- 製作
- 2013年 日本
- 時間
- 171分
- 監督
- 大林宣彦
- 出演
- 品川徹常盤貴子村田雄浩
- 種類
- ヒューマンドラマ
【北海道芦別市を舞台に、一人の老人の死をきっかけに集まった家族が、彼の過去と戦争の記憶を辿る、大林宣彦監督が描く幻想的な物語。】
現代の北海道芦別市。かつて炭鉱で栄えたこの町で、92歳の元病院長・鈴木光男が亡くなった。彼の死を悼み、葬儀のために集まった家族や元恋人たち。光男が遺した一枚の古い手紙と謎の言葉をきっかけに、孫娘たちは彼の生きた激動の時代、特に第二次世界大戦中の樺太での出来事を追体験していく。現在と過去が交錯し、生者と死者の魂が語り合う幻想的な時間。家族は、光男が抱え続けた秘密と戦争が残した深い傷跡に触れ、歴史の真実と向き合うことになる。四十九日(なななのか)までの七週間、光男の人生を巡る旅が、残された者たちの未来を静かに照らし出す。