- 製作
- 1971年 日本
- 時間
- 123分
- 監督
- 大島渚
- 出演
- 河原崎健三賀来敦子佐藤慶
- 種類
- ヒューマンドラマ
【戦後日本の歪みを一つの大家族に凝縮。繰り返される儀式の果てに暴かれる、血と因習の狂気を描く大島渚の問題作。】
戦後日本を象徴する旧家の桜田家。その一族が集うのは、いつも結婚式や法事といった「儀式」の場。主人公の輝夫は、一族の血と歴史を背負い、儀式の度に過去の亡霊と対峙。父の自殺、近親相姦、そして家を支配する絶対的な家父長制。形式だけが重んじられる儀式の中で、次々と暴かれていく一族の秘密と偽善。繰り返される祝祭と弔いの果てに、輝夫がたどり着く血塗られた歴史の真相。個人の自由が因習に飲み込まれていく様を、前衛的な手法で描き切った衝撃作。