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戦争の罪は誰が負うのか。BC級戦犯として収容された男たちの、魂の叫びと葛藤を描く社会派ドラマ。
舞台は第二次世界大戦後の巣鴨プリズン。そこに収容されているのは、上官の命令に従った結果、BC級戦犯として裁かれた元兵士たち。彼らは「壁あつき部屋」の中で、戦争の記憶、家族への想い、そして自らの罪と向き合い続ける。なぜ自分たちだけが裁かれなければならないのか。本当の責任はどこにあるのか。理不尽な現実に苦悩し、時に反発しながらも、人間としての尊厳を保とうとする男たち。戦争が個人に残した深い傷跡と、国家と個人の関係性を鋭く問いかける。小林正樹監督が世に放った、衝撃の問題作。
ネット上の声
- まったく知らなかったことばかりで戦後の日本史をわかっていない自分が恥ずかしくなっ
- A級は政治犯だがB、C級は刑事犯だ!
- 二重の意味での戦争犠牲者たち
- 安部工房の脚本はもちろんヒッチコックみたいなライティングやカメラワークもすごく面
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督小林正樹
- 主演浜田寅彦
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雑誌『小説倶楽部』所載の柴田錬三郎の小説を「顔役 (ボス)」の共同脚色者の一人白石五郎が脚色し、「花真珠」の阿部豊が監督、「自分の穴の中で」の峰重義が撮影を担当した。主なる出演者は「顔役 (ボス)」の三橋達也、「乳房よ永遠なれ」の月丘夢路、「続・警察日記」の河野秋武、「裏町のお転婆娘」の内海突破、俳優座の山岡比佐乃など。
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督阿部豊
- 主演三橋達也
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戦後の横浜港、法か、掟か。密輸組織に挑む一匹狼の船乗りの、誇りを賭けた闘い。
舞台は終戦直後の混乱が残る横浜港。主人公は、腕利きの船乗りで一匹狼の男、杉山。彼の前に現れた謎の美女との出会いが、杉山を港を牛耳る悪質な密輸組織との抗争へと引きずり込むというきっかけ。組織の非道なやり方に憤りを覚えた杉山は、たった一人で立ち向かうことを決意。しかし、敵のボスはかつての戦友という苦難。友情と正義の間で揺れ動く心。警察、そしてライバル組織も巻き込み、三つ巴の激しい抗争の展開へ。
ネット上の声
- 芦田伸介の存在感とその怪演ぶりがとても良かったし、純粋な恋心とその賭け事を軸にし
- 監督デビュー作品にして既に清順スタイルが確立されており、切れの良い演出と編集が楽
- 壊れた階段の手摺りを自分で直して自分でまた壊してる港の酒場かもめの常連・菅井一郎
- 兄弟が清純にとっていかに重要な主題かということがこのデビュー作を観てよくわかった
アクション
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間65分
- 監督鈴木清太郎
- 主演三島耕
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小林正樹が「壁あつき部屋」に次いで、自ら書き下したオリジナル・シナリオにより監督する作品。撮影は「陽のあたる家(1954)」の井上晴二。出演者は「ママの新婚旅行」の山田五十鈴、「陽は沈まず」の岸恵子、「伊豆の踊子(1954)」の三島耕、募集少年の森昭治、細谷一郎などである。
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督小林正樹
- 主演山田五十鈴
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山本有三の原作を、「初姿丑松格子」の橋本忍が現代版に脚色したもので、日活入社第一回の西河克己が潤色・監督に、高村倉太郎が撮影に当っている。出演者は、「からたちの花」の山村聡、「女人の館」の三國連太郎、北原三枝、「地獄への復讐」の山内明のほか南寿美子、三島耕、東谷暎子、轟夕起子、清水一郎、多々良純、清水将夫など。
ネット上の声
- やましさを封じ込めてなにデート重ねてんのー?って、みているこちらを心配にさせる心
- 1955年当時の1万円…って、現在の価値にするといくらぐらいだろう?
- ヴェーラで途中から入って5分で笠智衆の長台詞のシーン
- 男性メインキャストが日活っぽくない日活映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督西河克己
- 主演山村聡
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宇野千代の小説を「緋牡丹記」の共同脚色者の一人、田岡敬一が脚色し、「花真珠」の阿部豊が監督、「第8監房」の峰重義が撮影を担当した。主なる出演者は、「風船」の森雅之、北原三枝、「港の乾杯 勝利をわが手に」の天路圭子、菅井一郎、三島耕、「神阪四郎の犯罪」の高田敏江、「乳房よ永遠なれ」を監督、出演した田中絹代など。
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督阿部豊
- 主演森雅之
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若い世代の異常な生態を描き反響を呼んだ石原慎太郎の同名の原作(芥川賞受賞)の映画化。「顔役 (ボス)」の古川卓巳が脚色・監督し、「ただひとりの人」(二部作)の伊佐山三郎が撮影を担当した。主な出演者は「愛情」の長門裕之と坪内美詠子、「姉さんのお嫁入り」の三島耕、「東京バカ踊り」の南田洋子、「黒帯有情 花と嵐」の東谷暎子、他に河上敬子、中原早苗など。
ネット上の声
- 【お互いに想い合っているのに、正直になれない男女間に起こった悲劇。今作は”石原裕次郎、衝撃のデビュー作”と言われているが、端役であり、殆ど出て来ません・・。】
- 〝青春貴族〟を無軌道に謳歌する湘南の不良富裕層の性やモラルをセンセーショナルに描
- 太陽族と呼ばれた当時のセレブな若者の生態を描いた話だったんですね。...
- 石原慎太郎が芥川賞を受賞した問題作『太陽の季節』の映画化
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督古川卓巳
- 主演長門裕之
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小泉譲の原作『八月の砂』から「肉体の反抗」の陶山鉄と「女豹とならず者」の共同脚色者の一人、佐治乾が共同脚色し、「肉体の反抗」の野口博志が監督、同じく松橋梅夫が撮影した、日活肉体シリーズ第二弾・日活スコープ。主演は「肉体の反抗」の筑波久子、「愛ちゃんはお嫁に」の三島耕、「私は前科者である」の安井昌二、「反逆者」の宍戸錠。ほかに、利根はる恵、牧真介、稲垣美穂子、近藤宏など。
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督野口博志
- 主演筑波久子
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日米映画が、警視庁と協力して製作する犯罪捜査シリーズの第六篇。オール読物所載樫原一郎の原作を、高橋二三が脚色、木元健太が監督した。撮影は、「犯罪地帯を捜せ」の井上莞。出演は左京路子・国方伝・三村俊夫・三島謙など。
サスペンス
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督木元健太
- 主演国方伝
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「美女と怪龍」の新藤兼人と「銀座の女」の共同脚色者の一人高橋二三が共同で脚本を書き、「青空の仲間」のコンビ堀池清が監督、柿田勇が撮影を担当した。主なる出演者は「沙羅の花の峠」の南田洋子、「続・警察日記」の三島耕、「銀座二十四帖」の三橋達也、「未成年」の東谷暎子、「大岡政談 人肌蝙蝠」の明智三郎、「沙羅の花の峠」「未成年」の利根はる恵など。
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督堀池清
- 主演南田洋子