- 製作
- 1975年 日本
- 時間
- 31分
- 監督
- 寺山修司
- 出演
- 新高恵子若松武蘭妖子
- 種類
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【江戸の世を襲った見えざる恐怖「疱瘡」。愛する者を守るため、一人の若き医師が絶望的な戦いに挑む、感動の時代劇。】
徳川の治世、平和な江戸の町を突如として襲った病魔「疱瘡」。それは、身分を問わず人々の命を容赦なく奪う、死の病。蘭方医の道を志す若き医師・良庵は、次々と倒れていく人々を前に、己の無力さを痛感する。西洋の医学書だけを頼りに、特効薬のないこの病に立ち向かうことを決意。しかし、彼の前には古い慣習や人々の偏見、そして愛する家族にまで忍び寄る病の影が立ちはだかる。絶望の淵で、彼が見出した一筋の光とは。命の尊さと人々の絆を描く、壮絶な闘いの記録。