- 製作
- 1950年 日本
- 時間
- 112分
- 監督
- 小津安二郎
- 出演
- 田中絹代高峰秀子高杉早苗
- 種類
- ヒューマンドラマ
【戦後の東京、対照的な姉妹の生き様。伝統と自由、愛と結婚の間で揺れ動く、小津安二郎が描く家族の肖像。】
終戦から数年が経った東京。古風で貞淑な姉の節子と、奔放で現代的な妹の満里子。姉妹は対照的な性格ながらも、父と共に静かに暮らしていた。しかし、節子の夫は酒に溺れ、その結婚生活は破綻寸前。満里子は、姉がかつての恋人・宏と再会し、幸せを取り戻すことを画策する。姉の幸せを願う妹の行動が、家族の間に静かな波紋を広げていく。変わりゆく時代の中で、日本の家族が直面する葛藤と絆を、小津安二郎監督が繊細な眼差しで描き出す。姉妹が選ぶそれぞれの道とは。