- 製作
- 1966年 日本
- 時間
- 97分
- 監督
- 山本薩夫
- 出演
- 若尾文子安田道代船越英二
- 種類
- ヒューマンドラマ
【娘を殺した男の子供を、我が子として育てる。憎しみを愛と偽り続けた母と、何も知らずに育つ娘の、壮絶な運命の物語。】
舞台は北海道・旭川。院長である辻口啓造の幼い娘が殺害される事件が発生。犯人は、妻・夏枝の不貞を疑った啓造が彼女を家から追い出した隙に、家に忍び込んだ男だった。自責の念と夏枝への復讐心から、啓造は犯人の娘・陽子を、何も知らない夏枝に引き取らせる。夏枝は陽子に惜しみない愛情を注ぐが、ある日、陽子の出自という残酷な真実を知ってしまう。その日から、夏枝の愛は底知れぬ憎悪へと変貌。罪と罰、愛と憎しみが渦巻く中で、過酷な運命に翻弄される家族の姿を描く不朽の名作。