- 製作
- 1957年 日本
- 時間
- 103分
- 監督
- 五所平之助
- 出演
- 淡島千景伊藤雄之助設楽幸嗣
- 種類
- ヒューマンドラマ
【戦争が引き裂いた父子の心。少年が描く「黄色いからす」に込められた、声なき叫び。】
戦後の日本。中国から復員した父が、9歳の息子・清のいる家へ帰還。しかし、父の記憶がない清は、厳格な父に心を開けない。父もまた、戦争の傷跡と理想の家庭とのギャップに苦悩。父子の間には冷たい溝。清の唯一の慰めは、クレヨンで「黄色いからす」を描くこと。父には理解できないその絵に、清は孤独な心を託す。ある日、父の何気ない一言が清の心を深く傷つける事件の発生。少年が必死に伝えたかった想いとは。家族の再生を問いかける感動の物語。