- 製作
- 1963年 日本
- 時間
- 126分
- 監督
- 成瀬巳喜男
- 出演
- 高峰秀子宝田明山崎努
- 種類
- ヒューマンドラマ
【戦前から戦後へ。激動の時代を一人息子と生き抜いた、ある女の一代記。成瀬巳喜男が描く母の肖像。】
昭和初期、幸せな結婚生活を送っていた信子。しかし、夫の戦死により、彼女の人生は一変する。幼い息子・功平を抱え、未亡人として生きることを決意。冷たい仕打ちをする婚家を出て、必死に働き息子を育てる日々。やがて功平は成長し、自分の家庭を築くが、その価値観は信子とは大きく異なっていた。戦争、貧困、そして世代間の断絶。激動の日本社会を背景に、女手一つで子を育て上げた母の、強く、そして切ない生涯。時代の波に翻弄されながらも、凛として歩み続けた一人の女性の物語。