- 製作
- 1952年 日本
- 時間
- ---分
- 監督
- 堀内真直
- 出演
- 河村黎吉徳大寺伸故里弥生
- 種類
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【家族を捨てた父が、20年の時を経て突然の帰郷。憎しみと愛情が交錯する中で、一度壊れた家族の絆は再生できるのかを問う不朽の名作。】
昭和初期の日本。20年前、妾を作り家を出ていった父・宗太郎が、落ちぶれた姿で突然帰ってきた。家長として一家を支えてきた長男・賢一郎は、母の遺言を守り、父を絶対に許さないと固く心を閉ざす。一方、父の記憶がほとんどない次男・新二郎や妹は、父の帰還を素直に喜ぼうとする。父の帰還は、平穏だった家族の心に大きな波紋を広げ、兄弟の間に深い溝を生んでいく。憎しみと、断ち切れない家族の情の間で揺れ動く賢一郎。凍てついた家族の時間が、再び動き出す日は来るのか。