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娘の幸せを願い、己の孤独を覚悟する父。小津安二郎が描く、家族の情愛と人生の哀愁漂う物語。
高度経済成長期の東京。妻に先立たれた初老のサラリーマン平山周平は、嫁ぎ遅れた娘・路子と二人暮らし。ある日、中学時代の恩師との再会で、婚期を逃した娘と暮らす恩師の寂しい姿に自身の未来を重ねる。愛する娘の幸せのため、周平は彼女の結婚を画策。しかし、それは自身の孤独な生活の始まりを意味する決断。娘を送り出した夜、一人酒場で噛みしめる父の万感の想い。
ネット上の声
- あっ、わかってる、わかってる、しっかりおやり。幸せにな
- 娘を持つお父さんの気持がわかる☆3.0
- 名作を《必修》にしましょう(笑)
- 結婚適齢期の娘がいる父の気持ち
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間113分
- 監督小津安二郎
- 主演岩下志麻
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戦後の鎌倉、父を想い嫁ぐことをためらう娘と、娘の幸せを願い嘘をつく父、二人の静かな愛情を描く物語。
舞台は戦後間もない古都・鎌倉。大学教授の父・周吉と、婚期を過ぎてもなお父の世話を焼きながら暮らす娘・紀子。二人だけの穏やかで満ち足りた日々。しかし、周囲は紀子の将来を案じ、結婚を盛んに勧める。父との生活に満足し、結婚に気乗りしない紀子。そんな娘の幸せを心から願う父は、彼女を嫁がせるためにある決意を固め、一つの嘘をつく。「再婚しようと思う」。父の言葉は、紀子の心に静かな波紋を広げていく。父を一人にはできないという想いと、自分の幸せの間で揺れる紀子。父と娘、互いを深く思いやるがゆえの葛藤の行方。
ネット上の声
- 父親が大好きすぎる紀子と娘思いの優しく穏やかな父親の親離れ子離れのお話
- 何本も小津作品を観ているとどれも同じに見えてくる。ストーリーと時代...
- 「東京物語」が良すぎたので紀子三部作を遡って見はじめた
- 追悼・原節子 (※ほとんど映画のレビューではありません)
ヒューマンドラマ
- 製作年1949年
- 製作国日本
- 時間108分
- 監督小津安二郎
- 主演笠智衆
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上京した老夫婦の姿を通して、変わりゆく家族の絆と日本の姿を静かに見つめる、小津安二郎監督による不朽の名作。
舞台は戦後復興期の日本。尾道に暮らす老夫婦、周吉ととみ。二人は東京で暮らす子供たちを訪ねるため、はるばる上京。しかし、長男も長女もそれぞれの生活で手一杯で、両親を心から歓迎する余裕がない。都会の喧騒の中、居場所のなさを感じる老夫婦。そんな二人を唯一温かく迎えたのは、戦死した次男の嫁、紀子だった。血の繋がりを超えた優しさに触れる一方で、実の子供たちとの間に流れる微妙な距離感。やがて訪れる別れと、家族が向き合うことになる静かな現実。
ネット上の声
- 連絡がないってことは元気だってことだね
- 孝行したい時に親は無し、、、かぁ・・
- 小津作品の集大成(付:まとめ)
- どうして号泣したんだろう・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間136分
- 監督小津安二郎
- 主演笠智衆
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港町を舞台に、旅役者一座の座長の過去と現在が交錯し、愛憎と親子の情が揺れ動く人間模様。
昭和30年代、日本のとある港町。旅役者一座の座長・駒十郎が、かつての愛人・お芳とその間にできた息子・清が暮らすこの町へ興行にやって来た。息子との穏やかな再会も束の間、その存在を知った現在の愛人・すみ子の激しい嫉妬が、一座の中に不協和音を生む。すみ子は若い役者の加代をそそのかし、清を誘惑させるという非情な計画を実行。隠された過去が暴かれ、偽りの関係が暴走を始める時、駒十郎の心は激しく揺さぶられる。降りしきる雨の中、すれ違う人々の心が選ぶ道とは。
ネット上の声
- 小津安二郎の映画って見る前は、だりぃななんでこんなの見なきゃいけねぇんだてやんで
- やはり小津映画は、心が温まります
- いつもとは違う趣の小津映画
- 川口浩が〜 洞窟に入る〜
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間119分
- 監督小津安二郎
- 主演中村鴈治郎
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東京郊外の住宅地で、子供たちの「沈黙のストライキ」が巻き起こす、大人たちの日常と本音をユーモラスに描くホームドラマ。
高度経済成長期の東京郊外、新興住宅地。この町に住む林家の兄弟、実と勇は、近所に現れた最新式のテレビに夢中。親に買ってほしいとねだるも、「口数が多い」と一蹴されたことから、兄弟は「お早よう」などの挨拶以外一切口をきかないという反抗を開始。この子供たちの小さなストライキが、大人たちの世界に思わぬ波紋を広げる。町内会費の行方、挨拶をしないことへの不満。些細な出来事がご近所の噂話と誤解を呼び、大人たちの見栄や建前が次々と露わになっていく。果たして兄弟はテレビを手に入れられるのか。
ネット上の声
- 小津さんの中では、ダントツで大好きな作品
- 晩年、第2の名作のピークを生んだ小津監督
- 「兄ちゃん、タンマ、あり?」 笑えます!
- 三丁目の夕日じゃないけど☆2つ半
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督小津安二郎
- 主演佐田啓二
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戦後の東京を舞台に、価値観の異なる熟年夫婦のすれ違いと和解を描く。一杯のお茶漬けが溶かす、夫婦の間の静かな溝。
上流階級出身でモダンな妻・妙子と、地方出身で素朴な夫・茂吉。戦後の東京で暮らす二人の間には、埋めがたい価値観のズレ。姪の縁談をきっかけに、夫婦間の溝はさらに深まるばかり。互いへの不満が募る中、夫の急な海外出張が決まる。離れ離れになる前の最後の夜、二人は初めて食卓を囲み、静かにお茶漬けをすする。小津安二郎が描く、夫婦の機微と再生の物語。
ネット上の声
- いや〜これはもう木暮実千代の怪演に尽きる。なんとセレビーな嫌な女。...
- 今の時代に通じる普遍的なメッセージ性
- 《空白の一日》が導く、神聖な儀式
- これだ!捜し求めていた映画!!
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間115分
- 監督小津安二郎
- 主演佐分利信
-
昭和30年代の東京。娘の結婚に揺れる頑固な父親の愛情と葛藤を描く、小津安二郎初のカラー作品。
舞台は高度経済成長期の昭和30年代、東京。大会社の重役・平山渉は、友人の間では理解ある父親。しかし、愛する一人娘の節子が自分の知らない相手との結婚を告白したことで、その日常は一変。友人の娘の自由恋愛には賛成していたものの、いざ我が身となると昔気質の父親として猛反対。娘の幸せを願いながらも素直に祝福できない、父親の意地と寂しさ。時代の変化と変わらぬ親心の間で揺れる、頑固な父が旅立ちの日に見せる不器用な愛情の形。
ネット上の声
- 赤いやかん、見えない彼岸花、カラー第一作
- 娘が結婚する時の 父親の指南書☆
- さっぱりダシの利いた上品な喜劇
- 頑固親父の一番長い日☆3つ
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間118分
- 監督小津安二郎
- 主演佐分利信
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亡き夫の友人たちが画策する娘の縁談。母と娘、互いを想う心が揺れる鎌倉の秋模様。
舞台は昭和30年代の日本。亡き親友の七回忌に集まった三人の男たち。彼らの関心は、親友の美しい未亡人・秋子とその娘・アヤ子の結婚。娘の幸せを願い、良縁を探し始める男たち。しかし、母を一人残すことを案じるアヤ子は結婚に乗り気ではない。事態を打開するため、男たちは母・秋子の再婚まで画策。その計画が、母と娘の間に静かな波紋を広げる。互いを思いやるがゆえのすれ違いと、家族の新たな門出を描く物語。
ネット上の声
- あんなに、娘に慕われるお母さんは幸せ物だと思う。素晴らしい母娘関係に脱帽
- みんなが寄ってたかって複雑にしてるんだな
- ユーモア満載の楽しい映画。さすがの逸品
- 小津映画の “新たな一面” を見ました☆
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間128分
- 監督小津安二郎
- 主演原節子
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他社進出三本目として小津安二郎がメガホンをとるホームドラマ。脚本は「秋日和」につづいて野田高梧と小津安二郎のコンビが執筆。撮影は「女ばかりの夜」の中井朝一。宝塚映画創立十周年記念作品でもある。昭和36年度芸術祭参加作品。
ネット上の声
- 【落魄すれど、人情ある小早川家の人達の姿を描く中で、人間の生の儚さと、自由意思で生きる女性の逞しさを描いた作品。小津安二郎監督と原節子さんとの最後の作品でもある。】
- 「充電させてもらえませんか?」の人が歳を重ねたような主人公(?)
- 松竹でなく東宝ロゴで始まる小津監督作品というのが新鮮
- 画面に溢れる粋(いき)、そしてメメント・モリ
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督小津安二郎
- 主演中村鴈治郎
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戦後日本のサラリーマン家庭。退屈な日常に生じた夫婦の亀裂と、再生へのかすかな希望を描く物語。
舞台は戦後の東京。丸の内のオフィスに通うサラリーマンの正二と、妻・昌子の結婚生活は倦怠期。同じ会社で働く「金魚」と呼ばれる女性との、ほんの出来心からの浮気。その小さな火種が、夫婦の間に静かだが決定的な亀裂を生んでいく。友人の死や同僚との会話を通して、人生の虚しさを感じる正二。妻の知るところとなった過ち。夫婦が選ぶ道は、別離か、それとも再生か。地方への転勤をきっかけに、二人の関係が静かに問い直される。
ネット上の声
- いやー、昭和ですなぁ。社員が男女共々仲が良い。今なんかもうギスギス...
- ちょっと物足りなかった☆2つ半
- サラリーマンも気楽じゃない。
- さわやかなタイトルの後ろに…
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間144分
- 監督小津安二郎
- 主演淡島千景
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移ろいゆく季節のように変化する家族の形、その一瞬の輝きを切り取った不朽のホームドラマ。
舞台は戦後復興期の1951年、東京・北鎌倉。三世代が同居する間宮家で暮らす28歳の紀子は、明るく現代的な会社員。家族や上司は彼女の結婚を気にかけるが、本人はどこ吹く風。そんな穏やかな日常の中、紀子は周囲の予想を裏切り、亡き兄の友人で子持ちの男性との結婚を突然決意。彼女の選択は、当たり前だった家族の風景にさざ波を立てる。娘の自立を前に、喜びと寂しさが交錯する家族それぞれの想い。嫁ぐ日の朝、父が娘に贈る言葉とは。
ネット上の声
- 「だから私たち、結婚しないのよ、ね〜え」
- いつかまた、一緒に会えるさ・・・・
- 歳が近いではありませんか!?ふふふ
- 小津安二郎が描く“今この時”
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間124分
- 監督小津安二郎
- 主演原節子
-
戦後の東京、焼け跡の長屋に置き去りにされた少年。世話を押し付けられた女との間に芽生える心の交流を描く、小津安二郎監督の人情物語。
終戦直後の東京、下町の裏長屋。そこに、父親を捜してさまよう一人の戦災孤児が迷い込む。住民たちは面倒事を押し付け合い、くじ引きの結果、未亡人のおたねが少年の世話をすることに。口うるさく、子供嫌いのおたねは、少年を邪険に扱う日々。しかし、空腹を訴えることもなく、ただ黙って座っている少年の姿に、おたねの心は少しずつ変化していく。失われたものばかりの世界で、二人が見つけるささやかな温もり。庶民の優しさと希望の物語。
ネット上の声
- 人情物語は苦い薬を飲ませるための糖衣だったのです
- 当時の「再会すること」の重みを感じる作品。
- 布団がアメリカ国旗に似てるんですけど…
- 晩春、麦秋に比べると少し味気ない...。
ヒューマンドラマ
- 製作年1947年
- 製作国日本
- 時間72分
- 監督小津安二郎
- 主演飯田蝶子
-
サラリーマンの父を持つ兄弟が、子供の視点から大人の世界の不条理と階級社会の現実を目の当たりにする物語。
舞台は昭和初期の東京郊外。サラリーマンの父を英雄と信じる兄弟、良一と啓二。しかし、父が会社の上司にへつらう姿を目撃。尊敬していた父の情けない姿に、兄弟の純粋な世界は崩壊。父への反抗としてハンガーストライキを開始。子供の純粋な正義感と、大人の世界の厳しい現実との衝突。家族の関係が試される、ほろ苦い結末への予感。
ネット上の声
- 日本サイレント映画の最高峰‼️
- ヘンテコな大人の社会
- 登場人物は声を発することなく、何を話したか後から音声が流れる。 ま...
- 色褪せない、親子が互いに理解し合う景色。
ヒューマンドラマ
- 製作年1932年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督小津安二郎
- 主演斎藤達雄
-
恐妻家の大学教授と、大阪から来た奔放な姪。二人の出会いが、退屈な夫婦生活に巻き起こす大波乱。
東京の山の手で、口うるさい妻・時子に頭が上がらない大学教授の小宮。退屈な日々にうんざりしていた彼の元へ、大阪から自由奔放な姪・節子がやってくる。時子の堅苦しいルールを物ともしない節子の行動は、小宮の日常に新鮮な風を吹き込む。ゴルフ旅行を巡る夫婦の攻防、銀座での密かな息抜き。節子にそそのかされた小宮が、ついに妻に対して起こした前代未聞の反乱。その先に待つ、夫婦関係の意外な転換点。
ネット上の声
- 珍品(?)
- エルンスト・ルビッチ感が満載!
- エンディングが妙に怖い
- 37年土橋式トーキー
ヒューマンドラマ
- 製作年1937年
- 製作国日本
- 時間72分
- 監督小津安二郎
- 主演栗島すみ子
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息子の成功を信じ続けた母。上京した彼女が目にした、理想とはかけ離れた息子の現実を描く小津安二郎監督の人間ドラマ。
1936年、信州の製糸工場で働く母・おつね。女手一つで育てた一人息子・良助の将来のため、彼女は全財産を投げ打って彼を東京の中学へ送り出す。十数年の歳月が流れ、立派になった息子の姿を夢見て上京する母。しかし、そこで彼女が目にしたのは、場末の夜間学校の教師として、妻子と共に貧しい暮らしを送る良助の姿だった。期待と現実のギャップに戸惑う母と、そんな母に申し訳なさを感じる息子。親子の間に流れる気まずい空気と、それでも消えない深い愛情。小津安二郎監督が初めてトーキーで描いた、普遍的な親子の物語。
ネット上の声
- 小津監督初のトーキー作品
- 子供への期待・・・
- 【一人息子を女手独りで育て上げた女性が東京に行った息子を訪ねる物語。貧しくとも人間の豊かな心を持った人たちを小津監督らしい、優しい視点で描いた作品でもある。】
- 小津安二郎がゼームス・槇名義で書き下ろした原作を自らのメガホンで映画化した、小津
ヒューマンドラマ
- 製作年1936年
- 製作国日本
- 時間87分
- 監督小津安二郎
- 主演飯田蝶子
-
「早春」以来、久々に登場する小津安二郎、野田高梧のコンビが執筆した脚本から小津が監督した話題作。父を裏切って家出した母を求める娘の激情を描く。撮影は「あなた買います」の厚田雄春。主演は「白磁の人」の有馬稲子、「大番」の原節子、「暴れん坊街道」の山田五十鈴、「顔(1957)」の笠智衆。ほかに「情痴の中の処女 天使の時間」の高橋貞二、「近くて遠きは」の杉村春子、「正義派」の田浦正巳、それに山村聡、信欣三、中村伸郎、宮口精二、浦辺粂子、三好栄子、藤原釜足、増田順二、長岡輝子のヴェテラン。菅原通済が特別出演している。
ネット上の声
- これは観客が好きな小津ではないよ。暗い。
- 小津さんと思って観ない方がいいでしょう
- 当時の有馬稲子のひたむきな表情が良い
- 「失敗作」だからこそ逆に印象に残る。
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間140分
- 監督小津安二郎
- 主演原節子
-
終戦直後の東京。夫の帰りを待つ妻が、息子のために犯した一夜の過ち。夫婦の絆が試される、小津安二郎監督の問題作。
終戦から数年後の東京。夫・修一の復員を待ちながら、幼い息子とつましく暮らす時子。しかし、息子が重い病に倒れ、高額な手術費が必要に。追い詰められた彼女が選んだのは、たった一度きりの売春という道。息子の命は救われたが、その直後に夫が帰還。罪の意識に耐えきれず、時子はすべてを打ち明ける。貞淑だった妻の裏切りを知り、激しく動揺する修一。愛するが故の過ちと、許すことのできない夫の苦悩。崩壊寸前の夫婦関係を通して、戦後日本の現実と家族の絆を問う、小津安二郎の衝撃作。
ネット上の声
- 許したいんだけど…どうしようもない…
- 田中絹代って・・・すごい☆3つ半
- 話はシンプルで分かりやすかった
- 理解できるか?昔の夫婦観・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間84分
- 監督小津安二郎
- 主演佐野周二
-
戦後の東京、対照的な姉妹の生き様。伝統と自由、愛と結婚の間で揺れ動く、小津安二郎が描く家族の肖像。
終戦から数年が経った東京。古風で貞淑な姉の節子と、奔放で現代的な妹の満里子。姉妹は対照的な性格ながらも、父と共に静かに暮らしていた。しかし、節子の夫は酒に溺れ、その結婚生活は破綻寸前。満里子は、姉がかつての恋人・宏と再会し、幸せを取り戻すことを画策する。姉の幸せを願う妹の行動が、家族の間に静かな波紋を広げていく。変わりゆく時代の中で、日本の家族が直面する葛藤と絆を、小津安二郎監督が繊細な眼差しで描き出す。姉妹が選ぶそれぞれの道とは。
ネット上の声
- ふるくならないことが、あたらしいこと。
- 唇よ、熱く君を語り、舞い上がれ
- 行き違う想い、重ならない心
- 高峰秀子のあっかんべぇー
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督小津安二郎
- 主演田中絹代
-
"ある家族の何気ない朝の風景をワンカットで描いた作品。
据え置きカメラで撮られた映像を見つめ続ける中で、
観客は、この情景に潜む秘密に気付いていく。"
ネット上の声
- 戦時中でありながら、密やかな反戦映画だったと思います
- なんてことないストーリーだが・・・
- 多分、名作なのだろうけど
- 父よ、あなたは偉かった
ヒューマンドラマ
- 製作年1942年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督小津安二郎
- 主演笠智衆
-
旅から旅へ、流れ者の旅役者一座。ある夏の小さな町で交錯する、親子の情と男女の愛憎を描く、小津安二郎監督の無声映画の傑作。
夏の信州の小さな町に巡業で訪れた旅役者一座。座長の喜八は、この町にかつての恋人おつねと、自分の子とは知らずに育った息子・信吉を残していた。しかし、その秘密を現在の恋人であるおたかが知り、嫉妬心から若手女優を使って信吉を誘惑させる。純粋な恋心は、やがて一座の中に激しい亀裂を生み、人間関係を崩壊させていく。喜八が下す、非情な決断。やるせない人生の断面を切り取った、哀愁漂う人間ドラマ。
ネット上の声
- 【小津安二郎監督が描き出す旅芸人の座長が愛人に産ませた子を思う気持ちと、旅芸人一座の人々の善性溢れる作品。小津監督はトーキーの頃から凄い監督だった事が判る作品でもある。】
- 小津安二郎監督『浮草物語』を活弁士と楽団付きで鑑賞
- 小津安二郎監督の最高傑作の一本‼️
- サイレント版の方に軍配かな(?)
ヒューマンドラマ
- 製作年1934年
- 製作国日本
- 時間118分
- 監督小津安二郎
- 主演坂本武
-
ネット上の声
- 淀川の旦那のお気に入り
- 戦争へ向かっていく日本
- 家族崩壊と明るい未来
- どんな映画でもサスペンスは必要!
ヒューマンドラマ
- 製作年1941年
- 製作国日本
- 時間106分
- 監督小津安二郎
- 主演藤野秀夫
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病床の娘・みち子の治療費を工面するために強盗を働いた周二。金を盗んだ後、警官隊の追跡から逃れてタクシーで自宅へと向かった彼は、妻・まゆみに奪った金を渡し、娘の病気が治った暁には自首をすると誓う。だがその時、予期せぬ人物が家を訪ねてくる。
ネット上の声
- 伴奏がないサイレント映画はマジで初めて観た
- サイレントに於ける音の表現は
- 暗黒街の小津2
- 【人間は眠ってはいけない時に眠くなる生きもの。それを人間の善性と結び付けたサイレントヒューマンドラマ。】
ヒューマンドラマ
- 製作年1930年
- 製作国日本
- 時間66分
- 監督小津安二郎
- 主演岡田時彦
-
日雇い労働者として働きながら、息子と2人で暮らしている喜八。ある日同僚の次郎と共に演芸場に出掛けた彼は、仕事をクビになり途方に暮れる女性・春江と出会う。彼女に惚れた喜八は行きつけの食堂に口ききをしてやるが、春江は次郎に興味を持っていた。
ネット上の声
- 昨日、話題のインド映画「エンドロールのつづき」を見てきたら劇中で世界の偉大な映画
- 思いやりや義理人情が詰まった心温まる小津サイレント作品
- 愛情と友情をちょっとコミカルに・・・
- 小津サイレントの名作
ヒューマンドラマ
- 製作年1933年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督小津安二郎
- 主演坂本武
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北村小松の原作を野田高梧が脚色し小津安二郎が監督したサイレント映画。世界的に不景気な時代、仕事を失った父親が家族や知人に支えられながら再起する姿を描く。
ネット上の声
- 小津さんの無声映画ってやっぱ天才かも…
- カロリー軒|失業都市東京
- 小津安二郎が評価されはじめた最初の一本とのことで、なるほど、もうほとんんど小津作
- 笠さんが若いのに老人役やってるのってコレかな?そんなに変な風には見えなかったけど
ヒューマンドラマ
- 製作年1931年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督小津安二郎
- 主演岡田時彦
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大学生活を謳歌する堀野、斎木、熊田、島崎の4人。だが会社社長の父親が急死したことで、堀野は大学を去ってしまった。時が経ち、斎木たちは大学卒業を迎えるが仕事先が見つからない。彼らは堀野を頼るが、かつての仲間が上司という関係になってしまう。
ネット上の声
- 青春の夢?そんなのあったっけかな?🤣
- 時代背景は、恐らく、凄まじい就職難
- 親愛なる小津安二郎監督‼️
- 斎藤達雄が教科書を読みながら歩いていると岡持ちにぶつかり田中絹代との強烈な切り返
ヒューマンドラマ
- 製作年1932年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督小津安二郎
- 主演江川宇礼雄
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昼はタイピスト、夜はヤクザの情婦。愛と嫉妬に揺れる女が、裏社会からの脱却を誓うクライムドラマ。
昭和初期の横浜。昼は会社のタイピスト、夜はボクサーくずれのチンピラ・譲二の情婦として生きる時子。彼女の日常は、譲二がレコード店で働く純真な娘・和子に心惹かれたことで大きく揺らぎ始める。嫉妬に狂った時子は和子を脅すが、逆に彼女の兄から諭され、自らの生き方を見つめ直すことに。譲二と共に裏社会から抜け出すことを決意した時子は、更生資金を手に入れるため、二人で最後の強盗計画を実行する。愛する男との未来を賭けた、危険な一夜の物語。
ネット上の声
- 小津監督のギャング物
- 小津のハードボイルド
- 小津さんノリノリ
- サイレント小津さんだけど、wowowさんなので音声付き!
ヒューマンドラマ
- 製作年1933年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督小津安二郎
- 主演田中絹代
-
坂本武を主人公にした人情劇、“喜八もの”の一編。失業した父が二人の子供を連れ、工場地帯を職を求めて歩き回る。次々に門前払いを食った父子は、安宿に転がり込み、同じ放浪の身にある母娘に出会う・・・。
ネット上の声
- 【貧しき子を二人抱える情けの厚き男が、一夜を共にした同じく貧しき母娘を罪を犯してまで救う物語。今作は、小津安二郎監督が人間の孤独や絶望をリアルかつ人情味を込めて描いた作品である。】
- 小津の映画は戦後の「紀子三部作」があるように、戦前にも「喜八もの(四部作)」が存
- さて、小津監督の喜八シリーズもこれが最後
- 浪花節なラスコーリニコフ。
ヒューマンドラマ
- 製作年1935年
- 製作国日本
- 時間80分
- 監督小津安二郎
- 主演坂本武
-
“ナイフの謙”の異名を誇るヤクザ・謙二は街で見かけたやす江に好意を抱く。後日謙二の車にやす江の妹が轢かれそうになったことから2人は知りあい、謙二は彼女のために堅気の道を歩もうと決意するが、ヤクザの仲間から“大きな仕事”を持ちかけられて…。
ネット上の声
- 小津のサイレント、与太者映画(清水宏 風
- 親愛なる小津安二郎監督‼️
- お洒落な映画
- 窓から窓を繋ぐショットや、やかんから出る蒸気のショット、ラストのモンタージュが良
ヒューマンドラマ
- 製作年1930年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督小津安二郎
- 主演高田稔
-
ネット上の声
- ◎髭っ面バンカラ剣士をめぐる3美女の鞘当
- 昭和初期の香りがプンプンする小津喜劇
- 小津安二郎/コメディ/サイレント
- 1932年 監督:小津安二郎
ヒューマンドラマ
- 製作年1931年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督小津安二郎
- 主演岡田時彦
-
大学を卒業したものの、就職先が見つからないままの徹夫。故郷の母親には就職したとうそをつき、それを信じた母親は婚約者の町子を連れて上京してくる。2人に真実を告げられずにいた徹夫だったが、彼のうそを見抜いた町子はひそかにカフェで働き始める。
ネット上の声
- 現存してるのは11分のみ、とのことですがちゃんとおもしろかったです
- 小津安二郎監督『大学は出たけれど』を活弁士と楽団付きで鑑賞
- 80年近く経った今でも通用する
- 時代背景を映した優しい掌編。
ヒューマンドラマ
- 製作年1929年
- 製作国日本
- 時間70分
- 監督小津安二郎
- 主演高田稔
-
姉は、弟が学校を立派に卒業することだけを願い、学費を稼ぐために一日中働いている。
昼は会社でタイピスト、夜は大学教授の翻訳のお手伝い。慈愛に満ちた姉を慕う弟。
でも、姉は一つ嘘をついていた。姉の嘘を知った弟は…!
ネット上の声
- サイレントでした。でも、おもしろかった。
- 小津のサイレント東京シリーズ
- フィルム・ノワールの創世記
- 東京の貧困
ヒューマンドラマ
- 製作年1933年
- 製作国日本
- 時間47分
- 監督小津安二郎
- 主演岡田嘉子
-
卒業試験を前にした高橋と仲間たちはカンニングの準備に夢中だった。高橋はワイシャツに回答を書き込み、受けるべき試験に備える。だが下宿屋のおばさんがそのワイシャツを洗濯に出してしまう。その結果、高橋たちは揃って落第することになり…。
ネット上の声
- 小津安二郎|サイレント|学生喜劇
- この映画から確認できる小津の説話論的な儀式は「視線の等方向性」と「食べること」「
- 卒業できなかった男の苦しみと卒業しても就職に苦労する仲間たちをコミカルに描いた作
- シャツに記入したり、教授の背中に張り紙でまわしたり、斬新すぎる方法であれやこれや
ヒューマンドラマ
- 製作年1930年
- 製作国日本
- 時間64分
- 監督小津安二郎
- 主演斎藤達雄
-
大学生の渡辺と山本は共に千恵子に想いを寄せている。冬休みに入ったある日、2人がスキー部の仲間と一緒に山に出掛けると、思いがけず千恵子もまた同じ山に来ていた。張り切った2人はどうにか彼女に気に入られようと恋の争奪戦を繰り広げるが…。
ネット上の声
- 元祖、私をスキーに連れてって…って感じ?
- 若い頃には活発に動いていたのね!
- 親愛なる小津安二郎監督‼️
- 二階かし間
ヒューマンドラマ
- 製作年1929年
- 製作国日本
- 時間104分
- 監督小津安二郎
- 主演結城一郎
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路地で遊んでいる子供たちの前に現れた人さらいの文吉。子供の1人、鉄坊に目をつけてそのまま連れ去ってしまう。だが道中で鉄坊がぐずり出し、文吉は菓子パンなどを与えてなだめようとするも効果がない。加えて繰り返されるイタズラに手を焼き始めて…。
ネット上の声
- 小津の魔法使いのサイレント映画
- 和製ホームアローン
- でんでん虫の顔
- チャップリン、キートン級のドライでシャープな小津安二郎監督のドタバタ短篇喜劇の傑
ヒューマンドラマ
- 製作年1929年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督小津安二郎
- 主演斎藤達雄
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トラック運転手の留吉と芳造は同じ部屋で共同生活をしている。ある日、2人は美しい娘・お美津を助けた。身寄りのないことから一緒に暮らし始めるが、留吉と芳造は彼女に惚れ込み、喧嘩をするようになる。けれどお美津には相思相愛の青年がいて…。
ネット上の声
- U-NEXTで今月末に配信終了する小津サイレント作品が山盛り
- この小津の最初期の現存するフィルムを見るにつけ、この頃から小津組は変わってないん
- 「映画の観方」というのが、なんとなく鈍ってきたと感じるのと、正直少し飽きてきて真
- 共同暮らししているトラック運転手の青年留吉と芳造のもとに身寄りのない娘お美津が転
ヒューマンドラマ
- 製作年1929年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督小津安二郎
- 主演渡辺篤
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夫の急死後、女手ひとつで2人の息子を育てあげた千恵子。だが長男の貞夫は大学本科への入学手続きの際、千恵子が本当の母ではないことを知ってしまう。やがて千恵子が弟にばかり打ち解けていると感じた貞夫は、家を出て横浜のチャブ屋で暮らし始める。
ネット上の声
- 親愛なる小津安二郎監督‼️
- 血の繋がらない長男と繋がった次男とを女で一つで育てものの、それに気づいた長男に距
- ・よかれと思った気遣いが誠意をみせていないものと相手に映り、自分の意図とは違った
- 実の子でないと知るまで本当の親子でないと信じて疑わなかった訳だから、母親としては
ヒューマンドラマ
- 製作年1934年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督小津安二郎
- 主演岩田祐吉
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ネット上の声
- 小津安二郎記録
- 六代目尾上菊五郎が演ずる「鏡獅子」を海外向けの文化紹介として小津が撮った記録映画
- 小津のドキュメンタリー作品で、歌舞伎の演目「鏡獅子」を演じる6代目尾上菊五郎が主
- 在りし日の第3期歌舞伎座や楽屋の六代目尾上菊五郎を捉えた映像というだけでも資料価
ドキュメンタリー
- 製作年1935年
- 製作国日本
- 時間24分
- 監督小津安二郎
- 主演尾上菊五郎
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- 製作年1930年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督小津安二郎
- 主演斎藤達雄
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- 製作年1927年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督小津安二郎
- 主演吾妻三郎
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1930年の東京、自由奔放なタイピストを巡る二人の男の恋の鞘当てを描く、小津安二郎監督のサイレント・ラブコメディ。
舞台は昭和初期のモダンな東京。タイピストとして自活する現代的な女性、人呼んで「お嬢さん」。ある日、彼女は街で偶然出会った新聞記者と学生の二人から、同時に熱烈なアプローチを受ける日々。彼女は二人の求愛を巧みにかわし、都会の恋愛ゲームを楽しむかのような振る舞い。彼女の気を引こうと必死に競い合う二人の男性。しかし、彼女の奔放な態度の裏には、誰も知らない秘密の存在。二人の恋の行方と、彼女が下す意外な決断。
- 製作年1930年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督小津安二郎
- 主演栗原すみ子
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- 製作年1936年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督小津安二郎
- 主演近衛敏明
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- 製作年1932年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督小津安二郎
- 主演城多二郎
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- 製作年1932年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督小津安二郎
- 主演岡田嘉子
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- 製作年1935年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督小津安二郎
- 主演飯田蝶子
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- 製作年1930年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督小津安二郎
- 主演斎藤達雄
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- 製作年1929年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督小津安二郎
- 主演斎藤達雄
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「極楽浪人天国」「極楽槍騎兵」と同じくジェームズ・W・ホーンが監督したスタン・ローレル、オリヴァー・ハーディー主演喜劇で、「極楽双児合戦」を脚色したジャック・ジェブニとチャールズ・バディー・ロジャースが書卸し、ロジャースがフェリックス・アドラー及びジェームズ・パーロットと協力して脚色したもの。撮影は「極楽騎兵隊」と同じくアート・ロイドとウォルター・ランディンが協力した。助演者は「カジノ・ド・パリ」のシャロン・リン、「聖林スタア合戦」のロジナ・ローレンス、例によってのジェームズ・フィンレイソン、「歌へ陽気に」のスタンリー・フィールズ等である。
- 製作年1929年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督小津安二郎
- 主演小林十九二
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- 製作年1930年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督小津安二郎
- 主演斎藤達雄
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- 製作年1931年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督小津安二郎
- 主演岡田時彦