- 製作
- 1972年 日本
- 時間
- 105分
- 監督
- 橘祐典
- 出演
- 山本亘地井武男田村高広
- 種類
- ヒューマンドラマ
【高度経済成長の影、東京のどぶ川沿いに生きる子供たち。貧困の中に見出す、生命のたくましさと輝き。】
舞台は高度経済成長期の東京。その片隅、悪臭漂うどぶ川のほとりに形成された集落。そこで暮らす子供たちの日常を追ったドキュメンタリー。廃品回収で生計を立てる親、学校にも行けず働く子供たち。貧困と差別に晒されながらも、彼らは泥水の中で遊び、笑い、たくましく生き抜いていく。その純粋な瞳が映し出すのは、社会の矛盾か、それとも人間の持つ根源的な生命力か。忘れ去られた場所で懸命に生きる姿が、豊かさとは何かを静かに、しかし強く問いかける衝撃作。