユダヤ人一家に生まれた少年ジョーたちの平和な日常は、フランス警察による一斉検挙で突如終焉。家族と共に冬季競輪場に収容される1万3000人のユダヤ人。劣悪な環境の中、離れ離れになる親子。それでも生きる希望を捨てない子供たちの眼差しが問いかける、歴史の残酷な真実。
ネット上の声
- フランスが自国の暗い過去を描いた勇気に敬意を表したい。子供たちの視点で語られるからこそ、その悲劇性が際立って胸が張り裂けそうになる。これは絶対に観るべき映画。
- 涙が止まらなかった。子供たちの表情が忘れられない。本当にあったことだと思うと辛すぎる。
- 観ていて苦しいけど、知らなきゃいけない歴史。勉強になりました。
- ナチスだけでなく、フランス警察がユダヤ人狩りに加担していたという事実に衝撃。人間の弱さや醜さ、そしてわずかな良心も描かれていて、深く考えさせられた。
ホロコーストが舞台、 戦争、 実話、 ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国フランス,ドイツ,ハンガリー
- 時間125分
- 監督ローズ・ボッシュ
- 主演メラニー・ロラン
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アーカイブ映像一切なし。生存者、加害者、傍観者の「言葉」だけでホロコーストの真実に迫る、9時間27分の証言。
第二次世界大戦中、ナチス・ドイツによって行われたユダヤ人大量虐殺、ホロコースト。本作は、過去の記録映像を一切使用せず、ポーランドの強制収容所跡地を訪れ、関係者のインタビューのみで構成されたドキュメンタリー。生還したユダヤ人、元ナチス親衛隊員、収容所近くの村人。彼らの口から語られる生々しい記憶と証言。カメラはただ静かにその言葉を記録し、観る者に「絶滅」の恐るべき現実を突きつける。
ネット上の声
- 大学の課題で鑑賞。9時間超えは正直キツかったけど、生存者の生々しい証言が頭から離れない。これは観るべき作品。
- 過去の映像を一切使わず、証言だけで現実を突きつけてくる。とてつもない傑作。
- とにかく長すぎる…。途中で何度も寝てしまった。内容は重いけど、ドキュメンタリーとしては退屈かも。
- 言葉を失う。
ドキュメンタリー
- 製作年1985年
- 製作国フランス,イギリス
- 時間567分
- 監督クロード・ランズマン
- 主演---
-
1942年、ナチス収容所。生き延びるための嘘は、偽のペルシャ語レッスン。処刑寸前のユダヤ人とナチス将校の奇妙な関係。
第二次世界大戦下の1942年、ナチス・ドイツの強制収容所。処刑寸前のユダヤ人青年ジルは、咄嗟に「自分はペルシャ人だ」と嘘をつき、一命を取り留める。その嘘がきっかけで、戦後テヘランで料理店を開く夢を持つ収容所のコッホ大尉に、ペルシャ語を教えるよう命じられるジル。しかし、彼はペルシャ語など一言も話せない。毎夜、処刑される仲間の名前を単語として記憶し、即興で「偽のペルシャ語」を創造。疑り深い大尉の監視と、いつバレるとも知れない恐怖の中、二人の間には奇妙な絆が芽生え始める。極限状況下での、命を懸けた授業の行方。
ネット上の声
- 生き延びるための嘘から生まれた偽の言語。バレるかバレないかの緊張感が最後まで続いて、めちゃくちゃ引き込まれた。ラスト、言葉に込められた意味を思うと本当に胸が締め付けられる。見てよかった。
- とにかくハラハラドキドキが止まらなかった!主人公の記憶力もすごいけど、ナチスの将校も人間味があって、二人の関係性が面白かった。
- 設定はすごく面白いんだけど、全体的にもう少し盛り上がりが欲しかったかな。緊張感はあるけど、ちょっと淡々と進む感じがした。
- これは傑作!
ヒューマンドラマ
- 製作年2020年
- 製作国ロシア,ドイツ,ベラルーシ
- 時間129分
- 監督ヴァディム・パールマン
- 主演ナウエル・ペレス・ビスカヤール
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ナチス占領下のフランス。寄宿学校で芽生えた少年たちの友情と、戦争がもたらす残酷な別離の物語。
1944年、ナチス・ドイツ占領下のフランス。カトリックの寄宿学校に、ある日、謎めいた転校生ジャン・ボネがやってくる。主人公のジュリアンは、どこか影のある彼に興味を抱き、やがて二人は固い友情で結ばれる。しかし、ジャンの正体は、ナチスの迫害から逃れてきたユダヤ人少年。校長や神父たちが命がけで彼を匿っていたのだ。穏やかな学園生活の裏で、戦争の影は刻一刻と迫る。そして、ジュリアンの些細な行動が、取り返しのつかない悲劇の引き金となる運命。
ネット上の声
- 戦争が背景にあるけど、少年たちの友情がすごく丁寧に描かれてて引き込まれた。直接的な描写はないのに、静かに胸に迫るものがある。ラストシーンは一生忘れられないと思う。
- とにかく切なくて美しい。観終わった後、しばらく動けなかった。
- 子供たちの無邪気な日常と、戦争という残酷な現実の対比が辛い。でも目を背けちゃいけない話。少年たちの表情が本当に素晴らしかった。
- ヨーロッパ映画の静かな雰囲気が好きなら絶対ハマる。
ヒューマンドラマ
- 製作年1987年
- 製作国フランス,ドイツ
- 時間103分
- 監督ルイ・マル
- 主演ガスパール・マネス
-
太平洋戦争末期の沖縄。音楽と家族を愛した一人の男が、否応なく戦渦に巻き込まれていく家族の物語。
1944年、沖縄。さとうきび畑に囲まれた家で、平山幸一は妻と5人の子供たちと穏やかに暮らす。写真館を営み、三線を奏でるのが好きな心優しい父。しかし、戦況の悪化が家族の日常を奪う。ついに幸一にも召集令状が届き、家族は離れ離れに。アメリカ軍の上陸が迫る中、父は家族との再会を誓い、過酷な戦場へ。これは、戦争に翻弄された一家の愛と絆の記録。
ネット上の声
- 学校の授業で観ました。さんまさん一家の明るさが、戦争の悲惨さをより一層際立たせていて、もう涙が止まらなかったです。後世に語り継ぐべき作品だと思う。
- さんまさんのキャラクターが強すぎて、どうも話に入り込めなかった。感動の押し付けみたいに感じてしまって、自分には合わなかったかな。
- 何度見ても号泣します。
- 沖縄の美しい風景と、温かい家族の姿が本当に素敵。だからこそ、結末が悲しすぎる…。
沖縄戦、 戦争
- 製作年2003年
- 製作国日本
- 時間104分
- 監督---
- 主演明石家さんま
-
第二次大戦下のフランス、敵であるドイツ人将校との共同生活。沈黙の抵抗が生む、言葉を超えた魂の交流。
1941年、ナチス・ドイツ占領下のフランスの田舎町。老父と暮らす若い女性ジャンヌの家に、ドイツ軍将校ヴェルナーが宿舎として滞在することに。フランスへの敬意を語り、紳士的に振る舞うヴェルナー。しかし、ジャンヌたちは彼を「敵」として、完全な沈黙で抵抗。言葉を交わさずとも、ピアノの音色や視線が交錯する日々。やがて、沈黙の中に芽生える複雑な感情。敵対する立場を超え、人間として惹かれ合う二人を待ち受ける、戦争という過酷な現実。
ネット上の声
- 静寂の中に描かれる愛が切なすぎる…。言葉を交わさなくても伝わる想いに胸が締め付けられました。俳優さんの目の演技がすごい。
- ジャン=ピエール・メルヴィル版と間違えてレンタルしちゃった…。これはこれで別物として観るべきかな。
- オリジナル版とはまた違う魅力がある。こちらは恋愛要素がより分かりやすくなってるね。
- 敵同士なのに惹かれ合う、その緊張感がたまらない。
ヒューマンドラマ、 スティーヴン・セガール主演の沈黙
- 製作年2004年
- 製作国フランス
- 時間93分
- 監督ピエール・ブートロン
- 主演ミシェル・ガラブリュ
-
第二次世界大戦下、強制収容所のフェンス越しに芽生えた、ナチス将校の息子とユダヤ人少年の禁断の友情。
第二次世界大戦下のドイツ。ナチス将校を父に持つ8歳の少年ブルーノは、父の栄転に伴い、一家でベルリン郊外へ移住。遊び相手もなく退屈な日々を過ごす中、彼は家の裏手にある奇妙な施設を発見。そこは有刺鉄線で囲まれ、「縞模様のパジャマ」を着た人々が暮らす場所。フェンス越しに出会った同い年の少年シュムエルと友情を育むブルーノ。しかし、大人が作り出した残酷な現実は、二人の無垢な世界を静かに侵食していく。純粋な瞳が見た戦争の真実と、衝撃の結末。
ネット上の声
- 噂には聞いてたけど、ラストの衝撃は想像以上だった。子供の無垢な視点が、逆に戦争の残酷さを際立たせていて、観終わった後しばらく動けなかった。これは観るべき作品。
- ただただ、胸が苦しい。でも、この感情は忘れたらダメなやつだと思う。
- 結末が辛すぎて、観たことを後悔しました。フィクションだと分かっていても、子供を持つ親としては耐えられない。安易に人には勧められないです。
- 言葉を失った…。
ホロコーストが舞台、 不幸な結末のバッドエンド、 どんでん返し、 ヒューマンドラマ
- 製作年2008年
- 製作国イギリス,アメリカ
- 時間95分
- 監督マーク・ハーマン
- 主演エイサ・バターフィールド
-
20世紀初頭のアメリカへ渡った日系移民家族。差別と戦争に翻弄されながらも、愛と誇りを胸に生き抜いた激動の99年間の物語。
アメリカンドリームを夢見て、20世紀初頭に故郷の島根を離れアメリカへ渡った日系移民、平松一家。しかし、彼らを待ち受けていたのは、想像を絶する過酷な労働と、「ジャップ」という名の激しい人種差別だった。必死の思いで農場を築き上げるも、第二次世界大戦の勃発が彼らの運命を暗転させる。敵国人として財産を奪われ、強制収容所へと送られる家族。アメリカへの忠誠を証明するため、日系人部隊としてヨーロッパの最前線へ向かう息子たち。引き裂かれた家族は、自らのアイデンティティに苦悩しながらも、日本人としての誇りと家族の絆を胸に激動の時代を生き抜いていく。これは、99年間にわたる愛と涙の記録。
ネット上の声
- 日系アメリカ人の歴史、本当に知らなかったことばかり。戦争に翻弄される家族の姿に涙が止まらなかった。見てよかったと心から思えるドラマ。
- 学校の授業で見るべき。こういう歴史があったことを知れてよかった。感動した。
- とにかく泣ける。ティッシュ必須ですw
- ちょっと話が長くて中だるみ感はあったかな。でも、テーマは重厚で見ごたえはあった。
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督---
- 主演草なぎ剛
-
13分の短編映画。短いながらも切ないラスト。ショートストーリーの最高傑作との評価も。
1942年、ナチス政権下のドイツ。少年ハインリヒは、隣に住むユダヤ人の親友ダフィトが、ある日「おもちゃの国」へ旅立つと聞かされる。それは、過酷な真実から息子を守るための、ダフィトの母親がついた優しい嘘。しかし、ハインリヒはその言葉を信じ込み、ダフィトと一緒に行こうとする。ダフィト一家が連行される日の朝、ハインリヒの姿が消えた。息子が駅へ向かったと察した母マリアンネの、必死の捜索。
ネット上の声
- たった14分の短編なのに、とんでもなく濃密な時間だった。母親がついた『おもちゃの国』っていう嘘が、まさかあんな展開になるとは…。列車のシーンは本当に息が止まるかと思った。観終わったあとの余韻がすごい。
- 『縞模様のパジャマの少年』みたいな感じかと思ったら、ラストで裏切られた。こういう見せ方もあるのかと感心。短編の傑作だと思う。
- 重いテーマを短編で描くのは難しいよね。一瞬の判断がすごいとは思うけど、ちょっと展開が急すぎて感情移入しきれなかったかな。
- しんどいけど、観てよかった。
ホロコーストが舞台、 どんでん返し、 ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国ドイツ
- 時間13分
- 監督ヨヘン・アレクサンダー・フライダンク
- 主演---
-
長岡の花火に秘められた戦争の記憶と平和への祈り。一人の女性記者が辿る、時空を超えた魂の物語。
東京から来た女性記者、遠藤玲子。彼女の目的は、新潟県長岡市の名物「長岡まつり大花火大会」の取材。しかし、その旅は単なる取材では終わらない。不思議な人々と出会い、長岡が経験した戦争の悲劇、そしてそこからの復興の歴史を追体験。太平洋戦争末期の空襲、中越地震からの復興。夜空を彩る壮大な花火に込められた、慰霊と平和への切なる願い。玲子は時空を超えた旅の果てに、一つの真実と向き合う。
ネット上の声
- 大林ワールド全開!情報量がすごいけど、平和への強いメッセージが胸に刺さった。長岡花火の見方が変わる、日本人なら一度は観るべき怪作だと思う。
- メッセージ性が強くて圧倒された。きれいな花火ばかり作ってれば戦争なんて起きないってセリフ、マジでそれな。
- 最初は不思議な映画だと思ったけど、観終わった後なぜか涙が止まらなかった。花火に込められた想いがすごい。
- これは映画というか…監督の主張を詰め込んだ映像作品?ストーリーとして楽しむのは難しかった。
花火が印象的、 ヒューマンドラマ、 ドキュメンタリー
- 製作年2012年
- 製作国日本
- 時間160分
- 監督大林宣彦
- 主演松雪泰子
-
1937年、冬の南京。地獄と化した古都で、抗う者、守る者、そして加害者の視点から描かれる、戦争の非情な真実。
1937年12月、日本軍の侵攻により陥落した中国の古都・南京。街は一瞬にして殺戮と略奪が支配する地獄へ。この極限状況の中、必死に抵抗を試みる中国軍兵士。安全区で多くの命を救おうと奔走するドイツ人ビジネスマン。そして、罪の意識と狂気に苛まれる一人の日本人兵士。敵、味方、そして第三者の視点から、モノクロの映像で冷徹に映し出されるのは、人間の尊厳が踏みにじられる様。歴史の悲劇の中で人々がどう生きたかを記録した、魂を揺さぶる鎮魂歌。
ネット上の声
- 中国映画なのに日本兵視点なのが斬新。単純な反日映画じゃなく、戦争の狂気を描いていて色々考えさせられた。
- さすがに露骨なプロパガンダ。歴史観が一方的すぎて見ていて不快だった。
- セットや戦闘シーンの作り込みがすごくてリアル。内容は重いけど、映画としてのクオリティは高いと思う。
- これは見るべき一本。
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国中国
- 時間---分
- 監督ルー・チューアン
- 主演リウ・イエ
-
ネット上の声
- 歴史の授業で扱いたいレベル。単なる戦争映画ではなく、ある家族に起きた悲劇を通して、ホロコーストの非人道性を克明に描いている。目を背けたくなる場面も多いが、絶対に忘れてはならない歴史だと改めて痛感させられた。
- 長いけど見る価値あり。俳優陣の演技が凄まじくて、物語に引き込まれた。家族の絆が戦争によって引き裂かれていくのが本当に辛い。
- 全編通して見るのは体力が必要だった。でも、平和な時代に生きる私たちが知っておくべき事実が詰まってる。特に家族の視点で描かれているのが心に刺さった。
- 古い作品だけど、今見ても全く色褪せない。人間の尊厳について深く考えさせられる名作だと思う。
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国アメリカ
- 時間445分
- 監督マーヴィン・J・チョムスキー
- 主演ジェームズ・ウッズ
-
太平洋戦争末期の硫黄島、玉砕を覚悟した日本兵たちが、故郷の家族へ宛てた最期の想い。
1944年、第二次世界大戦末期の硫黄島。圧倒的な兵力で迫る米軍を前に、栗林忠道中将率いる日本軍守備隊の絶望的な籠城戦。食料も水も尽き果てていく過酷な状況下、兵士たちは本土にいる家族を想い、手紙を書き続ける。アメリカの視点から描かれた『父親たちの星条旗』と対をなす、クリント・イーストウッド監督が描く戦争の真実。彼らが本当に守りたかったものとは何か。その答えが、地中から発見された数百通の手紙に。
ネット上の声
- 最後に出てくる負傷した米兵はライアン・フィリップではありません。
- 「愛国心」からいいかげん抜けだしてほしい
- 試写会見ましたけど、別な意味で辛かった…
- jjjjjjjイーストウッドは述べているjjjjjjj
リアルな戦闘シーンがある、 戦争
- 製作年2006年
- 製作国アメリカ
- 時間141分
- 監督クリント・イーストウッド
- 主演渡辺謙
-
ナチスドイツの精神病院、そこは「生きる価値のない命」が消される場所。少年の瞳が映し出す、残酷な時代の真実。
舞台は1940年代、ナチス政権下のドイツ。イェニシェの血を引く少年エルンストは、その出自から「問題児」とされ、精神病院へ送られる。当初は反抗的な態度を見せていたエルンストだが、次第に他の患者たちと心を通わせていく。しかし、彼は病院の恐るべき秘密に気づいてしまう。ナチスの優生思想に基づき、障がいを持つ人々が「安楽死」させられているという事実。次々と仲間が消えていく中、エルンストはささやかな抵抗を試みる。純粋な少年の視点から、ナチスによる非道な計画の恐怖を描き、命の尊厳を問いかける衝撃の実話。
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国ドイツ
- 時間106分
- 監督カイ・ヴェッセル
- 主演イヴォ・ピッツカー
-
第二次世界大戦下、ドイツの捕虜収容所から連合軍将兵250人が挑む、知力とチームワークの限界を超えた史上最大の脱走計画。
舞台は1943年、ドイツ空軍が管理する最も厳重な「脱出不可能」と謳われたスタラグ・ルフトIII捕虜収容所。ここに集められたのは、脱走の常習犯である連合軍の兵士たち。不屈の精神を持つ彼らは、ヒルツ大尉をはじめとするリーダーのもと、前代未聞の250人同時脱走計画を始動。トンネル掘削、身分証偽造、民間人の衣服調達など、各分野のスペシャリストが己の技能を結集。監視の目をかいくぐり、自由への道を切り拓こうとする男たちの執念と、刻一刻と迫る危険。果たして彼らは、鉄壁の包囲網を突破できるのか。固い絆で結ばれた男たちの、壮大な挑戦の記録。
ネット上の声
- ドイツ軍の捕虜収容所に集められた脱走常習犯達が、大規模な脱走を試みる姿を描いた言
- スティーヴ・マックイーンは永遠不滅です。
- 「男の自由」は金網の向こうにこそ在る。
- この映画と「荒野の七人」で映画の虜
バイクに乗りたくなる、 戦争
- 製作年1963年
- 製作国アメリカ
- 時間173分
- 監督ジョン・スタージェス
- 主演スティーヴ・マックィーン
-
英雄か、裏切り者か。ナチス占領下のフランスで、名もなきレジスタンスたちの孤独な闘いを描く戦争サスペンス。
1942年、ナチス・ドイツ占領下のフランス。レジスタンスの指導者フィリップ・ジェルビエは、収容所から脱出。しかし、彼を待っていたのは、裏切りと猜疑心が渦巻く非情な世界。仲間を信じ、敵を欺き、密告者を処刑する日々。英雄的行為とは無縁の、冷徹な任務の連続。自由を取り戻すという唯一の目的のため、彼らが下す過酷な決断。その先に待つのは希望か、それとも絶望か。
ネット上の声
- 実際のレジスタンスは地味なのだ
- 1942年ドイツ占領下のフランス
- 抵抗組織のシビアな内部事情
- 近年の映画の基礎的作品
戦争、 サスペンス
- 製作年1969年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間140分
- 監督ジャン=ピエール・メルヴィル
- 主演リノ・ヴァンチュラ
-
ナチスの輸送列車から脱走した二人の少年。生と死の狭間を彷徨う、極限状態の心理を鋭く描く衝撃のサバイバル劇。
第二次世界大戦中のチェコスロバキア。強制収容所へ向かう列車から、二人の少年が脱走。鬱蒼とした森の中、飢えと疲労、そして追手への恐怖に苛まれながら、彼らはひたすら逃避行を続ける。現実と幻覚が交錯する意識の中、蘇るのは過去の断片的な記憶。言葉を極限まで削ぎ落とし、主観的な映像で描かれるのは、生き延びようとする人間の根源的な渇望。果たして、彼らは夜の闇に輝くダイヤモンドのような希望を見つけられるのか。
ネット上の声
- ユダヤ人少年の逃避行
- ヤン・ニャメツ監督作品!
- 尺僅か70分弱というのもあって小品扱いされてあんま有名じゃないんだろうけどもった
- 2人の青年が山の中を息を切りながら走る
- 製作年1964年
- 製作国チェコスロバキア
- 時間---分
- 監督ヤン・ネメッツ
- 主演アントニーン・クムベラ
-
「ドンバス」「バビ・ヤール」などで世界的に注目されるウクライナの映画作家セルゲイ・ロズニツァが、第2次世界大戦下で連合軍がドイツに対して実行した史上最大規模の空爆を題材に制作したドキュメンタリー。
第2次世界大戦末期、連合軍はナチスドイツに対し、イギリス空爆の報復として絨毯(じゅうたん)爆撃を行った。連合軍の戦略爆撃調査報告書によると、イギリス空軍だけで40万の爆撃機がドイツ131都市に100万トンの爆弾を投下し、350万件の住居が破壊され、約60万人の一般市民が犠牲になったとされる。
技術革新と生産力向上によって増強された軍事力をもって一般市民を襲った未曾有の大量破壊の顛末を、当時の記録映像を全編に使用して描き出す。
ネット上の声
- 音を改変した非ドキュメンタリー映画
- 原爆の犠牲者より
- セルゲイ・ロズニツァはドキュメンタリーを過剰に見せるのではなく、淡々と見せていく
- 渋谷のシアター・イメージフォーラムでセルゲイ・ロズニツァ《戦争と正義》特集がされ
ドキュメンタリー
- 製作年2022年
- 製作国ドイツ,オランダ,リトアニア
- 時間105分
- 監督セルゲイ・ロズニツァ
- 主演---
-
第二次世界大戦下のモスクワ。出征した恋人を待ち続ける一人の女性の愛と苦悩を、革新的な映像美で描いた戦争ロマンスの金字塔。
1941年、モスクワ。ヴェロニカとボリスは幸せな未来を誓い合った恋人同士。しかし、ドイツ軍の侵攻により、ボリスは志願兵として戦地へ赴く。空襲で両親を失い、ボリスの家族のもとへ身を寄せたヴェロニカ。しかし、彼の不在と戦争の過酷な現実は、彼女の心を少しずつ蝕んでいく。愛する人を待ち続ける純粋な想いと、戦争がもたらす残酷な運命との間で揺れ動く魂の軌跡。カンヌ国際映画祭パルム・ドールに輝いた不朽の名作。
ネット上の声
- ヴェロニカの心を描くモノクロ撮影美
- 鶴にはじまり鶴に終わる
- うーん、、、、。
- 戦争と貞操
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国ソ連
- 時間97分
- 監督ミハイル・カラトーゾフ
- 主演タチアナ・サモイロワ
-
1938年、ローマ。ファシズムが熱狂する歴史的な一日、孤独な主婦と秘密を抱えた男の、束の間の出会い。
舞台は1938年5月、ヒトラーがローマを訪問する祝祭の日。国民がパレードに熱狂する中、アパートに取り残された主婦アントニエッタ。退屈な日常を送る彼女の前に現れたのは、向かいに住む男ガブリエーレ。彼は反ファシストとして警察に連行される直前の元ラジオアナウンサー。社会から疎外された二人が心を通わせる、たった一日だけの特別な時間。抑圧された時代の中で見つけた、ささやかな魂の解放の物語。
ネット上の声
- 観終わった後、特別な充実感が味わえる逸品
- 全てにおいての細かい演出が素晴らしい。
- ソフィアとマルチェロの二人芝居
- 建物の映し方がすごくいい
ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間106分
- 監督エットレ・スコーラ
- 主演マルチェロ・マストロヤンニ
-
21歳の特攻兵、出撃命令は「明日」。太平洋戦争末期、死を前にした若者が過ごす最期の一日を描く反戦喜劇。
太平洋戦争末期の日本。21歳の「あいつ」は、人間魚雷の特攻兵。敵艦に体当たりする「肉弾」として出撃する前日、一日だけの休暇を与えられる。死を目前に、彼は生まれて初めての体験を求めて街をさまよう。図書館で本を読み、少女と出会い、映画を観る。平凡な日常の愛おしさと、戦争の狂気。ユーモアとペーソスを交えながら、名もなき若者の命の輝きを強烈に焼き付ける、岡本喜八監督の執念の一作。
ネット上の声
- いやー知りませんでした。 悲惨さ、むごさを見せつける反戦映画は数あ...
- 傑出した発想☆戦中派・岡本喜八監督の名作
- 悲劇を喜劇にするには優れた才能が必要
- 「戦争に負けたらひどい目にあう」
ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督岡本喜八
- 主演寺田農
-
現代のパリ、一人の記者が開けたパンドラの箱。それは第二次大戦下、ユダヤ人少女サラが固く閉ざしたアパルトマンの秘密の扉。
2009年、パリ。アメリカ人ジャーナリストのジュリアは、夫の一家が相続したアパルトマンの過去を調べていた。やがて、その部屋が1942年のユダヤ人一斉検挙で追われた家族のものであった事実に行き着く。ジュリアは、当時10歳だった少女サラの足跡を追うことを決意。サラは検挙の直前、必ず戻ると信じて幼い弟を戸棚に隠し、鍵をかけた。しかし、彼女を待ち受けていたのは強制収容所という過酷な運命。封印された悲劇を追うジュリナの調査は、やがて彼女自身の人生をも揺るがす衝撃の真実を明らかにする。時を超え、サラが託した「鍵」が今、重い扉を開く。
ネット上の声
- サラの関係者が思わず涙ぐむラストのワンシーンが感動的。そこ1点のためにあるような作品。
- フランスにおけるホロコースト(ヴェロドローム・ディヴェーロ大量検挙事件)がもたら
- タチアナ・ド・ロネによるベストセラー同名小説を映画化したヒューマン・ドラマ
- 知ること、伝えることこそ、人類のつぐない
ホロコーストが舞台、 実話、 ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国フランス
- 時間111分
- 監督ジル・パケ=ブランネール
- 主演クリスティン・スコット・トーマス
-
硝煙と死臭が立ち込める日中戦争の最前線。一人の従軍看護婦が見た、愛と狂気と性の極限。
1939年、泥沼化する日中戦争下の中国、天津の陸軍病院。純粋な理想を抱き、従軍看護婦となった西桜。次々と運び込まれる重傷兵たち。腕や足を失い、モルヒネ中毒に苦しむ兵士たちの世話をする過酷な現実。彼女は、片腕を失い不能となった軍医・岡部や、コレラで隔離された兵士・折原と出会う。極限状況の中で芽生える、聖母のような献身と、抑えきれない女としての性。生と死が隣り合わせの戦場で、彼女の倫理観は激しく揺さぶられる。人間の尊厳が失われた場所で、西が選んだ「天使」としての生き方。その衝撃的な決断。
ネット上の声
- ※男性には不愉快な内容になっているかもしれません、ご注意を
- 女性描写と性描写がクエスチョンだらけだけど凄みはある映画
- フランスでカルト的人気をもつ作品とのこと
- 暗いテーマであるが、リアルで質の高い作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督増村保造
- 主演若尾文子
-
終戦間近の満州、人間性を守り抜こうとした男の絶望的な逃避行。戦争の非情さを問う、壮大な物語の終着点。
第二次世界大戦末期の満州。ソ連軍の侵攻により日本の支配が崩壊した混乱の地。主人公は、理想主義者でありながら戦争の現実に翻弄され続ける男、梶。ソ連軍の捕虜となり、非人道的な扱いを受ける日々から脱走した彼は、ただ一つ、愛する妻・美千子との再会だけを胸に故郷への果てしない逃避行を開始。飢えと寒さ、そして人間同士の不信感が彼の肉体と精神を蝕んでいく過酷な道のり。極限状態の中、梶が守ろうとした「人間の條件」とは何だったのか。彼の旅路がたどり着く、慟哭の結末。
ネット上の声
- 愛すべき妻の元へ帰ることを目標に、ひたすら歩き続ける地獄の戦争ロードムービータイ
- 極限状態で人間の本質が発露されるなどと言うが、劣悪な条件のもと奴隷扱いされた場合
- 迫力あるスケールに描かれる戦時の男の心理
- 今の戦争映画にはない、鋭い問題提起
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督小林正樹
- 主演仲代達矢
-
第二次大戦末期のラップランド。敵同士の兵士と一人の女性、言葉が通じない三人の奇妙な共同生活。
1944年、第二次大戦末期のラップランド。ナチスドイツに反逆したフィンランド兵ヴェイッコと、敵であるソ連軍大尉イヴァン。それぞれ軍から見捨てられた二人が、サーミ人の女性アンニが一人で暮らす小屋で出会う。言葉も文化も全く違う敵同士の男と、彼らを癒そうとする女。戦争が生んだ憎しみと不信感の中、誤解を繰り返しながらも育まれていく奇妙な絆。国境や民族を超え、人間性の回復をユーモラスかつ温かく描く物語。
ネット上の声
- 大地にしっかりと根を張った大人のおとぎ話
- 3人三様の異言語・異文化交流が新鮮!
- 『あーあー、はいはい。なるほどね』
- ♪ なけない女のやさしい気持ちを
ヒューマンドラマ
- 製作年2002年
- 製作国ロシア
- 時間104分
- 監督アレクサンドル・ロゴシュキン
- 主演アンニ=クリスティーナ・ユーソ
-
太平洋戦争末期の日本、親を亡くした14歳の兄と4歳の妹。二人だけで生きようとした、儚くも美しい蛍のような命の物語。
1945年、第二次世界大戦末期の神戸。14歳の清太と4歳の妹・節子は、空襲で母を亡くし、家を焼かれた。海軍士官である父の帰りを信じ、遠い親戚の家に身を寄せるも、次第に冷たい仕打ちを受け、居場所を失っていく。清太は誰にも頼らず、妹と二人だけで生きていくことを決意。池のほとりの防空壕を新たな住処とし、乏しい食糧で必死に生き抜こうとする。しかし、戦争がもたらす飢えは、幼い二人の体を容赦なく蝕んでいく。闇夜を照らす蛍の光に束の間の安らぎを見出す二人。その光が消えるとき、彼らを待ち受ける過酷な現実。
ネット上の声
- 戦争の悲惨さ、平和の大切さを子供にもわかりやすく伝えている映画。 ...
- ドロップの味わい〜贅沢の味。無力の味。〜
- おばさんの気持ちがわかるんだよなぁ・・・
- 戦争ではない。兄の愚かさが妹を殺した!
ジブリ、 不幸な結末のバッドエンド、 アニメ
- 製作年1988年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督高畑勲
- 主演辰己努
-
第二次世界大戦初期、英国首相チャーチルに迫る究極の決断。ナチスドイツとの和平か、徹底抗戦か。
1940年、ナチスドイツの猛攻がヨーロッパ全土を覆う第二次世界大戦初期。ヒトラーの勢力が迫る中、英国首相に就任したのはウィンストン・チャーチル。しかし、前任者の和平交渉路線を支持する政敵たちは彼に敵意を向け、キングさえもその指導力に懐疑的。ダンケルクでは30万以上の兵士が絶体絶命の危機。和平か、徹底抗戦か。四面楚歌の状況で、チャーチルは国家の運命を懸けた究極の決断を迫られる。歴史を動かした、彼の「最も暗い時間」。
ネット上の声
- 危機・リーダーシップも学べる【+映画案内】
- まさかチャーチルにこんなに泣かされるとは
- イギリスの暗黒の時間に差す一つの「光」
- 内容良し演技良しメイク良しの三拍子揃い
ヒューマンドラマ
- 製作年2017年
- 製作国イギリス
- 時間125分
- 監督ジョー・ライト
- 主演ゲイリー・オールドマン
-
これは英雄の物語ではない。ソ連と戦ったフィンランド兵たちが体験した、名もなき兵士たちの過酷な戦争の記録。
第二次世界大戦下、ソ連との「継続戦争」が続く1941年のフィンランド。ごく普通の市民から召集された兵士たちは、祖国を守るため極寒の最前線へ。しかし、彼らを待っていたのは終わりの見えない泥沼の塹壕戦。仲間を失う悲しみ、極限状態での恐怖。理想や愛国心は過酷な現実の前にすり減っていく。これは、ただ生き残るために戦った名もなき兵士たちの、あまりに人間的な戦争の真実。
ネット上の声
- フィンランドとソビエトの継続戦争をフィンランドサイドの最前線にいた名もなき兵士た
- 短いほうは吹替版があって、良さそうだなと思いつつ、長いほうが良いかなと思ってこっ
- シビアな戦争の描写であったり、ロッカなど興味を惹かれるキャラの存在など特筆すべき
- 本当アンノウンソルジャー 大好きで、本国からBlu-ray取り寄せて英語字幕や芬
アクション
- 製作年2017年
- 製作国フィンランド
- 時間180分
- 監督アク・ロウヒミエス
- 主演エーロ・アホ
-
ナチス占領下のポーランド。200人の孤児たちを守るため、自らの命を懸けたユダヤ人医師の崇高なる闘い。
第二次世界大戦下、ナチス・ドイツ占領下のワルシャワ。ユダヤ人医師であり教育家のヤヌシュ・コルチャックは、ゲットー内で孤児院を運営。飢えと絶望が渦巻く過酷な環境の中、彼は子供たちの尊厳と未来を守るため、食料の確保や教育に奔走する。しかし、迫りくる強制収容所への移送命令。安全な逃亡の機会を捨て、コルチャックは子供たちと共に「死の行進」へと向かう決断を下す。絶望の淵で見せた、人間の気高さと愛の記録。
ネット上の声
- 映画の果たす大きな役割の一つは、この映画に登場するような異国の出来事や偉人を広く
- ここ最近コルチャック先生についての書籍を読んでいる(特に井上文勝著『子どものため
- 「よりよい生き方に憧れる心だけしかない」
- 「カティンの森」より優先させた作品!
孤児院、 伝記、 ヒューマンドラマ
- 製作年1990年
- 製作国ポーランド,ドイツ
- 時間118分
- 監督アンジェイ・ワイダ
- 主演ヴォイチェフ・プショニャック
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90歳の認知症の男、アウシュヴィッツで家族を殺したナチスへの復讐の旅。唯一の手がかりは、親友からの一通の手紙。
現代のアメリカ。介護施設で暮らす90歳のゼヴは、認知症で記憶が数時間しか保てない。ある日、親友のマックスから一通の手紙を託される。そこには、70年前にアウシュヴィッツで家族を殺したナチスの兵士が偽名を使い生きていること、そして復讐を果たすための詳細な計画が記されていた。ゼヴは消えゆく記憶と戦いながら、手紙だけを頼りにたった一人で復讐の旅へ。容疑者は4人。旅の先々で蘇る断片的な記憶と深まる謎。全ての謎が解ける時、彼を待ち受ける衝撃の真実。
ネット上の声
- 全て台無しの結末 ~認知症患者の家族より
- タイプ別観た方が良い人、観なくて良い人
- なにがあろうとも「忘れてはならない」
- 欧米の人々は年配者に親切だなあ~
ヒューマンドラマ
- 製作年2015年
- 製作国カナダ,ドイツ
- 時間95分
- 監督アトム・エゴヤン
- 主演クリストファー・プラマー
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ナチス政権下のドイツ。文字を覚えた少女が本を盗むことで希望を見出す、死神の視点で語られる奇跡の物語。
物語の語り手は「死神」。舞台はナチスが台頭するドイツ。里子に出された少女リーゼルは、弟の葬儀で一冊の本を拾う。それをきっかけに、心優しい里親から文字を教わり、言葉が持つ力に魅了されていく。本が貴重で、思想統制のために焚書が行われる時代。リーゼルは本への渇望から、やがて「本泥棒」となる。そして一家は、地下室にユダヤ人青年をかくまうという危険な秘密を抱えることに。戦争の暗い影が迫る中、言葉と物語が繋ぐ希望の光。
ネット上の声
- クリップしていたけれどまだ観られていなかった作品で、あっくんさんにご紹介頂き観賞
- 死神がナレーションする映画
- 強く反戦を訴える
- 第二次世界大戦の最中、町中に鍵十字の旗がはためく街で暮らすドイツ市民の様子を描く
ヒューマンドラマ
- 製作年2013年
- 製作国アメリカ,ドイツ
- 時間---分
- 監督ブライアン・パーシヴァル
- 主演ジェフリー・ラッシュ