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戦後の日本、貧しい一家に転がり込んできた一人の老婆。家族の平和をかき乱す、笑いと涙の嫁姑攻防戦。
舞台は戦後間もない東京。安月給で暮らす若い夫婦、佐藤夫妻の小さな家に、夫の母・おりんが転がり込む。行く先々で厄介者扱いされてきた、口が悪く自己中心的な老婆。彼女の存在が、貧しいながらも平穏だった夫婦の日常を根底から揺るがす。嫁の我慢も限界に達し、家庭内はまさに一触即発の状態。追い出すこともできず、されど共に暮らすにはあまりにも過酷な毎日。果たして、この奇妙な同居生活の先に、家族が再び安らぎを取り戻す日は来るのか。木下恵介監督が描く、庶民の哀歓に満ちた傑作喜劇。
ネット上の声
- あの夫婦の素顔は...。
- 真夏の高峰秀子祭⑦
- 婆さんに薄く切った蒲鉾を食べさせられた子供が、次のシーンで布団の中で残りのデカい
- 生きている間に何かをしても何も出来なくても、どちらも本当に同じ事なんだけど、それ
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間79分
- 監督木下恵介
- 主演佐田啓二
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復興期の東京を舞台に、夢と恋に生きる人々が織りなす、軽快で洒脱なヒューマン・コメディ。
敗戦から復興へと向かう、活気あふれる昭和20年代の東京。広告会社に勤めるサラリーマン、レビュー劇場の踊り子、実業家など、様々な人々が夢を追いかけていた。新聞に掲載された「新東京行進曲」の歌詞募集をきっかけに、彼らの人生が交差し、それぞれの恋模様や人間関係が動き出す。恋愛の三角関係、仕事のライバル意識、憧れと現実の壁。軽妙なテンポで描かれる群像劇は、やがて一つの行進曲のように重なり合い、希望に満ちたフィナーレへと向かう。
ネット上の声
- 雑誌「平凡」に掲載された原作を川島雄三監督が映画化
- 主役は東京の街!
- 当時の銀座や浅草の様子が見られるのは良いが、入り組んだ人間関係に無理やり感があり
- 東京都の出来事も絡めて詰め込むだけ詰め込んで強引にまとめあげる感じが面白いので嫌
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督川島雄三
- 主演高橋貞二
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東京でストリッパーとして成功したリリイ・カルメン。芸術家気取りで故郷に錦を飾るが、その派手な姿が巻き起こす大騒動。
舞台は、雄大な浅間山を望む、戦後間もない信州ののどかな田舎町。主人公は、東京で人気のストリッパー、リリイ・カルメンことおきん。自分を「芸術家」と信じて疑わない、天真爛漫で開放的な女性。ある日、彼女は友人のマヤ朱美を連れ、派手な衣装で故郷へ凱旋。目的は、自分の「芸術」を故郷の人々に理解してもらうこと。しかし、保守的な田舎町では彼女の職業や言動は全く受け入れられず、村中を巻き込んだ珍騒動へと発展。父親は頭を抱え、かつての同級生である校長先生も困惑するばかり。近代的な都会の価値観と、古き良き田舎の純朴さが衝突する中で生まれる笑いと人情の物語。
ネット上の声
- ・デコちゃんの陽気さがはじけてて、カラーだぞ!という気負いも感じる...
- 小学校のシーンで、リリーカルメンの友達が、先生にちょっかいだすシー...
- 日本初・総天然色(カラー)長編映画☆
- 喜び満ち溢れ、そして唯だ、空は青い
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督木下恵介
- 主演高峰秀子
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橋幸夫が歌う同名の主題歌にもとづいて映画化されたもの。脚本は「命果てる日まで」の柳井隆雄と「宇宙大怪獣 ギララ」の石田守良が共同で担当し、「汐風の中の二人」の桜井秀雄が監督した青春もの。撮影は「銀の長靴」の小林正雄。
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督桜井秀雄
- 主演橋幸夫
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東京タイムス等に連載された貴司山治の「愛の高原」より「お嬢さん社長と丁稚課長」の萩山輝男が「大学の龍虎」の津路嘉郎と共同してシナリオを書き、監督している。製作は市川哲夫、撮影は竹野治夫。主な出演者は「乙女の診察室」の大木実、北龍二、岸恵子、市川春代、「新東京行進曲」の小林トシ子などである。
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督萩山輝男
- 主演大木実
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- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督原研吉
- 主演津島恵子
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- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督原研吉
- 主演角梨枝子
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「海を渡る千万長者」の石田清吉の製作で、小糸のぶの原作から、「若い娘たち(1951)」「その人の名は言えない」の井手俊郎が脚色し、「わが家は楽し」の中村登が監督に当たり、撮影は「愛情の旋風」の竹野治夫が担当している。配役の主なものは、「その人の名は言えない」の角梨枝子が松竹入社第一回作品として出演し、「泣きぬれた人形」の岡田英次と桂木洋子、文学座の加藤治子、ほかに二本柳寛、岸恵子、水の江滝子、藤原釜足、村瀬幸子、小林トシ子などの助演陣に、O・S・Kから秋月惠美子、小町瑠美子などの賛助出演がある。
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督中村登
- 主演角梨枝子
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「父帰る」の大町龍夫が製作に当り、入江徳郎の原作「泣虫記者」から「柳生の兄弟」の柳川真一が脚本を書き「女のいのち」の池田忠雄が監督に当っている。撮影は「その夜の妻」の坂本松雄。出演者は「こんな私じゃなかったに」の川喜多雄二と「現代人」の小林トシ子で、他に有島一郎その他の助演者が活躍している。
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督池田忠雄
- 主演川喜多雄二
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“週刊サンケイ”に連載された宇井無愁の原作を「家族あわせ」の長瀬喜伴が脚色し、「蛮から社員」の堀内真直が監督している。出演者は「求婚三人娘」の三橋達也、川喜多雄二、「春の若草」の草笛光子、「慶安水滸伝」の三井弘次、「家族会議」の小林トシ子、日守新一などである。
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督堀内真直
- 主演川喜多雄二