- 製作
- 1970年 日本
- 時間
- 126分
- 監督
- 黒澤明
- 出演
- 頭師佳孝菅井きん殿村敏之
- 種類
- ヒューマンドラマ
【貧民窟を走る空想の路面電車。そこに生きる人々の悲喜こもごもを描く、黒澤明初のカラー作品。】
舞台は東京近郊の貧民窟。そこに住む人々は、貧困にあえぎながらも、たくましく日々を送る。その中心にいるのが、来る日も来る日も「どですかでん」と叫び、架空の路面電車を運転する少年六ちゃん。彼の純粋な瞳を通して映し出されるのは、夫の暴力に耐える妻、入れ替わった家で暮らす二組の親子、物乞いで生計を立てる父子など、個性豊かな住人たちの姿。彼らのささやかな夢と絶望、そして人間味あふれる日常をオムニバス形式で綴る、黒澤明監督による色彩豊かな人間賛歌。