- 製作
- 1953年 日本
- 時間
- 111分
- 監督
- 吉村公三郎
- 出演
- 木暮実千代木村三津子乙羽信子
- 種類
- ヒューマンドラマ
【亡き父の面影と罪。茶器が繋ぐ、三人の女と一人の男の、美しくも哀しい愛憎の物語。】
鎌倉の旧家。主人公・菊治は、亡き父の茶道の弟子であり、かつて父の愛人だった栗本ちか子に誘われ茶会へ。そこで出会ったのは、もう一人の父の愛人・太田夫人とその娘・文子。父の面影を宿す夫人に惹かれ、一夜を共にする菊治。しかし夫人は罪の意識から自ら命を絶ってしまう。残された娘・文子と菊治の間に芽生える淡い恋。志野焼の茶碗が象徴する、逃れられない過去と宿命。複雑に絡み合う四人の男女の愛憎劇の結末。