- 製作
- 1961年 日本
- 時間
- 130分
- 監督
- 松山善三
- 出演
- 小林桂樹高峰秀子島津雅彦
- 種類
- ヒューマンドラマ
【戦中戦後の激動期、耳の聞こえない夫婦が愛と忍耐で築いた家族の物語。声なき声で綴る、涙と感動の実話。】
舞台は昭和初期から戦後の復興期にかけての日本。生まれつき耳が聞こえない、みちおとあき子。二人は周囲の反対を乗り越え結婚し、ささやかな家庭を築く。しかし、戦争の影、貧困、そして聴覚障害者への偏見という過酷な現実が次々と彼らに襲いかかる。言葉を交わせずとも、手話と表情、そして深い愛情で結ばれた夫婦。4人の子供を育てるため、手を取り合い必死に働く。戦争で家を失い、子供の病気に直面しながらも、彼らが守り抜こうとした家族の絆。幾多の苦難を乗り越えた先に、夫婦が見つけた「美しく」生きることの意味が、静かな感動を呼ぶ。