貧民窟を走る空想の路面電車。そこに生きる人々の悲喜こもごもを描く、黒澤明初のカラー作品。
舞台は東京近郊の貧民窟。そこに住む人々は、貧困にあえぎながらも、たくましく日々を送る。その中心にいるのが、来る日も来る日も「どですかでん」と叫び、架空の路面電車を運転する少年六ちゃん。彼の純粋な瞳を通して映し出されるのは、夫の暴力に耐える妻、入れ替わった家で暮らす二組の親子、物乞いで生計を立てる父子など、個性豊かな住人たちの姿。彼らのささやかな夢と絶望、そして人間味あふれる日常をオムニバス形式で綴る、黒澤明監督による色彩豊かな人間賛歌。
ネット上の声
- クレヨンを買ってもらった名監督の迷作品!
- 冒頭から何なんだこれは!!??ブラボー?
- 印象的だった、黒よりも黒い闇
- ろくちゃんに戻った黒澤の悲劇
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間126分
- 監督黒澤明
- 主演頭師佳孝