- 製作
- 1966年 イタリア
- 時間
- 86分
- 監督
- ピエル・パオロ・パゾリーニ
- 出演
- トトニネット・ダヴォリフェーミ・ベヌッシ
- 種類
- ヒューマンドラマ
【陽気な親子と、マルクス主義を語る不思議なカラス。イタリアの田舎道をゆく、奇想天外で哲学的な珍道中。】
舞台は1960年代、イタリア郊外のどこまでも続く一本道。無邪気で楽天的な父トトと、純粋な息子ニネット。二人があてもなく歩いていると、突然、一羽のカラスが人間の言葉で話しかけてくる。そのカラスは、インテリで饒舌な左翼思想の持ち主だった。カラスは二人に、13世紀の聖フランチェスコの弟子たちの寓話を語り始める。過去と現在が交錯する不思議な旅の中で、親子は貧困、宗教、歴史、そして人間社会の矛盾といった難題に直面する。ユーモラスで辛辣な人間賛歌の行き着く先。