戦中戦後の激動期、耳の聞こえない夫婦が愛と忍耐で築いた家族の物語。声なき声で綴る、涙と感動の実話。
舞台は昭和初期から戦後の復興期にかけての日本。生まれつき耳が聞こえない、みちおとあき子。二人は周囲の反対を乗り越え結婚し、ささやかな家庭を築く。しかし、戦争の影、貧困、そして聴覚障害者への偏見という過酷な現実が次々と彼らに襲いかかる。言葉を交わせずとも、手話と表情、そして深い愛情で結ばれた夫婦。4人の子供を育てるため、手を取り合い必死に働く。戦争で家を失い、子供の病気に直面しながらも、彼らが守り抜こうとした家族の絆。幾多の苦難を乗り越えた先に、夫婦が見つけた「美しく」生きることの意味が、静かな感動を呼ぶ。
ネット上の声
- 耳が聞こえないという障害を背負いながらも太平洋戦争~戦後という混乱した時代のなか
- あーっという見事なラストが待っていた・・
- 展開速いがじんわりと感動 結末には???
- 電車の中で手話する場面は印象に残る
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間130分
- 監督松山善三
- 主演小林桂樹