-
第91回アカデミー賞で短編実写賞を受賞した短編映画。レイシストの父親に洗脳された少年が引き起こす悲劇を通して、子どもの目線を交えながら人種差別問題を描く。本作を手がけたガイ・ナティーブ監督が長編映画版の出資を募るために自己資金で製作した短編で、翌年には同じテーマの長編映画版「SKIN スキン」が製作されている。日本では長編版「SKIN スキン」が2020年6月に劇場公開され、一部の上映劇場で長編と併映。公式サイトでも期間限定で配信される。
ネット上の声
- たった21分なのに、とんでもない衝撃。息するのも忘れるくらい引き込まれた。ラストは本当に言葉を失うレベル。これは観るべき短編。
- 親の言動が子供に与える影響って怖いなと改めて思った。短いけどメッセージ性が強い。
- うわー、これはヤバい…。
- とにかく胸糞悪い。後味が悪すぎて、面白いとは言えないけど、強烈な作品だった。
ヒューマンドラマ
- 製作年2018年
- 製作国アメリカ
- 時間21分
- 監督ガイ・ナティーヴ
- 主演ジョナサン・タッカー
-
「ウィーアーリトルゾンビーズ」の長久允監督が手がけた短編。「3時のヒロイン」の福田麻貴、「Aマッソ」の加納、「ラランド」のサーヤという女性芸人3人が、さまざまなミッションをクリアするために奮闘する、テレビ朝日のバラエティ番組「トゲトゲTV」から生まれた作品で、3人がメインキャストとして出演している。
ピスコは、カニの父と人間の母・石田みつみの間に生まれた女の子。「ピスコ」という呼び名は、カニの血筋ゆえ無意識でダブルピースをしてしまうことから、親友のくぼかよが付けてくれたもので、ピスコ自身もその呼び名を気に入っている。そんなピスコは18歳の時、教師の案浦と恋に落ち、付き合いはじめる。教師と生徒の禁断の恋にどんどんのめり込んでいくピスコは、自分が卒業したらすぐに結婚してほしいと案浦に迫るが……。
主人公ピスコを加納、母みつみを福田、親友くぼかよをサーヤが演じ、ピスコが恋する教師・案浦役を「正欲」「不死身ラヴァーズ」の佐藤寛太が務めた。長久監督の短編「そうして私たちはプールに金魚を、」と2本立てで劇場公開。
ネット上の声
- 映像と音楽が最高!独特の世界観に引き込まれた。
- Aマッソ加納さん目当てでテラサ入ったけど大正解!不思議な話だけど最後は感動した。
- 正直、意味わからん!ってなったw でも長久監督らしいカメラワークとか演出はめっちゃ刺さった。好きな人は絶対ハマるやつ。
- シュールでめっちゃ笑った。真面目な顔して変なこと言うからずるい。映画館で観たかったなー。
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間17分
- 監督長久允
- 主演福田麻貴
-
俳優として活動しながら「不完全世界」「CODE-D 魔女たちの消えた家」などのインディーズ映画を手がけている古本恭一が監督・主演を務めた短編映画。岩壁から飛び降りようとしている男と、彼に近づいてくる不思議な人々のやりとりをシニカルかつユーモラスに描いたコメディ。
人生に絶望した男が山道をのぼっている。男はやがて断崖絶壁にたどり着くが、そこに奇妙な人々が次々と現れ、事態は予測のつかない、騒がしくて不思議な展開へと転じていく。
主人公である岩壁から飛び降りたい男を古本自ら演じている。そのほかの共演にテレビドラマ「水戸黄門」や「踊る大捜査線」で知られるベテラン俳優の大和田伸也、古本監督の前作「CODE-D 魔女たちの消えた家」で主演を務めた水津亜子、「スーパーミキンコリニスタ」の高山璃子、アイドルグループ「アイオケ」の小林萌夏ら。
ネット上の声
- 短いのに満足感がすごい!
- シリアスな話かと思ったら意外とコメディで笑った。
- テーマは重いけど、見終わった後は不思議と前向きな気持ちになれる。何度も見返したくなる作品。
- ちょっと期待しすぎたかも。コメディ要素が自分には合わなかったかな。
コメディ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間22分
- 監督古本恭一
- 主演古本恭一
-
ネット上の声
- 主演二人の演技がとにかく最高。切ないけど、観終わった後になぜか心が温かくなる不思議な映画だった。
- 泣いた。ただただ泣いた。
- 日韓の文化の違いが丁寧に描かれてて引き込まれたな。
- 映像と音楽が綺麗で、映画館で観て正解だった。主演の二人が美しすぎる…!
ヒューマンドラマ
- 製作年2025年
- 製作国日本
- 時間26分
- 監督洪先恵
- 主演蒔田彩珠
-
1988 年、韓国がソウルオリンピックで盛り上がっている最中、9 歳のウニは、リコーダーの試験があり、良い結果を残せるように練習に励んでいた。新しいリコーダーを親に買って貰おうとせがむが、⽗親はよその⼥と不倫関係にあり、それに気付いている⺟は⼦育てに無関⼼で、ウニの要望も無視されてしまう―
ネット上の声
- 「はちどり」が大好きで鑑賞。ウニの子供ながらの複雑な心境が短い時間でぎゅっと描かれてて、胸が苦しくなった。キム・ボラ監督のこの雰囲気がたまらない。
- 短編なのに見応えがすごい。少女の視点から見る世界の息苦しさがリアルだった。
- まさに濃縮版はちどり!
- ちょっと暗いかな…。リコーダーくらい買ってあげてよって思っちゃった。
ヒューマンドラマ
- 製作年2011年
- 製作国韓国
- 時間28分
- 監督キム・ボラ
- 主演チョン・インギ
-
山の中で行方不明になった鉄平(渋川清彦)を探す救助隊。鉄平は山の奥深くで滝に打たれて修行をしていた。鉄平は救助を拒み、吠える、、、、、。
ネット上の声
- 静かだけど、心に深く刺さる映画だった。見終わった後、自分の存在を肯定されたような温かい気持ちになれた。
- 今年のベスト。とにかく見てほしい。
- 派手さはないけど、役者さんたちの繊細な演技が光ってた。じんわり心に沁みる作品。
- 最高でした。
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間18分
- 監督豊田利晃
- 主演渋川清彦
-
盲目を装う天才ピアニスト。殺人現場を目撃した彼を襲う、音と沈黙のサスペンス。
天才ピアニストとして将来を嘱望されながらも、挫折を味わった青年アドリアン。彼は盲目のピアノ調律師と偽り、新たな人生を歩んでいた。その繊細な聴覚と演技で、顧客の信頼を得る日々。ある日、依頼を受けて訪れた裕福なアパルトマン。そこで彼は、ピアノを調律する傍ら、殺人事件の現場を目撃してしまう。しかし、彼は盲目のふりを続けなければならない。音を立てれば、見ていると気づかれれば、殺される。息を殺し、鍵盤とハンマーの音だけが響く密室。殺人犯との危険な駆け引きと、じりじりと迫る恐怖。彼の運命を分ける、決死の演奏。
ネット上の声
- 目が見えないはずの盲目のピアニストが殺人を〝目撃?〟してしまったことにより自らを
- 先ほどレビューを上げた「ジュリア(S)」がとても良かったので、同じオリバー・トレ
- 『ジュリア(s)』がとても良かったので、オリヴィエ・トレネ監督のデビュー作を観て
- 盲目のフリをした調律師が、ある家で見てはいけないものを"見て"しまうというショー
ヒューマンドラマ
- 製作年2010年
- 製作国フランス
- 時間13分
- 監督オリヴィエ・トレネ
- 主演グレゴワール・ルプランス=ランゲ
-
伝説の舞踏家・大野一雄の魂に迫るドキュメンタリー。生と死、そして舞踏の本質を、映像の魔術師が映し出す。
スイスの映画監督ダニエル・シュミットが、日本が世界に誇る舞踏家・大野一雄の神髄に迫ったドキュメンタリー。舞台は1995年の日本。シュミット監督は、大野の稽古場や自宅を訪れ、その創造の源泉を探る。カメラの前で語られる、舞踏への哲学、戦争体験、そして生と死についての深い洞察。即興で舞い始めるその身体は、老いを越え、記憶や魂そのものを表現する。息子・大野慶人との共演シーンは、世代を超えて受け継がれる舞踏の精神の証。二人の偉大な芸術家による、映像を通した魂の対話であり、観る者を身体表現の根源へと誘う、深遠なる芸術体験。
ネット上の声
- 物哀しくもロマンチックで幻想的、指先から紡がれる旋律、唯一無二の独創性、大野一雄
- 最高にロマンティックな晴海埠頭の夜景をバックに、水をちゃっぷんちゃっぷん官能的に
- ラパロマしか見てなかったらこれは露悪なんじゃないかって思ってしまいそうだけれど、
- 鑑賞して、色々考える前に、濱口竜介監督、砂連尾理氏、平倉圭氏の話を聞いてしまった
ドキュメンタリー
- 製作年1995年
- 製作国日本,スイス
- 時間15分
- 監督ダニエル・シュミット
- 主演大野一雄
-
地上から、絶対的な悪を抹殺するために結成された謎の暗殺集団。広大な敷地に居を構え、数々の殺しを繰り広げてきた彼らだったが、最後の標的が組織のボス自身であると判明。かくして殺し屋対殺し屋の激しい死闘が幕を開ける……。
ネット上の声
- 容赦なしの殺し屋映画
- ハリウッド風日本
- どんなアクションよりも黒沢清が誰よりもカッコ良い部分がピークで盛り上がってしまう
- 撃たれた子どもを映画がまだ死なせなかったことに安心した矢先、べつの子どもが呆気な
ホラー、 アクション
- 製作年2006年
- 製作国日本
- 時間30分
- 監督篠崎誠
- 主演嶋田久作
-
ネット上の声
- 監督さんのタイトルに込めた想いが、作品にストレートに伝わっている所が良かったです
- タイトルに惹かれて観に行ったけれど、たった23分とは思えないほどでした
- 誰が踊ったどのキトリより中が情熱的だろうなきっと
- ひょんなことからこの作品の監督さんのことを知って
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間24分
- 監督瀬浪歌央
- 主演瀬戸さくら
-
13分の短編映画。短いながらも切ないラスト。ショートストーリーの最高傑作との評価も。
1942年、ナチス政権下のドイツ。少年ハインリヒは、隣に住むユダヤ人の親友ダフィトが、ある日「おもちゃの国」へ旅立つと聞かされる。それは、過酷な真実から息子を守るための、ダフィトの母親がついた優しい嘘。しかし、ハインリヒはその言葉を信じ込み、ダフィトと一緒に行こうとする。ダフィト一家が連行される日の朝、ハインリヒの姿が消えた。息子が駅へ向かったと察した母マリアンネの、必死の捜索。
ネット上の声
- 4回観ましたが・・・
- 大人の嘘って、、、
- 短編だけどスゴイ!
- ショートフィルム
ホロコーストが舞台、 どんでん返し、 ヒューマンドラマ
- 製作年2007年
- 製作国ドイツ
- 時間13分
- 監督ヨヘン・アレクサンダー・フライダンク
- 主演---
-
ニューシネマワークショップ出身の新人監督・佐藤睦美が手がけた短編で、無職の彼氏と同棲中の主人公が、ヒモを自称する男と出会ったことから彼氏との関係がこじれていく様子を描いた。優しくて尊敬もできる存在だが無職の一恵と同棲している美乃は、仕事をしながら家事もこなし、一恵を支えていた。しかし、一恵は日々、卑屈になっていき、2人の心は少しずつすれ違っていく。そんなある時、美乃は自らをヒモと称する吉野秀寿と出会う。軽薄だが潔い吉野とかかわる中で、美乃の気持ちは揺らいでいき……。池袋シネマ・ロサの新人映画監督特集vol.5「ロマンス/生活」で、同じく佐藤監督の「ラウンドアバウト」とあわせて上映。
ネット上の声
- 洗い物だったり、ホワイトボードだったり、何気ないひとつひとつのシーンがグッと心に
- 解答用紙1枚で、2人の男と女の関係性が続いて行くことを予感させられた
- オープニングとエンディングでリンクしているのが結構好きです
- シネマロサにて
- 製作年2017年
- 製作国日本
- 時間28分
- 監督佐藤睦美
- 主演小畑みなみ
-
ポール・トーマス・アンダーソンとトム・ヨークが創造する、音楽とダンスが融合した白昼夢のようなショートフィルム。
無機質な地下鉄、夜明け前のディストピア的な都市。トム・ヨーク演じる、無気力な日常に囚われた一人の男。通勤電車の中で見かけた女性が忘れていったカバンをきっかけに、彼は現実と幻想が入り混じる不思議な旅へ。言葉ではなく、身体表現と音楽で語られる感情の奔流。統制された社会の中で、彼は失われた「何か」と愛を求めて踊り続ける。コンテンポラリーダンスが織りなす圧巻の映像美。観る者の魂を揺さぶる、詩的な結末。
ネット上の声
- 【ポール・トーマス・アンダーソン監督がジョニー・グリーンウッドではなく、トム・ヨークと組んだ理由を考える。】
- ズヴラーシュトニー ジズダ チェコ語の様だ
- トム・ヨークとPTAの15分の作品
- どちらのファンでも楽しめる
音楽
- 製作年2019年
- 製作国アメリカ
- 時間15分
- 監督ポール・トーマス・アンダーソン
- 主演トム・ヨーク
-
一つの嘘が、大切なものを壊していく。本当に守るべきものは何かを問う、痛切なヒューマンドラマ。
現代の地方都市。平凡な日常を送る大学生の主人公、健司。彼はある日、親友が起こした交通事故の現場に居合わせ、親友をかばうために「自分が運転していた」と偽りの証言をしてしまう。そのたった一つの嘘が、被害者家族、自身の恋人、そして家族との関係を少しずつ歪めていく。友情と正義の間で揺れ動き、罪の意識に苛まれる健司。彼が自らの「真心」と向き合い、過ちを償うために下す最後の決断とは。
ネット上の声
- 枯れた井戸に涙が溜まる
- 永瀬正敏のビールの飲み方を何度練習したことか…私はこの2人から学んだ事が多い
- 2001年にリリースされた、真心ブラザーズの「別れの歌3部作」を元に製作された、
- 真心ブラザーズ「別れの歌三部作」に寄って制作された短編映画
ヒューマンドラマ
- 製作年2001年
- 製作国日本
- 時間25分
- 監督前田良輔
- 主演永瀬正敏
-
何もない暗闇の部屋で、目玉や手足、脳が蠢き一つの肉体を形成していく。チェコの鬼才が描く、生命創生の不気味なクレイアニメ。
光の差し込まない、閉ざされた一つの部屋。そこへ、粘土でできた人間の「手」が侵入。続いて、耳、目玉、歯、舌、そして脳。バラバラのパーツたちが、まるで意思を持つかのように蠢き、互いの位置を探り始める。あるべき場所を見つけようと、ぎこちなく、時に滑稽に組み合わさっていく肉体。チェコの鬼才ヤン・シュヴァンクマイエルが描く、生命誕生のプロセス。不気味さとユーモアが混在する、シュールなクレイ・アニメーション。やがて一つの肉体が完成した時、その先に待ち受けるものとは何か。
ネット上の声
- ヤンシュヴァンクマイエル短編✨
- 今日のショート①
- 授業でみたのだが、他の生徒たちがメタファーや違和感についてどんどん言語化していく
- 人間の器官がそれぞれ集まってきて進化が表されていると思うが、何故最初に耳や目が来
- 製作年1989年
- 製作国チェコスロバキア
- 時間18分
- 監督ヤン・シュヴァンクマイエル
- 主演---
-
ジャン=リュック・ゴダールから、映画界への最後の贈り物。2022年9月、彼が自ら選んだ死の前日に完成した、本当の遺作。コラージュ技法による18分の本編と、ゴダール自身が制作ビジョンを語るドキュメンタリー映像の2部で一つの作品として構成されている。時代を超えた美学と革新的な映像表現を追求し続けた巨匠が、映画と私たちに贈る最後のメッセージとは——。
ネット上の声
- 東京国際映画祭、ゴダール新作
- 有楽町で後輩と落ち合ってシャンテへ行こうとしたら、シャンテを通り越してプレミアな
- お昼に唐揚げを揚げながら、夜は後輩との大飲み会の帰り道に電車に揺られながら、先日
- ゴダール好きのためのファン映画……面白いか面白くないかっていう次元の映画では無い
ドキュメンタリー
- 製作年2024年
- 製作国フランス,日本
- 時間18分
- 監督ジャン=リュック・ゴダール
- 主演---
-
「ドーナツもり」の定谷美海監督が、東京の夜を生きる女たちの姿を、繊細かつ美しく切り取った短編ドラマ。
ガールズバーのキャストたちを乗せ、夜の街を走るドライバーのユリカ。バーカウンターに立つミチルは、今夜も上手く客をあしらっている。カオルは、デート相手の男の車を降り、家に帰るふりをして店に出勤する。スタッフルームに身を潜めるユリカは、そんなミチルやカオルの様子を遠くから見つめていた。そしてその夜、仕事あがりのミチルとユリカが路肩で言葉を交わしていると、巡回していた警察官が2人を見つけ、事情を聞き始めるが……。
主演は「片袖の魚」のイシヅカユウ。ミチル役に「四人姉妹」の大森亜璃紗、カオル役に「ゆめのまにまに」の千國めぐみ。そのほかの共演に斉藤陽一郎、関口アナン、マギー。
- 製作年2024年
- 製作国日本
- 時間22分
- 監督定谷美海
- 主演イシヅカユウ
-
東日本大震災で甚大な被害を受けた宮城県石巻市立大川小学校で、友人や家族を亡くした当時の子どもたちによる書簡形式でつづったドキュメンタリー。
2011年3月11日に発生した東日本大震災による津波で、児童74名と教職員10名が犠牲となった大川小学校。震災から8年半が経った大川地区で、犠牲者の家族や友人である当時の子どもたちが故人に宛てた手紙の朗読を織り交ぜながら、自身も遺族である「私」がカメラを持って向きあう。
1996年生まれの石巻市出身の映画作家・佐藤そのみが日本大学芸術学部映画学科の卒業制作として手がけ、東京ドキュメンタリー映画祭2020の短編部門にて準グランプリと観客賞を受賞した。
ネット上の声
- 大人への道
- ここまで心が揺さぶられるとは、、29分という短さに監督の想いが詰まっていて、観て
- 石巻の大川地区で暮らす、子供たち目線の物語。 震災から8年を経た時...
- 石巻・大川小学校の悲劇で友人や家族を亡くした子どもたち
ドキュメンタリー
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間29分
- 監督佐藤そのみ
- 主演---
-
会社員として働きながらも映画制作を続け、「いきうつし」「ぬけがら」などの作品で高い評価を受ける田中晴菜監督が手がけた短編作品。
亡くなった祖父が営んでいた駄菓子屋兼住居を取り壊すことになり、遺品整理をしていた大吾のもとに、滅多に実家に帰ってこない弟の蒼馬がやってくる。緊急事態宣言期間中に行われた祖父の葬儀にも蒼馬は参列しなかったことから、2人の間には隔たりができていた。そんな蒼馬が、幼い頃に店の売り物のカンロを勝手に食べてしまい、代金が払えない代わりに祖父に渡した「何か」を探していたが、そのまま姿を消してしまい……。
池袋シネマ・ロサの特集「幸福な装置 田中晴菜監督特集上映」にて、田中監督の他の短編4作品(「いきうつし」「ぬけがら」「Shall we love you?」「幸福な装置」)とあわせて劇場公開。
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間11分
- 監督田中晴菜
- 主演岡慶悟
-
ネット上の声
- サーカス学校に通う少年たちだったが、コロナの影響で休校となり、サーカスができなく
- SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2021オンラインにて
- カンボジアサーカス発祥の地、バタンバン
- カンボジアサーカス発祥の地・バタンバン
- 製作年2021年
- 製作国日本,カンボジア
- 時間27分
- 監督逢坂芳郎
- 主演ノブ・リーヘン
-
「私は渦の底から」「わたしが発芽する日」「次は何に生まれましょうか」といった短編で各地の映画祭で受賞を重ねてきた野本梢監督が、人生の岐路に立たされた大学生の葛藤をハラスメントの問題を交えて描いた短編。仲間と飲んだり彼氏のライブを見に行ったりと忙しない毎日を過ごしている大学3年生の友佳は、ある日、大学で清掃の仕事をしている青年・尾田と出会う。尾田が大学の授業に興味を持っているということを知った友佳は、尾田を教室に潜り込ませようと画策するが、ある事実を知ってしまい……。池袋シネマ・ロサで開催の「野本梢監督特集『私』」(2020年2月29日~3月13日)で上映。
ネット上の声
- 主人公が力になりたいと思う子がパワハラを受けている見せ方だが、彼の方がこんな職場
- 所々不自然な会話や演出があるけど、この作品が描こうとしていることは全面的に推した
- 目の付け所が素敵で、主人公の行動にもう少しだけ正義を見たかった
- ラストカットの笠松七海の芯のある眼差しが全てだった
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間30分
- 監督野本梢
- 主演笠松七海
-
高校教師、金本は顧問である国際交流部の部員を連れて、茨城にある日系ブラジル人学校に訪問することを決める。一方、ブラジル人学校では日本人学校に転入したはずのアマンダがイジメにあい、戻ってきてしまう。度重なる日本人からの差別やイジメに耐えかねたブラジル人生徒たちは怒りを持って金本達を迎えることになる。
ネット上の声
- 大学の講義で朴監督がゲストとして来て下さり、この映画についてお話をお聞きしました
- ブラジル人学校を訪問した日本人学生の、ブラジル人に対して自分たちは友好的である、
- ブラジルに限らず、日本人はうっすら未知のものがすべからく嫌いというか苦手なんだと
- 映画とドキュメンタリーの2部構成で映画が終わった後の居心地悪い感情が次のドキュメ
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間31分
- 監督朴正一
- 主演鄭順栄
-
第三次世界大戦後のパリ。静止した写真で綴られる、記憶と時間を巡るSF映画の金字塔。
舞台は第三次世界大戦で廃墟と化した未来のパリ。地下に暮らす人類の生き残りである一人の男。彼の脳裏には、幼い頃に空港の送迎台(ジュテ)で見た、ある女性の顔と男の死という強烈な記憶。その記憶の強さゆえに、科学者たちの時間旅行の実験台に選ばれるという「きっかけ」。彼の目的は、過去と未来を繋ぎ、人類を救うこと。しかし、過去への旅で彼は記憶の中の女性と出会い、恋に落ちる。断片的な記憶と運命のループという苦難。果たして彼は、定められた運命から逃れることができるのか。静止画のみで構成された、革新的な映像詩。
ネット上の声
- 試論 SFではなく 『ふくろうの河』では
- 『12モンキーズ』の原案にもなった傑作SF
- 30分で描かれた滅亡と希望の過程です。
- まるで原爆の影のような終末感
人類滅亡後、 タイムトラベル、 SF
- 製作年1962年
- 製作国フランス
- 時間29分
- 監督クリス・マルケル
- 主演エレーヌ・シャトラン
-
「1人のダンス」「追い風」の安楽涼監督が、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言により新作映画の撮影がクランクイン直前で中止になってしまったことを受けて製作した短編映画。2021年梅雨、コロナ禍で緊急事態宣言が発出されたことで行き場を失った映画監督、舞台役者、ラッパーの3人が、表現者としてこれ以上光は消させないと歩み続ける。出演は「追い風」などインディーズ作品で活躍するサトウヒロキ、「コントラ KONTORA」「うみべの女の子」の円井わん、ラッパーのDEGほか。
ネット上の声
- 2021年が終わろうとしている
- 押さえつけられた世界にいて、ボロボロにされたそれぞれの大切なものを膨らませていく
- 人がひしめく街の、灯りが消されて、歩く人の数はぽつりぽつり、ほんの少しになる
- 新型コロナウイルス蔓延に対する対策として 各種の商業施設への営業自粛
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間24分
- 監督安楽涼
- 主演サトウヒロキ
-
文化庁委託事業「ndjc(New Directions in Japanese Cinema):若手映画作家育成プロジェクト」の2019年度に製作された短編3作品のうちの1作。小学4年生のみどりはママと2人暮らし。パパは仕事で外国へ行ったきり、ほとんど帰ってこない。ママの心には穴が空いていて、みどりは自分がそれを埋められないことを知っている。学校へ行けば友達がいるけど、なんだか満たされない。同じく小学4年生の風太の家にもお父さんはいない。お母さんは宗教に熱心で、お姉ちゃんは中学生になって反抗しはじめた。子どもたちは今日も「起きたら何もかも大丈夫になっていますように」と願いながら眠りにつく。監督は、初監督作「あみこ」がPFFアワード2017に入選、第68回ベルリン国際映画祭に史上最年少で招待された山中瑶子。
ネット上の声
- 雰囲気映画
- 本作の長編版を観たい、観たい、観たいーーーー。
- 子供たちVS優しくない世界
- お魚虐待映画
ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間30分
- 監督山中瑶子
- 主演根本真陽
-
南北戦争の最中、死刑台から奇跡の脱出を遂げた男。愛する妻の元へ、彼の必死の逃避行が始まる。
舞台は19世紀、南北戦争時代のアメリカ。南軍のスパイとして捕らえられた民間人、ペイトン・ファーカー。橋の上で絞首刑に処されようとしたその瞬間、縄が切れ、彼は川の中へ。自由を手にした彼を待っていたのは、故郷への長く険しい道のり。追っ手の銃弾をかいくぐり、森を駆け抜け、ただひたすらに愛する妻が待つ家を目指す。果たして彼は、無事に生還できるのか。衝撃の結末へと続く、生への渇望の物語。
ネット上の声
- 序盤の中々に危険な水の中の撮影や途中のオーソドックスながらも劇的な映像、そして唐
- あっ!と驚くどんでんがえし
- 映像と音楽がすばらしかった
- 白黒の美しさ
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国フランス
- 時間26分
- 監督ロベール・アンリコ
- 主演ロジェ・ジャッケ
-
一丁の拳銃を拾った少女。それは、現代に生きる者たちの魂に反逆の狼煙を上げる合図。
現代の日本。ごく普通の少女が河原で拾った、一丁の拳銃。その冷たい鉄の塊が、彼女の内に眠る何かを呼び覚ます。過去から未来へ、抑圧された者たちの魂の叫びが時代を超えて共鳴。スクリーンから放たれる強烈なエネルギーと映像美。これは、生きる全ての者へ向けた、反抗の狼煙。
ネット上の声
- 何とも言えない
- 資金集めのためのパイロット版?
- カッコ良すぎる
- 豊田利晃監督上映イベント『狼葬2022』@京都みなみ会館で鑑賞
音楽、 ヒューマンドラマ
- 製作年2019年
- 製作国日本
- 時間16分
- 監督豊田利晃
- 主演渋川清彦
-
些細だけれど大切な時間をワンカットで描いた野心作
台北のコインランドリーでブタのぬいぐるみを洗う男と、誰かを待つ女。大量生産のブタと同じく、人生で数多ある偶然の短い出会いだが、ふたりのことや街の暮らしが、ひたひたと浸み込んで長い余韻を奏でてていく。PFFアワード2021入選。
ネット上の声
- 他者と他者が生活の中ですれ違い会話をする、それだけのことなのにとても美しく瑞々し
- 台北のコインランドリーで誰かを待つ女とブタのぬいぐるみを洗う男との短い出会いをワ
- 我觉得她们应该在台湾了,但因为最后的镜头有日本语在窗户,所以我不明白这电影被摄哪
- コインランドリーでたまたま出会った男女2人をワンカットで描くヒューマンドラマ
- 製作年2021年
- 製作国日本
- 時間22分
- 監督スー・ユチュン
- 主演陳又セン
-
「お姉ちゃん?」それは、誘拐された車内から助けを求める、命がけの緊急通報。緊迫のワンシチュエーション・スリラー。
夜の車内。オペレーターが受けた一本の緊急通報。電話口の女性アリーは「お姉ちゃん」と呼びかけ、他愛ない会話を始める。しかし、その声は微かに震え、言葉の端々にはSOSのサイン。彼女は運転する男に気づかれぬよう、妹との会話を装い、自らの危機を伝えようとしていた。限られた情報だけを頼りに、女性の命を救おうと奔走するオペレーター。電話一本で繋がれた二人の運命。息をのむほどの緊張感が支配する、傑作スリラー。
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年2018年
- 製作国ベルギー
- 時間16分
- 監督---
- 主演---
-
退屈な田舎町、息苦しい毎日。15歳の少女たちが起こした、ささやかで美しい反逆。それは400匹の金魚解放事件。
埼玉県狭山市。夏。どこまでも続く灰色の日常にうんざりしている4人の女子中学生。未来への希望も見えず、ただ無気力に時が過ぎるだけの日々。そんなある日、彼女たちは衝動的に決行する。夏祭りの夜、盗み出した400匹もの金魚を、学校のプールに放つという、無謀でささやかな反逆を。青いプールの中を優雅に泳ぐ、赤い金魚の群れ。その非日常的な光景が、彼女たちの心に何を残したのか。一瞬の輝きを焼き付けた、少女たちの夏の記録。
ネット上の声
- 言葉と行動が逆、逆説的な青春映画
- 田舎の閉鎖感て共通認識があるのね
- またこの手の映画かって感じ
- 中学生の退廃的な世界
ヒューマンドラマ
- 製作年2016年
- 製作国日本
- 時間27分
- 監督長久允
- 主演湯川ひな
-
2019年の香港民主化デモを記録した短編ドキュメンタリー。2019年2月、香港政府が逃亡犯条例および刑事相互法的援助条例の改正案提出を発表したことをきっかけに、香港全土で大規模な反対運動が巻き起こる。運動は徐々にエスカレートし、6月には103万人の市民による逃亡条例反対のデモ行進が行われる。同年10月、仕事で香港に滞在していた堀井威久麿監督は、デモに参加している人々の若さに驚き、彼らが何を考え、何を発信しているのかを知るために記録を始める。若者たちの声を聴きながら、デモ隊と警察が衝突するなかでも撮影を続けた堀井監督は、デモ隊とともに催涙ガスやペッパースプレーを浴びながらもカメラを回し続けた。そうして完成した28分の迫真の映像から、香港の若者たちがなぜ戦うのか、またメディアを通じてその様子を目にする人々が、彼らの声にどう向き合い、応えるのかを問う。
ネット上の声
- 嘘みたいな現実
- これは自由のために立ち上がった香港人たちの記録
- 香港人にとっての「自由」とは何だろうか
- 28分でデモの多くの側面を見せてくれる
ドキュメンタリー
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間28分
- 監督堀井威久麿
- 主演---
-
ネット上の声
- ジョージ・ルーカスがSWの脚本を完成させるまでを空想的に描いた短編
- 恋におちたシェークスピア(Shakespeare in Love)をパロった?"
- スターウォーズファン必見!
- ★★★liked it
ヒューマンドラマ
- 製作年1999年
- 製作国アメリカ
- 時間9分
- 監督ジョー・ナスバウム
- 主演ティモシー・ダウリング
-
2014年・第36回ぴあフィルムフェスティバルで審査員特別賞を受賞した「人に非ず」の矢川健吾監督が、穴を掘る男たちを描き世界各地の映画祭で上映された短編映画。
男は仕事を終えると街を離れ、無人駅にたどり着く。夜の森へと足を踏み入れた男は、スコップで穴を掘り始める。言葉を削ぎ落とし、登場人物の表情と動きに集約して描いた実験的作品。「グロテスク」の川連廣明が主演を務めた。
池袋シネマ・ロサの新人監督特集vol.9「矢川健吾監督特集」(2022年11月5~11日)で劇場公開。
- 製作年2017年
- 製作国日本
- 時間16分
- 監督矢川健吾
- 主演川連廣明
-
夏のフランス山脈で遭難した男。彼が出会ったのは、謎めいた一人の女。孤独と疑念が渦巻くサスペンス。
7月のフランス、グルノーブル近郊の山脈。単独で登山に挑んだ男、シルヴァンは道に迷い遭難。食料も尽き、絶望が彼を包み込む中、偶然一軒の山小屋を発見。そこに住んでいたのは、自給自足の生活を送る謎の女性、ガエル。彼女の助けで一命を取り留めるシルヴァン。しかし、麓に下りることを頑なに拒む彼女の態度に、次第に疑念と恐怖を抱き始める。彼女は何者なのか。そして、彼は無事に下山できるのか。閉ざされた山荘で繰り広げられる、二人の心理戦の行方。
ネット上の声
- 助けようとして裏目る
- この作品は、「7月の物語」「みんなのヴァカンス」など優しい眼差しで青春を描いて注
- シルヴァン登場シーン、めっちゃ可愛かった
- 女っけなしとセットで
ヒューマンドラマ
- 製作年2009年
- 製作国フランス
- 時間25分
- 監督ギヨーム・ブラック
- 主演ジュリアン・リュカ
-
1976年の結成以来、30年以上にわたって現役で活動を続け、世界中に熱狂的なファンを持つアメリカのガレージパンクバンド「ザ・クランプス」。1978年6月、彼らがカリフォルニアのナパ州立精神病院で、患者たちを前に行なった伝説的ライブの模様を記録した衝撃のドキュメンタリー。最初は呆然としていた患者たちがロックンロールによって次第に解放され、自由奔放に踊り狂う姿が映しだされていく。
ネット上の声
- これぞ愛と平和のライブ!!!
- なにこれ!!
- クランプス?
- クレイジーだぜーとかのふりじゃなくてほんとに頭のおかしい人たちの前でロックすると
ドキュメンタリー
- 製作年1981年
- 製作国アメリカ
- 時間20分
- 監督---
- 主演ザ・クランプス
-
ネット上の声
- アメリの元ネタ
- アメリで人物紹介としてその人の好きなものと嫌いなものを言う部分だけを取り出した短
- タイトルを見て分かる通り、『アメリ』の冒頭で人物紹介の時に使用された手法で元々は
- アメリの一部に使われていた「人を好きなもの、嫌いなもので表す」という手法を用いた
ヒューマンドラマ
- 製作年1989年
- 製作国フランス
- 時間7分
- 監督ジャン=ピエール・ジュネ
- 主演ドミニク・ピノン
-
孤独な中年男と女子高生。奇妙な出会いから始まる、不器用で滑稽、そして少しだけ切ない人間関係のスケッチ。
団地で一人、単調な日々を送る中年男、鵜野。彼の唯一の楽しみは、向かいの棟に住む女子高生をベランダから眺めること。ある日、彼は勇気を振り絞り、彼女に声をかける。ストーカーともとれる奇行。しかし、意外にも二人の間には奇妙な交流が芽生え始める。噛み合わない会話、ずれたユーモア。社会の片隅で生きる二人の孤独な魂が、束の間だけ触れ合う。その先に待つのは希望か、それとも変わらない日常か。
ネット上の声
- 特別イベント<前田弘二監督×宇野祥平さん20作品記念イベント>
- KPしんどすぎて泣ける、葉っぱみたいにタバコを吸うのおもろい
- 宇野祥平さん演じる「鵜野」がヤバい話
- 短編集「古奈子は男選びが悪い」から
ヒューマンドラマ
- 製作年2005年
- 製作国日本
- 時間26分
- 監督前田弘二
- 主演宇野祥平
-
孤独を抱えた聖職者の家政婦は、類いまれな才能を持つアイルランド人少女と出会う。
ネット上の声
- 孤独を抱えながら教会で働く家政婦は、ある日類まれなダンスの才能を持つ少女と出会う
- ダンスの才能がある少女・クローダを居住地の制限によって別のクラスへと勧めてしまう
- 捻くれてるので、もっと他のスクール生の嫉みとかの展開になるのかと思った
- SSFF & ASIA 2024 インターナショナルプログラム 4にて
ヒューマンドラマ
- 製作年2024年
- 製作国イギリス
- 時間17分
- 監督ポーシャ・A・バックリー
- 主演---
-
ネット上の声
- 豊田利晃監督上映イベント『狼葬2022』@京都みなみ会館で鑑賞
- 切腹ピストルズやばかった‼️今のところ今年いちばん良かったライブです!向井秀徳も
- 豊田利晃の映像を久しぶりにみた、パーツらしいので予告編的なキャパで視聴
- 生きてるのか死んでるのか狼蘇山シリーズ第四弾!
- 製作年2022年
- 製作国日本
- 時間18分
- 監督豊田利晃
- 主演渋川清彦
-
長野県長野市出身でミュージックビデオなど幅広い映像作品を手がけてきた安川徳寛監督と、本作が映画初主演の中澤実子が、2人の母校でもある高校を舞台に描いた短編作品。
高校の卒業式。涙ぐんでいた璃子は親友の優香に声をかけられて笑顔になる。偶然手に入れたインスタントカメラで、限られた枚数など気にせず、友達との何気ない時間を写真に収めていく璃子。別れ際、璃子と優香は頬を寄せ合い、2人で写真を撮る。そこへ優香の彼氏が現れ、カメラを手にして優香の写真を撮る。彼氏にしか見せない優香の表情を目にして、璃子は特別な感情に気づく。
インスタントカメラのフィルムカウンターの残数と別れまでの時間を重ね合わせ、何気ない出来事で変化する女の子の刹那的な感情とその姿を描いた。特撮ドラマ「牙狼 GARO ハガネを継ぐ者」などで活躍するモデルで俳優の中澤実子が、主人公の璃子を演じた。「ディアーディアー」「馬の骨」などの製作・配給を手がけるオフィス桐生が開催した短編映画シナリオコンペの入選作品を集めたオムニバス上映「20祭」の1本として、2023年7月にも劇場公開された。2024年5月には、岡田深監督の「にびさびの巣」とあわせて、「ふたりのまち」と題した同時上映企画で劇場公開。
ネット上の声
- トレイラーに惹かれ、池袋シネマ・ロサにて「にびさびの巣」との同時上映企画「ふたり
- もうすぐみんなで会えなくなっちゃう、今後も集まろうなんて言ってるけどきっとだんだ
- 璃子と優香と優香の彼氏が駅で会う場面において、彼氏が優香を撮る距離のあまりの近さ
- つかれたおじさんを泣かせて何がたのしいのですか?
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間22分
- 監督安川徳寛
- 主演中澤実子
-
2023年・第24回東京フィルメックス特別招待作品(コンペティション部門上映作品「雪雲」と併映)。
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国中国
- 時間12分
- 監督ウー・ラン
- 主演ホアン・ジュエ
-
スーパー銭湯の清掃員として働く元プロレスラーの姿を追ったドキュメンタリー。
度重なるケガでプロレスラーを引退した井上勝正は、スーパー銭湯「おふろの国」の清掃員として働き始める。そんな井上の、華やかな表舞台から裏方のプロフェッショナルに行きついた理由や、仕事へのこだわりに迫った。
テレビの報道番組の制作などに携わってきた堀川湧気監督が手がけ、堀川監督は本作をもとに劇映画「もう一度生まれる」を生み出している。「もう一度生まれる」と併映で劇場公開。
ドキュメンタリー
- 製作年2020年
- 製作国日本
- 時間19分
- 監督堀川湧気
- 主演---
-
結婚を急かされた内気な青年が、理想の女性を求めて大奮闘。フランスの喜劇王ピエール・エテックスが贈る、愛すべきドタバタコメディ。
1960年代のパリ。天文学の研究に没頭する内気で不器用な青年ピエール。ある日、両親から結婚を猛烈に迫られ、彼は人生初の一大ミッション「花嫁探し」に挑むことに。映画スターの真似をして女性を口説こうとしたり、お見合いパーティーに参加したりと奮闘するも、やることなすこと全てが裏目に出て大失敗。チャップリンやキートンを彷彿とさせる緻密なギャグと、温かい視線で描かれる青年の恋模様。果たして、彼のドタバタな求婚活動の結末は。
ネット上の声
- 13分間の短編作品。 パリの紳士、結婚記念日に、贈り物をいろいろ用...
- 【結婚記念日の為に、妻の為に買い物をしに行った男が、巴里の交通渋滞に巻き込まれてしまうクスクス笑える喜劇の小品。】
- 泡つけたまま運転する床屋のお客さんと、奥さんのためにワインやら花束やら用意してる
- スーツケースがぺしゃんこになったとき、電車の中なのに声出して笑っちゃって恥ずかし
コメディ
- 製作年1961年
- 製作国フランス
- 時間13分
- 監督ピエール・エテックス
- 主演ピエール・エテックス
-
記憶を失った男が辿り着いた謎めいた海辺の家。繰り返される日常と不気味な幻影が織りなす実験的映像詩。
時代も場所も不明な、とある海辺。記憶を喪失した一人の男が、古びた家に辿り着く。家の中には、彼を待っていたかのような男女の姿。食事、散歩、そして眠り。淡々と繰り返される日常風景。しかし、その平穏は突如として奇妙な幻影や不協和音によってかき乱される。ここは現実か、それとも夢か。男の失われた記憶と、家の住人たちの正体を巡るシュールな探求の旅。
- 製作年1992年
- 製作国フランス
- 時間14分
- 監督パトリック・ボカノウスキー
- 主演---
-
日本大学芸術学部映画学科の在籍中に手がけた自主短編「おるすばんの味。」が国内外で評価された若手監督の武石昂大による短編作品。新婚夫婦の瀬菜と祐樹のもとに、14年前に家を追い出された瀬菜の父・茂が突然やってくる。そんな父親を受け入れられない瀬菜をよそに、茂はどんどん周囲に溶け込んでいくが……。池袋シネマ・ロサの特集企画「カレーとチャーハン時々、オトン。 武石昂大監督特集上映」で、武石監督の短編「チャーハン」「おるすばんの味。」「明日かえるために、今日おきる。」とあわせて劇場公開。
- 製作年2018年
- 製作国日本
- 時間20分
- 監督武石昂大
- 主演ひと:みちゃん
-
中国の高校生ユグオが、ルーマニア文学と異文化への愛を追求するため、母国を離れ、留学という人生最大の冒険に乗り出す。心揺さぶられるドキュメンタリー。
ネット上の声
- 短編ドキュメンタリー
- 純粋な「僕はこれが好き」という信念ひとつで頑張るひとりの少年の眼差し
- 短編だが、彼の短い人生が幸せの中で終息したことは少なからず救いだ
- 中国昆明(クンミン)の16歳の少年がルーマニア🇷🇴の作家に憧れ留学
ドキュメンタリー
- 製作年2022年
- 製作国アメリカ,イギリス
- 時間28分
- 監督イリンカ・カルガラーヌ
- 主演---
-
「この日々が凪いだら」などで知られる俳優・モデルの瀬戸かほが初プロデュースを手がけて自ら原案と主演も務め、最後の家族旅行に出かけた一家が織りなす物語を色彩豊かな映像でつづった短編映画。
旅行を兼ねて親戚の結婚式に来た岩田家は、各々これが最後の家族旅行だと感じていた。長女・桃子は結婚間近で、次女・桜子は海外へ留学、そして母・和美は父・智との離婚を考えている。旅先の街で桃子は婚約者にそっくりな男と出会い、桜子はフラメンコ教室に飛び込みで参加。女性陣がさまようように街へ繰り出していく一方で、智は宿にひとり取り残される。
長女・桃子を瀬戸、父・智を「野のなななのか」の内田周作、母・和美を「カランコエの花」の石本径代、次女・桜子を「平坦な戦場で」の櫻井成美、フラメンコ教室の先生を「もみの家」の二見悠、桃子の婚約者に似た男を「ラストラブレター」のミネオショウが演じる。「クレマチスの窓辺」でも瀬戸とタッグを組んだ永岡俊幸が監督・脚本を手がけた。
ネット上の声
- filmarksでの採点良く、予告編も好きな雰囲気で、上映後に監督・女優さん・ゲ
- 俳優、モデルとして活躍する瀬戸かほさんが、主演・原案を兼任して初プロデュースし、
- テクニカルの面でも内容の面でも量産型インディーズ映画という感想しか思い浮かびませ
- 俳優の瀬戸かほさんが原案・プロデュースで、瀬戸さんが出演された『クレマチスの窓辺
ヒューマンドラマ
- 製作年2023年
- 製作国日本
- 時間25分
- 監督永岡俊幸
- 主演瀬戸かほ
-
ピーターとそのいとこたちは、夏休みにおじいさんと一緒に夜のキャンプをして過ごしている。その晩いとこにそそのかされ、ピーターはしぶしぶ夜の森に繰り出すが、そこにはある試練が待ち構えていた。
ファンタジー
- 製作年2014年
- 製作国スロベニア
- 時間22分
- 監督デヴィッド・シポス
- 主演---
-
ネット上の声
- ピカピカ教授の佇まいに『ヘルブレイン』を思い出さずにいられなかったのだが調べてみ
- 光が無ければ、映像どころか、色や視覚さえも意味なくなる
- どうしてもゴダールと『ゾンゲリア』になるのね〜って感じ
- 限られた制約の中で余すことなく表現している思う
- 製作年2014年
- 製作国日本
- 時間31分
- 監督青山真治
- 主演---
-
繰り返しアンコール上映が行われる自主製作映画「眠り姫」をはじめ、「ホッテントットエプロン-スケッチ」「マジックリング」などで知られる七里圭監督が、2010年に東京国立近代美術館「建築はどこにあるの? 7つのインスタレーション」展に出展された建築家・鈴木了二のインスタレーション「物質施行51:DUBHOUSE」を記録した短編作品。七里監督の全作品を網羅する特集上映「のんきな〈七里〉圭さん」にて劇場初公開。2022年4月、七里監督の「眠り姫」15周年特別上映に際して同時上映。
ネット上の声
- 冒頭、一見すると代わり映えしない暗闇に目と耳を凝らせば、フィルムの質感が感じられ
- 映画の解体でありつつ原初で極北と、まあ誉めようがないぐらいに凄い作品。
- 「建もの探訪」的な視点でも「ナニコレ珍百景」的な視点でも両方イケる
- 富士フィルム版とコダック版、どっちも観た
- 製作年2012年
- 製作国日本
- 時間16分
- 監督七里圭
- 主演---