- 製作
- 1952年 日本
- 時間
- 100分
- 監督
- 亀井文夫
- 出演
- 山田五十鈴神田隆岸旗江
- 種類
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【「母」として生きるか、「女」として生きるか。戦後の日本を舞台に、一人の女性が自らの幸せを求め、社会の因習に立ち向かう力強い物語。】
戦後の混乱期、日本。家父長制の価値観が根強く残る社会で、一人の女性が「母」という役割と、一人の「女」としての自我の間で激しく揺れ動く。夫に尽くし、子を育てることだけが女の幸せとされた時代。彼女は、家庭という名の鳥かごの中で、かつて抱いた夢や情熱を押し殺して生きていた。しかし、ある出来事をきっかけに、彼女の中で眠っていた「自分らしく生きたい」という渇望が目を覚ます。家族からの反対、世間の冷たい視線。多くの困難に直面しながらも、彼女は自らの手で人生を切り開こうと決意する。これは、母として、そして女として、本当の幸福とは何かを問いかける、魂の記録。