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昭和の東京。一人の男を巡り、本妻と愛人が奇妙な同居生活を送る。女たちの愛憎渦巻く人間ドラマ。
舞台は高度経済成長期の東京。実業家の圭介には、貞淑な妻・文子と、バーを経営する奔放な愛人・美保がいた。驚くべきことに、彼らは一つの家で同居生活を送る。妻としての立場、女としてのプライド。美保の存在を許しながらも、文子の心は静かに蝕まれていく。一方、美保もまた、愛人という立場に満たされぬ思いを抱える。男のエゴイズムが生んだ歪な三角関係。その日常に生じた小さな亀裂が、やがて女たちの関係を崩壊へと導く。
ネット上の声
- 女心は単純なのに。。。
- 本妻とお妾さんの戦い
- 本当に美人ばかり
- 男女関係の影と戦後社会にけりをつけそこねること。
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間106分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演高峰秀子
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亡き母を慕い、新しい母に心を開けない少年。父と子の絆、そして家族の愛の形を問う、感動の物語。
昭和30年代の日本。幼い少年・正一は、父と新しい母との三人暮らし。優しく接してくれる継母に、どうしても懐くことができない。彼の心の中には、写真でしか知らない亡き実母への思慕が募るばかり。ある日、父の出張中に家を飛び出し、母の面影を求めて旅に出る正一。父の愛、継母の真心、そして少年の純粋な心が織りなす、切なくも温かい家族のドラマ。清水宏監督が描く、子供の視点を通した家族再生の軌跡。
ネット上の声
- お見合いデートはお好み焼き屋で
- 母を亡くした子は鳩に母を想い新たな母を母とは呼べずに消されてしまいそうな母を自ら
- 妹が鳩を逃した事を知った少年の反応が予想以上に激しくて震えたが、少年の作文からラ
- この監督らしく横移動が多用されているが、死んだ母の写真と子どもを同じ高さに置いて
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督清水宏
- 主演根上淳
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第二次大戦下の満州。人道主義を貫こうとした一人の男が、戦争という巨大な暴力に翻弄される、壮大な人間ドラマの序章。
舞台は1943年、戦時下の満州。人道主義者の梶は、愛する妻・美千子との生活を守るため徴兵を逃れ、鉱山の労務管理者の職に就く。しかし、そこは中国人捕虜を奴隷のように酷使する地獄。捕虜たちの待遇改善を試みる梶の理想は、憲兵隊や会社の非情な方針と激しく対立。人間としての尊厳を守ろうとする彼の正義感は、やがて周囲との深刻な亀裂を生み、自らの立場を危うくしていく。理想と現実の狭間で苦悩する梶。彼の純粋な思いは、巨大な権力と戦争の狂気に飲み込まれていく。
ネット上の声
- 私たちが生まれる以前、
- 戦争を嫌う左翼のインテリが召集免除を条件に労務管理を任された鉱山で目の当たりにす
- 「その瞬間が、人道主義の仮面を被った殺人狂の仲間になるか、人間という美しい名に値
- いつでも戦争は平和の名のもとに行われ愛も正義も暴力と腐敗とに踏みにじられ国家の奔
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督小林正樹
- 主演仲代達矢
-
戦後日本のサラリーマン家庭。退屈な日常に生じた夫婦の亀裂と、再生へのかすかな希望を描く物語。
舞台は戦後の東京。丸の内のオフィスに通うサラリーマンの正二と、妻・昌子の結婚生活は倦怠期。同じ会社で働く「金魚」と呼ばれる女性との、ほんの出来心からの浮気。その小さな火種が、夫婦の間に静かだが決定的な亀裂を生んでいく。友人の死や同僚との会話を通して、人生の虚しさを感じる正二。妻の知るところとなった過ち。夫婦が選ぶ道は、別離か、それとも再生か。地方への転勤をきっかけに、二人の関係が静かに問い直される。
ネット上の声
- いやー、昭和ですなぁ。社員が男女共々仲が良い。今なんかもうギスギス...
- ちょっと物足りなかった☆2つ半
- サラリーマンも気楽じゃない。
- さわやかなタイトルの後ろに…
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間144分
- 監督小津安二郎
- 主演淡島千景
-
移ろいゆく季節のように変化する家族の形、その一瞬の輝きを切り取った不朽のホームドラマ。
舞台は戦後復興期の1951年、東京・北鎌倉。三世代が同居する間宮家で暮らす28歳の紀子は、明るく現代的な会社員。家族や上司は彼女の結婚を気にかけるが、本人はどこ吹く風。そんな穏やかな日常の中、紀子は周囲の予想を裏切り、亡き兄の友人で子持ちの男性との結婚を突然決意。彼女の選択は、当たり前だった家族の風景にさざ波を立てる。娘の自立を前に、喜びと寂しさが交錯する家族それぞれの想い。嫁ぐ日の朝、父が娘に贈る言葉とは。
ネット上の声
- 「だから私たち、結婚しないのよ、ね〜え」
- いつかまた、一緒に会えるさ・・・・
- 歳が近いではありませんか!?ふふふ
- 小津安二郎が描く“今この時”
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間124分
- 監督小津安二郎
- 主演原節子
-
昭和初期の大阪。甲斐性なしの若旦那と、彼を見捨てきれない芸者の、どうしようもなく切ない腐れ縁の物語。
舞台は昭和初期の大阪・法善寺横丁。化粧品問屋の放蕩息子・柳吉は、しっかり者の芸者・蝶子と恋に落ち、駆け落ち同然の生活を開始。しかし、柳吉の甲斐性のなさと浮気癖は治らず、二人の生活はたちまち困窮。蝶子が必死に働いても、柳吉は遊んでばかり。別れてはよりを戻す、その繰り返し。それでも決して離れることのできない男女の情愛と絆を、ユーモアとペーソスたっぷりに描いた、日本映画史に輝く不朽の名作。
ネット上の声
- 主人公森繁久彌が駆け落ち相手の芸者淡島千景の健気さや可愛らしさは、とても良かったが
- 「頼りにしてまっせ、おばはん」の台詞を英語に訳すなら
- 森繁久彌、愛すべきだめ男絶妙の名演
- ラブラブな二人☆熟男熟女やけど(^^
大阪が舞台、 ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間121分
- 監督豊田四郎
- 主演森繁久彌
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戦後日本の貧しい村。因習と狂気に満ちた奇妙な共同体で繰り広げられる、人間の欲望渦巻く社会派喜劇。
舞台は終戦直後の日本、外界から隔絶されたとある貧村。村人たちは因習に縛られ、奇妙な論理で日々を送る「気違い部落」。そこへ取材に訪れた新聞記者・大曽根。彼は村の奇妙な選挙戦や殺人事件に巻き込まれていく。村人たちの剥き出しの欲望とエゴイズムの目の当たり。近代化から取り残された人々の滑稽さと悲哀の物語。
ネット上の声
- まぎれもない私たちの村=“日本”の物語
- 本邦最後の上映か・・・
- モノクロ映画だけど
- モノクロ映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間134分
- 監督渋谷実
- 主演伊藤雄之助
-
戦後日本の農村を舞台に、近代化の波と家族の絆を描く。時代の変化に揺れる一家の姿を映し出す、成瀬巳喜男監督の群像劇。
終戦から十数年が経過した日本の農村。畑中家は、代々受け継いできた土地で農業を営む。家長の父と、戦争で夫を亡くしながらも畑仕事に励む嫁ヤエ。そこに持ち上がった飛行場の建設問題。土地の買収をめぐり、伝統を守ろうとする父と、近代的な生活を夢見る息子たちの意見が激しく対立。家族の間に不協和音が生じ始める。時代の大きなうねりの中で、失われていくものと、それでも守りたいもの。変わりゆく農村の風景と、そこに生きる人々の葛藤の記録。
ネット上の声
- 農地改革と高度成長の狭間にある近郊農村の時代変化を描いた成瀬監督の手堅さ
- シネ・ヌーヴォで開催中の「生誕105年、没後5年、橋本忍映画祭2024」からもう
- 地味な素材なのに決して退屈しない
- 農業の問題は今も解決していない
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間129分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演淡島千景
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1950年代の日本、世代間の価値観の違いに揺れる家族の姿をコミカルに描くホームドラマ。
舞台は戦後の復興期を迎えた日本。古き良き時代の価値観を重んじる父親と、新しい考え方を持つ子供たち。ささいな日常の出来事から、結婚、仕事、そして生き方まで、あらゆる場面で衝突する両者の意見。ある日、長女の縁談をきっかけに、家族内に大きな亀裂が生じる事態に。果たして、彼らは互いを理解し、新しい家族の形を見つけ出すことができるのか。笑いと涙の中に、時代を映す家族の肖像。
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督番匠義彰
- 主演佐野周二
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妻子ある中年男と若きタイピスト。許されざる恋に溺れる二人の、破滅へと向かう愛の逃避行。
昭和30年代の日本。妻子ある実業家・宮口と、彼の会社で働く若きタイピスト・節子。二人はいつしか惹かれ合い、許されぬ関係に。世間の目、家庭の責任から逃れるように逢瀬を重ねる二人。しかし、その関係は次第に周囲に知れ渡り、宮口は社会的地位を失う危機。すべてを捨てて二人で生きるか、それとも現実に戻るのか。愛の深さを問われる、究極の選択。その先に待つ、衝撃の結末。
ネット上の声
- 不幸は不幸を呼び込むということです。
- 一番とばっちりを受けたのは…
- 三木裕子の戸の破壊のタイミング・仕様と同じくらいに、整理されていないスリッパ/ま
- さまざまな小道具を用いて緻密に伏線を張りめぐらす脚本が巧み
恋愛
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督木村恵吾
- 主演船越英二
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将棋に全てを捧げた男、坂田三吉。名人位を目指す、破天荒な天才棋士の波乱万丈な一代記。
明治時代の大阪。素行は悪いが無類の将棋の天才、坂田三吉。彼の夢は、日本一の棋士「名人」になること。ある日、東京から来た関根名人との対局に敗れた三吉は、その悔しさをバネにプロの世界へ身を投じる。しかし、学も品もない彼を、格式高い将棋界は受け入れない。貧困と世間の冷たい視線。それでも、妻・小春の献身的な愛と支えを胸に、三吉は盤上でのみ己を証明していく。これは、将棋に命を燃やした男の、執念と愛憎渦巻く勝負師の物語。
ネット上の声
- 将棋は指せないけれど、将棋にまつわる物語が大好き
- とてもエネルギッシュで、迫力があって…熱い…♡
- 関西の将棋棋士、坂田三吉の反省を描いた作品!
- 熱演とは正にこれだろうと思う☺️
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
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- 監督伊藤大輔
- 主演三国連太郎
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家族という名の重荷を背負い、女はただ静かに生きる。戦後日本、ある家族のやるせない人間模様。
1961年の日本。小さな小料理屋を切り盛りするサト。彼女のささやかな日常を蝕むのは、身勝手な母と頼りない弟という「家族」の存在。金の無心、厄介事の持ち込み。まるで獲物を串刺しにする「もず」のように、家族はお互いを搾取し合う。そんな息苦しい関係性の中で、サトは自身の幸せを求め、ささやかな抵抗を試みる。しかし、断ち切れない血の繋がりが彼女を縛り付ける。淡々とした日常に潜む、人間の業と孤独を鋭く描いた物語。
ネット上の声
- 母が淡島千景、娘が有馬稲子
- 2歳違いって言われても…
- 母娘の葛藤ドラマも素晴らしいけど、淡島千景が勤める料理屋はじめ多面体的で複雑なセ
- 物語は進んでいくのにみんなどこまでいっても巡り巡って日々のわだかまりの中で笑って
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督渋谷実
- 主演有馬稲子
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戦国乱世、槍の名手と謳われた豪傑の生き様。酒と女を愛し、主君への忠義に命を懸けた男の、痛快時代劇絵巻。
天下分け目の戦いを目前にした時代。黒田家に仕える槍の名手、母里太兵衛。彼は「呑み取りの槍」の逸話で知られるほどの酒豪。しかし、その槍の腕と主君への忠誠心は誰よりも強かった。主君のため、そして自らの誇りのため、数々の戦場を駆け抜ける太兵衛。豪放磊落な彼の前に立ちはだかる、裏切りと策略の渦。一人の侍の熱き魂の物語。
時代劇
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督内田吐夢
- 主演大友柳太朗
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戦後間もない東京・上野。一枚のとんかつに人生の全てを捧げた、頑固一徹な職人の意地と人情と笑いの一代記。
舞台は昭和20年代、戦後の活気が戻り始めた東京・上野のとんかつ屋「おか田」。主人公は、亡き師匠の味を超える「究極のとんかつ」を揚げることに執念を燃やす職人・久作。彼の日常は、師匠の娘・お花が店に現れたことで一変。伝統の味を守ろうとする久作と、新しいやり方を求めるお花は、ことごとく対立。ライバル店の出現や弟子の問題など、次々と降りかかる困難。意地とプライドがぶつかり合う中で、久作が本当に守るべきものを見つけ出すまでの、笑いと涙に満ちた職人魂の物語。
ネット上の声
- キスをすると右足が上がる仕組みになっているフランキー堺さんを見ようよ(見ようよ)
- 桝形商店街に有る出町座へ行くと立ち寄る近くの古本屋さんが2軒
- トンカツのフライボールから見たアングル
- 泣く映画は簡単、笑う映画は難しい!!
コメディ
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督川島雄三
- 主演森繁久弥
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家族にとって老人とは何か。現代社会に生きる人々の本音と建前を鋭く描く、巨匠・渋谷実の人間ドラマ。
戦後の日本。定年退職し、息子夫婦の家に同居する老人・小野寺平作。息子一家が家の建て替えを計画するも、新しい設計図に彼の部屋は無し。邪魔者扱いされ、子供たちの間で厄介払いをされる存在。誰が面倒を見るかで繰り広げられる、剥き出しの欲望とエゴ。家族の冷たい仕打ちに孤独を深める平作の唯一の慰めは、純粋な孫娘と、かつての教え子との交流。そんな中、彼は自らの尊厳を守るため、ある静かな決断。その選択が、家族に突きつける静かな波紋。
ネット上の声
- 家族もの、とくに父と嫁ぐ娘の物語は、あたたかくてちょっと切ない
- 『あゝ玉杯に花うけて』を歌わせるのはお門違い。
- なかなかに小粋な昭和のコメディ
- 奈良の大仏にお願いするOP
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督渋谷実
- 主演笠智衆
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戦争が引き裂いた父子の心。少年が描く「黄色いからす」に込められた、声なき叫び。
戦後の日本。中国から復員した父が、9歳の息子・清のいる家へ帰還。しかし、父の記憶がない清は、厳格な父に心を開けない。父もまた、戦争の傷跡と理想の家庭とのギャップに苦悩。父子の間には冷たい溝。清の唯一の慰めは、クレヨンで「黄色いからす」を描くこと。父には理解できないその絵に、清は孤独な心を託す。ある日、父の何気ない一言が清の心を深く傷つける事件の発生。少年が必死に伝えたかった想いとは。家族の再生を問いかける感動の物語。
ネット上の声
- あのオルゴール欲しい!
- 五所、初カラー作品
- 『雲がちぎれる時』の繊細な演出が素晴らしく、ずっと気になってた五所平之助をひさび
- 崩れていく家族を支える隣のおばさん、逃げ場所として機能している絶対的な地に田中絹
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督五所平之助
- 主演淡島千景
-
明治の片隅、懸命に生きる女たち。文豪・樋口一葉の傑作文学を映像化した、三つの魂の物語。
舞台は貧困と因習が色濃く残る明治時代の東京。時代の波に翻弄されながらも、ひたむきに生きる三人の女性の姿を描くオムニバス作品。客に惚れられ、苦界から抜け出そうとする銘酒屋の酌婦お力。裕福な家庭に嫁ぐも、過去のしがらみに心を病むお初。そして、貧しさの中で必死に生きる針仕事のおりき。社会の不条理と男たちの身勝手の中で、ささやかな幸せを願い、抗い、そして散っていく彼女たちの生き様を通して、時代の「にごり」を鋭く描き出す文芸ドラマの金字塔。
ネット上の声
- 薄幸な女たちを描きながら高い品格に収めた
- 儚くも美しい樋口一葉の世界の女たち☆
- 頭の固い理屈屋には分かり辛い
- 80点 濃厚なオムニバス!
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間130分
- 監督今井正
- 主演淡島千景
-
戦後の日本、本当の自由を求めて家を飛び出した夫婦。ユーモアとペーソスで描く、新しい時代の生き方探し。
終戦から間もない1950年代の日本。封建的な家庭に嫌気がさした妻・駒子が、ある日突然「これからは自由よ」と宣言し家出。残された平凡なサラリーマンの夫・南村も、会社を辞めて自由な生活を求め、後を追うように家を飛び出す。それぞれが「自由」を求めて新たな生活を始めるも、現実は甘くない。慣れない仕事や人間関係に悪戦苦闘。戦後の混乱と新しい価値観の中で、本当の自由とは何か、夫婦の幸せとは何かを模索する二人の珍道中。
ネット上の声
- ステキに愉快。21世紀のフェミニ限界線
- 佐田啓二が凄いことに
- 時代背景とか2世代(30年でひと世代と考えて)ぐらい前だから現代と全く違うんだけ
- 「自由」がほしくて、家を出て、路上生活をする夫
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間109分
- 監督渋谷実
- 主演佐分利信
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高度経済成長期の東京、河のほとりの一軒の小料理屋を舞台に、家族の絆と時代の変化を描く人情ドラマ。
昭和30年代、隅田川のほとりで小料理屋「かねだ」を営む一家。頑固な父、優しい母、そして夢を追う三人の子供たち。彼らの穏やかな日常は、再開発の波と、一家に隠された過去の秘密によって静かに崩れ始める。変わりゆく街並みの中で、失われゆくものと守るべきものの間で揺れ動く家族の葛藤。それぞれの選択が交錯する時、彼らが見つけ出す本当の幸せとは。心温まる家族の物語。
ネット上の声
- 20歳から還暦までの恋愛&人生模様♡
- 友人に自分の旦那を取られた過去を持っていても、今が幸せならあんなに悠然としてられ
- ここでも加山雄三のサイコパス演技が冴え渡る
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間116分
- 監督千葉泰樹
- 主演加山雄三
-
明治の小倉を舞台に、一人の男が貫いた純愛と献身。破天荒な人力車夫「無法松」の、切なくも美しい生涯。
舞台は、活気あふれる明治時代の小倉。町一番の暴れん坊だが、純粋な心を持つ人力車夫の松五郎、通称「無法松」。彼は、偶然助けた陸軍大尉の息子・敏雄とその妻・良子に心酔。しかし大尉は病死。松五郎は、亡き大尉への恩義と良子への秘めた想いを胸に、親子を生涯守り抜くことを誓う。身分違いの恋心を隠し、父親代わりとして敏雄の成長を見守る松五郎の、一途で不器用な人生の物語。
ネット上の声
- 節分にみんなでワイワイするの、たのしそうって思った
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督村山新治
- 主演三国連太郎
-
戦後日本のサナトリウム、死と隣り合わせの日常で燃え上がる、若き男女の儚くも美しい愛の記録。
終戦から間もない1951年の日本。結核が「死の病」と恐れられた時代。サナトリウムで療養生活を送る青年と娘が出会い、互いに惹かれ合う。閉ざされた世界、死の影が常に付きまとう絶望的な状況下で、二人は限られた時間の中に生きる喜びと希望を見出していく。明日をも知れぬ運命の中で育まれる純粋な愛。その先に彼らが見つめる「命の美しさ」とは。
ネット上の声
- 「お父さん、またですか!」
- 「お父さん、またですか!」
- 予感って一体...。
- 吉田喜重や中村登のクセが強すぎる家族(?)映画を立て続けに観てグッタリしたあとで
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督大庭秀雄
- 主演三国連太郎
-
幕末の江戸。厳格な身分制度が引き裂く、武家の娘と船頭の許されざる恋。儚く燃える命の記録。
動乱の時代、幕末の江戸。厳格な武家のしきたりに息苦しさを感じる娘・お七は、自由闊達な船頭の幸吉と出会い、激しい恋に落ちる。しかし、二人の間には越えられぬ身分の壁。周囲の反対と時代の荒波は、許されぬ恋を貫こうとする二人を容赦なく追い詰めていく。まるで闇夜を照らす螢火のように、短くも美しく燃え上がる命。その恋の行方を描く、悲恋物語。
ネット上の声
- 暴れる御客は困るよねえ
- ファーストショットのグルグル回る水車は、淡島千景か旧態依然とした家族制から逃れる
- 旅館寺田屋に嫁いだ花嫁・淡島千景の手の平から、すぅっと螢が光を点滅させながら飛ん
- 夫と妻と子供この美しい三角形こそが家族で、この図式(こだわり)を崩すことによって
時代劇
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間123分
- 監督五所平之助
- 主演淡島千景
-
東京の下町、一つの屋根の下に集う奇妙な住人たち。それぞれの事情と人情が織りなす、温かくもほろ苦い人間模様。
舞台は戦後の復興期にある東京・品川。夫を亡くした五郎は、亡き夫が遺した家で「貸間あり」の札を掲げ、個性豊かな住人たちと暮らす。インチキ薬のセールスマン、売れない役者、子連れの未亡人など、集まるのは一癖も二癖もある人々。彼らは家賃を滞納したり、騒動を起こしたりと問題ばかり。しかし、五郎はそんな彼らを追い出すこともできず、世話を焼く日々。日々の暮らしの中で生まれる小さな事件や、住人同士の衝突と助け合い。昭和の時代を背景に、貧しいながらもたくましく生きる人々の姿を、ユーモアとペーソス豊かに描いた群像劇。
ネット上の声
- ハイテンション群像喜劇
- 実はこれが代表作
- 余計者の逃走
- 断れない人
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
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- 監督川島雄三
- 主演フランキー堺
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赤坂の高級バーを舞台に三人の姉妹の生き方を描いたもので、由起しげ子の『赤坂の姉妹』を、八住利雄・柳沢類寿・川島雄三の三人が脚色し、「夜の流れ」の川島雄三が監督した。撮影は「秋立ちぬ」の安本淳。
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督川島雄三
- 主演淡島千景
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「母は死んだ」と教えられた少年。芸者の母との再会が、彼の”真実一路”を揺るがす運命の始まり。
厳格な祖母に育てられ、「母は死んだ」と信じて疑わない少年・四郎。しかしある日、その母が芸者として生きているという衝撃の事実を知る。母との再会を果たすも、世間の冷たい視線と偏見が彼を苦しめる。「真実一路」を胸に、まっすぐ生きようと葛藤する四郎。母への愛と、自らの出自との間で揺れ動く少年の心。果たして彼は、偽りのない自分の人生を見つけ出すことができるのか。一人の少年の成長と苦悩を描く、感動の物語。
ネット上の声
- 嘘か、真か
- 自分の夢を人に投影する女性
- 内容は 、私にはちと 重い感じだが、名作です
- んん、よく判らない
文芸・史劇
- 製作年1954年
- 製作国日本
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- 監督川島雄三
- 主演山村聡
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サンデー毎日連載・谷崎潤一郎原作を「憂愁平野」の八住利雄が脚色、同じく豊田四郎が監督した文芸もの。撮影は「喜劇 とんかつ一代」の岡騎宏三。
ネット上の声
- これもひとつの昭和史
- 3人の家政婦さんのうち、ホラーティストの 家政婦さんが 面白かったです!!!
- 小説家の森繁久彌とその妻淡島千景の家にやってきた様々な女中さん達の物語
- 2020 0703 ロイヤル劇場にて観賞
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国日本
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- 監督豊田四郎
- 主演森繁久彌
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高度経済成長期の日本を駆ける!一人の熱血サラリーマンが巻き起こす、笑いと涙の会社奮闘記。
舞台は高度経済成長に沸く昭和の日本。東北の田舎から上京してきた青年、大作が大手商社に就職。持ち前の真面目さと熱意で「おれについてこい!」と会社に新風を巻き起こそうと奮闘する。しかし、その純粋すぎる情熱は空回りばかり。良かれと思ってやったことが次々と大失敗を招き、社内はてんやわんやの大騒ぎ。上司に怒られ、同僚に呆れられながらも、決して諦めない大作。彼のひたむきな姿が、やがて周囲の人々の心を動かし始める。笑いとペーソスに満ちた、日本一のサラリーマン一代記。
ヒューマンドラマ
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- 主演ハナ肇
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中央公論に連載された井伏鱒二の同名小説の映画化。「女経」の八住利雄が脚色し「暗夜行路」の豊田四郎が監督した。撮影は「女が階段を上る時」の玉井正夫。
ネット上の声
- 客観vs主観のメロドラマ
- 主演に森繁久彌、助演に淡島千景、乙羽信子、淡路恵子らが出演する人間ドラマ、カラー
- 観てみると意外と良いな、という印象がある豊田四郎監督作
- 実話をネタにしてたのね
コメディ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間120分
- 監督豊田四郎
- 主演森繁久彌
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山本有三の同名小説を家城巳代治が脚色「みんなわが子」の家城巳代治が監督した文芸もの撮影は「陸軍残虐物語」の仲沢半次郎。
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- 禁止! 特選! 要らぬお世話、吾一は吾一。
- NO.87「ろ」のつく元気になった邦画
- 抒情性とヒューマニズムが遺憾なく発揮された名編
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妻の秘められた過去が、一組の夫婦の愛と信頼を揺るがす。社会の偏見という激流に立ち向かうメロドラマ。
地方の町で教師として働く浩介は、貞淑な妻・志津と平穏な日々を送っていた。しかし、志津がかつて芸者であったという過去が暴露され、二人の生活は一変する。世間の冷たい視線と非難が、幸せな家庭に暗い影を落とす。夫の苦悩と、過去から逃れられない妻の絶望。社会の偏見という巨大な「波」に翻弄されながら、二人が見つけ出そうとする真実の愛の形。
ネット上の声
- 中村登ファンとして映画アーカイブ松竹特集に入っていたこれを
- 寄せては返す波に石を投げたとて運命のように繰り返す、寝取られ流され佐分利どんの水
- 愛されているのではなくて、相手の都合の良いタイミングになぜか居合わせてしまう佐分
- 中村登の色遣いが好きで、モノクロの作品はよく分からないと思いつつ…
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- ええっ!この時の京マチ子は33歳!
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- 妹の京マチ子と夫の船越英二が深夜密会しているのを知り、あやしいと疑い始めた淡島千
文芸・史劇
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督清水宏
- 主演京マチ子
-
“週刊朝日”に連載された井上靖原作の映画化。「真実一路」の椎名利夫、川島雄三がそれぞれ脚色、監督に当っている。撮影は「伊豆の踊子(1954)」の西川享。出演者は「愛染かつら(1954)」の鶴田浩二、「陽は沈まず」の月丘夢路、淡島千景、野添ひとみ、「ママの新婚旅行」の進藤英太郎のほか、入社第一回の菅佐原英一、御園裕子などである。
ネット上の声
- ヤンキー娘vsカマトト夫人!
- 松竹マークから淡島が電話をかけるシーン、鶴田受話器取って話した後、切って、スクリ
- 川島雄三監督作品
- ジワジワきます
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間120分
- 監督川島雄三
- 主演鶴田浩二
-
製作は「彼を殺すな」の小倉武志が当たり、九ヶ月ぶりでこの七月フランスから帰国した木下恵介監督の第一回作品。撮影は「海の花火」の楠田浩之、音楽はフランス帰りの黛敏郎(足にさわった女)、木下忠司(鳩)の共同担当である。出演者は「カルメン故郷に帰る」の高峰秀子、小林トシ子の両人、「夏子の冒険」の若原雅夫、「武蔵と小次郎」の淡島千景の他、村瀬幸子、東山千栄子など新劇人達が助演している。
ネット上の声
- 『カルメン故郷に帰る』ではカラーだったのに、いきなりの白黒だ。
- 髭面で偉そうに、どこかの知事見たくない?
- おバカで愚かな戦後ニッポン。
- 時代のせいにはできまい
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督木下恵介
- 主演高峰秀子
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週間朝日に連載され話題をよんだ獅子文六の小説「大番」の映画化の第四作で、完結編である。「ぶっつけ本番」の笠原良三の脚色、「弥次喜多道中記」の千葉泰樹の監督、同じく「弥次喜多道中記」の西垣六郎の撮影、と前作と同様のスタッフ。出演者もギューちゃんの加東大介をはじめ、淡島千景・原節子・青山京子らのお馴染みの顔ぶれに、団令子・山村聡が新たに加わる。
ネット上の声
- 愛人sバトルロワイヤル!
- マンガチックなキャラクターもここまでされるとわたしには少々トゥーマッチ
- おまきさんをあんな気持ちにさせるなんてギューちゃんはもうっ!
- 伝説の相場師ギューちゃんの一代記完結編
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間104分
- 監督千葉泰樹
- 主演加東大介
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直木賞を得、先頃芸術座の舞台でも上演された山崎豊子の同名小説を、「細雪(1959)」の八住利雄が脚色し、「駅前旅館」の豊田四郎が監督したもので、大阪女の強さと哀しさを描こうという作品。撮影は「駅前旅館」の安本淳。パースペクタ立体音響。
ネット上の声
- “芸人”が商品の稼業って大変だな〜
- 一に商魂、二に商魂、三に商魂!
- やはり社会派の細腕繁盛記。
- 関西人で中年以上なら誰でも知っている話をごく普通に描いていた、という記憶しかあり
大阪が舞台、 ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間129分
- 監督豊田四郎
- 主演淡島千景
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火事と喧嘩は江戸の華!不正を許さぬ威勢のいい女親分が、江戸の町で繰り広げる大立ち回り。
活気あふれる江戸八百八町。町火消しの親分を父に持つ娘・おきぬは、男勝りの気風と曲がったことが大嫌いな「江戸っ子肌」。ある日、高利貸しと悪代官が手を組み、貧しい人々を苦しめる事件が発生。見て見ぬふりはできないと、おきぬは父から受け継いだ度胸と人情で悪の企みに立ち向かう決意。弱きを助け強きを挫く、痛快無比な人情時代劇の幕開け。
時代劇
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督マキノ雅弘
- 主演大川橋蔵
-
森村桂の同名の原作を「涙くんさよなら」の倉本聰と長広明が共同で脚色し、「夜霧の慕情」の松尾昭典が監督した青春もの。撮影は同じく「夜霧の慕情」の岩佐一泉が担当。
ネット上の声
- 決断できないことがあると、母に聞いちゃう気持ちわかる😔子供を突き放すことも母の愛
- 就職活動中の娘の不採用に山のようなあんまんを賭ける母役の淡島千景、旅先で怪我をし
- やる気に満ち溢れているも就職に困る若者小百合 そりゃそうさとも言いたくなるし話も
- 振り返ると桂の言動ちっとも納得いかないことばかり
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督松尾昭典
- 主演吉永小百合
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サスペンス、 金田一耕助
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間142分
- 監督蔵原惟繕
- 主演古谷一行
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菊田一夫のNHK連続ラジオドラマの映画化で、「その妹」の柳井隆雄の脚本を、「愛欲の裁き」の大庭秀雄が監督している。撮影は「美貌と罪」の斎藤毅、音楽は「金さん捕物帖 謎の人形師」の古関裕而。出演者は「旅路(1953)」の岸恵子、佐田啓二、月丘夢路、「きんぴら先生とお嬢さん」の淡島千景、野添ひとみ、「若旦那の縁談」の川喜多雄二、望月優子など。
ネット上の声
- 敗戦の日本にもメロドラマの余裕ができた。
- ラジオドラマの映画化で三部作
- ウオータールー橋→数寄屋橋へ
- 佐田啓二さんへの感想に・・・
恋愛
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間127分
- 監督大庭秀雄
- 主演佐田啓二
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志賀直哉の原作を、「愛の鐘」の八住利雄が脚色し、「男性飼育法」の豊田四郎が監督した文芸映画。撮影も同じく「男性飼育法」の安本淳。昭和34年度芸術祭参加作品。
ネット上の声
- 超絶美男美女
- 大連も京城(現ソウル)も当時は日本でした
- 池部良を何かと気遣い仲立ちをする千秋実の存在は大きい
- 苦手意識のある監督だけど、これは割と面白く見られた
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
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- 主演池部良
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絶世の美女形役者・雪之丞。その妖艶な姿は、両親を死に追いやった者たちへの復讐に燃える仮の姿。
江戸時代の日本。旅役者一座の看板である女形・中村雪之丞は、その美貌で人々を魅了。しかし、その素顔は、かつて両親を無実の罪で死に追いやった者たちへの復讐を誓う青年。江戸での公演中、ついに仇敵の姿を発見した雪之丞は、その妖艶な魅力を武器に、彼らを破滅させるための罠を仕掛けていく。義賊・闇太郎との出会い、そして仇の娘との許されぬ恋。復讐の炎が、彼の心を焼き尽くすのか。
ネット上の声
- 女形ってのはどうも苦手なもんで……
- 大川橋蔵、淡島千景、大川恵子が魅せる
- 「オイ、雪之丞」と言う【淡島千景】演じる鉄火肌の姉御が粋で艶っぽいこと
- 元々歌舞伎役者で女形だった大川橋蔵の代表作
時代劇
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間85分
- 監督マキノ雅弘
- 主演大川橋蔵
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「にごりえ」に続く文学座の第二作で「晩菊」の田中澄江の戯曲「ほたるの光」「赤いざくろ」をもとに作者自身と「警察日記」の井手俊郎が脚本を書き佐分利信が「叛乱」以来久しぶりに監督に当る。撮影は「放浪記(1954)」の藤井静。出演者は「にごりえ」にも出演した「おとこ大学 新婚教室」の淡島千景の他に芥川比呂志、杉村春子、丹阿彌谷津子、長岡輝子、文野朋子、宮口精二、仲谷昇、三津田健など文学座が総出演する。
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督佐分利信
- 主演淡島千景
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新国劇の剣優島田正吾と辰巳柳太郎との銀幕での初の顔合せで、製作は「丹下左膳(1952)」の小倉浩一郎。「美女と盗賊」の八木隆一郎と「月形半平太(1952)」の鈴木兵吾とが共同で脚本を書き「弥太郎笠(1952)」のマキノ雅弘が監督している。撮影は「月形半平太(1952)」の片岡清。出演は主なものは、新国劇の島田正吾と辰巳柳太郎、「丹下左膳(1952)」の淡島千景、「牛若丸」の桂木洋子その他の助演陣である。
時代劇
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督マキノ雅弘
- 主演島田正吾
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「最後の脱走」の八住利雄久々のオリジナル・シナリオを豊田四郎が「雪国(1957)」に次いで監督した社会ドラマ。撮影は「雪国(1957)」の安本淳。色彩はイーストマンカラー。主演は「続大番 (風雲篇)」の淡島千景、「裸の町」の池部良、「妻こそわが命」の若尾文子の異色トリオ。ほかに志村喬、河津清三郎、小沢栄太郎、浪花千栄子、中田康子、多々良純など。
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督豊田四郎
- 主演淡島千景
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「現代人」に次ぐ渋谷実の監督作品。原作は獅子文六の毎日新聞連載の小説で、脚本は「現代人」の潤色をした斉藤良輔で、撮影は同じく長岡博之。製作は「鳩」に次ぐ山本武の担当。出演者は「カルメン純情す」の淡島千景、「大仏開眼」の小沢栄、「春の鼓笛」の佐田啓二、「武蔵と小次郎」の桂木洋子、文学座から抜擢された新人倉田マユミ、応募黒人兵ダニー・ウィリアムスや「霧笛」に出演した白人ボブ・ブース、その他文学座や俳優座の人々に、大磯の養育院「エリザベス・サンダース・ホーム」からトムとハマ子に扮する二児が特別に出演している。
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
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- 監督渋谷実
- 主演淡島千景
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W・P・マッギバーンの同名の原作を「ここから始まる」の松山善三と「城取り」の池田一朗が共同で脚色「悪の紋章」の堀川弘通が監督したスリラーもの。撮影は「喜劇 駅前音頭」の黒田徳三
ネット上の声
- 女性絡みの犯罪が成功することはない。
- 羽田空港の直ぐ近くに住んでいたんだな~
- 仲代達矢と不倫の逢瀬を重ねる淡島千景がエロい
- ヌーヴェルヴァーグのような
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- 製作年1965年
- 製作国日本
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- 監督堀川弘通
- 主演仲代達矢
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「台所太平記」の八住利雄のオリジナル・シナリオを、同じく「台所太平記」の豊田四郎が監督した文芸もの。撮影もコンビの岡崎宏三。
ネット上の声
- 岡崎宏三の映像が物凄く美しいのが・・・・
- 8年ぶりの続編
- 原作を離れて
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- 製作年1963年
- 製作国日本
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- 監督豊田四郎
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東京から道後温泉へ、ひとりのおばあちゃんが若いカップルとスリリングな旅を展開するロードムービー。監督は「サドヒスト/沙奴秘巣人」(伊能竜名義)の向井寛。脚本は「官能未亡人/うごめく舌先」の小水ガイラと、川瀬晶子の共同。撮影を鈴木史郎が担当している。主演は「夏の庭 The Friends」の淡島千景で、「夫婦善哉」や駅前シリーズで名コンビと謳われた森繁久彌との共演も話題となった。
ネット上の声
- さすがの淡島千景に比べたら他の役者のチープさが目立ちすぎるが、ミニクーパー乗り回
- 山村聰ボケ老人ー!Σ(゚д゚lll)いやあぁぁぁー!あの精力絶倫(知らんけど)ギ
ヒューマンドラマ
- 製作年1997年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督向井寛
- 主演淡島千景
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大阪が生んだ無類の愛敬者、桂春団治の物語。長谷川幸延の原作より監督の木村恵吾が新喜劇の渋谷天外と共同脚色、「月の紘道館」の木村恵吾がフリーになっての第一作。撮影は「遠山金さん捕物控 影に居た男」の三村明。主な出演者は「猫と庄造と二人のをんな」の森繁久彌、「日本橋」の淡島千景、「殉愛」の八千草薫、「日蝕の夏」の高峰三枝子、「猫と庄造と二人のをんな」の浪花千枝子、エンタツ、「天上大風」の田中春男、「アチャコ行状記 親馬鹿天国」の本郷秀雄、ほかに三好栄子、杉山昌三九、山路義人など。
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- 製作年1956年
- 製作国日本
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- 主演森繁久彌
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中江良夫の原作から、「野盗風の中を走る」の井手雅人と「明日ある限り」の八住利雄が共同で脚色、「野盗風の中を走る」の稲垣浩が監督したアクションもの。撮影もコンビの山田一夫。
ネット上の声
- タコ部屋に入れられた土方の日常が見事な美術で描かれているのだが
- 製作年1962年
- 製作国日本
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- 監督稲垣浩
- 主演三船敏郎