貧困と絶望が渦巻く街。それでも太陽とバラを求め、もがき生きる青年の魂の叫びを描く、衝撃の社会派ドラマ。
戦後の復興から取り残された、貧しい港町。スクラップ工場で働く青年・秋山アキラは、劣悪な家庭環境に生まれながらも、真面目に生きようと必死だった。彼のささやかな願いは、いつかこの町を出て「太陽とバラ」のある美しい生活を送ること。しかし、周囲の無理解と社会の冷たい現実は、彼の純粋な心を少しずつ蝕んでいく。ある事件をきっかけに、アキラはやり場のない怒りと絶望から、非行の世界へと足を踏み入れてしまう。光を求める魂の、痛切な軌跡。
ネット上の声
- ガニメデ・・・
- 怒れる木下。
- 太陽族の描写は鈍臭く、母親が口を開けば説教臭く、主人公を取り巻く環境は辛気臭い
- 木下恵介監督作品は、当たり外れが大きい気がする
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間82分
- 監督木下恵介
- 主演中村賀津雄