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小津安二郎が松竹を離れ、はじめて新東宝で製作した作品。日本の伝統的な価値観を大事にし、ニヒリストめいた夫に耐え続ける姉と、そんな姉に反発する現代的な妹の対比を通して、戦後の日本の家庭の崩壊を描く。原作は大佛次郎。
ネット上の声
- ふるくならないことが、あたらしいこと。
- 行き違う想い、重ならない心
- 迷子の迷子の子猫ちゃん。
- 高峰秀子がよかった・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督小津安二郎
- 主演田中絹代
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近代映画協会の自主作品で「十九の花嫁」の新藤兼人のオリジナル・シナリオを彼自ら「どぶ」に次いで監督し、「大利根の対決」の伊藤武夫が撮影に当る。音楽は「銀座の女」の伊福部昭。出演者は「銀座の女」の乙羽信子、殿山泰司、「侍ニッポン 新納鶴千代」の高杉早苗、「地獄の用心棒」の菅井一郎、浜村純等のほか民芸、俳優座、泉座、現代プロ、東俳協が出演する。
ネット上の声
- 今そこにある現実的描写が素晴らしい
- 映画は、弱き者たちの「味方」たれ!
- 新藤兼人監督の “心眼”
- やるせない・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間120分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
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ネット上の声
- 桑野通子が傲岸不遜な義父へ向けて放つ強烈な当て付け!ズームインするクローズアップ
- 麗しさには愚かさがあり、ずる賢さには誠実さがある、といった一枚上手の現実が巧みに
- 佐分利と高杉早苗夫妻が上原and桑野道子カップルの貸家ではじめて4人あう場面で、
- 「いくらだってしあわせになれるんだ、なれるとも
- 製作年1938年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督清水宏
- 主演佐分利信
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「情炎(1947)」「女優(1947)」の原作者久板栄二郎の『女性祭』(日本小説所載)を依田義賢が脚色し「女優須磨子の恋」につぐ溝口健二の監督で、カメラは杉山公平。主演は「女優須磨子の恋」「不死鳥」の田中絹代、銀幕を引退していた高杉早苗が数年振りで特別出演する外、東童の角田富江の映画初出演、それに宮本民平、槙芙佐子らが助演する。
ネット上の声
- 敗戦後の大阪を舞台に、女性たちの地獄絵のような姿を冷淡に生々しく描く溝口健二監督
- いろいろ意見はあるだろうけども、やっぱり好き好んで身体を売る女はいないと思う
- 戦後社会の罪と、溝口監督の罪の意識
- テーマのしっかりした作品☆3つ
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間73分
- 監督溝口健二
- 主演田中絹代
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ネット上の声
- ものすごく尖った愛をぶつけまくる佐野周二に笑ってしまうが、散々に言った後でも妹を
- 東京の人間は自ら体を張って甘ったれているということを分かってもらいたいよな、はた
- 仕事もろくに探せない良家の長男佐野周二と同棲相手の女給高杉早苗
- 高杉早苗がアパートに入ると水玉の暖簾が掛かってて、
- 製作年1938年
- 製作国日本
- 時間56分
- 監督島津保次郎
- 主演佐野周二
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ネット上の声
- 戦前の映画とは思えない鮮やかさ、と思ったけど戦前のことは知らないのだし、ただ人間
- フィルセンではじめてみたときは、いい人ぶっていた佐野周二のやらかしばかりを記憶し
- 銀嶺の景色を眺める恋の鞘当を期待したが見事なまでに狂ったメロドラマで人を傷つける
- 〖1930年代映画:小説実写映画化:松竹:日本映画戦前・戦後傑作選〗
- 製作年1938年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督佐々木康
- 主演高杉早苗
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確実な演技を誇るバイプレイヤー菅井一郎の第一回監督作品。監修は「足摺岬」の吉村公三郎、脚本は「どぶ」の新藤兼人、撮影は「かくて夢あり」の峰重義が当り、音楽は「緑の仲間」の伊福部昭の担当。出演者は「愛人」の三國連太郎、「どぶ」の乙羽信子、「風立ちぬ(1954)」の高杉早苗、「愛」の山内明のほか小杉勇、加東大介、滝沢修、清水将夫、石黒達也などである。
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督菅井一郎
- 主演三国連太郎
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郡司次郎正の小説の再映画化で、「紅孔雀 五部作」の小川正が脚本を書き「変化大名 前・後篇」の佐々木康が監督した。撮影は同じく「変化大名 前・後篇」の松井鴻、音楽は「紅孔雀 五部作」の高橋半が当った。出演者は「勢ぞろい 喧嘩若衆」の東千代之介、関西歌舞伎の坂東簑助、「隼の魔王」の田代百合子、「泥だらけの青春」の高杉早苗のほか加賀邦男、原健策等である。
ネット上の声
- 2015年5月7日(木)フィルムセンター
- ☆☆☆★★
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督佐々木康
- 主演東千代之介
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シナリオ作家猪俣勝人が主宰する独立プロダクション「シナリオ文芸協会」の作品で、彼自身が製作・脚本・監督をすべて担当した。若くして逝った滝廉太郎の姿を描いたもので、廉太郎には石浜朗が扮し、そのほか山田百合子・村瀬幸子・日野明子・近藤宏などが出演している。
ネット上の声
- 滝廉太郎って、音楽の教科書で名前見かけた事がある人
- 何故かどこか寂しくなるような悲しくなるような切ないような…それでいて心温まり心潤
- 新人スター揃い踏み!
ヒューマンドラマ
- 製作年1937年
- 製作国日本
- 時間73分
- 監督佐々木啓祐
- 主演佐野周二
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『平凡』連載の川口松太郎の原作を「新しき天」の笠原良三が脚色、「緑の仲間」の森一生が監督する大映カラー・総天然色映画。撮影は「火の女」の長井信一、音楽は「若い人たち」の伊福部昭。出演者は「勝敗」の若尾文子、菅原謙二、「真白き富士の嶺(1954)」の市川和子、「荒城の月(1954)」の船越英二ほか、東山千栄子、滝花久子、三宅邦子、矢島ひろ子、八潮悠子などである。
ネット上の声
- セイラー服にベレー帽♡
- 早撮りの名人佐々木康監督が3日で仕上げた作品!…だったかな?
- たぶん高峰三枝子&高杉早苗のダブル主演
- 〖1930年代映画:青春ドラマ:松竹〗
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1938年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督佐々木康
- 主演桑野通子
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「結婚狂時代」の山口松三郎が製作し「誘惑(1948)」「森の石松(1949)」「お嬢さん乾杯!」の新藤兼人がシナリオを執筆。「四人目の淑女」の渋谷実が監督する。カメラは「シミキンのスポーツ王」の長岡博之が当たる。主演には「夢よもういちど」「結婚三銃士」(新東宝作品)の高杉早苗と「嫉妬(1949)」「娘十八嘘つき時代」の佐分利信である。助演には「君待てども」の杉村春子「不良少女(1949)」の久我美子をはじめ、清水一郎、佐田啓二、三井弘次らが出演する。
- 製作年1949年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督渋谷実
- 主演高杉早苗
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「ザクザク娘」の池田忠雄の脚色で、「愛情の旋風」の岩間鶴夫が監督に当たっている。出演者は、「嵐の姉妹」の高杉早苗、「怪塔伝」の鶴田浩二、「美しい暦(1951)」の高橋貞二、それに河村黎吉、幾野道子、徳大寺伸などが助演している。
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督岩間鶴夫
- 主演鶴田浩二
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「すいれん夫人とバラ娘」「花婿三段跳び」のユーモア作家、中野実の原作を、「君待てども」「花婿三段跳び」の池田忠雄と「はたちの青春」「すいれん夫人とバラ娘」の柳井隆雄が協同脚色し、「駒鳥夫人」「夢よもういちど」の野村浩将が監督する。カメラは「夢よもういちど」「三百六十五夜(1948)」の三村明が当たる。主演は「夢よもういちど」の上原謙、高杉早苗をはじめ、「歌うエノケン捕物帳」の笠置シヅ子、暫くぶりにカムバックした森赫子や、若原春江、清川虹子らがそれぞれ助演する。
ネット上の声
- 結婚を約束した相手のいる貧乏な青年の、化粧品会社の宣伝部に採用され営業活動をする
- 幼なじみの女、キャバレーの女に好意寄せられて挙げ句は口紅会社の若い工場長の女がで
- 戦争から引き揚げ後、化粧品会社に就職した青年が本命の彼女に振られるも、3人の女性
- モテ男、上原謙をめぐって、クラブ歌手の笠置シヅ子、踊りのお師匠さん森赫子、女工場
コメディ
- 製作年1949年
- 製作国日本
- 時間72分
- 監督野村浩将
- 主演上原謙
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ネット上の声
- モダンでしっかり者でデキる新妻、彼女にメロメロの夫、ちゃっかり者で義姉と結託して
- ストーリーはよくわからなかったですが、あんまりおもしろくない映画ですかね
- 恋人からのハガキに意味あり
- 製作年1935年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督野村浩将
- 主演小林十九二
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ネット上の声
- 高峰三枝子の演技が光った映画と言えよう
- 原作は片岡鉄兵の通俗小説より
- 三枝子のための映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1937年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督島津保次郎
- 主演上原謙
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ネット上の声
- プロレタリア文学から転向した後の作品といっても根は変わらないのだろう…片岡鉄兵の
- 艶な悩ましげなお顔に綺麗な字、瞳から溢れ落ちる一粒の涙…そして命を絶つ
ヒューマンドラマ
- 製作年1937年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督島津保次郎
- 主演上原謙
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製作は「影を慕いて」の児井英生。故菊池寛の原作より「影を慕いて」(脚本・監督)の野村浩将が脚本を書き「グッドバイ(1949)」「銀座カンカン娘」の島耕二が監督する。カメラは「銀座カンカン娘」「暁の脱走」の三村明担当。主演は「愛染草」「影を慕いて」の上原謙「七彩の虹」の高杉早苗「グッドバイ(1949)」「銀座カンカン娘」の高峰秀子「まぼろし夫人」「花の素顔」の山村聡でそれに鳥羽陽之助、汐見洋、吉川満子らが出演する。
ネット上の声
- 女の宝はエゴイズム也とでも言いたげな脚本の中で人の好い上原謙がひとりぐにゃぐにゃ
- この頃から“ミス東京”ってあったんだ!
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督島耕二
- 主演上原謙
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時代劇
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督佐々木康
- 主演市川右太衛門
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「純情社員」の並木透の原案から、同じく「純情社員」の長谷川公之が脚本を書き、「死の追跡」の鈴木英夫が監督した。撮影は「鉄腕涙あり」の藤井春美、音楽は「びっくり太平記」の原六朗の担当。出演者は「今宵ひと夜を」の八千草薫、「坊っちゃん社員 前篇」の小林桂樹、「この恋! 五千万円」の伊豆肇、「山の音」の杉葉子、「青色革命」の太刀川洋一、「愛人」の尾棹一浩など。
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督鈴木英夫
- 主演八千草薫
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- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督佐藤武
- 主演高杉早苗
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製作は「夜の未亡人」の滝村和男で、長谷川幸延の原作「室戸岬」から、「おかる勘平」の小国英雄と「浮雲日記」の松浦健郎とが共同で脚色し、「おかる勘平」のマキノ雅弘と「袴だれ保輔」の滝澤英輔の二人が監督に当たっている。撮影は「夢よいづこ」の会田吉男。出演者の主なものは、「金の卵」の二本柳寛、「森林泥棒」の伊豆肇、「ある夜の出來事」の高杉早苗、「息子の花嫁」の杉葉子のほか、藤原釜足、渡辺篤、斎藤達雄、清川玉枝などで、出羽ノ海、千代ノ山の特別出演、羽黒、照國、東富士の土俵入りもある。
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間81分
- 監督マキノ雅弘
- 主演二本柳寛
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製作は「三百六十五夜(1948)」の児井英生の第二回作。舟橋聖一の原作を「すいれん夫人とバラ娘」(柳井隆雄と協同)「月光城の盗賊」の池田忠雄が脚色した。「駒鳥夫人」の野村浩将が監督する。撮影は「三百六十五夜(1948)」の三村明。音楽は「向う三軒両隣り」の服部正である。主役は「三百六十五夜(1948)」「虹を抱く処女」につぐ上原謙と「夜の女たち」に次いでカムバック第二回の高杉早苗でそのほか「群狼」の堀雄二、「三百六十五夜(1948)」の山根寿子が出演する。
- 製作年1949年
- 製作国日本
- 時間52分
- 監督野村浩将
- 主演上原謙
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「ある夜の出來事」「夢よいづこ」の新映プロの製作で、脚本は「紅涙草」の山崎謙太と高柳春雄の共同執筆、監督は「魚河岸帝国」の並木鏡太郎、撮影は小原譲治が担当している。出演者の主なものは「結婚行進曲」の高杉早苗、「恋風五十三次」の若山セツ子、「朝の波紋」の岡田英次のほか利根はる恵、二本柳寛等である。
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間82分
- 監督並木鏡太郎
- 主演高杉早苗