- 製作
- 1956年 イタリア,フランス
- 時間
- 110分
- 監督
- ヴィットリオ・デ・シーカ
- 出演
- ガブリエラ・パロッティジョルジオ・リストゥッツィガストーネ・レンツェリ
- 種類
- ヒューマンドラマ
【戦後のローマ、貧しい若夫婦のたった一つの夢。それは、一夜にして「屋根」のある我が家を建てること。愛と希望の物語。】
第二次世界大戦後のイタリア・ローマ。レンガ職人のルイザと妻のナターリアは、親戚の家を追い出され、住む場所を失った新婚夫婦。当時の法律では「屋根さえあれば家とみなされ、行政は取り壊せない」という抜け道があった。二人は、夜明けまでに自分たちの手で家を建てるという、無謀な計画に最後の望みを託す。友人や隣人たちの助けを借り、なけなしの金で資材を集め、警察の監視の目をかいくぐりながら、必死で壁を積み上げていく。果たして二人は、夜明けの光と共に、ささやかな幸せの象徴である「屋根」を手にすることができるのか。