-
亡き母を慕い、新しい母に心を開けない少年。父と子の絆、そして家族の愛の形を問う、感動の物語。
昭和30年代の日本。幼い少年・正一は、父と新しい母との三人暮らし。優しく接してくれる継母に、どうしても懐くことができない。彼の心の中には、写真でしか知らない亡き実母への思慕が募るばかり。ある日、父の出張中に家を飛び出し、母の面影を求めて旅に出る正一。父の愛、継母の真心、そして少年の純粋な心が織りなす、切なくも温かい家族のドラマ。清水宏監督が描く、子供の視点を通した家族再生の軌跡。
ネット上の声
- お見合いデートはお好み焼き屋で
- 母を亡くした子は鳩に母を想い新たな母を母とは呼べずに消されてしまいそうな母を自ら
- 妹が鳩を逃した事を知った少年の反応が予想以上に激しくて震えたが、少年の作文からラ
- この監督らしく横移動が多用されているが、死んだ母の写真と子どもを同じ高さに置いて
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督清水宏
- 主演根上淳
-
山の温泉場を旅する盲目の按摩師と、都会から来た訳ありの女。束の間の出会いが織りなす、切なくも温かい人情ロードムービー。
昭和初期、初夏の伊豆。盲目の按摩、徳市は仲間と共に山道を旅する日々。ある日、彼は東京から来たという美しい女性と出会う。都会的な雰囲気をまとい、どこか影のある彼女に、徳市は淡い恋心を抱く。彼女の滞在する宿に通い、按摩をしながら言葉を交わす束の間の時間。しかし、彼女がなぜ一人でこの地を訪れたのか、その理由は謎のまま。徳市の純粋な想いと、彼女が抱える秘密。緑豊かな温泉地を舞台に描かれる、二人の心の触れ合いとその行方。
ネット上の声
- 【”見えない目で貴女を見つめていた。”勘の鋭い按摩が、謎の東京から来た美女を想い彼女のために行動した事を、ユーモアとペーソスの効いたトーンで描いた作品】
- みつめていたい
- リメイク版をほとんど観た上で思うのは、今作では子どもの言葉に感情が伴っていないよ
- 叔父さんが惚けているあいだの子供を見ているとこの時代の娯楽って本当に少なくてつま
盲目、 ヒューマンドラマ
- 製作年1938年
- 製作国日本
- 時間66分
- 監督清水宏
- 主演高峰三枝子
-
「朝寝、朝酒、朝湯が大好きで身上つぶした」あの民謡の主人公が実写化。戦後の大変革期、全てを失った男の生き様。
舞台は戦後間もない日本のとある町。この地一番の資産家で、誰からも「庄助さん」と慕われる小原庄助。彼の信条は「朝寝、朝酒、朝湯」。気前が良く、困った人を見過ごせないお人好し。しかし、戦後の農地改革という時代の大きなうねりが、彼の生活を一変させる。広大な土地も財産も全て失い、無一文に。贅沢な暮らしから一転、日々の食事にも事欠く生活。それでも持ち前の楽天的な性格を失わない庄助さん。果たして彼は、この苦難を乗り越え、新たな幸せを見つけられるのか。
ネット上の声
- 名作!器のデカさ・懐の深さ☆ :まとめ付
- 清水宏 監督作品
- 和製“山猫”?
- 清算と自由
ヒューマンドラマ
- 製作年1949年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督清水宏
- 主演大河内伝次郎
-
父の逮捕で離れ離れになった兄弟。幼い足で父を追う、ひと夏の冒険と成長の物語。
1937年の伊豆。無実の罪で父が逮捕され、平和な日常を奪われた兄弟、善太と三平。東京の伯父の家に預けられるも、父への想いを募らせる二人。ある日、父に会うため幼い兄弟だけの旅を決意。バスやヒッチハイクを駆使し、大人たちの優しさに触れながら進む冒険の道のり。果たして二人は父と再会できるのか。子供の視点から描かれる、切なくも温かい家族の絆の物語。
ネット上の声
- 清水オヤジのしあわせナチュラル感覚♪
- 天才的手腕! 純粋な子供たち☆
- まさに風のような子供たち☆
- 新たに発見!人情派監督!
ヒューマンドラマ
- 製作年1937年
- 製作国日本
- 時間87分
- 監督清水宏
- 主演河村黎吉
-
昭和初期の伊豆、山道を走る一台のバス。運転手の「有りがたう」の声が、乗客たちの人生を優しく照らすロードムービー。
舞台は昭和初期の伊豆。山道をひた走る一台の乗合バス。すれ違う人々に「有りがたう」と声をかける陽気な運転手。バスに乗り合わせるのは、都会へ身売りされる娘とその母親、訳ありの旅芸人など、様々な事情を抱えた人々。狭い車内で交わされる会話、車窓から流れる美しい風景。それぞれの人生が束の間交差し、やがて終着点へと向かう。日本の原風景の中に描かれる、人々のささやかな希望と哀愁の物語。
ネット上の声
- 単純にしてオリジナリティーに溢れた名作
- あわいで出会う「暮らし」と「こころ」
- 峠を越えた女はめったに帰っちゃ来ない
- とんだ軽業をお見せしちまいまして
ヒューマンドラマ
- 製作年1936年
- 製作国日本
- 時間78分
- 監督清水宏
- 主演上原謙
-
戦後の混乱期、かつての「蜂の巣の子供たち」との再会。社会の片隅で懸命に生きる彼らの姿を通して、希望の光を探すヒューマンドラマ。
終戦から数年が経過した日本。かつて戦災孤児たちを集めた施設「蜂の巣学園」の園長だった主人公は、成長し社会へ巣立っていった子供たちのその後を訪ね歩く旅に出る。ある者は真面目に働き、ある者は道を踏み外し、またある者は新たな家庭を築いていた。貧困や差別に苦しみながらも、ひたむきに生きる彼らの姿。主人公は、子供たち一人ひとりと再会し、彼らが抱える喜びや悲しみに耳を傾ける。戦後の厳しい現実の中で、かつての師弟の絆は再び結ばれるのか。社会の底辺で生きる人々への温かい眼差しと、未来へのささやかな希望。
ネット上の声
- 不満があるとすれば、蜂の巣の子どもたちをもっと見ていたいということだけ
- 部屋の撮り方、画面の奥への意識、コメディパートを受け持つあの子最高
- タイトル通り1948年の「蜂の巣の子供たち」の続編
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督清水宏
- 主演岩本豊
-
北海道の温泉街。過去を背負う男女が出会い、心を通わせる。清水宏監督が描く、人生の再起をかけた人々の静かな人間ドラマ。
舞台は北海道、登別温泉。かつては名の知れた作家だった男は、今は筆を折り、静かに湯治の日々を送っていた。彼はそこで、ミチコという訳ありげな女性と出会う。彼女もまた、辛い過去から逃れるようにこの地に身を寄せていたのだった。温泉街の穏やかな日常の中、次第に惹かれ合う二人。しかし、それぞれの過去が影を落とし、未来へ踏み出すことをためらわせる。濃い霧が立ち込める温泉街で、二人が見つけ出す希望の光とは。静かな決断の時。
ネット上の声
- 12年越しの恋は...。
- スレ違い続けるメロドラマで、舞台が山小屋の旅館
- 山小屋の景色と儚いストーリー展開が良かった!
- 後期清水宏の恋愛人間ドラマの傑作
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間84分
- 監督清水宏
- 主演上原謙
-
終戦直後の鎌倉。大仏さまの足元で、たくましく生きる戦災孤児たちの、涙と笑いに満ちた日々。
舞台は終戦間もない日本、鎌倉の大仏さまの境内。親を失った子供たちが、肩を寄せ合い懸命に生きていた。観光客相手の商売や、時にはささやかな悪戯をしながら日銭を稼ぐ毎日。彼らを温かく見守る和尚。貧しさの中にも失われない子供たちの純粋さと生命力。厳しい現実と、それでも未来を信じる小さな瞳。巨きな大仏さまが見つめる、ささやかだが尊い命の輝きを描いた物語。
ネット上の声
- 前作に引き続き戦災孤児の少年たちが今度は東大寺界隈で観光ガイドをやって日銭を稼ぎ
- 奈良の仏寺や仏像をさまざまの角度から撮影していて、当時の奈良を知る映像資料として
- 「蜂の巣」第3弾だけど、物語的なつながりはなく、同じ浮浪児が奈良で観光ガイドをし
- 仁王様と同じ住所だぞ!
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間85分
- 監督清水宏
- 主演岩本豊
-
清水宏が「風の中の子供」に続き、坪田譲治の文学作品を映画化。前作と同じく善太と三平の兄弟を描いた作品で、キャラクターもキャスティングも前作同様。
ヒューマンドラマ
- 製作年1939年
- 製作国日本
- 時間80分
- 監督清水宏
- 主演河村黎吉
-
戦時下の日本、心に傷を負った子供たちのための学園。22人の子供たちと保母の交流を描く、感動のヒューマンドラマ。
太平洋戦争中の日本。親と離れ、心に様々な問題を抱えた子供たちが暮らす感化院「みかへりの塔」。そこへ新任の保母、夏木先生がやってくる。一筋縄ではいかない22人の子供たち。盗みや嘘、喧嘩を繰り返す彼らに、夏木先生は根気強く、愛情を持って向き合っていく。子供たちの閉ざされた心が、自然豊かな環境と先生の温かい眼差しの中で、少しずつ開かれていく様子。戦争という大きな時代のうねりの中、子供たちの純粋な心と成長を優しく見つめた不朽の名作。
ネット上の声
- 現代人こそこの学院を『見かへり』すべし。
- 清水宏監督が天才と言われた理由☆
- 今の日本人が見るべき映画
- 鐘が聞こえる範囲
ヒューマンドラマ
- 製作年1941年
- 製作国日本
- 時間111分
- 監督清水宏
- 主演奈良真養
-
ネット上の声
- 二つの家と悪い媒介者
- 大人世界の論理を拒絶するかのように、子供たちは全力で走り、全力で遊ぶ
- 没後50年メモリアル
ヒューマンドラマ
- 製作年1939年
- 製作国日本
- 時間74分
- 監督清水宏
- 主演河村黎吉
-
田舎娘・信子、東京の女学校へ。戦前の寄宿舎を舞台に描く、少女たちの瑞々しい青春群像劇。
昭和初期の日本。田舎町でのびのびと育った少女、信子。女学校に通うため、大きな夢と少しの不安を胸に上京し、寄宿舎での新生活を始める。しかし、そこは厳しい規則と、都会育ちの同級生たちとの価値観の違いに満ちた世界。方言をからかわれ、些細なことで誤解され、孤独を感じる日々。それでも信子は、持ち前の明るさとひたむきさで、困難に立ち向かう。少女たちの間で交わされる友情、嫉妬、そして憧れ。様々な出来事を通して、彼女たちは少しずつ成長していく。信子が見つける本当の自分。瑞々しい青春の一コマ。
ネット上の声
- あんみつのことをあんことみつ豆の合成物って言うのいいな
- 『二十四の瞳』の大石先生と対比したくなる
- 日本映画における“学園もの”の原点☆
- 女性版“坊ちゃん”が食べたのは…
ヒューマンドラマ
- 製作年1940年
- 製作国日本
- 時間91分
- 監督清水宏
- 主演高峰三枝子
-
戦火の野戦病院で再会した、かつての恋人たち。過酷な現実が、封印したはずの二人の想いを揺さぶる戦争メロドラマ。
日中戦争下の中国大陸。軍医として前線に派遣された東健三は、配属先の野戦病院で看護婦となったかつての恋人・秋子と再会。二人はかつて、ある誤解から別れた過去。次々と運ばれてくる負傷兵の看護に追われる過酷な日々の中、二人は互いの存在を意識し、封印していた想いが蘇る。しかし、ここは全てが死と隣り合わせの戦場。任務と感情の狭間で揺れ動く二人の運命。清水宏監督が描く、戦時下の人間ドラマ。
ネット上の声
- 「有りがたうさん」の姉妹編
- 終始よく動く木暮実千代がチャーミング
ヒューマンドラマ
- 製作年1941年
- 製作国日本
- 時間101分
- 監督清水宏
- 主演坂本武
-
昭和の東京、お人好しの男が巻き起こす人情喜劇。一人の孤児との出会いが、彼の運命を大きく変える。
舞台は戦後の活気あふれる東京の下町。主人公は、誰にでも親切で「人情馬鹿」とあだ名される男、八っつぁん。ある日、彼は身寄りのない少年と出会い、放っておけずに自分の家に引き取る決意。しかし、その優しさが原因で次々と厄介事に巻き込まれる日々。周囲の冷たい視線と自身の不器用さ。それでも少年を守ろうと奮闘する八っつぁんの姿。果たして、二人に安らぎの日は訪れるのか。心温まる人情物語の結末。
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間71分
- 監督清水宏
- 主演角梨枝子
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戦時下の日本。自然の中でたくましく生きる子供たちの日常を詩情豊かに描く一篇。
戦時下の影が忍び寄る日本の片田舎。大人たちの世界の喧騒をよそに、子供たちは今日も野山を駆け回る。彼らの最大の関心事は、団栗と椎の実のどちらが優れているかという、たわいない競争。清水宏監督が、子供たちの生き生きとした表情や仕草をドキュメンタリーのように活写。素朴な日常の中に宿る生命の輝きと、失われゆくものへの郷愁が胸を打つ珠玉の短編。
ネット上の声
- 喧嘩のシーンで見守る男の子の胸元のバッチが反射する美しさからのえーんえーんって泣
- 簪では子どもが言ってたガンバレガンバレ!を子どもに向かってかけるおっちゃん
- 木登り完走のショットがやけにかっこいい笑 木登りの範疇じゃないなこの高さ
- 子供達が元気に走り回って喧嘩して木登りするだけなのにむちゃくちゃ面白い
ヒューマンドラマ
- 製作年1941年
- 製作国日本
- 時間29分
- 監督清水宏
- 主演大山健二
-
夫を亡くし、二人の子供を抱えた母。生活苦の中で下した、我が子のためのあまりにも切ない決断。
昭和初期の日本。夫に先立たれ、二人の幼い子供を女手一つで育てる母・お蔦。貧しいながらも愛情深く暮らす三人だったが、生活は日に日に困窮を極めていく。子供たちの将来を案じたお蔦は、苦渋の末、息子を裕福な家へ養子に出すことを決意。それは、我が子の幸せを願うがゆえの、身を切るような選択。離れ離れになっても決して途切れることのない母と子の絆。やがて訪れる再会の時、母の深い愛情が静かな感動を呼ぶ、涙の物語。
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督清水宏
- 主演清川虹子
-
戦時下の信州の山村を舞台に、貧しい人々のために身を粉にして働く一人の女医の、ひたむきな情熱と苦悩を描く人間賛歌。
舞台は太平洋戦争前夜、1941年の長野県の山村。主人公は、村で唯一の診療所を切り盛りする女医のぶ。夫の故郷であるこの地で、貧困と因習に苦しむ村人たちのために、昼夜を問わず医療に身を捧げていた。しかし、彼女を待っていたのは、医学への無理解と迷信が渦巻く厳しい現実。急患の治療を拒む家族、非衛生的な環境。次々と立ちはだかる困難にも、のぶは強い信念で立ち向かい、一人一人の命と真摯に向き合う。戦争の影が色濃くなる時代を背景に、一人の女性の生き様を通して、命の尊さと人間の絆を力強く描き出す感動の記録。
ネット上の声
- 抗生物質が発見される前の医療は…
- 清水らしいのどかな人物描写が主だが(行者を追い返す爺の動きがめちゃ清水)、赤ん坊
- 医者のない集落に研修で訪れた女医たちの数日間の記録
- 胡散臭い祈祷師が良かった
- 製作年1941年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督清水宏
- 主演田中絹代
-
昭和初期の東京、ある一家のささやかな日常と心の機微を、温かな眼差しで綴った家族の肖像。
昭和13年の東京。ごく平凡なサラリーマン家庭の、ありふれた日常の記録。子供たちの成長、夫婦の会話、ご近所付き合い。そこには、大きな事件も劇的な展開もない。しかし、日々の暮らしの中にこそ存在する、ささやかな喜び、小さな悩み、そして家族を繋ぐ見えない絆。巨匠・清水宏が、何気ない風景の中に人間の愛おしさを掬い取る。戦争の足音が聞こえ始める時代を背景に、失われゆく平穏な時間の貴重さを描いた、心温まる一篇。
ネット上の声
- 麗しさには愚かさがあり、ずる賢さには誠実さがある、といった一枚上手の現実が巧みに
- 「いくらだってしあわせになれるんだ、なれるとも
- 佐分利信ファンなので、鑑賞♫
- ずっと虫が鳴いている
- 製作年1938年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督清水宏
- 主演佐分利信
-
夏の温泉宿、一本のかんざしが繋ぐ人々の縁。日常から離れた場所で紡がれる、ささやかで心温まる物語。
昭和初期、夏の盛り。山奥の静かな温泉宿。ある日、滞在客の男性が、前の客が忘れていった一本のかんざしを踏んで怪我。数日後、かんざしの持ち主である女性・恵美が謝罪に訪れる。彼女は男性の怪我が治るまで宿に留まることに。この小さな出来事をきっかけに、宿に集う人々—兵士、子連れの夫婦、教授—の間に、穏やかな交流が生まれる。他愛のない会話、共に過ごす静かな時間。日常の喧騒を離れた場所で、人々が織りなす束の間の人間模様。
ネット上の声
- お天道様に照りつけられて、教えられる。
- 意味深、、、清水宏監督と田中絹代
- 田中絹代の自然な演技が良い
- 80点 何故か見てしまう。
ヒューマンドラマ
- 製作年1941年
- 製作国日本
- 時間71分
- 監督清水宏
- 主演田中絹代
-
昭和初期、継母との葛藤の中でたくましく生きる少年の成長を描く、不朽の名作文学の実写化。
舞台は昭和初期の日本。幼くして実の母を亡くした少年、次郎。新しい母としてやってきた継母との間に生まれた溝は深く、愛情に飢えながらも、彼は持ち前の正義感と優しさを失わない。学校でのいじめ、家での孤立、そして厳格な父とのすれ違い。数々の試練が次郎に襲いかかる。しかし、奉公先の温かい人々との出会いや、自然の中での経験を通して、彼は少しずつ心を成長させていく。逆境に屈せず、自分自身の力で未来を切り開こうとする少年のひたむきな姿。その先に彼を待つ運命とは。
ネット上の声
- 箱根のお土産といったら、これだよね!
- だらだら見ていたのだが次郎の取り巻く環境や人間関係がテンポ良く変化していく過程は
- 広めの日本家屋の室内をどのように撮るかを意識しているのだろうか、並行移動と俯瞰の
- 実母と乳母と継母と... 三人の母への気持ちに戸惑うセンチメンタルI・餓男映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督清水宏
- 主演木暮実千代
-
『不壊の白珠』(1929)、『有がたうさん』(1936)、『按摩と女』(1938)などの名匠・清水宏監督が1937年に発表した母子ものメロドラマ。脚本は『本日休診』(1952)の斎藤良輔のオリジナル。主演は『有がたうさん』や小津安二郎監督の『淑女は何を忘れたか』(1937)などの桑野通子。息子の春雄役は爆弾小僧の芸名で10本以上の清水監督作に出演した子役の横山準。春雄と対立するガキ大将を演じているのは『突貫小僧』(1929)、『大人の見る繪本 生まれてはみたけれど』(1933)などの突貫小僧こと青木富雄。用心棒の恭助には『父ありき』(1942)、『驟雨』(1956)の佐野周二。
本牧のチャブ屋で働くお雪は、女手一つで息子の春雄を育て、息子の成長だけが生きがいだった。お雪は劣悪な労働条件を改善するようにマダムと掛け合うが、マダムは聞き入れず、店で働く女性たちが逃走しないように用心棒に見晴らせていた。用心棒の恭助はお雪を監視していたが、やがてお雪に惚れ、彼女を身請けするために外洋漁船員となって金を稼ぐことを決意する。一方、春雄は母親の仕事のせいで、友達からいじめられ、仲間外れにあう。春雄は母親の悪口を言ったガキ大将と喧嘩となるが、それが悲劇を生むことになる…。
ネット上の声
- 清水宏の他の作品より舞台的な撮り方が目立っていたけど、舞台的が悪いことでなくむし
- 本牧(現横浜市中区南東部)は霧に濡れて…
- 清水宏と桑野通子補正を以てしてもどうにもならないどうにもならなさは佐野周二のなせ
- 付き添いで学校に一緒に行くとこ、一人でいいって言われ、悲しく空しく、今来た道を一
ヒューマンドラマ
- 製作年1937年
- 製作国日本
- 時間73分
- 監督清水宏
- 主演桑野通子
-
港町・横浜を舞台に、一人の男性を巡る二人の少女の友情と嫉妬が、悲劇的な運命を紡ぎ出すサイレント映画の傑作。
異国情緒あふれる1930年代の港町、横浜。快活な少女・砂子と、おとなしいドラは固い友情で結ばれた親友。しかし、二人が想いを寄せる青年ヘンリーがドラを選んだことから、砂子の心に嫉妬の炎が燃え上がる。衝動的な行動が引き起こした、取り返しのつかない事件。離れ離れになる二人の運命。数年後、かつての面影を失った砂子の前に現れたのは…。
ネット上の声
- はいNTR
- 出航のお見送りって物寂しいね
- 港で歩くシーンが素敵
- 「泣き濡れた春の女よ」お浜岡田嘉子の前段とも思われる?砂子及川道子の横浜の清純可
ヒューマンドラマ
- 製作年1933年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督清水宏
- 主演及川道子
-
戦後の日本、ポリオと闘う子供たち。絶望の中から希望の光を見出す、感動の実話。
終戦直後の日本。ポリオの後遺症に苦しむ子供たちのための施設「しいのみ学園」。社会の偏見や身体の不自由さに直面しながらも、懸命に生きようとする子供たち。彼らを支える教師たちの献身的な愛と、困難を乗り越えていく姿を描く、涙と感動の物語。
ネット上の声
- 2カット目から刺さったよ、泣いた
- 没後50年メモリアル
- 小児マヒとは
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督清水宏
- 主演香川京子
-
ネット上の声
- いろいろあるけど、登場人物たちに共通する目標は退部になった若旦那を再びラグビー部
- 若旦那シリーズの元ネタらしい、清水宏のサイレント・青春悲嘆コメディ
- 構図、部屋の撮り方はやっぱりな〜!と思うがそれ以外は特になし
- まさかの加山雄三若旦那シリーズの元ネタ
- 製作年1933年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督清水宏
- 主演藤井貢
-
尾崎一雄の『もぐら横丁』『なめくじ横丁』『芳兵衛物語』等一連の私小説を原作とし「紺屋高尾」の吉村公三郎、「大仏さまと子供たち」の清水宏(1)が共同脚色にあたった。監督は十数年ぶりにセットに入る清水宏(1)。「一等社員」の鈴木博が撮影を担当している。「関白マダム」の佐野周二、「愛の砂丘」の島崎雪子、「次男坊」の笠智衆、「安五郎出世」の森繁久彌、若山セツ子などが出演し、他に丹羽文雄、壇一雄、尾崎士郎、等現役作家が芥川賞受賞祝賀会シーンに特別出演するはず。
ネット上の声
- それまでの清水宏的な要素も引越しのシーンやラストの浅草での移動カメラ等いくつか感
- ああっ、どら焼き食べたい!
- 比較的抑制気味とはいえ、横丁と長屋の奥行きの捕捉や、部屋を横断する移動撮影はやは
- 貧乏でも前向き!
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督清水宏
- 主演佐野周二
-
戦後間もない伊豆の温泉町。旅芸人一座に生きる踊り子たちの、儚くも美しい人間模様。
舞台は終戦から数年が経った伊豆の温泉郷。客足もまばらなストリップ劇場で糊口をしのぐ、旅芸人一座の日常。そこへ、家出してきた娘・はるみが一座に加わる。一座の看板踊り子である千代子や、個性豊かな仲間たちとの共同生活。貧しさや世間の冷たい視線に晒されながらも、彼女たちは舞台に立ち続ける。しかし、一座の内部で巻き起こる人間関係の軋轢と、時代の変化の波。はるみは、芸の道で生きることの厳しさと、仲間との絆の間で揺れ動く。彼女が下す、未来への決断。
ネット上の声
- ええっ!この時の京マチ子は33歳!
- 淡島千景さんありきの映画でした
- 翻弄されっぷりが凄い
- 妹の京マチ子と夫の船越英二が深夜密会しているのを知り、あやしいと疑い始めた淡島千
文芸・史劇
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督清水宏
- 主演京マチ子
-
ネット上の声
- お見舞いにもってきた好物だったり、子供のために編んでた服だったり
- 阿彌子(笠置シヅ子)とその子、継母とを巡る母モノ
- 「孤高の天才・清水宏」@シネマヴェーラ渋谷
- カム カム カム エッブリバーディ♫
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間74分
- 監督清水宏
- 主演笠置シヅ子
-
1953年、復興期の東京。ラジオ番組が繋ぐ、市井の人々のささやかな願いと人生が交差する群像劇。
舞台は戦後復興期の東京、銀座。ラジオの公開番組「街頭録音」が、街ゆく人々にマイクを向ける。失踪した恋人を探す若い女性、戦災孤児の靴磨きの少年、故郷を思う人々。それぞれの胸に秘めた想いやささやかなドラマが、ラジオの電波に乗って交錯していく。ドキュメンタリーのようなタッチで切り取った、当時の東京の空気と人々の息遣い。一つの街を舞台に、名もなき人々の人生模様を温かく見つめる珠玉のオムニバス。
ネット上の声
- 当時の銀座を宣伝する為だけの映画です。
- 話自体はそれなりにイイ話なんだけど、有馬稲子や木暮実千代という華のある女優さんの
- く〜前半30分子役の「ヨシコチャンのおうちの隣」の天丼にやられた、なんてキュート
- ロケーション撮影でさまざまな人間が登場するエピソードを描く
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督清水宏
- 主演池部良
-
ネット上の声
- 筋肉質で格好いい“御前様”☆
- 勝った方がいい!
- トーキーになったせいか、明らかにそれまでの作品よりもカット数が減少しているのが分
- どうしてこれが続くのか不思議で、断片的な人たちは面白いはずなんだけど繊細な感情を
ヒューマンドラマ
- 製作年1937年
- 製作国日本
- 時間64分
- 監督清水宏
- 主演佐野周二
-
竹田敏彦の小説『少女の家』を「次郎物語(1955)」の清水宏(1)が脚色、監督し「息子一人に嫁八人」の鈴木博が撮影を担当した。主なる出演者は「驟雨」の香川京子、「若人のうたごえ」の池内淳子、「息子一人に嫁八人」の藤木の実、宇治みさ子、「花嫁会議」の浪花千栄子、「裏町のお嬢さん」の高橋豊子、他にニューフェイス多勢。
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間81分
- 監督清水宏
- 主演香川京子
-
昭和初期の港町。流れ者の男女が奏でる、切なくも儚い恋のメロドラマ。
舞台は昭和初期、伊豆の港町。旅回りのギター弾き・健二と、訳ありの女・お浜。二人はひょんなことから出会い、共に旅をすることに。健二の奏でる物悲しいギターの音色と、お浜の美しい歌声。しかし、彼らの前には貧困と世間の冷たい視線という厳しい現実。そんな中、健二はかつての恋人と再会。お浜の心に嫉妬と不安の影が忍び寄る。すれ違う二人の心と、残酷な運命。果たして、彼らに安住の地は見つかるのか。サイレント映画の名匠が描く、名もなき人々の哀愁。
ネット上の声
- 久しぶりの清水宏
- 良い天気って...
- 今では失われたような清新さがここにはあって、ボーゼイギだけが共存に成功しえた情熱
- 「大学の若旦那」とは対象的な清水宏監督トーキー第1作で、雪深い北海道の炭坑と酒場
- 製作年1933年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督清水宏
- 主演大日方伝
-
ヒューマンドラマ
- 製作年1929年
- 製作国日本
- 時間35分
- 監督清水宏
- 主演新井淳
-
川口松太郎原作の母物でサーカスの花形だった三益愛子が令夫人となるが、またサーカスに舞い戻り夫と娘の幸福を一人祈るという物語。脚色は「サザエさんの婚約旅行」の笠原良三、監督は「踊子」の清水宏(1)が久方振りに担当する。撮影は「夜霧の滑走路」の秋野友宏。「風流温泉日記」の三益愛子、「素っ裸の青春」の仁木多鶴子、「ぶっつけ本番」の佐野周二をはじめ、金田一敦子・藤間紫らが出演する。
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督清水宏
- 主演三益愛子
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ネット上の声
- 旧書体使われすぎて最初は平仮名追うのも大変だったけどメロドラマなのに当時の広瀬す
- トラックバックによるダンスシーンの取り込み、成瀬もやっていたが当時の流行りだった
- タイピストとして働いてるだけでこんなに言われるもんなのか、、、
- 清水宏もこんなモダンなメロドラマを撮ってた頃があったんだなあ
- 製作年1929年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督清水宏
- 主演八雲恵美子
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- 製作年1930年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督清水宏
- 主演結城一朗
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- 製作年1932年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督清水宏
- 主演川崎弘子
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- 製作年1941年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督清水宏
- 主演水谷八重子[初代]
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保守政党の総裁選挙を端に発した汚職事件を描き、政界のドス黒い内幕を暴露する。脚本は「どてらい男」の田坂啓、監督は「華麗なる一族」の山本薩夫、撮影は「股旅」の小林節雄がそれぞれ担当。
ヒューマンドラマ
- 製作年1934年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督清水宏
- 主演藤井貢
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- 製作年1931年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督清水宏
- 主演岩田祐吉
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ネット上の声
- “技”が冴える 清水版「金色夜叉」
- 砂浜でも松の木の傍らでもなく…
- マジ昼ドラ!脚本が清水宏以外のものはもう正直ストーリーはどうでもよくてどんなにつ
- 最後、自分より金を選んだ元カノに罵倒するシーンはスッキリしたのかなあ
ヒューマンドラマ
- 製作年1937年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督清水宏
- 主演夏川大二郎
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ネット上の声
- 元々は長編だったがフィルムが失われてしまったため現在観れるのは短縮版のみ、現存す
- 短縮版しか現存してないという事で、仕方ないけどさすがに省略されすぎててついて行き
- かつてテレビ放映された25分位の短縮版
- 常にリアリティを追求する清水宏
- 製作年1929年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督清水宏
- 主演井上正夫
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- 製作年1935年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督清水宏
- 主演岩田祐吉
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ヒューマンドラマ
- 製作年1943年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督清水宏
- 主演李香蘭
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かつて菊池寛が東京日日に連載したヒット・メロドラマ、「第二の接吻」は煽情的であるとして「倭文子と京子」に改題、松竹(監督清水宏(1))、日活(監督阿部豊)で映画化された。今度は「浅草物語」の成澤昌茂の脚色で、清水宏(1)(「都会の横顔」)が再度メガフォンをとり「明日はどっちだ」の長谷部慶治が応援する。撮影は、「南十字星は偽らず」の三村明、音楽は服部良一。「今宵ひと夜を」の三浦光子、「雁(1953)」の高峰秀子「女心はひと筋に」の池部良、「太平洋の鷲」の二本柳寛、「家族あわせ」の飯田蝶子、清水将夫、青山杉作、東山千栄子等新劇人が加わっている。
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督清水宏
- 主演三浦光子
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- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督清水宏
- 主演三益愛子
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- 製作年1932年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督清水宏
- 主演林長二郎
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- 製作年1931年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督清水宏
- 主演野寺正一
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- 製作年1931年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督清水宏
- 主演高田稔