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上京した老夫婦の姿を通して、変わりゆく家族の絆と日本の姿を静かに見つめる、小津安二郎監督による不朽の名作。
舞台は戦後復興期の日本。尾道に暮らす老夫婦、周吉ととみ。二人は東京で暮らす子供たちを訪ねるため、はるばる上京。しかし、長男も長女もそれぞれの生活で手一杯で、両親を心から歓迎する余裕がない。都会の喧騒の中、居場所のなさを感じる老夫婦。そんな二人を唯一温かく迎えたのは、戦死した次男の嫁、紀子だった。血の繋がりを超えた優しさに触れる一方で、実の子供たちとの間に流れる微妙な距離感。やがて訪れる別れと、家族が向き合うことになる静かな現実。
ネット上の声
- 連絡がないってことは元気だってことだね
- 孝行したい時に親は無し、、、かぁ・・
- 小津作品の集大成(付:まとめ)
- どうして号泣したんだろう・・・
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間136分
- 監督小津安二郎
- 主演笠智衆
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明治から昭和、激動の時代を生き抜いた一人の女。その壮絶なる愛と忍耐の物語。
舞台は日露戦争前夜の日本。地主の娘として生まれたおけいは、愛を信じ名家に嫁ぐ。しかし、夫の裏切り、戦争、そして時代の荒波が彼女の幸せを次々と奪い去っていく。全てを失いながらも、ただひたすらに生きることを選び続けた彼女の人生。その先に待ち受ける運命とは。一人の女性の視点から描かれる、日本の近代史そのもの。
ネット上の声
- 増村と京マチ子
- 見応えありました
- あの門から入って追い出されてまた呼び戻されて
- 京マチ子映画祭 @神戸国際松竹
文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督増村保造
- 主演京マチ子
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由起しげ子の原作を「長崎の歌は忘れじ」以来の田坂具隆が久々で監督する映画で、脚本は田坂監督が「火の驀走」の須崎勝彌と共同で執筆した。撮影は「女人の館」の伊佐山三郎の担当である。主なる出演者は「おふくろ(1955)」の左幸子、宍戸錠、「青春怪談(1955 市川崑)」の轟夕起子、「うちのおばあちゃん」の佐野周二、「雪割草」の伊庭輝夫など。
ネット上の声
- 女性の乳房は赤ちゃんがくわえる為にあると66年ぶりに思い出したよ。
- とんでもない映画を見た!!!
- 雪夜の駅舎の蒸気機関車、汽笛
- 教育学を学ぶ人におすすめ
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間144分
- 監督田坂具隆
- 主演佐野周二
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雄大な箱根山を舞台に繰り広げられる、二つのバス会社の覇権争い。旧弊と革新、そして若者たちの愛憎が交錯する人間ドラマ。
昭和初期の箱根。この地で長年バス事業を独占してきた旧家の小野木と、新興勢力として台頭する厚木自動車との間で、激しい縄張り争いが勃発。小野木の娘・駒子は、厚木自動車の青年運転手・新助に惹かれていく。一方、小野木家に仕える若い職人・謙作もまた、駒子に淡い恋心を抱いていた。企業の対立は、若者たちの恋愛模様にも暗い影を落とし、彼らの運命を大きく揺さぶっていく。伝統と近代化がぶつかる観光地で、人々が織りなす愛と欲望の物語。
ネット上の声
- いま、話題の箱根山です!
- 若大将シリーズの端緒となった作品か?
- 笑い声が絶えませんでした。
- よく食べるなあ
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督川島雄三
- 主演加山雄三
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戦後の東京。変わりゆく時代の中で、一つの家族が紡ぐささやかな幸せと希望。木下恵介監督が描く、心温まる家族の肖像。
昭和35年、高度経済成長期の東京。下町で小さな工場を営む一家に、ある春の日、ささやかな変化が訪れる。大学進学を夢見る長男、結婚を控えた長女、そして時代の波に乗れない頑固な父親。それぞれの想いが交錯し、時にはぶつかり合いながらも、食卓を囲むことで確かめ合う家族の絆。古い価値観と新しい時代の息吹の中で、彼らが見つける「春の夢」とは何か。何気ない日常の風景の中に、明日への希望と家族の温もりを丁寧に描き出す、珠玉の物語。
ネット上の声
- 回転する久我美子。
- 全ては春の夜の夢の如し
- ちょっと意地悪い内容ではあるけど、久我美子と岡田茉莉子が見に纏う衣装が華やかで眼
- はじめてみたときは謎の生煮えコメディ、って印象が強烈だったけど、久々みたらなんか
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督木下恵介
- 主演小沢栄太郎
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老いと死の淵で燃え上がる、倒錯した性の欲望。美しき息子の嫁に全てを捧げる老人の、狂気と官能の日々。
舞台は1960年代の日本、裕福な旧家の屋敷。77歳の卯木督助は、半身不随で寝たきりの老人。ある日、息子の嫁、颯子の若くモダンな美しさと、彼女の足へのフェティシズムに目覚める。颯子の気を引くため、高価な宝石を買い与え、彼女の言いなりになる督助。彼の欲望はエスカレートし、颯子の足で自分の墓石に仏足石を彫らせたいと願うまでに。家族は彼の狂気に呆れ、颯子はその欲望を利用する。肉体の衰えとは裏腹に、彼の精神は異常な活力を帯びていく。死期が迫る中、督助が日記に綴る狂おしいまでの愛と欲望の記録。
ネット上の声
- 若尾文子主演!息子の嫁にメロメロのおじいちゃんはとことん利用されてしまう…!
- 谷崎作品の映画化ですが、ほぼコントみたいな変態ワールドで笑えました
- おじいちゃんの癖に生意気よ!
- 山村聡大暴走!
文芸・史劇
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督木村恵吾
- 主演山村聡
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さきにSP「息子の青春」でデビュした小林正樹監督のフィーチュア第一回作品。脚本は師、木下恵介のオリジナルである。「処女雪」の森田俊保、「学生社長」の木下忠司がそれぞれ撮影、音楽を担当。キャストは小林監督の従姉にあたる田中絹代の特別出演のほか、俳優座の千田是也、東山千栄子、永田靖、「ひめゆりの塔(1953)」の津島恵子、「夏子の冒険」の淡路恵子、「鳩」の石浜朗、「うず潮(1952)」の新人野添ひとみ(SKD)、「春の鼓笛」の高橋貞二、大船入社第一回の三橋達也など。
青春
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間94分
- 監督小林正樹
- 主演千田是也
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「大曽根家の朝」に次ぐ木下恵介の演出作品。
ネット上の声
- 送り出す女ー迎え入れる女、解放される女。
- 淡い恋は浅間牧場を駆け抜けて…
- 切ないラブ・ストーリーの裏に
- 僕は担架で運ばれながら、其の時はもう意識も朦朧としていたんですけども、それでもあ
ヒューマンドラマ
- 製作年1946年
- 製作国日本
- 時間75分
- 監督木下恵介
- 主演原保美
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ネット上の声
- やけに小さな役だと思ったら…
- 主演としてクレジットされてる木暮実千代がずーっと出てこず、ようやく出たところで展
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督瑞穂春海
- 主演木暮実千代
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雑誌『新婚人』連載の佐多稲子の小説『智恵の輪』を、「野菊の如き君なりき」の木下恵介が脚色し、「子供の眼」のコンビ、川頭義郎が監督、楠田浩之が撮影を担当した。主なる主演者は「嫁ぐ日」の田浦正巳、「君美しく」の野添ひとみ、「続々獅子丸一平」の小沢栄、「泉」の桂木洋子、「四人の誓い」の夏川静江、文学座の荒木道子、俳優座の東山千栄子など。
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督川頭義郎
- 主演野添ひとみ
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中村八朗の原作を、「がんばり娘」の馬場当が脚色したホームドラマ。「朝を呼ぶ口笛」の生駒千里が監督し、「バラ少女」の篠村荘三郎が撮影した。
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督生駒千里
- 主演杉田弘子
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- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督春原政久
- 主演薄田研二
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かつて菊池寛が東京日日に連載したヒット・メロドラマ、「第二の接吻」は煽情的であるとして「倭文子と京子」に改題、松竹(監督清水宏(1))、日活(監督阿部豊)で映画化された。今度は「浅草物語」の成澤昌茂の脚色で、清水宏(1)(「都会の横顔」)が再度メガフォンをとり「明日はどっちだ」の長谷部慶治が応援する。撮影は、「南十字星は偽らず」の三村明、音楽は服部良一。「今宵ひと夜を」の三浦光子、「雁(1953)」の高峰秀子「女心はひと筋に」の池部良、「太平洋の鷲」の二本柳寛、「家族あわせ」の飯田蝶子、清水将夫、青山杉作、東山千栄子等新劇人が加わっている。
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督清水宏
- 主演三浦光子