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義理の弟からの禁断の愛と、時代の波に揺れる地方の酒屋を舞台にした、一人の戦争未亡人の苦悩と決断の物語。
舞台は戦後から高度経済成長期へ向かう日本の地方都市。戦争で夫を亡くした礼子は、18年間、亡夫の実家の酒屋を一人で切り盛りしてきた。しかし、近所に大型スーパーが出店し、店の経営は大きく傾き始める。そんな中、義理の弟である幸司から、長年秘めてきた想いを告白される礼子。店の存続と家族としての秩序を守ろうとする彼女の心は、幸司の真っ直ぐな愛情と変わりゆく時代の波に激しく揺さぶられる。すべてを捨てて店を出ることを決意した礼子と、彼女を追う幸司。二人の運命を乗せた旅の始まり。
ネット上の声
- 成瀬巳喜男監督。女性映画の名手だそうな。
- ヒロインの心理描写が巧みで面白い☆3つ半
- かつてこんなにもすばらしい映画があった
- 恋愛映画として、すでに完成されている。
恋愛
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間98分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演高峰秀子
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結婚4年目、倦怠期の夫婦。姪の家出をきっかけに噴出する、ささいな日常の不満と愛情を描くホームドラマ。
舞台は昭和30年代の東京郊外。結婚して4年、新興住宅地で暮らすサラリーマンの亮太郎と妻の文子。二人の間には倦怠期の空気が漂い、些細なことで口論が絶えない。そんなある日、夫の姪であるあや子が家出して彼らの家に転がり込んでくる。若く奔放なあや子の存在は、夫婦の平穏な日常に波紋を広げる。洗濯物の干し方から食事の好みまで、積もり積もった互いへの不満が次々と爆発。繰り返される夫婦喧嘩の果てに、二人が見つけ出すささやかな絆。まるで夏の驟雨のような、夫婦のありふれた一日。
ネット上の声
- 【ある貧しい夫婦の、つまらない事から起きた夫婦喧嘩と和解を描いた何だか、遣る瀬無くも、そこはかとないユーモアを漂わせた作品。】
- 生まれる前の物語ですが、日本人の夫婦の物語は21世紀の今も変わりないと思います
- なんてことない日常なのにひき込まれる
- 5年目夫婦の機微(あきらめとも言う)
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演佐野周二
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昭和の東京。一人の男を巡り、本妻と愛人が奇妙な同居生活を送る。女たちの愛憎渦巻く人間ドラマ。
舞台は高度経済成長期の東京。実業家の圭介には、貞淑な妻・文子と、バーを経営する奔放な愛人・美保がいた。驚くべきことに、彼らは一つの家で同居生活を送る。妻としての立場、女としてのプライド。美保の存在を許しながらも、文子の心は静かに蝕まれていく。一方、美保もまた、愛人という立場に満たされぬ思いを抱える。男のエゴイズムが生んだ歪な三角関係。その日常に生じた小さな亀裂が、やがて女たちの関係を崩壊へと導く。
ネット上の声
- 女心は単純なのに。。。
- 本妻とお妾さんの戦い
- 本当に美人ばかり
- 男女関係の影と戦後社会にけりをつけそこねること。
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間106分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演高峰秀子
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父の喜寿祝いに集まった家族。見せかけの平和の下で渦巻く、遺産相続を巡る女たちの静かなる戦い。
東京郊外の石川家。家長である幸平の喜寿を祝うため、嫁いだ娘たちがそれぞれの家族を連れて実家へ集う。一見、和やかな家族の団欒。しかしその裏では、老いた両親の面倒や家と土地の相続問題がくすぶり、娘たちの間には見えない火花が散っていた。それぞれの生活と事情を抱え、本音と建前が交錯する。家族という名の鎖の中で、女たちが守りたいもの、そして手に入れたいものとは。家庭に潜むリアルな人間模様。
ネット上の声
- 成瀬作品鑑賞デビューです
- 東京物語の成瀬監督版みたいなお話です
- 映画館で一緒に笑いが起こる幸福感
- 1962年製作の東宝お正月映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演高峰秀子
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夜の銀座、華やかな世界の片隅で。誇りを胸に、たった一人で生き抜こうとするバーのマダムの物語。
舞台は昭和30年代の夜の銀座。夫を亡くし、バーのマダムとして気丈に生きる矢代圭子。客には笑顔を振りまきながらも、決して心を許さない孤高の存在。彼女の夢は、自分の店を持つこと。しかし、店の借金、言い寄る男たちの嘘、そして老いへの不安が彼女を追い詰める。華やかな世界の裏側で繰り広げられる、打算と裏切りの数々。誇りを守るため、愛を信じたいと願いながらも、非情な現実に翻弄される圭子。彼女が最後に選ぶ生き方とは。
ネット上の声
- 成瀬巳喜男監督。男の“理想の女”のお話。
- したたかな女とズルい男の大人の愛の物語
- 女の生き様を余すことなく描く☆3つ
- 銀座かぁ 行ってないな最近・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演高峰秀子
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明治の因習に抗い、自らの力で運命を切り拓こうとする一人の女。その激しくも気高い生き様を描く文芸ドラマの傑作。
舞台は明治時代の日本。封建的な価値観が色濃く残り、女性が自立して生きることが困難だった時代。主人公は、お島。養子に出された先で虐げられながらも、決して屈しない強い意志と生命力を持つ女性。最初の結婚が破綻し、実家に戻されたお島は、社会の理不尽さに反発し、自分の足で立つことを決意。次々と男たちと渡り合いながら、商売の世界へと身を投じていく。彼女の目的は、ただひたすらに「自分の人生」を生きること。しかし、彼女の奔放な生き方は周囲の反感を買い、裏切りや困難が次々と襲いかかる。傷つき、倒れてもなお、前を向き続けるお島。彼女がその先に掴むものとは何か。一人の女性の不屈の魂の物語。
ネット上の声
- 成瀬アンド高峰秀子の黄金コンビ作でダメ男ゴロゴロ映画でもある
- 働き者で気が強く頭がいい女、但し男運なし
- 徳田秋声の原作を成瀬巳喜男監督が映画化
- エネルギッシュな主人公が大きな魅力
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間121分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演高峰秀子
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病と闘う小説家の父と、彼を献身的に支える娘。昭和の文士一家の日常に宿る、静かな愛情と葛藤の物語。
昭和30年代の東京。小説家の父・平山亮は、病に倒れ、執筆もままならない日々。そんな父を、娘の杏子は献身的に支える。原稿の口述筆記を手伝い、家計を助けるため働きに出る杏子。父の才能を信じ、その復活を願う彼女の日常は、父の病状や創作の苦しみに一喜一憂する毎日。やがて杏子にも自身の人生の選択が訪れる。父への愛情と自らの幸せとの間で揺れ動く心。家族の絆が試される、静かで深い感動のドラマ。
ネット上の声
- 実験としての人生、または、映画から「怒り」を取り除く場合
- 父親のDNAを色濃く継ぐ娘の杏子
- 義理の父親へのコンプレックス
- こういう父親になりたい
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演山村聡
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父を亡くし東京へ来た少年。都会の片隅で出会った少女と分かち合う、束の間の友情と子供時代の終わり。
1960年、高度経済成長期の東京。父を亡くした少年・秀夫は、母と共に信州から上京する。慣れない都会の生活と、旅館で働く母の多忙さから、孤独を深める秀夫。そんな彼が出会ったのは、隣に住む少女・順子。二人は工場の煙突や鉄塔が立ち並ぶ街を遊び場に、子供だけの世界を築き、ささやかな友情を育む。しかし、大人たちの身勝手な事情と季節の移ろいは、二人の純粋な時間に静かな影を落とす。やがて訪れる、秋の気配と避けられない別れ。子供の視点から見た世界の切なさ。
ネット上の声
- いつの時代も子供は大人に振りまわされる
- 時代をうつす子どもの姿
- 先日の「浮雲」で成瀬巳喜男作品デビューし、他作品も・・・となっていたところで、7
- 昭和の銀座界隈や晴海埠頭の風景、人々の生活、それを追うだけでも楽し...
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間79分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演大沢健三郎
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「拳銃は俺のパスポート」の山田信夫がシナリオを執筆し、「ひき逃げ」の成瀬巳喜男が監督した交通問題をテーマとした社会ドラマ。撮影は「颱風とざくろ」の逢沢譲。
ネット上の声
- 成瀬監督最期のテーマは禁断の愛:まとめ付
- 2人の愛がドラマチックに描いている
- つきまとう過去・金・カップル
- 成瀬巳喜男監督の遺作
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間108分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演加山雄三
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時代の波に飲まれる花柳界。没落寸前の置屋を舞台に、女たちの意地と哀しみが静かに流れる人間ドラマの傑作。
昭和30年代初頭の東京、柳橋。かつての賑わいを失い、傾きかけた置屋「つたの家」。女将のつた奴を筆頭に、出戻りの娘や気性の荒い芸者など、様々な事情を抱えた女たちが寄り集まって暮らしている。そこへ、夫を亡くし、住み込みの女中としてやって来た梨花。彼女の目を通して、時代の変化の中で必死に生き抜こうとする芸者たちの日常、その意地とプライド、そしてどうにもならない哀しみが淡々と映し出される。華やかな世界の裏側で、静かに、しかし確実に変わりゆく運命。女たちの人生の行く末は。
ネット上の声
- 豪華女優陣とかわいい猫❣️ 目はハートで演技も感心したりだけど、内...
- その流れは、かくも激しく私を揺さぶる。
- 女のひとの生きていく強さを流れる品格。
- 豊かな劇空間を作り出す、成瀬マジック
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間117分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演田中絹代
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戦後間もない東京の下町。複雑な家庭環境に育った清純な娘が、絶え間ない家族の金銭問題と愛憎に翻弄されながら、自立への道を模索する物語。
舞台は戦後の復興期にある東京。バスガイドとして働く23歳の清子。母と三人の異父兄姉との暮らし。しかし、その家庭は絶えず金銭トラブルと色恋沙汰に満ちていた。見合い話を勝手に進める兄、金の無心に来る姉、そんな家族に嫌気がさす清子。彼女のささやかな心の支えは、近所のパン屋の息子との淡い恋心。だが、家族という名のしがらみは、彼女の純粋な願いさえも飲み込もうとする。この息苦しい家から抜け出し、自分だけの人生を歩みたい。清子のささやかな、しかし決然とした自立への第一歩。
ネット上の声
- 特異な家族構成の家庭崩壊劇に観る成瀬巳喜男監督の演出力が絶品
- 成瀬映画で魅せた、浦辺粂子、真骨頂の演技
- 夏の夕立の稲妻は直ぐに収まるのです
- 不協和音が激しく鳴り響いたその後は
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演高峰秀子
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芸の道に生きる男女の宿命。一人の娘に託された、没落した能役者の再起をかけた悲恋の物語。
明治時代の北陸。かつて将来を嘱望された能役者の喜多八は、ある事件をきっかけに芸界を追放され、旅回りの芸人に。そこで出会ったのは、亡き恩人の娘、お袖。彼女の類稀なる才能を見出した喜多八は、自らの再起と恩返しを懸け、お袖を一流の芸人に育てることを決意。しかし、二人の前には芸の道の厳しさと、許されぬ想いという過酷な運命。名匠・成瀬巳喜男が描く、芸術と愛憎のドラマ。
ネット上の声
- 成瀬流芸道作品、映画的美点多々あり
- 山田五十鈴が可愛らしい
- 唄が駄目なら…。
- 舞・鼓・謡
ヒューマンドラマ
- 製作年1943年
- 製作国日本
- 時間93分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演花柳章太郎
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山の手の中流家庭を舞台に、各世代の女の姿を描いたドラマ。「新・三等重役 当るも八卦の巻の巻」の井手俊郎と、「予科練物語 紺碧の空遠く」の松山善三の共同脚本を「女が階段を上る時」の成瀬巳喜男が監督した。撮影は「羽織の大将」の安本淳。
ネット上の声
- 近頃は女と靴下は強くなったと言うけれど、
- 成瀬流な語り口が魅了するオールスター大作
- 家族といる幸せと家族であることの不幸
- しっかり感情移入できる・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間123分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演三益愛子
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「六條ゆきやま紬」の松山善三のオリジナル・シナリオを、「女の中にいる他人」の成瀬巳喜男が監督した社会ドラマ。撮影は「エレキの若大将」の西垣六郎。
ネット上の声
- 加害者と被害者は誰でも両方持っている
- 母親の復讐は想定外の感情に揺れて…
- 息子をひき逃げで失った女の復讐劇
- 大変失礼ながら(って誰に?)
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演高峰秀子
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終戦後の日本、腐れ縁で結ばれた男女の破滅的な愛の軌跡。どうしようもなく惹かれ合う、魂の彷徨。
舞台は第二次世界大戦末期の仏領インドシナから終戦直後の日本。かつて愛し合ったゆき子と富岡の再会。しかし、妻子ある富岡はゆき子を突き放し、彼女は絶望の淵へ。それでも富岡を忘れられないゆき子の、彼を追い求める流転の日々。他の男との関係、堕落していく生活。離れてはまた惹かれ合う、どうしようもない男女の愛憎劇。その果てに見る、あまりにも哀しい結末への予感。
ネット上の声
- 騙されても一途に愛を追い求める終戦期の女性の強さと哀しさを感じた。...
- ◎善悪ジャッジを超えたリアリズム 台詞の面白さ
- 成瀬が描く堕落愛、それも1つの愛の結実
- 森雅之さん、似合ってます。こういう役
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間124分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演高峰秀子
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「越前竹人形」の笠原良三がオリジナル・シナリオを執筆「放浪記(1962)」の成瀬巳喜男が監督した女性ドラマ。撮影は「続雲の上団五郎一座」の安本淳。
ネット上の声
- 激動の時代を懸命に生きる女性
- 人と関わるということ
- 昭和の女の半生
- ひとりぽっち
ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間126分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演高峰秀子
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厚木附近の農家の、当主・嫁・姑・息子たちの姿を、早春から初夏にかけての季節を背景に描いたもので、原作は和田伝の同名小説。「奴が殺人者だ」の橋本忍が脚色、「杏っ子」のコンビ成瀬巳喜男が監督、玉井正夫が撮影した。「駅前旅館」の漆島千景、「炎上」の中村鴈治郎、「風流温泉日記」の小林桂樹、「花の慕情」の司葉子、その他木村功・新株三千代・水野久美・加東大介・杉村春子などが出演している。
ネット上の声
- 農地改革と高度成長の狭間にある近郊農村の時代変化を描いた成瀬監督の手堅さ
- シネ・ヌーヴォで開催中の「生誕105年、没後5年、橋本忍映画祭2024」からもう
- 地味な素材なのに決して退屈しない
- 農業の問題は今も解決していない
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間129分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演淡島千景
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「鬼の居ぬ間」の井手俊郎のオリジナル・シナリオを「驟雨」の成瀬巳喜男が監督、夫婦愛の機微を描き出そういう野心作。撮影は「女房族は訴える」の玉井正夫。主な出演者は「新・平家物語 義仲をめぐる三人の女」の高峰秀子、「婚約三羽烏」の小林桂樹、根岸明美、中北千枝子、「愛情の決算」の三船敏郎、田中春男、「見事な娘」の杉葉子、「鬼の居ぬ間」の千秋実、「幸福はあの星の下に」の花井蘭子、「裁かれる十代」の加東大介など。
ネット上の声
- 巨匠がのっているときは、尋常ではない傑作が連続して作られます
- 単純な話なのに最高のサスペンスを生む
- ★昭和30年代初頭の雰囲気に浸れる
- うっかり結婚、うっかり跡継ぎ
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間98分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演三好栄子
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結婚5年目、大阪のサラリーマン夫婦に訪れた倦怠期。繰り返される日常とすれ違いが生む、夫婦関係の静かな危機を描く不朽の人間ドラマ。
戦後間もない大阪。結婚生活5年目を迎えた岡本夫婦。東京出身の妻・三千代と、証券会社に勤める夫・初之輔の関係は、かつての情熱を失い倦怠期に。単調な毎日、夫の無神経さ、そしてただ「めし」の支度をするだけの生活に、三千代の不満は募るばかり。そんなある日、夫の姪・里子が家出同然で彼らの家に転がり込んでくる。奔放な里子の存在が、夫婦の間にくすぶっていた問題を浮き彫りにする。ついに我慢の限界に達した三千代は、家を飛び出し東京の実家へ。離れて暮らすことで、二人が見つけ出す答えとは。
ネット上の声
- 【原作者の林芙美子は、原節子の起用に対し”美しすぎる。全く原作のイメージと異なる・・”と反対したが、”遣る瀬泣き男”じゃなかった、成瀬己喜男が主役に起用し、原節子の第二期黄金時代を彩った作品。】
- 原節子さんいいですねぇー🤗✨不満を抱える美人妻の役がとても似合ってました🤗✨大好
- 猫を愛でよう22会!今回はなんと渋いヒューマンドラマ
- 成瀬巳喜男&林芙美子。主演・上原謙&原節子
夫婦、 大阪が舞台、 ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演上原謙
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東宝が創立三十周年記念映画の一つとして、林芙美子原作から「旅愁の都」の井手俊郎と「女ばかりの夜」の田中澄江が共同で脚色、「女の座」の成瀬巳喜男が監督した文芸もの。撮影もコンビの安本淳。創立30周年記念映画、昭和37年度芸術祭参加作品。
ネット上の声
- ペシミズムの中に存在する 生きる力☆
- 成瀬監督 パンクな女を描く
- 高峰秀子の演技の幅に驚く。
- 林芙美子という人・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間123分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演高峰秀子
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名匠・成瀬巳喜男監督が、戦後の下町を舞台に庶民の日常を温かいまなざしでつづった家族ドラマ。全国児童つづり方集「おかあさん」をもとに、名脚本家・水木洋子が脚色した。戦災で家業のクリーニング店を失った福原家は、父が工場の守衛、母が露店の飴売り、長女も今川焼を売り、苦労の末にようやく店を再開させる。病に伏せていた長男は亡くなったが、父の弟子・木村が店を手伝ってくれることに。そんな矢先、父が他界してしまう。母は2人の娘と幼い甥を抱え、木村の手ほどきを受けながら必死に店を切り盛りしていく。母を田中絹代、長女を香川京子が演じた。
ネット上の声
- 成瀬巳喜男監督の代表作は、本作3年後の1955年の「浮雲」とされるようですが、本作こそ代表作にふさわしい作品と思います 大好きな作品です
- 苦労を重ねながら堅実に生きる、そんな日本のおかあさんの実像を描く成瀬演出の確かさと美しさ
- 成瀬監督が描く、“我慢”の世界が心を打つ
- 加東大介 まさに此の役 面目絶妙
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演田中絹代
-
戦後の東京、かつての芸者たちの黄昏。金と愛憎が渦巻く、女たちのしたたかな生き様。
終戦から数年が経った東京。かつては売れっ子芸者だったが、今は高利貸しとして生きる中年女性、きん。昔の仲間である芸者たちが、それぞれの事情で金を借りにきんのもとを訪れる。きんは金に執着し、冷徹に返済を迫る日々。しかし、かつての恋人との再会や、仲間たちの悲喜こもごもの人生模様を目の当たりにするうち、彼女の心にも変化が。金だけでは埋まらない孤独と、過ぎ去った時間への郷愁。女たちの過去と現在が交錯する中で、きんが最後に見出す人生の価値とは。成瀬巳喜男が描く、リアルな女性たちの群像劇。
ネット上の声
- 元芸者の女性たちを冷徹に描いた傑作
- 「杉村春子生誕110年」
- お金がないのは不幸か
- 成瀬巳喜男監督作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演杉村春子
-
エドワード・アタイヤの「細い線」を「肉体の学校」の井手俊郎が脚色、「乱れる」の成瀬巳喜男が監督した心理ドラマ。撮影は「けものみち」の福沢康道。
ネット上の声
- 新珠三千代がどんどん険しい表情に…
- 77点 お見事!新珠&三橋さん!
- 悪女も賢女も,女って怖いね〜
- 後半、緊迫感やや欠ける・・・
花火が印象的、 ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演小林桂樹
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川端康成の原作を、「にごりえ」の水木洋子が脚色、「あにいもうと(1953)」の成瀬巳喜男が監督した。「愛人」の玉井正夫の撮影、「恋文(1953)」の斎藤一郎の音楽である。主な主演者は、「にごりえ」の山村聡、丹阿弥谷津子、長岡輝子、「東京物語」の原節子、「にっぽん製」の上原謙、「家族あわせ」の角梨枝子、「純情社員」の杉葉子、「恋文(1953)(1953)」の中北千枝子など。
ネット上の声
- 成瀬監督とスタッフの手腕が結集された逸品
- 原作をここまでうまく映画化できる
- 奥行きが深く見えるビスタ(展望)
- 原作を読まないとわからない要素
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演原節子
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「望みなきに非ず」の製作者藤本真澄の担当で、小説新潮連載の石坂洋次郎の原作を「深夜の告白」の八木隆一郎が脚色を執筆、監督は「春の目ざめ」以来の成瀬巳喜男が久方の担当である。キャメラは「小原庄助さん」の鈴木博。医学博士、洋画家でラジオの「二十の扉」の宮田重藏が出演する他「男の涙」の渡辺篤「忘れられた子等」の堀雄二「青い山脈(1949)」の藤原釜足と同じく池部良、杉葉子らをはじめ「野良犬(1949)」の三船敏郎、「大都会の顔」の若山セツ子、「静かなる決闘」の中北千枝子が出演する外、進藤英太郎、飯田蝶子らが助演する。
ネット上の声
- 日常をつぶさに描き、それがドラマとなる
- 3話オムニバスのほのぼのコメディ
- 石坂洋二郎原作のオムニバス三本
- 三話入って御代は同じ!
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演宮田重雄
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林芙美子の『茶色の目』を原作とし、主なスタッフは「夫婦」の監督成瀬巳喜男、脚本井手俊郎、音楽斎藤一郎のトリオ。撮影は「七色の街」の玉井正夫である。「煙突の見える場所」の上原謙、「人生劇場 第一部」の高峰三枝子、「生きる」の丹阿弥谷津子をめぐって伊豆肇、高杉早苗、三國連太郎、中北千枝子などが出演する。
ネット上の声
- 夫婦生活の倦怠・甘えをドライに描く
- 恋をする、さりげない瞬間に
- キーワード
- モノローグで始まり、モノローグで終わる夫婦
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演上原謙
-
成瀬巳喜男が自身初となる長編オリジナル脚本を監督したサイレント作品。成瀬のサイレント時代の代表作とされている。
ネット上の声
- 成瀬巳喜男&水久保澄子!!
- チョコレートは明治♡
- 水久保澄子、二階堂ふみに似ている🥹目もでかいけど、涙袋が大きくて顔に影ができるの
- 明治ミルクチョコレート、この頃からあったんだパッケージかわいい フィルムの保存状
ヒューマンドラマ
- 製作年1933年
- 製作国日本
- 時間60分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演吉川満子
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室生犀星往年の名作の再映画化。「愛情について」の水木洋子が脚本をかき「妻」の成瀬己喜男が監督にあたった。撮影は「胡椒息子」の峰重義。出演者は「黒豹」の京マチ子、「胡椒息子」の船越英二、潮万太郎、「獅子の座」の浦辺粂子、堀雄二、「再会(1953)」の森雅之、久我美子、などである。
ネット上の声
- 原作の良さを最大限に生かした脚本・演出・演技の見事な成瀬作品、その簡潔さと完成度の高さ
- 成瀬監督が描く厭世的作風から見えるもの
- 血縁ゆえの愛憎を描いた家族映画の秀作
- 伊之吉の妹、もんちゃんとさんちゃん
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演京マチ子
-
「丘は花ざかり(1952)」の藤本真澄の製作で、脚本も同じく水木洋子と井手俊郎が共同で書いている。監督は「稲妻(1952)」の成瀬巳喜男、撮影は「丘は花ざかり(1952)」の中井朝一である。配役の主なものは、「丘は花ざかり(1952)」の上原謙、杉葉子、「恐妻時代」の小林桂樹、「春の囁き」の三國連太郎と岡田茉莉子、「港へ来た男」の藤原釜足などである。
ネット上の声
- 夫婦の危機を絶妙のバランスで表現
- 結婚して6年も経つと..。
- 名匠の腕が光る
- 成瀬恐るべし
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間87分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演上原謙
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製作は清川峰輔と「佐々木小次郎 (第一部)(1950)」の宮城鎭治で、谷崎潤一郎の原作から「霧笛」の八住利雄が脚本を書き、「めし」の成瀬巳喜男が監督に当たっている。撮影は「赤道祭」の山田一夫。出演者の主なものは、「紅扇」の木暮実千代、「慶安秘帖」の大谷友右衛門、「魚河岸帝国」の山村聡及び田崎潤のほか、三好栄子、柳谷寛、藤原釜足などである。
ネット上の声
- 木暮実千代がドエロい!
- 卑、卑怯者~!
- あの日は肋骨を患っていて__というのも肋間神経痛か気胸かとも囁かれた胸から背中に
- 夫の仇討ちに出た妻・お国と従者・五平が旅をしていくうちに互いに惚れあっていること
時代劇
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演木暮実千代
-
ネット上の声
- サイレント映画の高水準を示す佳作
- サイレントで鍛えられるアイディア
- キャラメルは明治♡
- 字幕が読みづらい難点はあっても、成瀬巳喜男監督の後年には観られないトラッキング撮
ヒューマンドラマ
- 製作年1933年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演栗島すみ子
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ネット上の声
- 腰辨頑張れ(腰弁頑張れ)
- 腰弁=安月給とり
- 日本で初めてデジタル合成が行われたのは白組の仕事で伊丹監督作品『大病人』なのに…
- 名作の誉れ高い成瀬の遺作である『乱れ雲』を見たがピンとこず、そのことが少し寂しく
ヒューマンドラマ
- 製作年1931年
- 製作国日本
- 時間28分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演山口勇
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「我輩は探偵でアル」の市川哲夫の次作品、新派往年の当り狂言柳川春葉の同名の原作を「フランチェスカの鐘」の沢村勉が脚色している、撮影は倉持友一、プロデュースは石田清吉の担当、出演は「晩春」の宇佐美淳「白虎」の市川春代「真昼の円舞曲」の吉川満子「薔薇はなぜ紅い」の浜田百合子「深夜の告白」の河津清三郎「四谷怪談(1949)」の三津田健「暁の脱走」の小沢栄「我輩は探偵でアル」でデビューした紅朱実、小川芸能社長小川吉衞氏の娘で「新愛染かつら」にデビューした小川弘子などである。
ネット上の声
- 初めての成瀬巳喜男監督作品
- 多用されるズーミングが今見ると古臭いなあ、と思っていたのだが、筑波雪子が娘を取り
- 煙草に火をつける動作でシーンを繋げたり、足元のショットだけで感情を表現したり、洗
- 成瀬巳喜男監督の、遅咲きの助監督の下積み10年を経て、短篇から長編監督に移った初
ヒューマンドラマ
- 製作年1932年
- 製作国日本
- 時間78分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演奈良真養
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アイヌ民族への差別と和解がテーマ。しかし原作とは違い悲惨な描写が多い
アイヌ民族の子供の苦悩を描いた、石森延男の同名長篇小説から、「隠し砦の三悪人」の共同脚本執筆者の一人、橋本忍が脚本を書き、「鰯雲」の成瀬巳喜男が監督した。撮影は「社長太平記」の玉井正夫。
ネット上の声
- イカンテばあちゃん役・三好栄子さんの魂の演技に、私はしばらく泣きっぱなし!!
- もっと前向きに作ってほしかった。
- お前たちの時代はまだまし、というようなことばに、今は果たしてもっと良くなっている
- 民族差別に屈してきた大人に育てられた、民族差別に屈しない少年少女の物語
人種差別、 社会派ドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間126分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演森雅之
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「わが愛は山の彼方に」の田中友幸製作。脚本は「春の目ざめ」(脚本・演出)につぐ成瀬巳喜男と西亀元貞(第一回)の協同で、成瀬巳喜男が演出した。撮影は「音楽五人男」の玉井正夫担当。主演は「女優須磨子の恋」(松竹)「第二の人生」の山村聡、「戦争と平和」「雲は天才である」(準備中)の飯野公子、「わが愛は山の彼方に」の三浦光子で、ほかに木匠久美子、千石規子、北林谷栄、石黒達也らが出演する。
ネット上の声
- 性病の 影響で精神異常になってしまった女性が恐すぎた😢顔付きがもう ホラー😨
- いくら許せなかったとは言え生活のために身を売った彼女にあんなひどい一言絶対に言え
- 身体を売った結果について
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演山村聡
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製作は「若さま侍捕物帳 謎の能面屋敷」「女左膳」の伊藤基彦、井上友一郎の原作を「桃の花咲く下で」の岸松雄が脚色し、「薔薇合戦」の成瀬巳喜男が監督に当たっている。主なキャストは、「おぼろ駕篭」の田中絹代、「桃の花咲く下で」の花井蘭子、「赤い鍵」の堀雄二、それに香川京子、東野英治郎、柳永二郎、三島雅夫、田中春男など。
ネット上の声
- 本作、おかあさん、晩菊 続けてご覧頂くと感慨深いものがあります
- 田中絹代の演技をひたすら見つめる作品だった
- 成瀬監督が、女性映画の名手と言われる所以
- 満足に舗装もされていない銀座
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間87分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演田中絹代
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ネット上の声
- 幸福はどこにあるの?
- 一部納得がいかない
- 他の監督の都合がつかずにお鉢が回ってきた企画だったということが俄には信じられない
- 「僕、結婚したら会社へでも勤めようと思うよ」とスーパー金持ちの若旦那は言った
ヒューマンドラマ
- 製作年1934年
- 製作国日本
- 時間87分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演忍節子
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戦争前、都新聞に連載されていた丹羽文雄の小説が原作であって、これを「怒りの街」の西亀元貞が戦後的に脚色し、「白い野獣」「怒りの街」の成瀬巳喜男が監督している。美術監督には松山崇が当っている。主演は「女医の診察室」の三宅邦子、「山のかなたに」の若山セツコ、「接吻第一号」の桂木洋子、それに対して男優側では、「接吻第一号」の鶴田浩二、「君が心の妻」の永田光男、「帰郷(1950)」の仁科周芳、その他大坂志郎、女優では千石規子、若杉曜子などが重要なパートで出演している。
ネット上の声
- 企業と女たち
- 三姉妹の長女三宅邦子の見えざる支配に追従する次女若山セツ子と反発する三女桂木洋子
- ちょっとォ!せっかく桂木洋子と若山セツ子が共演してるんだから、もっとポップでキュ
- 原作のせいかもしれないけど、出てくる人みんな脳みその使い方が似ててそれがなんだか
- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演三宅邦子
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ネット上の声
- 戦前ファンタジー?
- もし時空を越え現代に紫式部がいて浮遊するドローンを見たならば『源氏物語』の一節に
- おとぎ話っぽいがそれも善き哉
- 最初は胡散臭すぎて、こりゃ詐欺の話かねと思ったけど、最後の方には私も幸せで笑顔に
コメディ
- 製作年1944年
- 製作国日本
- 時間77分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演柳家金語楼
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雑誌『小説新潮』に掲載された田村泰次郎の短編小説から成瀬巳喜男が、一昨年東宝で発表した「春の目ざめ」の続編として脚色し、久々に演出に当たる。スタッフとして企画の本木莊二郎、撮影の玉井正夫、キャストとして久我久美子、木匠久美子、立花満枝、登山清子らが東宝から参加している。他に「四人目の淑女」の森雅之「月よりの使者(1949)」の喜多川千鶴に、東横から小杉勇、青山健吉、如月麗子が出演し、更に「野球狂時代」につぐ杉狂児、杉義一親子、昭和十三年度の日活映画「路傍の石」の片山明彦と星美千子が十一年ぶりに顔を合わせる。
- 製作年1949年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演小杉勇