- 製作
- 1953年 日本
- 時間
- 97分
- 監督
- 清水宏
- 出演
- 佐野周二島崎雪子森繁久弥
- 種類
- ヒューマンドラマ
【路地裏に生きる人々のささやかな日常と人情の機微。名匠・清水宏が描く、心温まる下町人情劇。】
戦後間もない東京の下町。日の当たらないその一角は「もぐら横丁」と呼ばれていた。そこには、按摩、古本屋、飲み屋の女将など、貧しいながらも肩を寄せ合って暮らす個性豊かな住人たち。ある日、横丁に一組の親子が引っ越してきたことをきっかけに、彼らの日常に小さな変化が訪れる。失業や病気、人間関係のすれ違いといった厳しい現実。それでも、住人たちはユーモアと温かい人情を忘れずに日々を生きる。何気ない日常の中に輝く、ささやかな幸せと人生の哀歓を描いた物語。