- 製作
- 1957年 日本
- 時間
- 119分
- 監督
- 内田吐夢
- 出演
- 片岡千恵蔵中村錦之助長谷川裕見子
- 種類
- 幕末時代劇
【虚無の剣士、机竜之助。音無しの構えから放たれる邪剣が、関わる者すべてを狂気と破滅へと導く。】
舞台は幕末の動乱期。天才的な剣の腕を持ちながら、善悪の区別なく人を斬ることに何の感情も抱かない虚無的な剣士・机竜之助。彼の剣は「音無しの構え」と呼ばれる邪剣。奉納試合で対戦相手を惨殺したことから、竜之助の運命は大きく狂い始める。彼は相手の妻を我が物にし、脱藩して新選組の前身である浪士組に身を投じる。彼の行く先々では常に血の匂いが立ち込め、その邪剣は彼の心を蝕み、次第に彼自身を狂気の淵へと追い詰めていく。果てなき殺戮の連鎖の末に、彼を待ち受ける壮絶な宿命。