-
戦後日本の裏社会を生きた一人の男。伝説の錠前師と呼ばれた彼の、波乱に満ちた半生と、その驚くべき手口を描く実録犯罪ドラマ。
舞台は戦後から高度経済成長期の日本。貧しさから盗みの道へ入った林田義助は、やがて伝説の錠前師として裏社会に名を轟かせる。どんな金庫も開ける神業を持つ彼だが、その腕が警察の執拗な追跡を招く。家族を愛しながらも、泥棒稼業から抜け出せない男の葛藤。時代の移り変わりと共に、彼の「仕事」も変化を迫られる。実在の人物をモデルに、一人の男の栄光と転落、そして人間味あふれる姿を克明に描いた、社会派エンターテインメントの金字塔。
ネット上の声
- エンターテインメントに仕上る流石の構成力
- 社会派の傑作、一度は見ておきたい。
- 可愛い泥棒、腕利き歯医者、悪者刑事
- 人生をかけた決断
コメディ
- 製作年1965年
- 製作国日本
- 時間117分
- 監督山本薩夫
- 主演三国連太郎
-
大学病院の教授選を巡る権力闘争。野心に燃える天才外科医の栄光と、その先に待つ運命。
昭和40年代、浪速大学医学部。第一外科の次期教授の座を巡り、熾烈な派閥争いが繰り広げられていた。天才的な腕を持つ野心家の外科医・財前五郎は、あらゆる策略を駆使してその頂点を目指す。一方、彼の同期で内科医の里見は、患者を第一に考える実直な男。権力と名誉を追い求める財前。その先に待ち受けるのは、栄光か、それとも破滅か。医療界の暗部を鋭く描く社会派ドラマ。
ネット上の声
- 浪速大学の財前助教授が教授昇格を目論む野望のドラマ
- 「仕事は好きなんだけど、人間関係に疲れた」
- 際立つ個性描写で金と権力をおもしろく描く
- 田宮二郎は作品中に永遠に生き続けている
社会の裏側、 病院(医療モノ)、 医師、 ビジネス、 サスペンス
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督山本薩夫
- 主演田宮二郎
-
戦後日本、一人の政治家が民衆のために立ち上がった。浅沼稲次郎の信念と情熱に満ちた闘争の記録。
舞台は敗戦から復興へと向かう激動の日本。庶民の生活を守るため、社会党の政治家・浅沼稲次郎は立ち上がる。彼は「人間機関車」とあだ名されるほどの情熱で全国を駆け巡り、労働者の権利や平和を訴え続けた。しかし、彼の前には保守政権や資本家という巨大な壁。そして、過激化する時代の波。権力に屈せず、ただひたすらに民衆の幸福を願った男の、知られざる「武器なき斗い」の物語。社会派の巨匠・山本薩夫が描く、熱き魂の伝記映画。
ネット上の声
- 権力者が利権をむさぼり、庶民が犠牲になる
- 普通選挙法と抱き合わせの形で成り立った治安維持法
- 普通選挙法と抱き合わせの形で成り立った治安維持法
- 本当に必要な人は政治家になりたがらない!
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間137分
- 監督山本薩夫
- 主演下元勉
-
昭和恐慌から満州事変へ。激動の時代に翻弄される新興財閥・伍代家を通して、日本の戦争への道を壮大に描く歴史巨編。
昭和3年、金融恐慌の嵐が吹き荒れる日本。新興財閥・伍代家の当主、伍代由介は、軍部と結託し、中国大陸への進出を画策。満州を舞台に、富と権力を拡大していく。その一方で、彼の家族や周囲の人々は、それぞれの愛や理想、そして苦悩を抱えながら、時代の大きなうねりに飲み込まれていく。張作霖爆殺事件、そして満州事変へ。破滅的な戦争へと突き進む日本の姿を、一個人の野望と、それに翻弄される人々の運命を通して描く、一大叙事詩の第一部。
ネット上の声
- 太平洋戦争勃発以前の昭和初期の激動を、架空の新興財閥”伍代家”の人々を通して描く
- 私大文系だった自分には日本史、特に近現代が関門でここが受験の命運を分けた
- NO.28「せ」のつく元気になった邦画
- 当時金持ちの日活が製作した不朽の大作
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間194分
- 監督山本薩夫
- 主演滝沢修
-
明治の日本、貧農の家に嫁いだ一人の女性。荷車を引き続けた、その壮絶なる一代記。
舞台は明治時代の岡山。貧しい小作農の家に嫁いだセキ。夫は怠け者で、姑からは理不尽ないびり。家計を支えるため、彼女は重い荷車を引いて行商に出る日々。貧困、夫の暴力、そして子供たちとの別れ。次々と襲いかかる過酷な運命に耐え、ただひたすらに働き続けるセキ。その姿は、封建的な社会の中で生きる女性の強さと悲哀の象徴。彼女が荷車と共に引き続けた、長く険しい人生の道のり。
ネット上の声
- 農地解放と女性解放、そして農村文化向上
- 希少☆山本薩夫監督が描く女性ドラマ
- 山本薩夫の代表作とみる
- 明治~大正~昭和の農村
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間145分
- 監督山本薩夫
- 主演望月優子
-
無実を叫ぶ5人の被告。巨大な権力と世論の壁に挑む、一人の弁護士の執念を描く社会派法廷サスペンス。
戦後の混乱期に起きた「八海事件」を基にした社会派法廷ドラマ。殺人事件の容疑者として逮捕された5人の被告たち。彼らは一貫して無実を主張するも、世論と警察は彼らを犯人と断定。絶望的な状況の中、一人の弁護士が彼らの弁護を引き受ける。彼の名は、正義を信じる男、藤崎。警察による拷問まがいの尋問、矛盾だらけの証言、そして被告に不利な報道。藤崎は、国家という巨大な権力を前に、証拠を一つ一つ覆し、事件の真相に迫っていく。これは、たった一人で真実を追い求めた、不屈の男の闘いの物語。
ネット上の声
- 隠れた圭作、とても興味深く鑑賞致しました
- それでもお母ちゃんはやってない
- 推理小説が家にあっただけで…
- 徳島ラジオ商殺人事件
ヒューマンドラマ
- 製作年1965年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督山本薩夫
- 主演奈良岡朋子
-
巨大ダム建設の裏で渦巻く利権と陰謀。一人の男が己の正義を貫くため、巨大な権力に立ち向かう社会派ドラマ。
戦後復興期の日本。一大国家事業である巨大ダムの建設所長に任命された有馬。しかし、その裏では政界、財界、地元ボスが癒着し、汚職と利権が渦巻く暗黒地帯。実直な有馬は、不正を許さず、たった一人で巨悪に戦いを挑むことを決意。次々と襲いかかる圧力、脅迫、そして裏切り。会社や家族からも孤立し、追い詰められていく有馬。己の信念を貫くのか、それとも権力に屈するのか。一人の男の誇りと生き様を問いかける、重厚な社会派エンターテイメント。
ネット上の声
- 彼らがいたから僕らがいた
- お金の力は万能よ!
- こちらも主人公の実業家を単なる悪とは描かず魅力的に描いてもみせるピカレスクロマン
- 西武グループの創業者・堤康次郎をモデルとした石川達三の同名小説の映画化で、鉄道の
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間152分
- 監督山本薩夫
- 主演山村聡
-
激動の昭和史、ここに完結。戦争という巨大な渦に翻弄される一族の運命を描く、壮大な歴史大河ロマン。
舞台は満州事変から太平洋戦争へと突き進む激動の日本。巨大財閥・伍代家の人々は、戦争の拡大と共に、否応なく時代の荒波に飲み込まれていく。愛、理想、そして野望。それぞれの想いを胸に抱きながらも、戦火は容赦なく彼らの日常を破壊。大陸での戦闘、国内の混乱、そして敗戦へ。歴史の奔流の中で、人間は何を失い、何を見出すのか。戦争の非情さと人間の尊厳を問いかける、社会派エンターテインメントの金字塔、その終幕。
ネット上の声
- 『お前は何のため…』、小百合の暗唱に号泣
- 露骨な反日映画、とても納得出来ない
- ノモンハン事件に時間割き過ぎか
- 統帥権独立が軍部独走の隠れ蓑
ヒューマンドラマ
- 製作年1973年
- 製作国日本
- 時間184分
- 監督山本薩夫
- 主演滝沢修
-
総工費200億の巨大ダム建設を巡る政界・財界・官界の黒い癒着。日本の権力構造の闇に迫る社会派サスペンスの金字塔。
高度経済成長期の日本。政府が計画する巨大ダム建設の裏で、次期総裁の座を狙う政治家たちと大手建設会社による巨額の贈収賄が画策されていた。この国家を揺るがす汚職の情報を掴んだ新聞記者や検察は、真相究明に乗り出す。しかし、彼らの前に立ちはだかるのは、巧妙に仕組まれた隠蔽工作と、権力者たちが築いた分厚い壁。証拠は消され、証人は口を閉ざす。日本の腐敗した構造に、正義を貫こうとする者たちの孤独な戦いが始まる。
ネット上の声
- 本作は政治だけを糾弾していないのです 金環蝕とは、日本の輝く繁栄の中心が、国民の腐敗そのもので真っ黒であることを描いているのです
- こういう映画に政界からの圧力はない?
- まっくろくろすけ、うーじゃうじゃ
- 政界アウトレイジ “全員悪人”
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間155分
- 監督山本薩夫
- 主演仲代達矢
-
戦後日本の貧しい村。子供たちの未来のため、給食の実現に全てを捧げた一人の女性教師の闘いの記録。
終戦から10年余りが過ぎた香川県の小さな漁村。この村に赴任してきた若い女性教師・小野先生。彼女が目の当たりにしたのは、貧しさから弁当も持ってこられず、空腹を抱えて授業を受ける子供たちの姿。栄養失調で倒れる子も少なくない。この状況を看過できない小野先生は、子供たちに温かい給食を食べさせるため、PTAや村議会に働きかけることを決意。しかし、彼女の前に立ちはだかるのは、資金不足を理由に反対する村の有力者たちと、事なかれ主義の教育委員会の「人間の壁」。たった一人の情熱が、やがて村全体を巻き込む大きなうねりへと変わっていく。
ネット上の声
- 日教組だけではない。『壁』があるのだ。
- ○○ですの
- 石川達三の同名小説を山本薩夫監督が映画化した「先生と生徒の教育現場、日教組、そし
- 日教組の活動展開と政府・与党との対立を背景に、生徒と向き合い生徒を中心に考える先
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間146分
- 監督山本薩夫
- 主演香川京子
-
賞金稼ぎに追われる盲目の剣客・座頭市。仁義と恋、そして裏切りが渦巻く宿命の旅路。
江戸時代、やくざの抗争が絶えない宿場町。凄腕の居合術を操る盲目の侠客・座頭市は、かつて斬った男のことで賞金をかけられ、多くの追っ手から命を狙われる身。穏やかな生活を求める市の願いも虚しく、彼を慕う女と、彼を狙う凄腕の浪人との出会いが、市を新たな血戦へと引きずり込む。守るべき者のために、再び仕込み杖を抜く市。非情な運命に立ち向かう、怒りの逆手斬りの一閃。
ネット上の声
- 誰かが居なければ理想は実現出来ぬ
- 山本監督、宮川カメラなのに凡作
- めくらで居合いの達人という業
- 勝新は少し張り切りすぎ。
座頭市、 時代劇
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督山本薩夫
- 主演勝新太郎
-
舞台は江戸。若き浪人・新三郎は、旗本の美しい娘・お露と出会い、恋に落ちる。しかし、彼が愛したお露は、恋焦がれたままこの世を去った幽霊。その事実を知らぬ新三郎。夜ごと牡丹の燈籠を手に、カランコロンと下駄の音を響かせ訪ねてくるお露とその侍女。甘美で危険な逢瀬を重ねるうち、新三郎の生命力は次第に吸い取られていく。生者と死者の境界を越えた、恐ろしくも哀しい愛の顛末。
ネット上の声
- 【”カランコロン・・。戸を開けておくんなまし・・。”お盆に観る怪談なら、ヤッパリ牡丹燈籠だね!哀愁漂う日本怪談。】
- 幽霊お露さんが恋人を呼ぶ声が今も聞こえる
- 送り火に映し出された縁(えにし)は永遠
- 途中から 落語になってしまって
ホラー
- 製作年1968年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督山本薩夫
- 主演本郷功次郎
-
“アッシイ”と呼ばれるバラバラの機械部品のように、一つ一つでは役に立たないが、集まって大きな連体の力を発揮しようとする京浜工業地帯の下請け町工場で働く若者たちの姿を描く。脚本は「若者たち」の山内久、監督は「あゝ野麦峠」の山本薩夫、撮影は山本駿がそれぞれ担当。
ネット上の声
- アリとキリギリス、両方居てうまくいく
- 新島だもの台風もアベック、うっかり調べてジグザグコミュニティに行きつくボーカル、
- 昭和の製造業下請けピラミッドの奴隷的構造を話としては知っていても実感としては知ら
- 休む間もなく家業の部品作りに勤しむ兄貴(古谷一行)となりふり構わない姿勢に反発す
ヒューマンドラマ
- 製作年1981年
- 製作国日本
- 時間129分
- 監督山本薩夫
- 主演古谷一行
-
「黒いオルフェ」のマルセル・カミュ監督作。カミュ自身の原作をカミュとジャック・ヴィオが共同で脚色し、撮影に当ったのはマルセル・グリニョン。音楽を担当しているのはフランスのアンリ・クロラとブラジルのホセ・トレド。出演しているのは舞台出のレイモン・ロワイエ、エルガ・アンデルセン、「黒いオルフェ」のルールディス・デ・オリヴェイラ、レア・ガルシアなど。他に原地人多数が出演している。
ヒューマンドラマ
- 製作年1943年
- 製作国日本
- 時間101分
- 監督山本薩夫
- 主演藤田進
-
1960年代の金融界を舞台に、巨大銀行の頭取が仕掛ける野望と、それに翻弄される一族の愛憎劇。
1960年代後半、日本の金融業界再編の嵐。関西の名門、阪神銀行頭取の万俵大介。彼の野望は、都市銀行を飲み込み、巨大バンクを築くこと。その冷徹な計画の前に立ちはだかるのは、理想に燃える長男・鉄平。彼は父の銀行からの融資を元に、高炉建設という夢に邁進。しかし、父子の確執、一族内に渦巻く嫉妬と愛憎が、彼らの運命を狂わせる。華麗なる仮面の下で繰り広げられる、非情な権力闘争と一族の悲劇的な結末の予感。
ネット上の声
- 金融機関再編成時代、弱小都市銀行のオーナー親父が下克上を狙う悪だくみを始めて、み
- ラストシーンのパーティー会場での銃声 あれは誰が、誰を撃ったのでしょうか?
- 閨閥、妻妾同居、才色兼備という語を知った
- 高度経済成長時代というのは、こういう時代
大阪が舞台、 ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国日本
- 時間211分
- 監督山本薩夫
- 主演佐分利信
-
終戦後、シベリア抑留から生還した元エリート参謀。彼の新たな戦場は、欲望渦巻く総合商社の世界。
第二次大戦後、高度経済成長期の日本。大本営参謀だった壹岐正は、11年間のシベリア抑留を経て帰国。家族のため、大手総合商社「近畿商事」へ。軍で培った情報収集能力と戦略眼を武器に、ビジネスの世界で頭角を現す壹岐。彼の目的は、会社の利益と日本の発展。しかし、戦闘機売り込みを巡る国際的な謀略、社内の派閥争い、そして戦争のトラウマが彼を苦しめる。国家をも巻き込む巨大な陰謀の渦中、彼が下す人生を懸けた非情の決断。
ネット上の声
- 事実と虚実紙一重の緊迫感はスクリーンからも伝わってきましたね。
- 今では不毛「地獄」になって見えない世界。
- 果てしなき商戦は不毛の地のように虚しく
- 正しいことをしたければ、偉くなれ。
ヒューマンドラマ
- 製作年1976年
- 製作国日本
- 時間181分
- 監督山本薩夫
- 主演仲代達矢
-
娘を殺した男の子供を、我が子として育てる。憎しみを愛と偽り続けた母と、何も知らずに育つ娘の、壮絶な運命の物語。
舞台は北海道・旭川。院長である辻口啓造の幼い娘が殺害される事件が発生。犯人は、妻・夏枝の不貞を疑った啓造が彼女を家から追い出した隙に、家に忍び込んだ男だった。自責の念と夏枝への復讐心から、啓造は犯人の娘・陽子を、何も知らない夏枝に引き取らせる。夏枝は陽子に惜しみない愛情を注ぐが、ある日、陽子の出自という残酷な真実を知ってしまう。その日から、夏枝の愛は底知れぬ憎悪へと変貌。罪と罰、愛と憎しみが渦巻く中で、過酷な運命に翻弄される家族の姿を描く不朽の名作。
ネット上の声
- 人は皆、生まれながらにして罪人であるか?
- 若尾文子の艶(つや)やかさと憎憎しさ!
- 人間ドラマとしては不完全☆2つ
- 美貌もさることながら・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督山本薩夫
- 主演若尾文子
-
村山知義原作を前作「忍びの者」のコンビ、高岩肇が脚色、山本薩夫が監督した忍者もの。撮影は「影を斬る」の武田千吉郎。
ネット上の声
- 先ずは白黒映像の美しさ(撮影:武田千吉朗)に息を飲む。一人の忍者の活躍を描いているようで、結局は大きな策謀の駒でしかなかったという処が山本薩夫監督ならではか。
- 見せ場満載の 『忍びの者』 の最高傑作!
- エンタメ的前作から悲劇の戦国ドラマに一変
- 「忍びの者」シリーズ第2作目です。
時代劇
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督山本薩夫
- 主演市川雷蔵
-
満州事変から日中戦争へ。激動の時代に翻弄される財閥一族の愛と悲劇を描く、壮大な歴史ドラマ。
時代は昭和初期、満州事変を機に軍国主義へと突き進む日本。巨大財閥・伍代家もまた、大陸での利権拡大に野心を燃やす。しかし、その激流は一族の若者たちの運命を大きく狂わせていく。理想と現実の狭間で苦悩する者、愛する人を戦争に奪われる者、そして時代の波に乗り、富を築こうとする者。それぞれの愛と悲しみが、戦争という巨大な渦の中で交錯する。歴史のうねりの中で、人々は何を信じ、どう生きたのか。個人の無力さと、それでも失われない人間の尊厳を問う、社会派エンターテインメントの金字塔。
ネット上の声
- 戦争に絡めて多様な人間を描くスケールの大きさに驚き
- 前回の上海事変以後、日中戦争までが描かれていた
- 戦争に巻き込まれた男女の愛まで描ききる
- 第二部 愛と悲しみの山河(昭和11~12年)
ヒューマンドラマ
- 製作年1971年
- 製作国日本
- 時間150分
- 監督山本薩夫
- 主演滝沢修
-
江戸末期、農民救済に生涯を捧げた先駆的思想家・大原幽学。その理想と、時代に翻弄された苦難の軌跡。
舞台は天保の大飢饉に喘ぐ江戸時代後期の下総国。独自の農本思想「性学」を掲げる思想家、大原幽学。彼は、疲弊しきった農村の惨状を憂い、世界初の農業協同組合ともいえる「先祖株組合」の設立に乗り出す。農民たちに寄り添い、農業技術の指導や教育を通じて村の再建を目指す幽学。しかし、その革新的な思想と活動は、旧態依然とした幕藩体制にとって脅威と見なされ、やがて幕府からの激しい弾圧を受けることに。理想と現実の狭間で、信念を貫こうとする男の孤独な闘いの記録。
ネット上の声
- 知られざる偉大な浪人の話!
- 江戸時代後期に世界で初めて農業協同組合を組織したとされる大原幽学の姿を、村人たち
- 映像表現とかに面白みは無いけど、やっぱり役者がいちいち適切に配分されてるところが
- 知らなくて当然な大原幽学だが、博奕を戒める教えのせいで飯岡の助五郎親分とは反目あ
- 製作年1976年
- 製作国日本
- 時間147分
- 監督山本薩夫
- 主演平幹二朗
-
村山知義原作を「真昼の罠(1962)」の高岩肇が脚色、「乳房を抱く娘たち」の山本薩夫が監督した忍者もの。撮影は「雲右衛門とその妻」の竹村康和。
ネット上の声
- 面白い!なる程シリーズ化されるのは当然の面白さ!
- シリーズ化した「忍びの者」の第1作
- 娯楽要素満載☆あっという間の105分間
- 「忍びの者」シリーズ第1作目です。
時代劇
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督山本薩夫
- 主演市川雷蔵
-
台風接近!消えた災害復旧資金!小さな町を舞台に、金と権力にまみれた人間たちの欲望が渦巻く社会派喜劇。
舞台は、大型台風の接近に揺れる日本のとある田舎町。住民が不安に怯える中、町では町長選挙を巡る汚い駆け引きが横行していた。そんな折、災害復旧のために用意されたはずの公金が忽然と姿を消す事件が発生。この町の腐敗を嗅ぎつけた新聞記者は、真相を暴こうと奔走。しかし、彼の前には、保身に走る議員や、見て見ぬふりをする住民たちの厚い壁が立ちはだかる。果たして、自然の猛威と人間の欲望が交錯する中、正義は嵐を乗り越えることができるのか。
ネット上の声
- 今もこんなものかも
- “この物語はすべて事実ではありません”というテロップから始まる。
- ラストの「天災の後に、人災がやってくる」完
- 今でも じゅうぶん リメイク出来る作品❗❗
コメディ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間107分
- 監督山本薩夫
- 主演佐田啓二
-
製作は「どっこい生きてる」と同じく松本酉三と宮川雅青、脚本はやはり「どっこい生きてる」の平田兼三に楠田清が協力している。監督は「暴力の街」の山本薩夫、「命ある限り」の楠田清、「緑なき島」の小坂哲人が共同で当たっている。撮影は「タヌキ紳士登場」の前田實である。出演者は「どっこい生きてる」と同じく前進座一党に、「出世鳶」の山田五十鈴、「修羅城秘聞 双龍の巻」の轟夕起子、新劇陣から薄田研二、清水将夫、石黒達也その他が出演している。
ネット上の声
- 史実のドキュメンタリーが、ドラマチック。
- 黒澤映画を彷彿☆群像娯楽大作
- 「農民たちが幕府の妨害に遭いながらも山を掘り掘り用水路を完成させる」というあらす
- 私のための密やかな徳衛祭は続く
時代劇
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間136分
- 監督山本薩夫
- 主演河原崎長十郎
-
無実の労働者たちを襲った国家の陰謀。真実を求め、巨大な権力に立ち向かった人々の闘いを描く社会派ドラマ。
1949年、戦後日本の混乱期に起きた国鉄「松川事件」。列車脱線転覆の容疑者として、労働組合の組合員20名が逮捕された。しかし、それは巨大な権力によって仕組まれた冤罪事件の始まりだった。拷問まがいの取り調べ、矛盾だらけの証言。絶望的な状況の中、被告たちと弁護団は、真実を求めて国家という見えざる敵との法廷闘争に挑む。日本の司法の闇に光を当て、無実を信じ続けた人々の不屈の記録。
ネット上の声
- 偶然かもしれないが・・・。
- 星野監督はいってます。
- 1949年(昭和24年)の夏に発生した、いわゆる「国鉄三大ミステリー事件(下山事
- 国鉄三大事件の一つであり、日本史上最大の免罪事件とも言われる松川事件の全貌を描い
冤罪、 裁判・法廷、 実話
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督山本薩夫
- 主演小沢弘治
-
無実の罪で服役した一兵卒が、真犯人を求め軍隊へ復帰。そこは、理不尽な暴力と階級が支配する、人間の尊厳が失われた「真空地帯」だった。
第二次世界大戦中の日本陸軍。窃盗の濡れ衣を着せられ、2年間を陸軍刑務所で過ごした木谷一等兵。出所後、彼は汚名をそそぎ真犯人を見つけ出すため、再び元の部隊へと配属される。しかし、彼を待っていたのは、上官による非人間的な私的制裁、陰湿ないじめ、そして絶対的な階級制度が支配する閉鎖的な世界。正義も真実も通用しない「真空地帯」で、木谷はたった一人、軍隊という巨大な組織の闇に立ち向かう。
ネット上の声
- 新兵さんは可哀想だね、又、寝て泣くのかよ
- 「個」を消し「無」になることが生きる術
- なんとナイーブな、呆れる程にナイーブだ
- こんな連中で勝てるわけないでしょ
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間129分
- 監督山本薩夫
- 主演木村功
-
- 製作年1937年
- 製作国日本
- 時間79分
- 監督山本薩夫
- 主演岡譲二
-
ペンは暴力に屈しない。地方都市を支配する巨悪に、新聞記者が真実という武器で立ち向かう社会派ドラマ。
終戦から間もない日本の地方都市。この街は、一人のボスによって牛耳られ、暴力と不正が横行していた。市民が恐怖に口を閉ざす中、地元の新聞記者たちが立ち上がる。彼らの武器はペンとジャーナリスト魂のみ。取材を進めるほどに明らかになる、警察をも巻き込んだ根深い癒着構造。脅迫、襲撃、妨害。絶え間ない圧力に屈することなく、記者たちは命がけで真実を追求し、記事を書き続ける。言論の自由と正義を賭けた、名もなき記者たちの壮絶な闘いの記録。
ネット上の声
- では一体新聞の使命とは何なのか、それは事実を客観的に捉え真実を伝える事ではないか
- 若い新聞記者が業者と警察・検察との癒着宴会に出席したことに端を発し、町議を中心に
- この映画公開2年ほど前に実際に起きた「本庄事件」を下敷きにした実話映画だそうだ
- 昔のフィルムなので俳優陣の声が割れていて、セリフほぼ聞き取れず...内容がわから
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督山本薩夫
- 主演池部良
-
終戦後の満州。一人の将校に下された、女密偵処刑の非情なる命令。極限状況で問われる人間の尊厳と狂気を描く戦争ドラマ。
第二次世界大戦終結直後の満州。敗残兵となった日本軍部隊を率いる宇治中尉。ある日、彼は捕らえた八路軍の女性密偵の処刑を命じられる。命令と良心との間で激しく葛藤する宇治。荒涼とした大地を彷徨う中、部下たちの不満は募り、極限の飢えと寒さが兵士たちの理性を蝕んでいく。戦争が人間から何を奪うのか。人間の内に潜む狂気と、それでも失われない尊厳とは何かを問いかける。山本薩夫監督による、魂を揺さぶる衝撃作。
ネット上の声
- 本当の敵はだれなのか。
- 敵を潰すより先に味方を潰すクソバカ日本軍モノ大好き~!現地女とデキてフィリピン人
- 題材が同じと言うこともあるだろうけど、野火に似てると思った
- 梅崎春生原作の戦争もので野火+地獄の黙示録という雰囲気の話
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督山本薩夫
- 主演鶴田浩二
-
真山美保の原作を「夫婦善哉」の八住利雄が脚色し「愛すればこそ」第三話の山本薩夫が監督、「太陽のない街」の前田実が撮影を担当した。主なる出演者は「名月佐太郎笠」の津島恵子、「珠はくだけず」の菅原謙二、「獅子丸一平」の小沢栄、「幼きものは訴える」の東野英治郎など。
ネット上の声
- 興行師も資本家も似たようなものさ!
- 知らないだけで実は私たちは不幸なんだよということを(当時の)観客に訴えつつ、華も
- 端正な正座
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間106分
- 監督山本薩夫
- 主演津島恵子
-
大正末期から昭和初期にかけて、製糸工場で働く女工たちが過酷な労働の日々のなかから、女として、人間として目覚めていく姿を描く。脚本は「アッシイたちの街」の山内久、監督は前作と同様の山本薩夫、撮影は「夢・夢のあと」の小林節雄がそれぞれ担当。
ネット上の声
- この頃から日本の産業はブラックだった…若き日の三原じゅん子さん、なぜ女優をやめて
- そりゃ前作のマジックは無いしキャストも小粒感あるが、労働組合であったり雨の中の乱
- ★近代化が進んだ製糸工場ですが、相変わらず女工の皆さんはブラック労働させられてい
- 懐柔させられて物扱いされて依存させられてきた歴史を描く前半と、ありとあらゆる人権
ヒューマンドラマ
- 製作年1982年
- 製作国日本
- 時間136分
- 監督山本薩夫
- 主演三原順子
-
杉浦明平原作を「喜劇 とんかつ一代」の柳沢類寿と山形雄策、山本薩夫が共同で脚色、「忍びの者」の山本薩夫が監督した諷刺喜劇。撮影は「雪之丞変化(1963)」の小林節雄。
ネット上の声
- こっちの水は赤いぞ♪あっちの水は白いぞ♪
- その泉質名は変えた方が良いと思う
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督山本薩夫
- 主演川崎敬三
-
「十一人の女学生」「霧の夜ばなし」「四つの恋の物語(1947)」第四話(恋のサーカス)等の脚色者八住利雄の脚本を終戦後はじめてメガフォンをとる山本薩夫と、「小林一茶」「闘う兵隊」等をはじめ数々の名作文化映画を発表した亀井文夫が劇映画作家に転向第一回作品として協同監督する。撮影者宮島義雄も終戦後初のクランクである。「四つの恋の物語(1947)」第一話「初恋」の池部良、同第四話「恋のサーカス」の田中筆子のほか伊豆肇、岸旗江、飯野公子(以上ニュー・フェイス)三谷幸子、谷間小百合らが出演。なお本作品は戦争放棄をテーマとする東宝担当の憲法発布記念映画である。
ネット上の声
- 挟み込まれる記録映像は本物!
- 150915@新文芸坐<戦後70年企画 第三部 映画を通して検証する 焼け跡、ヤ
- 広島市映像文化ライブラリーで観た
- 池部良の狂気の演技
ヒューマンドラマ
- 製作年1947年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督山本薩夫
- 主演池部良
-
夏堀正元の“罠”を、「続・兵隊やくざ」の舟橋和郎が脚色、「にっぽん泥棒物語」の山本薩夫が監督した社会もの。撮影は前田実。
ネット上の声
- 娯楽作と割り切れば
- 疲れていて前半寝てしまったんだけど、モノクロのクールな映像と、物語の硬質な雰囲気
- スパイが結局誰に雇われて何をしたがってるのかはっきりしない(何となくはわかるが)
- 山本薩夫監督が下山事件をモチーフにしたというハードな謀略ドラマ
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1965年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督山本薩夫
- 主演田宮二郎
-
木下順二の民話劇を映画化したもので、庶民の健康なエスプリと封建制未成熟時代の支配者のとぼけたおかしさを笑いの中に捉えようというもの。脚色は「密告者は誰か」の高岩肇、監督は「台風騒動記」の山本薩夫、撮影は前田実。中村勘三郎が舞台と同じ役を演じて映画初出演するほか、有馬稲子・香川京子・伊藤雄之助・三島雅夫などが顔を揃える。
ネット上の声
- 別嬪の嫁を持つと…
- 伊藤雄之助と有馬稲子の素敵な夫婦っぷり
- 有馬稲子、香川京子の美貌たるや…
- 木下順二の戯曲の映画化
時代劇
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督山本薩夫
- 主演中村勘三郎
-
三好十郎の戯曲「斬られの仙太」を、「刑務所破り」の高岩肇と、稲垣俊が共同脚色し、長編記録映画「ベトナム」の山本薩夫が監督した、幕末を背景にしたアクション時代劇。撮影は、「笹笛お紋」の牧浦地志が相当した。
ネット上の声
- この救いの無い物語りをよくぞ作品にまで
- 裏切られた革命。
時代劇
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督山本薩夫
- 主演仲代達矢
-
「兵隊やくざ 俺にまかせろ」の高岩肇がシナリオを執筆し、「白い巨塔」の山本薩夫が監督した社会派喜劇。撮影は「女の賭場」の小林節雄。
ネット上の声
- 大魔神大宣伝!
- 座頭市のキャラにしてもそうだけど、男らしくて喧嘩に強く、頭も働くナイスガイなのに
- 今回の勝新は、拳銃を盗まれて免職になった元刑事
アクション
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督山本薩夫
- 主演勝新太郎
-
- 製作年1937年
- 製作国日本
- 時間70分
- 監督山本薩夫
- 主演岡譲二
-
昭和四年発表された徳永直の原作より、新人立野三郎が脚色し、「日の果て」の山本薩夫が監督している。撮影も、「日の果て」の前田実。キャストは「足摺岬」の日高澄子、信欣三、殿山泰司、「わたしの凡てを」のニ本柳寛、「美しい人」の瀧沢修、「燃える上海」の原保美のほか、大映のニュー・フェイス桂通子が出演している。
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間144分
- 監督山本薩夫
- 主演日高澄子
-
明治時代、日本の近代化を支えた少女たちの過酷な運命。製糸工場で生きる希望と絶望の物語。
舞台は明治時代の日本。飛騨の貧しい村から、家族を養うため製糸工場へ出稼ぎに出る少女たち。主人公みねもその一人。希望を胸に野麦峠を越えるも、彼女たちを待っていたのは、低賃金と長時間労働という過酷な現実。結核が蔓延し、仲間が次々と倒れていく劣悪な環境。それでも故郷への想いを胸に、少女たちは懸命に糸を紡ぎ続ける。日本の近代化の礎となった名もなき工女たちの、生命の輝きと哀しみの記録。
ネット上の声
- 悲惨な労働環境の比喩で「野麦峠紛い」みたいな表現を口にした記憶こそあれ、しっかり
- 明治の経済を底辺で支えた製糸工場女工の無慈悲な黒歴史
- なんでこんな名画のDVDが出ないんでしょ
- さすが巨匠監督、唸る一本です。
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1979年
- 製作国日本
- 時間154分
- 監督山本薩夫
- 主演大竹しのぶ
-
「鹿島灘の女」の八木保太郎の原作・脚色を「武器なき斗い」の山本薩夫が監督した農民の生活を明るく描いた農村映画。撮影は黒田清巳。
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間124分
- 監督山本薩夫
- 主演中谷一郎
-
戦争、 ヒューマンドラマ
- 製作年1942年
- 製作国日本
- 時間109分
- 監督山本薩夫
- 主演岡譲二
-
「愛すればこそ」の共同脚色者の一人、山形雄策が武田敦と共同で脚本を書き、「市川馬五郎一座顛末記 浮草日記」の山本薩夫が監督、「多羅尾伴内 戦慄の七仮面」の西川庄衛が撮影を担当した。主なる出演者は「拳銃対拳銃」の岡田英次、「嫁ぐ日」の津島恵子、「彼奴を逃すな」の木村功、「警視庁物語 逃亡五分前」の南原伸二、星美智子、「続々獅子丸一平」の高千穂ひづる、「黒田騒動」の中原ひとみなど。
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督山本薩夫
- 主演津島恵子
-
ネット上の声
- 時節の雰囲気を感じさせないコメディ?ドラマ。
- みんながデコちゃんを好きになれる映画
- 製作年1939年
- 製作国日本
- 時間66分
- 監督山本薩夫
- 主演原節子
-
もし現代の日本で自衛隊のクーデターが起こったらという構想のもとに、その恐怖と巨大なうねりに翻弄される人間の姿を描く小林久三の原作の映画化。脚本は「不毛地帯」の山田信夫、渋谷正行、「不毛地帯」を監督した山本薩夫の共同執筆、監督は同作の山本薩夫、撮影は「ワニと鸚鵡とおっとせい」の坂本典隆がそれぞれ担当。
ネット上の声
- クーデター。 成功するはずはなく、大抵大事な人が犠牲になって鎮圧さ...
- こういう映画があるということを、この映画を見て初めて知った。 内容...
- クーデターと言えば、邦画では本作を思い出す
- 創作クーデターモノでは中々の秀作。
ヒューマンドラマ
- 製作年1978年
- 製作国日本
- 時間140分
- 監督山本薩夫
- 主演渡瀬恒彦
-
「しのび泣き」「悲恋」のジャン・ドラノワが、有名なアンドレ・ジイドの小説を映画化したもので、一九四六年カンヌの国際映画展で大賞を受けたものである。脚本はドラノワが「乙女の星」「第三の接吻」のジャン・オーランシュと協力執筆し、台詞はオーランシュが、ピエール・ボストと協力して書いた。撮影は「犯罪河岸」のアルマン・ティラールが指揮し、音楽はベートーヴェンの田園交響曲を用いず、「美女と野獣」「悲恋」のジョルジュ・オーリックが作曲した。主演は、「霧の波止場」「珊瑚礁」のミシェル・モルガン、「罪と罰(1935)」「血の仮面」のピエール・ブランシャールで、「弾痕」のアンドレ・クレマン、「乙女の星」のジャン・ドザイ、「しのび泣き」のリーヌ・ノロ、「血の仮面」のジャック・ルーヴィニイが共演している。
ネット上の声
- お持ち帰される原節子。
- 原節子が盲目の少女を演じる映画
- テレビドラマでやってそうだった
- 仏文の授業でみた
ヒューマンドラマ
- 製作年1938年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督山本薩夫
- 主演高田稔
-
- 製作年1937年
- 製作国日本
- 時間71分
- 監督山本薩夫
- 主演霧立のぼる
-
「ドレイ工場」の山本薩夫が、増田健太郎、小泉尭史監督、大小島嘉一、藤井良孝の二カメラマンを率いて北ベトナムにロケした長編記録映画。
ドキュメンタリー
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督山本薩夫
- 主演---
-
製作は「わが子ゆえに」につぐマキノ満男。企画は「女の一生(1949)」(藤本真澄、井出俊郎と協同)の伊藤武郎で、「白鳥は悲しからずや」「わが子ゆえに」(荒牧芳郎と協同)の八木保太郎、「美しき豹」の棚田吾郎、「誰に恋せん」(館岡謙之助と協同)の舟橋和郎の三人が協同で脚本を執筆し、「戦争と平和」(龜井文雄と協同)の山本薩夫が監督する。キャメラは木塚誠一の担当。主演は「女の一生(1949)」の岸旗江、「青い山脈(1949)」「恋狼火」の伊豆肇、「女の一生(1949)」の沼崎勳で、それに「女優(1947)」以来の土方与志、「静かなる決闘」「湯の町悲歌」の千石規子、「不良少女(1949)」の杉義一、「わが子ゆえに」の水原通子、同じく小田切ふみ子、民芸の滝沢修、清水将夫らが出演する。
- 製作年1949年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督山本薩夫
- 主演伊豆肇