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寺山修司が監督・脚本を手がけ、自身の同名歌集を映画化した自伝的作品。青森県・恐山のふもとの村。少年時代の“私”は父を亡くし、古い家屋で母と2人で暮らしていた。少年の唯一の楽しみは、イタコに父の霊を呼び出してもらい会話することだ。隣家に嫁いできた美しい女性や村にやって来たサーカス団が、少年を家出の誘惑へと駆り立てる。やがて上京した“私”は中年となり、1本の映画を撮る。そんな“私”の前に、少年時代の自分が現れ……。「十三人の刺客」などの菅貫太郎が主演を務め、隣家の妻を八千草薫が演じた。
ネット上の声
- 今の時代にこんな映画を撮れる人いますかね
- 頭モヤモヤする人の心をズバッと打ちます
- 不思議で幻想的だが破綻はしていない
- 寺山修司の青森、万人向きではない
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督寺山修司
- 主演菅貫太郎
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死んた母親の口ずさんでいた手毬唄を探して旅をする少年を描く。79年、ピエール・ブロンベルジュのプロデュースにより、ジュスト・ジャカン、ヴレリアン・ボロズウィックがそれぞれ監督したふたつのエピソードと共に、「プライベート・コレクション」というタイトルで、パリで公開された。泉鏡花原作の短篇小説を基にし、「サード」の寺山修司と岸田理生が脚本を共同執筆、監督は「ボクサー」の寺山修司、撮影は「夕暮まで」の鈴木達夫がそれぞれ担当。
ネット上の声
- 寺山ワールドを堪能
- 母親の呪縛
- 夢か現実か。かなり昔の作品なのだけれど映像がすごい。伊丹十三出まくり。
- 夢か現実か。かなり昔の作品なのだけれど映像がすごい。伊丹十三出まくり。
ヒューマンドラマ
- 製作年1979年
- 製作国フランス
- 時間40分
- 監督寺山修司
- 主演三上博史
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架空の小さな村を舞台に、約一世紀にわたる一家の興亡を描く一大叙事詩。「草迷宮」の寺山修司と岸田理生が共同で脚本を執筆。監督も同作の寺山修司で彼の遣作である。撮影は「海燕ジョーの奇跡」の鈴木達夫が担当。
ネット上の声
- 盛り沢山で、遺作にふさわしい作品では
- 「100年の孤独」とは全く別物の作品
- 遠くて近しい狂気と日常
- 字幕スーパーが必要
ヒューマンドラマ
- 製作年1982年
- 製作国日本
- 時間127分
- 監督寺山修司
- 主演山崎努
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フランスの名匠ジャック・ドゥミが1961年に発表した長編デビュー作で、初恋の男性を待ち続ける踊り子ローラを中心に繰り広げられる恋愛模様を情緒豊かに描いた名作ラブストーリー。フランス西部の港町ナント。キャバレーの踊り子として生計を立てるシングルマザーのローラは、7年前に姿を消した恋人ミシェルの帰りを未だに待ち続けていた。ある日彼女は、幼なじみの青年ローランと10年ぶりに再会する。ローランは初恋相手であるローラへの変わらぬ思いを確信し、彼女に愛を告白するが……。ローラ役に「甘い生活」のアヌーク・エーメ。
ネット上の声
- 仕掛け自体よりも「映画の中で予定された通りに振る舞うこと」というメタな権力関係が
- 映画なのになんで「ユーロライブ」でやるんだろう?と思っていたら、こんなことが起き
- 画面に向かって見ている者を挑発するように語りかける3人の売女と、座席にいた仕込み
- 上映中、劇場でご本人が実際にパフォーマンスをしてくれる貴重な鑑賞体験ができた
- 製作年1974年
- 製作国日本
- 時間9分
- 監督寺山修司
- 主演小野正子
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「演劇実験室「天井桟敷」」が全国各地で百数十回以上上演した同名ドキュメンタリー・ミュージカルの映画化で原作は寺山修司の同名エッセイ集。寺山修司は昨年、16ミリ実験映画「トマトケチャップ皇帝」を作り、この作品では製作・原作・脚本・監督の四役を担当している。撮影は写真家で、映画撮影は初めての鋤田正義が当り、仙元誠三がこれを補佐している。
ネット上の声
- 年を食うと、こういう映画が面倒くさくなる
- 映画は暗闇の中でしか生きられない
- だからなんだよってなモノ
- 猥雑でいかがわしくて。
ヒューマンドラマ
- 製作年1971年
- 製作国日本
- 時間138分
- 監督寺山修司
- 主演佐々木英明
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ネット上の声
- あんまりわからなかった.あなたの言う「こっち側」の人間じゃ無かったみたいです.
- 異界(いま風に言えば異世界)へつづく「境界」としてのドアをめぐる物語
- 2024.3.10@国立映画アーカイブ 小ホール(日本の女性映画人(2)―197
- 寺山修司率いる人力飛行機舎が制作した実験映画
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間17分
- 監督寺山修司
- 主演新高恵子
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大人に反旗を翻した子供たちと、それによって虐待される大人たちの姿を描いた空想世界映画。監督は他方面でその才能を発揮した故・寺山修司。寺山初期のラジオ・ドラマ『大人狩り』をベースにして70年に製作されたこの作品は、71年に再編集され27分の短縮版として公開されていたが、今回は寺山自身が所蔵していた唯一のオリジナル・プリントから修復したオリジナル・ディレクターズ・カット版での公開となった。96年、ロッテルダム国際映画祭特別招待作品。
ネット上の声
- ポル・ポト派大虐殺、クメール・ルージュの実行部隊、子供だけの秘密警察もモチーフの
- 見てはいけない世界
- 画面が白飛びしまくってて不鮮明だが、ショッキングな映像の連発で、強烈に脳内に刷り
- 以前、幾原邦彦が「ノケモノと花嫁」において参考にしたであろう作品ということで、ネ
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督寺山修司
- 主演新高恵子
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スクリーンに投影された女性の肉体を「一寸法師」が縛り、削っていく実験映画。監督は寺山修司。16ミリ。
ネット上の声
- 「イメージによて分断された肉体の重なり合いが生むエロティシズムが露出する瞬間の構
- 一寸法師と呼ばれている小人が、派手な見た目の女に欲情する様を、「消しゴム」同様の
- 寺山にとって「記述」とは何かということが意外にもくわしく実演されている
- 監督寺山修司、人力飛行機舎製作の実験映画
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間19分
- 監督寺山修司
- 主演日野利彦
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ネット上の声
- 蝶が覆いかざす眼前の世界、肉欲と快楽に溺れた男女を覗き見する少年
- 田園に死すや書を捨てよ街へ出ようなどで知られる寺山修司の実験映画
- 2023.5.20@ユーロライブ(寺山修司映画祭2023「映画監督◉寺山修司」)
- 観客は映画内の退廃の夢を見るのか、そして実行できるのか
- 製作年1974年
- 製作国日本
- 時間12分
- 監督寺山修司
- 主演新高恵子
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ネット上の声
- 寺山ワールド
- 子供をあんな形で出していいのかって思ったが、風刺が効いていて、独裁者を子供として
- 今の時代、児童虐待とかが先に来てしまって、寺山修司が伝えたかっただろう風刺なんか
- 虚栄と横暴さは子供らしさがものすごくある、ごっこ遊びのような風刺すぎるビゴーか
- 製作年1971年
- 製作国日本
- 時間27分
- 監督寺山修司
- 主演新高恵子
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フランスの詩人ロートレアモンの「マルドロールの歌」を映像化した実験映画。監督は寺山修司。製作期間は1962~1969年。16ミリ。
ネット上の声
- ロートレアモン読みます、シュルレアリスムみ強くてよかった、鳥とかエルンストを想起
- 寺山修司映画祭2023で1日だけ行われた「実験映画集1」パフォーマンス&観客参加
- ロートレアモンのマルドロールの歌からフレーズを引用し解体、再構築する
- このタイトルの本をもう一回読んでみて、映画を見てみたい
ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間27分
- 監督寺山修司
- 主演新高恵子
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ボクシングへの執念を断ち切れぬ中年の元ボクサーと、彼に捨われたボクサー志望の若者の二人を軸に裏町の仲間たちの人情と哀歓を織りまぜて、ボクシングに全てを賭ける男の姿を描く。またWBA世界Jフライ級チャンピオン具志堅用高、他歴代世界チャンピオンらが特別出演する。脚本は岸田理生と「泥だらけの純情(1977)」の石森史郎と「田園に死す」の寺山修司、監督も同作の寺山修司、撮影も同作の鈴木達夫がそれぞれ担当。
ネット上の声
- どうした経緯だったのでしょうか
- 職場の事故で弟を失ったボクシング元東洋チャンピオンの男が、その加害者でもある足の
- 途中ストーリーが突然飛んでしまったりするのは、あまり状態がよろしくないフィルムで
- 仕事中の事故で弟を亡くした元ボクサーがその加害者にボクシングの指導を依頼され…
ボクシング、 ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督寺山修司
- 主演菅原文太
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上海の娼館を舞台に一人の美しい娼婦“O”とステファン卿との倒錯の愛を描く。製作総指揮はアナトール・ドーマンとヒロコ・ゴヴァース、製作は九條映子、監督・脚本は「ボクサー」の寺山修司。原作は「O嬢の物語」のポーリーヌ・レアージュ(二見書房刊)、撮影は鈴木達夫、音楽はJ・A・シーザー、編集はアンリ・コルピ、美術は山下宏、衣裳はカイジック・ウォン、グラフィック・デザイナーは合田佐和子、ナレーターはジョルジュ・ウィルソンが各々担当。出演はイザベル・イリエ、クラウス・キンスキー、アリエル・ドンバール、ピーター、新高けい子、山口小夜子、高橋ひとみ、大野美雪、中村研一、石橋蓮司、藤田敏八など。
ネット上の声
- 寺山修司らしくない
- 寺山修司、マザコンのむこうがわ
- めくるめく変態ワールドは観ていて面白いが、ストーリーにそんなに乗れなかった
- 若いころ寺山修司に心酔していた時期があって本やら映像作品やらJ.A.シーザーのC
恋愛
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- 製作国フランス,日本
- 時間88分
- 監督寺山修司
- 主演イザベル・イリエ
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ネット上の声
- 永遠に繰り返される音楽と意図を感じられない映像の連続に気が狂いそう
- ベルイマンの『野いちご』の夢のシーンや、(どの作品か忘れたのだけど)イタリアンネ
- 一つ一つの映像としては何をしているか理解できるけど、それらが合わさると何を表して
- 盆踊りを急にしだすし、マッチョが出てくるし、わけわからんかったけど、寺山修司さん
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間11分
- 監督寺山修司
- 主演ミスター日本
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孤独な老女の思い出が、“染み”や“消しゴム”により消去されていく様を写す実験映画。監督は寺山修司。
ネット上の声
- 鉛筆で書かれた文字を消した消しカスはグレーだけど、過去とか記憶を消した消しカスは
- 映像表現の挑戦、本当に実験 身毒丸でも消しゴムの章あるけど、寺山修司はこういう妄
- 過去の記憶に広がっていく染みを消しゴムで消したいという願望を表したものなのかな
- 誰かの手に持たれた消しゴムらしきものが女の顔やら何やらを本当に消していく
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間20分
- 監督寺山修司
- 主演藤野節子
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ネット上の声
- 三画面マルチでどこ見たらいいのってのがいかにも、万有引力のしていた舞台みたいで良
- マゼンタ、緑、青のサイケな画面にいかがわしく何か映っているポップアートでこの題名
- 自分の通ってる学校には変人が多く、これも寺山修司狂の女子が言っていた作品で、常に
- 性器は普通に映るし、画面に放尿するし、なんだけど、どこか普段観る夢に似ていた
- 製作年1974年
- 製作国日本
- 時間3分
- 監督寺山修司
- 主演森崎偏陸
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ネット上の声
- 権力者同士で、負けたら処罰を食らうジャンケンを延々と繰り返してる
- 2023.5.20@ユーロライブ(寺山修司映画祭2023「映画監督◉寺山修司」)
- 笑ってはいけない作品だと…思う…(でも…笑った…笑)
- 「あれ、俺らじゃんけんしてただけだよな?」
ヒューマンドラマ
- 製作年1971年
- 製作国日本
- 時間12分
- 監督寺山修司
- 主演サルバドール・タリ
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- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間31分
- 監督寺山修司
- 主演新高恵子
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さまざまな対象物に釘を打ち続ける登場人物たちを追う短編実験映画。監督は寺山修司。映画を白いペンキを塗った特殊スクリーンに投影、スクリーンの下には釘と金槌が用意され、映画の終盤に観客がスクリーンに釘を打ち付けていくことで完成する作品。
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間34分
- 監督寺山修司
- 主演新高恵子