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母が遺した手毬唄の歌詞を探す旅。少年時代の記憶と幻想が入り乱れる、寺山修司の超現実的映像迷宮。
昭和初期の日本。少年・明は、幼い頃に亡くした母が歌ってくれた手毬唄の続きの歌詞を知りたいと願う。その歌詞を求め、彼は幻想と現実が交錯する奇妙な旅へ。彼の前に現れるのは、妖艶な美女、謎の男、そして過去の記憶そのもの。時は歪み、空間はねじ曲がり、明は自身の心の奥深くに広がる「草迷宮」へと迷い込んでいく。母への思慕と少年期の終わりを描いた、万華鏡のような幻想譚。
ネット上の声
- 寺山ワールドを堪能
- 母親の呪縛
- 夢か現実か。かなり昔の作品なのだけれど映像がすごい。伊丹十三出まくり。
- 夢か現実か。かなり昔の作品なのだけれど映像がすごい。伊丹十三出まくり。
ヒューマンドラマ
- 製作年1979年
- 製作国フランス
- 時間40分
- 監督寺山修司
- 主演三上博史
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ネット上の声
- インターネットの海から安井邦夫さんの写真に出会い、どこのどなただろうと調べるうち
- 白と白の境目が溶けてるそこに緑青がテラッと塗られている感じが綺麗だったな…唐突な
- わたしらの民族は囲って領域をつくるのではなくて、何かを置いて領域を現象させる感覚
- 本編とは全く関係ないが、映像を観ながら「自分の頭の中にある妄想を現実世界に具現化
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間17分
- 監督寺山修司
- 主演新高恵子
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大人に反旗を翻した子供たちと、それによって虐待される大人たちの姿を描いた空想世界映画。監督は他方面でその才能を発揮した故・寺山修司。寺山初期のラジオ・ドラマ『大人狩り』をベースにして70年に製作されたこの作品は、71年に再編集され27分の短縮版として公開されていたが、今回は寺山自身が所蔵していた唯一のオリジナル・プリントから修復したオリジナル・ディレクターズ・カット版での公開となった。96年、ロッテルダム国際映画祭特別招待作品。
ネット上の声
- 見てはいけない世界
- ポル・ポト派大虐殺、クメール・ルージュの実行部隊、子供だけの秘密警察もモチーフの
- 画面が白飛びしまくってて不鮮明だが、ショッキングな映像の連発で、強烈に脳内に刷り
- 以前、幾原邦彦が「ノケモノと花嫁」において参考にしたであろう作品ということで、ネ
- 製作年1970年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督寺山修司
- 主演新高恵子
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映画という虚構に取り憑かれた女優の分裂する自我。現実と幻想が交錯するサイコ・スリラー。
1970年代、東京。一人の若手女優が、新作映画の主役に抜擢される。彼女が演じるのは、二つの人格を持つ謎めいた女。役作りに没頭するうち、彼女は次第に現実と役柄の境界を見失っていく。鏡の中に映るもう一人の自分。スクリーンの中の虚構が、彼女の日常を侵食し始める。これは演技か、それとも狂気か。フィルムの影に潜む恐怖が、観る者の精神を揺さぶる。前衛的な映像美で描かれる、自己同一性の崩壊の物語。
ネット上の声
- ラストの後ろ姿はあの人?
- 影だけ動いてたら面白いっていう発想から撮られているけど、構想中に色々影について思
- 寺山は光は闇で闇は光みたいなことを言っていたし見ることができないものを見るという
- 影の本心と行動の矛盾 最後の映像制作現場ではあるけど、影と本心が重なってる演出は
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間15分
- 監督---
- 主演新高恵子
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ネット上の声
- アートテロ、寺山修司、メイク、ファッション、映像はフィルムの粒々フィルターに覆わ
- 蝶が覆いかざす眼前の世界、肉欲と快楽に溺れた男女を覗き見する少年
- 田園に死すや書を捨てよ街へ出ようなどで知られる寺山修司の実験映画
- 2023.5.20@ユーロライブ(寺山修司映画祭2023「映画監督◉寺山修司」)
- 製作年1974年
- 製作国日本
- 時間12分
- 監督寺山修司
- 主演新高恵子
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ネット上の声
- 寺山ワールド
- 今の時代、児童虐待とかが先に来てしまって、寺山修司が伝えたかっただろう風刺なんか
- 子供をあんな形で出していいのかって思ったが、風刺が効いていて、独裁者を子供として
- 虚栄と横暴さは子供らしさがものすごくある、ごっこ遊びのような風刺すぎるビゴーか
- 製作年1971年
- 製作国日本
- 時間27分
- 監督寺山修司
- 主演新高恵子
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ネット上の声
- たとえ画面が白飛びしていても、書かれた文字が読めなくとも、それでも書見機を使わな
- 2023.5.20@ユーロライブ(寺山修司映画祭2023「映画監督◉寺山修司」)
- これって詩や歌を映像化することを仄めかしてるって事?よい!
- 書を読みながら同時に動きたいという願望
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間20分
- 監督---
- 主演新高恵子
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フランスの詩人ロートレアモンの「マルドロールの歌」を映像化した実験映画。監督は寺山修司。製作期間は1962~1969年。16ミリ。
ネット上の声
- ロートレアモン読みます、シュルレアリスムみ強くてよかった、鳥とかエルンストを想起
- 寺山修司映画祭2023で1日だけ行われた「実験映画集1」パフォーマンス&観客参加
- ロートレアモンのマルドロールの歌からフレーズを引用し解体、再構築する
- このタイトルの本をもう一回読んでみて、映画を見てみたい
ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間27分
- 監督寺山修司
- 主演新高恵子
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江戸の世を襲った見えざる恐怖「疱瘡」。愛する者を守るため、一人の若き医師が絶望的な戦いに挑む、感動の時代劇。
徳川の治世、平和な江戸の町を突如として襲った病魔「疱瘡」。それは、身分を問わず人々の命を容赦なく奪う、死の病。蘭方医の道を志す若き医師・良庵は、次々と倒れていく人々を前に、己の無力さを痛感する。西洋の医学書だけを頼りに、特効薬のないこの病に立ち向かうことを決意。しかし、彼の前には古い慣習や人々の偏見、そして愛する家族にまで忍び寄る病の影が立ちはだかる。絶望の淵で、彼が見出した一筋の光とは。命の尊さと人々の絆を描く、壮絶な闘いの記録。
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間31分
- 監督寺山修司
- 主演新高恵子
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さまざまな対象物に釘を打ち続ける登場人物たちを追う短編実験映画。監督は寺山修司。映画を白いペンキを塗った特殊スクリーンに投影、スクリーンの下には釘と金槌が用意され、映画の終盤に観客がスクリーンに釘を打ち付けていくことで完成する作品。
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間34分
- 監督寺山修司
- 主演新高恵子