- 製作
- 1956年 日本
- 時間
- 110分
- 監督
- 小林正樹
- 出演
- 浜田寅彦三島耕下元勉
- 種類
- ヒューマンドラマ
            
            【戦争の罪は誰が負うのか。BC級戦犯として収容された男たちの、魂の叫びと葛藤を描く社会派ドラマ。】
            
            舞台は第二次世界大戦後の巣鴨プリズン。そこに収容されているのは、上官の命令に従った結果、BC級戦犯として裁かれた元兵士たち。彼らは「壁あつき部屋」の中で、戦争の記憶、家族への想い、そして自らの罪と向き合い続ける。なぜ自分たちだけが裁かれなければならないのか。本当の責任はどこにあるのか。理不尽な現実に苦悩し、時に反発しながらも、人間としての尊厳を保とうとする男たち。戦争が個人に残した深い傷跡と、国家と個人の関係性を鋭く問いかける。小林正樹監督が世に放った、衝撃の問題作。