- 製作
- 1999年 日本
- 時間
- 112分
- 監督
- 降旗康男
- 出演
- 高倉健大竹しのぶ広末涼子
- 種類
- 北海道が舞台ヒューマンドラマ
【廃線間近の雪深い駅で、鉄道員としての人生を貫いた男に訪れる、奇跡の一夜。】
舞台は雪深い北海道の終着駅「幌舞駅」。廃線が決まり、最後の冬を迎えている。主人公は、定年を間近に控えた駅長・佐藤乙松。家族を顧みず、鉄道員としての職務を全うしてきた不器用な男。廃線を目前にしたある日、乙松の前に現れる見慣れない少女たち。彼女たちとの出会いが、彼の孤独な心に変化をもたらす。彼はただひたすらに、最後の務めを果たそうとする。その実直な姿の裏には、若くして亡くした妻と娘への深い悔恨と愛情。少女たちとの不思議な交流は、長年孤独に耐えてきた乙松への、神様からの贈り物なのか。彼の人生が報われるかのような、奇跡の夜が更けていく。