- 製作
- 1971年 日本
- 時間
- ---分
- 監督
- 石田勝心
- 出演
- 小林桂樹吉沢京子森るみ子
- 種類
- ヒューマンドラマ
【汽笛の音だけを頼りに鉄路を守る、耳の不自由なSL機関士の父。その背中を見つめる息子の、誇りと葛藤の物語。】
昭和の日本、蒸気機関車が人々の足として活躍していた時代。少年・杉本英夫の父、信夫は、耳が不自由でありながらSLの機関士として働く、誇り高き男。父が頼りにするのは、ボイラーの圧力計と、全身で感じる振動、そしてただ一つ聞こえるという汽笛の「ポー」という音だけ。英夫はそんな父を尊敬しながらも、周囲の好奇の目や心ない言葉に傷つき、父の障害を疎ましく思う気持ちを隠せない。ある日、父の機関車が重大な危機に直面。音の聞こえない世界で、父はいかにして乗客の命を守るのか。父子の絆が試される、感動のヒューマンドラマ。