- 製作
- 1963年 日本
- 時間
- 85分
- 監督
- 田中徳三
- 出演
- 市川雷蔵藤由紀子城健三朗
- 種類
- 時代劇
【武士の掟か、兄弟の情か。愛する弟をその手で斬った侍が背負う、逃れられぬ宿命と悲劇の物語。】
厳格な武家社会が支配する江戸時代。藩主への忠義に厚い侍・青山喜平太は、心から可愛がる弟の不正を疑う。藩の掟に従い、喜平太は自らの手で弟を討つという非情な決断を下す。しかし、それは藩の重臣が仕組んだ巧妙な罠だった。愛する者を失った悲しみと、己の過ちへの後悔。そして、裏切り者への燃え上がる復讐心。弟の無念を晴らすため、そして武士の誇りを取り戻すため、喜平太は藩という巨大な権力にたった一人で立ち向かう。忠義と復讐の狭間で、彼が最後に刀を向ける相手とは。