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荒れ果てた大地に、たった一人で森を再生させた羊飼いの、数十年にわたる不屈の物語。
20世紀初頭のフランス、プロヴァンス地方。そこは植物が育たず、人々が絶望して去っていく荒涼とした土地。語り手の「私」は、この地で出会った一人の寡黙な羊飼い、エルゼアール・ブフィエの姿。彼は来る日も来る日も、たった一人でドングリを植え続ける。誰に知られることもなく、見返りを求めることもなく、ただ黙々と。彼の行いが、やがて不毛の地に生命を呼び戻し、奇跡のような森を創り上げていく、その感動の軌跡。
ネット上の声
- 絵画がそのまま動いているような映像美にただただ圧倒された。一人の男の無償の行いが、荒れ果てた大地を緑に変えていく。静かだけど、とてつもなく力強い作品。
- これは全人類が見るべき。
- アートとしては素晴らしいけど、ストーリーは少し単調かな。教訓的すぎる気もした。
- 何回観たかわからないくらい好きな作品。見返りを求めず、黙々と木を植え続ける姿に心が洗われます。
アニメ
- 製作年1987年
- 製作国カナダ
- 時間30分
- 監督フレデリック・バック
- 主演三國連太郎
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岩手の頑固な父親と東京で暮らす次男。現代社会における家族の絆と親子の愛情を問う、山田洋次監督の感動作。
東北・岩手の農村で一人暮らす頑固な父親、昭男。彼の心配の種は、東京でフリーターとして働く次男の哲夫。亡き妻の一周忌で久々に顔を合わせた親子だが、父親は息子の将来を案じ、見合いを勧める。しかし、哲夫には耳に障害を持つ恋人、征子の存在。息子の幸せを願うが故に、素直になれない父親の不器用な愛情と、父親の期待と自身の人生との間で葛藤する息子の姿。現代社会を背景に、ぶつかり合いながらも二人が見つけ出す、新しい家族の形。
ネット上の声
- 三國連太郎と永瀬正敏の親子が本当にリアル。不器用な親父の愛情に涙が出た。自分も親孝行しなきゃなって思わされる、心に染みる名作です。
- 和久井映見がめちゃくちゃ可愛くて、それだけでも見る価値ある!笑
- ただただ、名作。
- ちょっと展開が淡々としてて眠くなっちゃった。感動するって聞いてたけど、自分には合わなかったかな。
聴覚障害、 家族、 ヒューマンドラマ
- 製作年1991年
- 製作国日本
- 時間121分
- 監督山田洋次
- 主演三國連太郎
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巨大カジキとの死闘を通じ、人間の尊厳と不屈の精神を描く。ヘミングウェイ不朽の名作を映像化した感動の物語。
キューバの老漁師サンチャゴ。84日間も不漁が続き、周囲からは不運の烙印を押されていた。しかし、彼は諦めない。85日目の朝、一人小舟で沖へ出た彼は、かつてないほど巨大なカジキマグロと遭遇。ここから、大海原を舞台にした老人と巨大魚の、三日三晩に及ぶ壮絶な死闘が始まる。自然の猛威、そして自らの老いと孤独。極限状況の中で試される、人間の尊厳と不屈の魂。ヘミングウェイの文学を、油絵が動く独自の映像美で描いた珠玉のアニメーション。
ネット上の声
- 「ゴッホ〜最期の手紙」を思い出したが、調べてみると、レンブラント手法と呼ばれるガ
- ウィリアム・ターナーの絵画のように感じるものがあった ガラス版に描かれた色彩が本
- 刻一刻と変化する海と空の味わい深い作品
- アレクサンドル・ペトロフ4作目鑑賞🇷🇺
アニメ
- 製作年1999年
- 製作国ロシア,カナダ,日本
- 時間23分
- 監督アレクサンドル・ペトロフ
- 主演三國連太郎
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これが軍隊の真実か。一人の兵士の視点から、旧日本陸軍内部の非人間的な暴力と権力構造を暴く衝撃作。
昭和初期の旧日本陸軍兵営。貧しい農村から徴兵された純朴な青年・犬丸を待ち受けていたのは、上官による理不尽な私的制裁(リンチ)と、絶対服従を強いる非人間的な日常。正義感の強い彼は、腐敗した軍隊の現実に反発を試みる。しかし、その抵抗はさらなる暴力を呼び、彼の心と身体を極限まで追い詰めていく。人間の尊厳が踏みにじられる中で、彼がたどり着く、あまりにも悲劇的な結末への道筋。
ネット上の声
- ヌボーッとしたお人好しの三國連太郎と佐藤勝のクラシックギターの音楽が本当に本当に
- 『フルメタルジャケット』の遥か以前に
- 別に...?今の組織と大差ないじゃん?
- 帝国陸軍を徹底的に悪く描きます
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督佐藤純弥
- 主演三国連太郎
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四つの怪異が誘う、絢爛にして凄絶な日本の美と恐怖の世界。
雪女、耳なし芳一など、古くから伝わる四つの怪談を映像化したオムニバス。貧しさから妻を捨てた武士を待つ悲劇。盲目の琵琶法師が平家の怨霊に魅入られる恐怖。それぞれの物語で、主人公たちは抗えぬ運命と超自然的な存在に直面。人間の業と情念が、幻想的で色彩豊かな映像美の中で描かれる。観る者を惹きつけてやまない、幽玄なる恐怖体験。
ネット上の声
- 小泉八雲の『怪談・奇談』から四篇を映像化
- こんな凄い映画があったなんて知らなかった
- 想定外、まさに想定外の素晴らしさ。
- 素晴らしいオムニバス作品だっと思う
ホラー
- 製作年1965年
- 製作国日本
- 時間181分
- 監督小林正樹
- 主演三国連太郎
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昭和の闇、津軽海峡。殺人犯の過去を知る女と、彼を追い続ける刑事。男の人生を狂わせた一夜の出会い。
昭和22年、台風の夜。北海道で起きた強盗殺人事件の容疑者、犬飼多吉。青函連絡船の転覆事故に乗じて姿を消した彼を、刑事の弓坂が執拗に追跡。10年後、舞鶴で実業家として成功した樽見と名乗る男。彼の前に、かつて一夜を共にした娼婦・八重が現れたことで、完璧だったはずの人生が再び狂い始める。過去から逃れられない男の、壮絶な運命の物語。
ネット上の声
- Huluにあがっていて、いつか観ようとキープしていたけど、3時間ある大作なので後
- 原作を好き過ぎたのが仇になっちゃいました
- 肥沃だった邦画畑の土壌で咲いた最後の名作
- 人間の生き様・善悪・業をも描き出した逸品
ヒューマンドラマ
- 製作年1965年
- 製作国日本
- 時間183分
- 監督内田吐夢
- 主演三國連太郎
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1963年、2件の殺人で全国に指名手配された男、榎津巌。ここから彼の78日間に及ぶ、大胆不敵な逃亡と連続殺人の日々が始まる。大学教授や弁護士を名乗り、行く先々で人々を信用させ、そして裏切る。彼の行動に動機らしい動機は見当たらない。ただ、そこにあるのは底知れぬ悪意と破壊衝動。警察の包囲網を嘲笑うかのように凶行を重ねる榎津。彼を突き動かすものは一体何なのか。人間の内に潜む「悪」そのものを、冷徹な視線で描き切った日本映画の金字塔。
ネット上の声
- 次々と人を殺し詐欺行為を繰り返していた男、榎津巌
- この映画を観ずして、緒形拳を語るなかれ!
- 見るほどに嵌っていく“恐怖”の底無し沼
- ラストシーンは決して見逃せない
ヒューマンドラマ
- 製作年1979年
- 製作国日本
- 時間140分
- 監督今村昌平
- 主演緒形拳
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「死」に興味を抱いた少年たちと孤独な老人。ひと夏の出会いが変える、生と死の物語。
舞台は日本のとある町、夏休み。小学6年生の3人組が抱いたのは、「人が死ぬ瞬間を見てみたい」という純粋で残酷な好奇心。彼らが標的に定めたのは、近所に住む孤独な老人。毎日続く、死の観察。しかし、老人に気づかれたことから、荒れ放題の庭の手伝いをさせられる日々の始まり。最初は嫌々だった少年たち。だが、老人との交流を通じて、戦争の記憶や生きることの重みを知っていく。忘れられない、ひと夏の友情と別れの予感。
ネット上の声
- 前半は三人の小学生と老人傳法喜八の交流を描いているが、後半は趣が変わって、戦争に
- 小説を小学生の時に繰り返し繰り返し読んでいました、、小説とはちょっと違った良さが
- 好奇心でアリを踏み潰した時には感じなかった心の痛さを、飼っている金魚が死んだ時に
- 散々いじめ抜いた歴代子役への懺悔か?と思うほどにとにかく子供たちを撮るカメラがほ
夏休みが舞台、 ヒューマンドラマ
- 製作年1994年
- 製作国日本
- 時間113分
- 監督相米慎二
- 主演三國連太郎
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終戦のビルマ。竪琴の音色に鎮魂の祈りを込めた日本兵の姿を描く、反戦とヒューマニズムの不朽の名作。
舞台は第二次世界大戦末期のビルマ。日本軍の井上小隊は、隊員の水島上等兵が奏でる竪琴を心の慰めに、厳しい戦場を生き抜いていた。やがて日本は降伏。しかし、降伏を信じず抵抗を続ける部隊を説得するため、水島は一人、危険な任務へと向かう。任務は失敗し、行方不明となる水島。仲間たちが彼の死を悼む中、ビルマの僧侶に扮した水島は、無数の日本兵の亡骸を目の当たりにする。帰国か、それとも魂の救済か。彼の竪琴が奏でる哀切のメロディが、戦争の悲劇と人間の尊厳を問いかける。
ネット上の声
- 【“埴生の宿”ビルマで英国軍に囚われた日本軍の中で、只一人ビルマの地に残り、彼の地で死んだ同胞のために僧侶となって鎮魂する男の姿を描いた反戦映画の逸品。】
- ビルマで亡くなった多くの日本兵士の弔い映画なのだろうが不満を覚えた
- 竪琴の音に理想と祈りをこめて・・・‼️
- ヒューマンドラマに近いと思う
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督市川崑
- 主演三国連太郎
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ネット上の声
- 浮いてる松田優作が見れます☆2つ半
- 松田優作 チェンジ!
ヒューマンドラマ
- 製作年1982年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督---
- 主演桃井かおり
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戦後日本の裏社会を生きた一人の男。伝説の錠前師と呼ばれた彼の、波乱に満ちた半生と、その驚くべき手口を描く実録犯罪ドラマ。
舞台は戦後から高度経済成長期の日本。貧しさから盗みの道へ入った林田義助は、やがて伝説の錠前師として裏社会に名を轟かせる。どんな金庫も開ける神業を持つ彼だが、その腕が警察の執拗な追跡を招く。家族を愛しながらも、泥棒稼業から抜け出せない男の葛藤。時代の移り変わりと共に、彼の「仕事」も変化を迫られる。実在の人物をモデルに、一人の男の栄光と転落、そして人間味あふれる姿を克明に描いた、社会派エンターテインメントの金字塔。
ネット上の声
- エンターテインメントに仕上る流石の構成力
- 社会派の傑作、一度は見ておきたい。
- 可愛い泥棒、腕利き歯医者、悪者刑事
- 人生をかけた決断
コメディ
- 製作年1965年
- 製作国日本
- 時間117分
- 監督山本薩夫
- 主演三国連太郎
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明治の北海道を舞台に、馬に全てを捧げた一人の男の波乱万丈な一代記。愛と意地がぶつかり合う、熱き魂の記録。
舞台は開拓時代、明治の北海道。馬喰の米太郎は、気性が荒いが馬への愛情は誰にも負けない男。彼は美しい娘・ゆきに心を奪われるが、彼女を巡って宿敵・戸田と激しく対立。馬の競り、開拓の苦難、そして愛する人をかけた男同士の意地の張り合い。雄大な北の大地で、馬と共に生き、時代の荒波に揉まれながらも己の道を突き進む、一人の男の壮絶な人生。
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督瀬川昌治
- 主演三国連太郎
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認知症の妻を愛し続けた夫。その果てに彼が下した「約束」とは。愛と死の境界線を描く、衝撃の人間ドラマ。
現代の日本。刑事の吉雄は、認知症を患う妻・たつの介護に追われる日々を送っていた。かつての美しい妻の面影はなく、意思の疎通もままならない。献身的な介護を続ける吉雄だったが、心身ともに追い詰められていく。ある日、彼は妻との「人間の約束」を果たすため、ある重大な決断を下す。その行為は、愛か、それとも罪か。残された家族の葛藤と、事件を追う刑事の視点を通して、人間の尊厳と愛の形を静かに、そして鋭く問いかける物語。
ネット上の声
- 人間とは何かを真っ向から追及した力作
- お約束の崩壊(さらにボケよ!)
- 人間の老いをテーマに切ない映画
- 人間の精神を描く巨匠の力作
ヒューマンドラマ
- 製作年1986年
- 製作国日本
- 時間124分
- 監督吉田喜重
- 主演三國連太郎
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明治の日本、貧農の家に嫁いだ一人の女性。荷車を引き続けた、その壮絶なる一代記。
舞台は明治時代の岡山。貧しい小作農の家に嫁いだセキ。夫は怠け者で、姑からは理不尽ないびり。家計を支えるため、彼女は重い荷車を引いて行商に出る日々。貧困、夫の暴力、そして子供たちとの別れ。次々と襲いかかる過酷な運命に耐え、ただひたすらに働き続けるセキ。その姿は、封建的な社会の中で生きる女性の強さと悲哀の象徴。彼女が荷車と共に引き続けた、長く険しい人生の道のり。
ネット上の声
- 農地解放と女性解放、そして農村文化向上
- 希少☆山本薩夫監督が描く女性ドラマ
- 山本薩夫の代表作とみる
- 明治~大正~昭和の農村
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間145分
- 監督山本薩夫
- 主演望月優子
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将棋に全てを捧げた男、坂田三吉。名人位を目指す、破天荒な天才棋士の波乱万丈な一代記。
明治時代の大阪。素行は悪いが無類の将棋の天才、坂田三吉。彼の夢は、日本一の棋士「名人」になること。ある日、東京から来た関根名人との対局に敗れた三吉は、その悔しさをバネにプロの世界へ身を投じる。しかし、学も品もない彼を、格式高い将棋界は受け入れない。貧困と世間の冷たい視線。それでも、妻・小春の献身的な愛と支えを胸に、三吉は盤上でのみ己を証明していく。これは、将棋に命を燃やした男の、執念と愛憎渦巻く勝負師の物語。
ネット上の声
- 将棋は指せないけれど、将棋にまつわる物語が大好き
- とてもエネルギッシュで、迫力があって…熱い…♡
- 関西の将棋棋士、坂田三吉の反省を描いた作品!
- 熱演とは正にこれだろうと思う☺️
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督伊藤大輔
- 主演三国連太郎
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近代文明が未開の島に持ち込まれる時、神々の血を引く一族のタブーが破られる。因習と欲望が渦巻く衝撃作。
日本本土から遠く離れた、神話と因習が色濃く残る南の孤島。この島に、近代化のための井戸掘削の任務を帯びた技師・刈谷が東京からやってくる。彼の出現は、太古からの掟を守り、近親相姦を繰り返す不思議な力を持つ太根吉一家の禁断の関係と、閉ざされた島の秩序を大きく揺るがし始める。島の非合理的な因習に戸惑いながらも文明の力で島民を救おうと奮闘する刈谷と、聖なる場所を侵す彼に激しく抵抗する一家。文明と神話の衝突が生む狂気と悲劇の幕開け。
ネット上の声
- 今村昌平監督は本作をもって、70年安保の騒然とした世情の中に自身の思いの丈を映画として公開したのだと思うのです
- 現代文明から隔絶され未だ自然神信仰のあるくらげ島に、東京から水源調査のため岸がや
- 波照間島が舞台だったと知りいそいそ観た
- 仮面被るのはさすがにドキドキする
沖縄、 ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間175分
- 監督今村昌平
- 主演三国連太郎
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米軍基地の街、欲望と暴力が渦巻く赤線地帯。そこで生きる女たちの叫び。
終戦直後の日本、米軍基地に隣接する街。そこには、米兵相手の「特殊慰安施設」、通称・赤線地帯が存在した。貧困から逃れるため、そこで働くしかない女たち。彼女たちは、米兵による暴力や地元のヤクザとのいざこざ、そして差別と偏見に苦しめられる日々。そんな絶望的な状況下でも、ささやかな幸せを求め、必死に生き抜こうとする彼女たちの姿。やがて起こる一つの事件。社会の矛盾を鋭く告発する衝撃作。
ネット上の声
- もう美しいものは何も残っていない…
- 敗戦ってのはこんなに人間を屈折させるんだねぇ…
- 決して目を背けてはならない敗戦国の現実。
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督谷口千吉
- 主演三国連太郎
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自動車事故をきっかけに、平凡な男が転がり落ちる闇社会。欲望と裏切りが渦巻くサスペンス。
1956年、東京。平凡なサラリーマンの運転する車が、一人の男をはねる事故。被害者は大した怪我もなく示談を申し出るが、その手には大金が。男の正体は、宝石強盗団の一味。偶然から大金を手にしたサラリーマンは、強盗団と悪徳刑事に追われる身に。日常が非日常へと変わる恐怖。彼はこの死の十字路から抜け出せるのか。欲望が交錯する街角での、命を懸けた逃走劇。
ネット上の声
- 不幸に不幸に不幸が重なって、、
- 三國さんと新珠さんとの共演
- シンプルでわかりやすい
- 交錯する運命は...
サスペンス
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間101分
- 監督井上梅次
- 主演三国連太郎
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14歳の少年たちが夢見た未来。戦争の非情な現実が、彼らの純粋な瞳を絶望に染める衝撃作。
太平洋戦争末期の日本。お国のためにと志願し、海軍特別年少兵となった14歳の少年たち。彼らが送られたのは、厳しい訓練と理不尽なしごきが待つ海軍兵学校。まだあどけなさの残る少年たちは、友情を育み、家族を想いながら、過酷な日々に耐える。しかし、戦況は悪化の一途。彼らを待ち受けていたのは、あまりにも残酷な運命。戦争という巨大な渦に飲み込まれていく少年たちの姿を通し、平和の尊さを問う社会派ドラマ。
ネット上の声
- 「ひめゆりの塔」(1953)の今井正監督によるキャリア後期の反戦映画
- 硫黄島海軍兵力の大半は子どもだった?!
- 軍内部の暴力と、悲惨な戦闘を知る
- 14歳で散っていった子どもたち
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1972年
- 製作国日本
- 時間127分
- 監督今井正
- 主演地井武男
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製作は「思春期」の田中友幸で、「思春期」の脚本を監督の丸山誠治と共力して書いた棚田吾郎が、今度は監督稲垣浩と一緒に執筆している。稲垣浩は「戦国無頼」に次ぐ作品である。撮影は「三等重役」の玉井正夫。主演者は「戦国無頼」の山口淑子と三國連太郎で、新劇の荒木道子と青山杉作や、二本柳寛、沢村貞子、加東大介などの映画界の中堅が助演している。
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間101分
- 監督稲垣浩
- 主演山口淑子
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仕事よりも釣りが三度の飯より好きなダメ社員ハマちゃんと、その釣りの弟子スーさんが織りなす、笑いと人情の国民的コメディ。
大手ゼネコン「鈴木建設」に勤める万年ヒラ社員、浜崎伝助、通称ハマちゃん。彼の生きがいは、仕事そっちのけで楽しむ「釣り」。そんなハマちゃんの釣りの弟子は、実は自社の社長である鈴木一之助、通称スーさん。身分を隠した奇妙な師弟関係は、社内や家庭に数々の騒動を巻き起こす。出世には無関心、ただひたすらに釣りを愛するハマちゃんのマイペースな生き様が、いつしか周囲の人々の心を解きほぐしていく。笑いあり、涙あり、日本のサラリーマンにエールを送る痛快人情喜劇の原点。
ネット上の声
- 釣りバカシリーズ唯一の本当の喧嘩と別れ
- 寅さん亡き後、盆と正月の風物詩となった
- 釣りの成果はクロダイ、ヒラメ、シロギス
- 人生の楽園はあなたそのものでした
ヒューマンドラマ、 釣りバカ日誌
- 製作年1988年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督栗山富夫
- 主演西田敏行
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戦後復興期の日本。日雇い労働者たちの汗と涙、そしてささやかな希望を描く、心温まる人間賛歌。
舞台は戦後の混乱が残る東京のドヤ街。日給240円でその日暮らしを生きる「ニコヨン」と呼ばれる男たち。主人公の五郎もその一人。学も金もないが、人情に厚く仲間思いの彼。ある日、行き場のない母子と出会い、面倒を見ることになる。貧しいながらも肩を寄せ合い、笑い、時には喧嘩しながら懸命に生きる人々。ささやかな幸せを掴もうとする彼らの姿を通して、本当の豊かさとは何かを問いかける人情ドラマ。
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督井上梅次
- 主演三国連太郎
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明治の小倉を舞台に、一人の男が貫いた純愛と献身。破天荒な人力車夫「無法松」の、切なくも美しい生涯。
舞台は、活気あふれる明治時代の小倉。町一番の暴れん坊だが、純粋な心を持つ人力車夫の松五郎、通称「無法松」。彼は、偶然助けた陸軍大尉の息子・敏雄とその妻・良子に心酔。しかし大尉は病死。松五郎は、亡き大尉への恩義と良子への秘めた想いを胸に、親子を生涯守り抜くことを誓う。身分違いの恋心を隠し、父親代わりとして敏雄の成長を見守る松五郎の、一途で不器用な人生の物語。
ネット上の声
- 節分にみんなでワイワイするの、たのしそうって思った
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督村山新治
- 主演三国連太郎
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総工費200億の巨大ダム建設を巡る政界・財界・官界の黒い癒着。日本の権力構造の闇に迫る社会派サスペンスの金字塔。
高度経済成長期の日本。政府が計画する巨大ダム建設の裏で、次期総裁の座を狙う政治家たちと大手建設会社による巨額の贈収賄が画策されていた。この国家を揺るがす汚職の情報を掴んだ新聞記者や検察は、真相究明に乗り出す。しかし、彼らの前に立ちはだかるのは、巧妙に仕組まれた隠蔽工作と、権力者たちが築いた分厚い壁。証拠は消され、証人は口を閉ざす。日本の腐敗した構造に、正義を貫こうとする者たちの孤独な戦いが始まる。
ネット上の声
- 本作は政治だけを糾弾していないのです 金環蝕とは、日本の輝く繁栄の中心が、国民の腐敗そのもので真っ黒であることを描いているのです
- こういう映画に政界からの圧力はない?
- まっくろくろすけ、うーじゃうじゃ
- 政界アウトレイジ “全員悪人”
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間155分
- 監督山本薩夫
- 主演仲代達矢
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戦後日本のサナトリウム、死と隣り合わせの日常で燃え上がる、若き男女の儚くも美しい愛の記録。
終戦から間もない1951年の日本。結核が「死の病」と恐れられた時代。サナトリウムで療養生活を送る青年と娘が出会い、互いに惹かれ合う。閉ざされた世界、死の影が常に付きまとう絶望的な状況下で、二人は限られた時間の中に生きる喜びと希望を見出していく。明日をも知れぬ運命の中で育まれる純粋な愛。その先に彼らが見つめる「命の美しさ」とは。
ネット上の声
- 「お父さん、またですか!」
- 「お父さん、またですか!」
- 予感って一体...。
- 吉田喜重や中村登のクセが強すぎる家族(?)映画を立て続けに観てグッタリしたあとで
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督大庭秀雄
- 主演三国連太郎
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平凡なサラリーマンが偶然手にした、政財界を揺るがす秘密。男は危険な脅迫ゲームに身を投じる。深作欣二監督が描く、傑作サスペンス。
高度経済成長期の東京。保険会社に勤める平凡なサラリーマンの三沢。彼が偶然撮影した一枚の写真。そこに写っていたのは、大物政治家と暴力団の癒着を示す汚職の現場。人生の一発逆転を狙い、三沢は写真を使って危険な「脅迫」を開始。しかし、彼の前には冷酷非情なプロの殺し屋たちが次々と現れる。欲望と恐怖が渦巻く中、彼は生き残ることができるのか。平凡な男の、命を懸けた孤独な戦いの記録。
ネット上の声
- スロットレーシングカーは大ブームでした
- 1966年 銀座・新宿・渋谷・上野
- 深作欣二監督作品!主演三國連太郎!
- 脅迫と書いて、"おどし"と読む
サスペンス
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督深作欣二
- 主演三国連太郎
-
昭和初期の天草を舞台に、網元の娘として生まれた一人の女性が、時代の荒波に翻弄されながらも愛を貫き、力強く生き抜く姿を描いた感動大作。
昭和初期、熊本県・天草。網元の娘として何不自由なく育った田宮真紀。しかし、家の没落が彼女の運命を大きく狂わせる。愛する人との仲を引き裂かれ、望まぬ結婚、そして戦争という過酷な現実。次々と襲いかかる苦難の中、彼女は女手一つで子供を育てることを決意。貧しさと社会の偏見に屈することなく、ただひたすらに前を向き、自らの手で人生を切り拓いていく。その不屈の生き様は、観る者の魂を激しく揺さぶる、一人の女性の壮絶な一代記。
ネット上の声
- 藍より青く、見たことがないのですが。
- 森崎のなかでもよくわからない、というか正直つまらなかった記憶しかなかったけど、今
- 松坂慶子と三國連太郎が良いだけに、主役の大和田伸也が「駄々こねてたら何とかなりま
- 森崎東党宣言のため深夜労働を終えヘトヘトになりながら出勤前にこの映画を観た
- 製作年1973年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督森崎東
- 主演松坂慶子
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「丘は花ざかり(1952)」の藤本真澄の製作で、脚本も同じく水木洋子と井手俊郎が共同で書いている。監督は「稲妻(1952)」の成瀬巳喜男、撮影は「丘は花ざかり(1952)」の中井朝一である。配役の主なものは、「丘は花ざかり(1952)」の上原謙、杉葉子、「恐妻時代」の小林桂樹、「春の囁き」の三國連太郎と岡田茉莉子、「港へ来た男」の藤原釜足などである。
ネット上の声
- 夫婦の危機を絶妙のバランスで表現
- 結婚して6年も経つと..。
- 名匠の腕が光る
- 成瀬恐るべし
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間87分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演上原謙
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鬼才・伊丹十三監督はいかにして傑作『マルサの女2』を創り上げたのか。その創作の秘密に迫る記録。
映画『マルサの女2』の製作現場に密着したドキュメンタリー。徹底した取材とリアリズムで社会派エンターテイメントを確立した伊丹十三監督。その妥協なき映画作りの全貌を、膨大なメイキング映像と関係者の証言で明らかにする。俳優への厳しい演技指導、細部までこだわり抜く小道具、そして物語の核心を突く脚本術。観客を熱狂させた傑作の裏側に隠された、監督の情熱と苦悩、そして創造の喜び。映画ファン必見の貴重な記録。
ネット上の声
- マルサ2に迫る周防監督
- 三國連太郎と犬の相性の良さったらなくて、どんな犬でも格上げされちゃいそうな思い出
- ラッシュの映像みせて、「さぁ、どうやって編集するか考えてみましょう」なんて凄い映
- マルサの女2のメイキングというか、マルサの女2を題材にした映画製作ガイド
ドキュメンタリー
- 製作年1988年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督---
- 主演伊丹十三
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欲望剥き出しの三兄弟。奪ったヤクザの麻薬を巡り、裏切りと暴力が血飛沫を上げる仁義なき生存競争。
舞台は、敗戦の傷跡が色濃く残る日本のスラム街。そこでその日暮らしを続ける、三人の兄弟。長男は冷徹な「狼」、次男は強欲な「豚」、そして三男は良心の呵責に揺れる「人間」。彼らはヤクザ組織から大金の麻薬を強奪し、人生の一発逆転を狙う。しかし、手にしたはずの希望は、血で血を洗う抗争の引き金となった。執拗に迫るヤクザの追手、疑心暗鬼に陥る兄弟の絆。欲望、裏切り、暴力が渦巻く中で、最後に生き残るのは狼か、豚か、それとも人間か。
ネット上の声
- 渋谷駅の混雑はこの頃から変わらないなあ~
- やっぱり深作欣二監督作品は面白い!!!
- フカキンのいつか豚小屋から出る日
- タイトル通り強烈
アクション
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督深作欣二
- 主演高倉健
-
明治から昭和へ、鉄道に人生を捧げた国鉄一家三代の誇りと絆を描く感動巨編。
日本の近代化を象徴する鉄道。その黎明期である明治時代から、激動の昭和に至るまで、国鉄機関士として鉄道に人生を捧げた一家三代の物語。蒸気機関車から電気機関車へと移り変わる技術の革新、戦争、そして労働争議。時代の荒波に翻弄されながらも、安全な運行を使命とし、ハンドルを握り続けた男たちの誇り高き生き様。父から子へ、子から孫へと受け継がれる鉄道員魂と、家族の深い絆を描く壮大な人間ドラマ。
ネット上の声
- みんな貧乏だった。
- 鉄道員の半生
- 「長い旅だったねぇ」「まだこれからですよ」
- 7才の時の映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督関川秀雄
- 主演三国連太郎
-
欲望渦巻く新宿を舞台に、巨大な悪に挑む一匹狼の刑事。硝煙と裏切りの果てに彼を待つ運命。
舞台は、欲望と暴力が渦巻く1990年代の新宿歌舞伎町。多発する猟奇殺人事件の裏に、新種の覚醒剤の存在を嗅ぎつけた一匹狼の刑事、佐伯。彼は、警察内部の圧力や巨大組織の妨害に屈せず、たった一人で事件の真相を追う。情報屋との危険な取引、次々と現れる謎の人物たち。すべてが繋がった時、佐伯は己の正義と命を賭けた最後の戦いへ。果たして彼は、この野獣の街で真実を掴み、生き残ることができるのか。予測不能のハードボイルド・アクション。
ネット上の声
- 三國連太郎の演技と声が素晴らしい。
- 印象的な目
- ゴーゴー喫茶 go go jun!内装素敵
- ノンポリ学生の黒沢年雄が大企業の社長・三國連太郎に心酔し、やがてお抱えの殺し屋と
アクション
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督福田純
- 主演黒沢年男
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宿場町に流れ着いた一匹狼の旅鴉。義理と人情、そして惚れた女のために、命を賭けた殴り込み。
とある宿場町にふらりと現れた旅鴉の銀太郎。彼は、対立する二つのやくざ組織の抗争に巻き込まれる。一方の組長の美しい情婦に心惹かれた銀太郎は、当初の傍観者の立場を捨て、彼女を救うために危険な争いの渦中へと身を投じることを決意。しかし、それは巨大な組織を敵に回すことを意味していた。義理と人情が複雑に絡み合う中、しがない渡世人が見せる意地と純情。愛する女を守るため、たった一人で敵陣に乗り込む銀太郎の運命は。
ネット上の声
- 確かに斬られた筈なのに…
- 出演者全員すっぴんで有名な本作だが、錦ちゃん演じる銀次は渡世の経験が浅く幼稚で素
- 爪弾きの風来坊銀次が面倒見の良い仙太郎とともに故郷に帰ることになるノワール風味の
- あまりノレなかったが、コミュニティから外れた者を迫害し続ける村社会の陰湿さに対し
時代劇
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督加藤泰
- 主演中村錦之助
-
終戦後の東京。男は自ら掘った穴に籠城した。社会への痛烈なアンチテーゼを突きつける、異色の風刺劇。
終戦直後の東京。空襲で家も家族も失った田畑嘉七は、自宅の焼け跡に巨大な穴を掘り、そこでの生活を開始。「穴から出ない」という彼の奇行は、やがて「穴居人」としてマスコミに報じられ、世間の注目を集める。見物客が殺到し、穴の周りはたちまち商業化。人々は彼を英雄視したり、狂人扱いしたりと無責任に騒ぎ立てるが、彼はただ沈黙を守り続ける。彼の行動は、戦後の混乱と復興の中で人々が見失ったものは何かを問いかける。社会の偽善と人間のエゴイズムを痛烈に風刺した傑作。
ネット上の声
- 三國連太郎の剥き出しの欲望に引き摺られるように炙り出される良人たちのエゴイズム
- 男性ホルモンの塊みたいな三國連太郎は有望な若手医師
- 僕の会社は機関銃を作っているんだよ
- 父の法事で始まり兄の葬式で終わる
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間125分
- 監督内田吐夢
- 主演三國連太郎
-
賞金稼ぎに追われる盲目の剣客・座頭市。仁義と恋、そして裏切りが渦巻く宿命の旅路。
江戸時代、やくざの抗争が絶えない宿場町。凄腕の居合術を操る盲目の侠客・座頭市は、かつて斬った男のことで賞金をかけられ、多くの追っ手から命を狙われる身。穏やかな生活を求める市の願いも虚しく、彼を慕う女と、彼を狙う凄腕の浪人との出会いが、市を新たな血戦へと引きずり込む。守るべき者のために、再び仕込み杖を抜く市。非情な運命に立ち向かう、怒りの逆手斬りの一閃。
ネット上の声
- 誰かが居なければ理想は実現出来ぬ
- 山本監督、宮川カメラなのに凡作
- めくらで居合いの達人という業
- 勝新は少し張り切りすぎ。
座頭市、 時代劇
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督山本薩夫
- 主演勝新太郎
-
公害の原点、足尾銅山鉱毒事件。民衆のために、その生涯を捧げた男、田中正造の不屈の闘争。
明治時代、近代化の波に乗る日本。その影で、足尾銅山から流される鉱毒が村々の自然と人々の生活を蝕んでいた。この惨状に立ち上がった一人の政治家、田中正造。被害民の先頭に立ち、彼は国を相手に孤独な戦いを挑む。議会での魂の叫び、天皇への直訴。しかし、国家権力の厚い壁が彼の前に立ちはだかる。全てを失ってもなお、正義を貫こうとした男の、壮絶なる人生の記録。
ネット上の声
- 三國氏の代表作
- 田中正造を演じる三國連太郎、どう考えても顔がイケすぎてると思ったけど、だんだん田
- 日本で最初の公害と言われた足尾銅山・鉱毒事件の告発に一生を捧げた明治時代の政治家
- 足尾銅山鉱毒事件(谷中村強制廃村)を扱ったオリジナルシナリオで1974製作の社会
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国日本
- 時間115分
- 監督吉村公三郎
- 主演三国連太郎
-
戦争は終わった。だが、彼の戦いは終わらない。ビルマの地に眠る無数の魂を弔うため、一人の兵士が僧侶となった。
第二次世界大戦終結直後のビルマ。日本軍の生き残りである水島上等兵は、部隊の心を和ませてきた竪琴の名手。仲間たちが日本への帰還の途につく中、彼はビルマの地に散った無数の日本兵の亡骸を目の当たりにする。その無念の魂を弔うため、水島はたった一人、ビルマに残ることを決意。僧侶の姿となり、言葉も通じぬ異郷で、亡骸を探し埋葬する過酷な巡礼の旅を始める。仲間たちの説得を振り切り、自らの信念を貫く彼の行い。戦争を超えた人間としての使命を見出した、一人の男の魂の物語。
ネット上の声
- 秀逸な脚本、シーン設定、カメラワーク
- 想像力と創造力
- 想うところ
- 総集編を鑑賞
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間81分
- 監督市川崑
- 主演三国連太郎
-
横浜の港を舞台に、麻薬組織に立ち向かう一人の刑事。巨大な悪の巣窟に、たった一人で挑むサスペンス・アクション。
舞台は国際都市・横浜。港で発生した殺人事件を追うベテラン刑事・村上。捜査を進めるうち、事件の背後に巨大な麻薬密売組織の存在が浮かび上がる。組織は警察内部にも深く根を張り、村上は孤立無援の状態に。次々と襲い来る組織の魔の手と、信頼していた同僚からの裏切り。誰が敵で誰が味方か分からない極限状況の中、村上は正義を貫くため、たった一人で危険な潜入捜査を開始。法か、それとも非情な制裁か。男の執念が、巨大な悪を追い詰めていく緊迫の物語。
ネット上の声
- 三國連太郎の役は“スーさん”!
- こんな昔から こんなにも麻薬の怖ろしさをリアルに描写する作品があって それでいて
- 2018/1/12 @シネマヴェーラ渋谷 ニッポン・ノワールⅡ
- 1960年の歌舞伎町の景色! ありがとうございます
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督村山新治
- 主演三国連太郎
-
厳格な軍人の父と、それぞれ母の違う四人の息子たち。一つの家に渦巻く、愛憎と確執、そして家族の絆を問う重厚な人間ドラマ。
昭和初期の日本。陸軍大佐である父の絶対的な権力のもと、一つ屋根の下で暮らす四人の異母兄弟。父の厳格すぎる教育と、息子たちへの歪んだ愛情は、兄弟間に拭い去れない溝と確執を生み出していく。長男は父に反発し、次男は父の期待に応えようともがき、三男は病弱さに苦しみ、四男は孤独を抱える。それぞれの母への想い、兄弟間の嫉妬と連帯、そして父への畏怖と憎しみ。やがて、家族という名の鎖に縛られた彼らの関係は、ある出来事をきっかけに崩壊へと向かう。血の繋がりとは何か、家族とは何かを、痛切に描き出す物語。
ネット上の声
- しかし三國連太郎という役者は・・・
- 月月火水木金金
- 荘重なパイプオルガンの音が響いて…
- 非国民とさげすまれ・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督家城巳代治
- 主演三国連太郎
-
仕事か、釣りか、それが問題だ!ハマちゃんとスーさんの珍道中、今回の騒動の舞台はどこだ!?
釣りへの情熱は誰にも止められない万年ヒラ社員のハマちゃんこと浜崎伝助。そして、その釣りの弟子であり、実は会社の社長であるスーさんこと鈴木一之助。今回の釣りバカコンビを待ち受けるのは、新たな大物の予感と、会社を揺るがす大問題。仕事そっちのけで釣り竿を握るハマちゃんと、そんな彼に振り回されながらも釣りの魅力にどっぷりハマるスーさん。家庭と会社と釣りとの間で繰り広げられる、笑いと人情味あふれるドタバタコメディ。
ネット上の声
- 切ない釣りバカ、今まで見た中で一番好き
- せんだいは 川内の方
- 釣りバカ日誌シニアの純愛ラブストーリー
- 社内より外で人気がある浜ちゃん
ヒューマンドラマ、 釣りバカ日誌
- 製作年1997年
- 製作国日本
- 時間115分
- 監督栗山富夫
- 主演西田敏行
-
70年の時を超え、旧制高校の寮歌が再び響く。老いた友との再会と、人生の黄昏を見つめる感動の物語。
かつて旧制第七高等学校造士館で青春を共にした草野と上田。70年の歳月が流れ、草野は末期癌で余命宣告を受ける。そんな彼が最後に願ったのは、かつての親友・上田との再会。そして、思い出の地・鹿児島で、寮歌「北辰斜にさすところ」を共に歌うこと。孫の助けを借り、上田の消息を探し始める草野。長い年月が生んだ隔たりと、変わらぬ友情。二人の再会は、互いの人生の終着点を静かに照らし出す。友との絆を胸に、人生の最終章を歩む男たちの姿を描く、深く心に染み入る人間賛歌。
ネット上の声
- 寮生活でのバンカラぶりを、迫力ある男ぷりで描いて、楽しめます。
- おじいちゃん、青春を、取り戻した。
- あまり話題にならない作品ですが
- 誇り高き精神の物語
野球、 ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督神山征二郎
- 主演三國連太郎
-
脳性マヒを抱えながらも、教壇に立つ夢を追い続けた女性教師。その情熱が、子供たちの心に光を灯す感動の実話。
昭和の日本。幼い頃に患った脳性マヒにより、手足の自由と言葉を失った宮本千鶴。周囲の偏見と数々の困難に直面しながらも、彼女は「学校の先生になる」という夢を片時も諦めなかった。これは、絶望の淵から立ち上がり、不屈の精神で教員免許を取得し、実際に教壇に立った一人の女性の物語。最初は戸惑いを見せていた子供たちも、彼女のひたむきな愛情と情熱に触れるうちに、次第に心を開いていく。障害という壁を乗り越え、人と人との絆の尊さを教えた千鶴先生。彼女の輝く姿が、見る者の胸を打つ、涙と希望の記録。
ネット上の声
- 私が小学生の頃、親に連れられて見に行った記憶があるが、更に十数年後に、今は無き葛
- 請う、DVD化!
- 素晴らしい映画
- 懐かしい。
ヒューマンドラマ
- 製作年1985年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督森川時久
- 主演西山剛史
-
ガンを宣告された俳優が、死を前にしていかに生きていくかを、彼を支える医師との対立や友情、また様々な葛藤を通して描くドラマ。「ミンボーの女」に続く伊丹十三監督・脚本作品で、当初は「大病院」というタイトルで製作が進められていたが、伊丹監督の襲撃事件もあってか変更され、死を扱うコメディとして完成した。「マルサの女2」以来の伊丹作品出演となる三國連太郎が主演、常連の津川雅彦との演技合戦も話題となった。クライマックスのカンタータ『般若心経』を黛敏郎が作曲。
ネット上の声
- 監督の死生観や宗教観、監督の理想とする死期が強く打ち出された、かなり硬質で野心的な社会派コメディですね
- 題名で「重い映画」と判るが、笑える所が少しあって良かった
- 終末医療に影響を与えた作品かも・・
- 告知と延命について考えさせられた。
ヒューマンドラマ
- 製作年1993年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督伊丹十三
- 主演三國連太郎
-
黄金を愛した天下人と、無を愛した茶人。美意識がぶつかり合う時、歴史を揺るがす悲劇の幕が上がる。
舞台は安土桃山時代。天下統一を果たした豊臣秀吉と、茶の湯を芸術の域にまで高めた千利休。二人は互いの才能を認め合うも、その美意識は正反対。豪華絢爛な「黄金の茶室」を求める秀吉に対し、利休は簡素なものにこそ美を見出す「わびさび」の精神を追求。いつしか二人の関係は、芸術上の対立から、天下人の権威を揺るがす危険な政治闘争へと変貌。己の美学に命を懸けた男の、孤高の戦いの記録。
ネット上の声
- 千利休は茶道の達人で、かつ、執政の任にもあたった模様
- 豊臣秀吉って、それにしても知れば知るほど嫌いになる
- 利休さんも色々と溜め込んでらしたのね
- 三國連太郎が利休だというのも意外
時代劇
- 製作年1989年
- 製作国日本
- 時間135分
- 監督勅使河原宏
- 主演三國連太郎
-
武士の面目か、妻への愛か。不義密通の噂が、ひと組の夫婦を悲劇の刃へと追い詰める時代劇。
江戸時代。一年半の江戸詰を終え、藩に戻った武士・小倉彦九郎。彼を待っていたのは、愛する妻お種と鼓師との不義密通の噂だった。妻の潔白を信じようとする彦九郎。しかし、家名を重んじる兄や藩の圧力は、彼に冷酷な決断を迫る。妻は固く口を閉ざし、真相は深い闇の中。疑心暗鬼に苛まれ、武士の体面と夫婦の愛との間で引き裂かれる苦悩。逃れられない運命が、静かに、そして確実に夫婦を追い詰めていく、息詰まる心理劇。
ネット上の声
- (ホラー色強い京マチ子さんなんかを跳び越えて)眉なし厚塗りの有馬稲子さんの可憐な
- 妻が美人過ぎると…(うちは大丈夫♡)
- 旦那の留守中に不貞を働いたのか!というシンプルなお話をこの域までもっていくとは、
- 三國連太郎の久しぶりに妻に会ったときのはしゃいでいる表情とラストの表情は完全に別
時代劇
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督今井正
- 主演三国連太郎
-
戦後の混乱期、故郷の村に帰還した青年が見たものは、変わりゆく景色と人々の心模様。
敗戦後の日本。復員した青年・三郎が、緑豊かな故郷の村へと帰還。しかし、彼の心を待ち受けていたのは、かつての美しい風景だけではなかった。村ではダム建設の話が持ち上がり、賛成派と反対派で人々は対立。幼なじみや家族との再会も束の間、彼は時代の大きなうねりの中で、故郷の変貌とそこに生きる人々の葛藤を目の当たりにする。失われゆくものと、守るべきもの。青年の目を通して、戦後日本の原風景とそこに生きた人々の力強い息吹を描く感動の物語。
ネット上の声
- 男女交際は校則違反だ!
- 東京の大学を卒業し故郷に帰る列車の中で水木襄はようやく再会できる恋人佐久間良子を
- 似たようなタイトルのフォード監督作とは全く関係なさそうな高校生の純愛ドラマ
- シネマスコープいっぱいに溢れんばかりの青春
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督村山新治
- 主演水木襄
-
「二・二六事件」の首謀者・北一輝。その狂気と純粋さを描く、吉田喜重監督による衝撃の歴史ドラマ。
昭和初期、軍国主義へと突き進む日本。国家社会主義思想家、北一輝は、日本の国家改造を夢見る男。彼の著書『日本改造法案大綱』は青年将校たちの間で熱狂的に支持され、クーデター計画が始動。理想の国家実現という純粋な情熱と、それを実現するための暴力的手段との間の葛藤。妻との愛憎、そして彼を信奉する青年将校たちとの危険な関係。決行される「二・二六事件」。理想に燃えた革命が狂気のテロへと変貌する時、歴史の奔流に飲み込まれる男の壮絶な最期への序章。
ネット上の声
- これは鏡に映った左右が逆転した世界 1973年と1937年 そして2022年の熱い夏
- モノクロの重厚感と釣り合った内容
- 観念的なモノクローム
- マゾとしての北一輝
ヒューマンドラマ
- 製作年1973年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督吉田喜重
- 主演三国連太郎
-
戦争が引き裂いた家族の絆。38年の時を経て、男は再び故郷の海峡を渡る。実話に基づく感動の物語。
舞台は第二次世界大戦後の日本。強制労働で日本へ渡り、妻と子をもうけた在日韓国人の河時根。終戦を迎え、一度だけ帰国した彼を朝鮮戦争が襲い、日本への道は完全に閉ざされる。彼の目的は、ただ一つ、日本に残した家族との再会。しかし、38年という長すぎる歳月と、国を隔てる冷たい海峡が彼の前に立ちはだかる。果たして、三たび海峡を渡る時、彼を待つ運命とは。家族の愛と歴史の渦を描く、壮大なヒューマンドラマ。
ネット上の声
- リメイク希望
- 歴史認識とは別に、精神文化的な何かが……
- 前職の会社の社長が帚木蓬生が好きで、よく貸してもらって読んでおり、原作既読
- https://umemomoliwu.com/mitabi-no-kaikyo
ヒューマンドラマ
- 製作年1995年
- 製作国日本
- 時間123分
- 監督神山征二郎
- 主演三国連太郎
-
釣り一筋のダメ社員ハマちゃんと社長のスーさん、友情と人生をかけた最後の釣りバカ一代記、ここに完結!
大手ゼネコン「鈴木建設」に勤める万年ヒラ社員、浜崎伝助、通称ハマちゃん。彼の生きがいは仕事よりも「釣り」。そんなハマちゃんの釣りの弟子であり、会社の社長でもある鈴木一之助、通称スーさんとの奇妙な友情も20作目。ある日、社運を賭けた一大プロジェクトが始動。情熱を燃やすスーさんを横目に、なぜか乗り気でないハマちゃん。さらに、長年の無理がたたりスーさんが病に倒れてしまう。仕事か、友情か、それとも釣りか。人生の大きな岐路に立たされたハマちゃんが下す決断とは。笑いと涙で綴る、伝説のコンビの最後の物語。
ネット上の声
- ㊗️2024年、映画⭐️5️⃣0️⃣0️⃣⭐️本、達成㊗️
- 約20年&20作、お疲れ様でした(笑顔)
- 初笑い、さて次の国民的映画は誰が撮る?
- 「1」公開時は中学生だった私も30代…!
北海道が舞台、 ヒューマンドラマ、 釣りバカ日誌
- 製作年2009年
- 製作国日本
- 時間118分
- 監督朝原雄三
- 主演西田敏行
-
終戦間際のビルマ。一人の日本兵が、敵味方の区別なく魂を弔うため、武器を竪琴に持ち替え、僧侶として生きる道を選んだ物語。
第二次世界大戦末期のビルマ戦線。竪琴の名手である水島上等兵は、その音色で兵士たちの心を癒していた。日本の降伏後、抵抗を続ける部隊の説得に単身向かった彼は部隊と離れ離れに。生死の境をさまよう中で彼が目にしたのは、異国の地に打ち捨てられた無数の日本兵の亡骸だった。仲間との再会を願いながらも、彼は全ての魂を弔うため、日本へ帰ることをやめ、僧侶の姿となってこの地に残ることを決意する。戦争の悲劇と人間の尊厳を問う不朽の名作。
ネット上の声
- 中井貴一じゃなくて安井昌二のほう
- やっと観ることができました。
- 今こそ 別れめ いざさらば
- はにゅうの宿 音楽のチカラ
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間63分
- 監督市川崑
- 主演三国連太郎