- 製作
- 1950年 フランス
- 時間
- 106分
- 監督
- アンドレ・カイヤット
- 出演
- ヴァランティーヌ・テシエクロード・ノリエジャック・カステロ
- 種類
- ヒューマンドラマ
【フランスの法廷サスペンス。陪審員室という密室で、一人の被告の運命を通して、裁く側の人間たちの本性と偏見が剥き出しになる。】
フランスの裁判所、陪審員室。恋人を殺害した容疑で起訴された女性、エルザ・ルンデンシュタインの有罪・無罪を巡り、7人の陪審員による評議が開始。職業も年齢も異なる男女が集められ、当初は誰もが有罪を確信。しかし、一人の陪審員が投じた無罪票をきっかけに、議論は白熱。証拠の解釈、被告の人間性を巡る対立は、やがて陪審員それぞれの個人的な経験や道徳観、隠された偏見を浮き彫りにしていく。密室で繰り広げられる心理戦は、被告人だけでなく、裁く側の人間性そのものを法廷にかける。果たして彼らは、正義ある評決に辿り着けるのか。