- 製作
- 1956年 アメリカ
- 時間
- 122分
- 監督
- ヴィンセント・ミネリ
- 出演
- デボラ・カージョン・カーリーフ・エリクソン
- 種類
- ヒューマンドラマ
【繊細さ故に「女々しい」と嘲笑される少年。彼を理解するのは、寄宿学校の校長夫人ただ一人だった。】
1950年代、アメリカ北東部の厳格な男子寄宿学校。繊細な心を持つ学生トム・リーは、詩や音楽を愛するがゆえに、周囲から「女々しい」と執拗ないじめの標的に。男らしさを強要する抑圧的な環境で、彼は自己のアイデンティティを見失い、深い孤独に苛まれる。そんな彼に唯一、理解と共感を示したのが、校長の妻ローラ・レイノルズ。夫との間に溝を感じていた彼女は、トムの純粋さに心惹かれ、彼を守ろうと決意。しかし、二人の親密な関係は、閉鎖的な社会の中で許されざる憶測とスキャンダルを呼び起こす。ローラがトムに差し伸べた、一杯のお茶と同情がもたらす結末。