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戦後の混乱期、社会の底辺「どぶ」で必死に生きる人々の、剥き出しの欲望と絶望を描く衝撃の社会派ドラマ。
舞台は終戦から間もない日本のとある都市。そこには「どぶ」と呼ばれる、行き場を失った人々が寄り集まる貧民街の存在。徳さんやピンちゃんといった男たちが、その日暮らしの生活を送る中、一人の女・鶴が流れ着く。彼女の出現は、淀んだ「どぶ」の空気に波紋を広げ、男たちの隠された欲望を掻き立てる。貧困、暴力、そして裏切り。極限状況に置かれた人々が、それでもなお求めずにはいられない人間の尊厳とささやかな希望。巨匠・新藤兼人が描く、社会の最底辺で繰り広げられる、強烈な人間模様。
ネット上の声
- “気狂い”のふりをする、正常のふりをする。
- どぶを楽園と勘違いしたつるの純心と死
- 乙羽信子おおあばれ!
- ゴーリキーの戯曲『どん底』にも通ずるルンペンプロレタリアート、知恵遅れの女とルン
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間114分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
-
月が照らす夜道で交わされた、一本の傘。そこから始まる、男女の切ない運命を詩情豊かに描くメロドラマ。
とある月夜の晩、急な雨に見舞われた男が、見知らぬ女にそっと傘を差し出す。そのささやかな出会いが、二人の人生を大きく揺り動かす序章となる。互いに惹かれ合いながらも、抗えない時代の波や社会のしがらみが、彼らの前に立ちはだかる。束の間の幸福と、避けられない別れの予感。一本の傘が繋いだ儚い恋の行方を、久松静児監督が繊細なタッチで描き出す。二人は再び、同じ月のもとで巡り会うことができるのか。
ネット上の声
- 全力で家族とコミュニティを支えるスーパーお手伝いさん
- 100点 今でも「其処」で暮らしてる。
- ずーと終わって欲しくない映画
- 日本の奇跡のような時代
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間129分
- 監督久松静児
- 主演田中絹代
-
明治時代の東京。貧しさから高利貸の妾となった娘の、許されぬ恋と自由への密かな憧れを描く文芸悲恋物語。
舞台は明治末期の東京・本郷。美しい娘お玉は、貧しい父を養うため、高利貸の末造の妾となることを決意。鳥かごの鳥のような日々に虚しさを感じる彼女の唯一の慰めは、家の前を毎日通る医学生・岡田の姿。言葉を交わすこともない岡田に、お玉は淡い恋心を抱き、この生活から抜け出す一縷の望みを見出す。しかし、運命は彼女にささやかな幸福さえも許さない。封建的な社会の中で生きる女性の悲哀と、一瞬のときめきを繊細に描いた、日本文学の金字塔。
ネット上の声
- 学生さんのお嫁になれないのはわかった話
- ほっ 映画版では災難に遭わなかった(雁)
- クローズアップに堪えられる高峰秀子
- 香り高い鴎外の原作
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間104分
- 監督豊田四郎
- 主演高峰秀子
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療養所を脱走した男と彼を愛する看護婦、社会の偏見と病魔が引き裂く、二人の愛の逃避行。
舞台は、かつて不治の病と恐れられたハンセン病患者を隔離する、山間の療養所。そこで出会った若い男女、大杉と秋子。絶望的な日々の中、二人の間に芽生えた純粋な愛。しかし、病状の悪化と社会の冷たい視線が彼らの未来を閉ざす。ある日、大杉は秋子への想いを胸に、死を覚悟で療養所を脱走。彼を追う秋子。警察の追跡と病魔の進行という過酷な現実の中、束の間の安らぎを求める二人の逃避行の行方は。許されざる愛の、悲しくも美しい結末の予感。
ネット上の声
- 『マダムと女房』を見て苦手意識をずっと抱いていたが、古典ハリウッドのフィルムノワ
- 愛と死に代表される全ての相反するものの間に立ち込める黒い煙を描く監督凄すぎて、あ
- 演出やカット割はさることながら、素晴らしいロケーションと撮影が裏打ちする不穏に覆
- 愛と死の谷間、底無しのダークさに見終わったあと自分も心臓のあたりが痛くなった
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督五所平之助
- 主演津島恵子
-
戦犯で刑死した将軍の幼い遺児兄妹の放浪と死をめぐる悲劇。「赤城の血祭」の共同脚色者の一人八木保太郎の原作を彼自身が佐治乾と共同脚色し、「うちのおばあちゃん」の春原政久が監督、「女中ッ子」の伊佐山三郎が撮影を担当した。主なる出演者は「暴力街(1955)」の加藤嘉、「月夜の傘」の宇野重吉、「こころ」の安井昌二、その他、若草、NBK、コマドリの諸劇団から少年俳優数名が参加している。
ネット上の声
- 清水宏監督「蜂の巣の子供たち」に似たストーリーだが、主人公の子供は軍人恩給を授か
- どういう話なのかわからないまま見てたけど、ラストシーンでようやく腑に落ちる
- 戦後10年目の日本の厳しい現実を、幼い兄妹の眼を通して描く
- なんと悲しい…じいさんが一番悪い
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督春原政久
- 主演宇野重吉
-
演歌歌手の父と、ポップス歌手を夢見る娘。歌への情熱と世代間の葛藤が、一つの家族の絆を試す感動の音楽ドラマ。
昭和40年代の日本。高名な演歌歌手である父を持つ娘、アキ子。彼女の夢は、父の道とは異なるポップス歌手になること。しかし、厳格な父は娘の夢を頑なに認めない。父への反発と歌手への強い憧れの間で揺れ動くアキ子。ある日、彼女は家を飛び出し、自らの力で夢を掴むことを決意。父と娘、二つの異なる音楽が交錯する時、そこに生まれるのは断絶か、それとも新たなハーモニーか。家族の愛と夢を歌い上げる物語。
ネット上の声
- 宇野氏と吉永さんの親子愛の音楽映画
- チャイコピアノ協奏曲
- 吉永小百合 渾身のピアノ演奏
ヒューマンドラマ
- 製作年1965年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督斎藤武市
- 主演吉永小百合
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総工費200億の巨大ダム建設を巡る政界・財界・官界の黒い癒着。日本の権力構造の闇に迫る社会派サスペンスの金字塔。
高度経済成長期の日本。政府が計画する巨大ダム建設の裏で、次期総裁の座を狙う政治家たちと大手建設会社による巨額の贈収賄が画策されていた。この国家を揺るがす汚職の情報を掴んだ新聞記者や検察は、真相究明に乗り出す。しかし、彼らの前に立ちはだかるのは、巧妙に仕組まれた隠蔽工作と、権力者たちが築いた分厚い壁。証拠は消され、証人は口を閉ざす。日本の腐敗した構造に、正義を貫こうとする者たちの孤独な戦いが始まる。
ネット上の声
- 本作は政治だけを糾弾していないのです 金環蝕とは、日本の輝く繁栄の中心が、国民の腐敗そのもので真っ黒であることを描いているのです
- こういう映画に政界からの圧力はない?
- まっくろくろすけ、うーじゃうじゃ
- 政界アウトレイジ “全員悪人”
ヒューマンドラマ
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間155分
- 監督山本薩夫
- 主演仲代達矢
-
終戦から7年後の広島。原爆の傷跡が残る故郷へ帰った若き女性教師の、悲痛な再会と未来への祈りの物語。
舞台は終戦から7年後の広島。瀬戸内海の島で教師として働く石川孝子は、夏休みを利用し、被爆以来初めて故郷の地を踏む。かつての教え子や同僚を訪ね歩く彼女。しかし、再会した人々の暮らしは、原爆が残した深い傷跡に覆われていた。貧困、病、そして心に刻まれた消えない悲しみ。変わり果てた街並みと、懸命に生きる人々の姿を目の当たりにする孝子。これは、戦争の残酷な現実と向き合い、失われたものへの追悼と未来への祈りを込めた、静かなる魂の旅路の記録。
ネット上の声
- 「ひろしま」にあって「原爆の子」にないものとは? そして広島サミット
- こちらもフォロワー様から教えいただいた作品
- 原爆の日に思う〜人間の罪深さと高尚の混在
- 邦画史上屈指のラストシーンを持つ不安定作
夏休みが舞台、 戦争
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
-
太平洋の青い海が一瞬で地獄に。ビキニ環礁の水爆実験で被曝した漁船員の、悲劇と怒りの実録。
1954年3月1日、太平洋ビキニ環礁。マグロ漁船「第五福竜丸」の乗組員たちは、突如として空を覆う閃光と轟音に遭遇。直後、船に降り注いだのは「死の灰」と呼ばれる真っ白な灰だった。アメリカの水爆実験による放射性降下物。何も知らずに母港・焼津へと帰港した彼らを待っていたのは、原因不明の病と、見えざる放射能の恐怖。平和な日常を奪われた漁師たちの苦しみと、核兵器の非人道性を告発する、衝撃の物語。
ネット上の声
- 私にとって第五福竜丸は、渋谷駅構内にある岡本太郎作「明日の神話」
- 8月に観る日本の戦争の映画はもうやめようと思っていました
- 核の恐怖に直面した人々
- 八月になれば・・。
ヒューマンドラマ、 実話
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督新藤兼人
- 主演宇野重吉
-
田宮虎彦の小説を「母なき子」の共同脚色者の一人、新藤兼人が脚色、監督をし、「こころ」の伊藤武夫が撮影を担当した。主なる出演者は「美女と怪龍」の乙羽信子、「裏町のお転婆娘」の長門裕之、「青カ島の子供たち 女教師の記録」の宇野重吉、「続・警察日記」の殿山泰司、河野秋武、「石合戦」の小夜福子、「悪の報酬」の菅井一郎など。
ネット上の声
- 死んだはずなのに生きてたってゾンビ?
- 蚊帳と浴衣と団扇
- 乙羽信子さんと新藤兼人監督、この頃はまだ夫婦ではないけれど、さすがに素晴らしいタ
- 「銀心中」と花巻っ子の耳目をさらう事件だが、宿の下男、源作が二人の分かれ分かれで
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督新藤兼人
- 主演乙羽信子
-
小児マヒに右足を侵されたハンデを背負いながら、第四十八回大会福岡県予選で活躍し“片足のエース”として話題を集めた元博多高校野球部島石正美投手をモデルに映画化した。脚本は井手雅人。監督は「ママいつまでも生きてね」の池広一夫。撮影は中山繁と「喧嘩屋一代 どでかい奴」の森田富士郎がそれぞれ担当。
- 製作年1971年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督池広一夫
- 主演高田直久
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戦後日本の貧しい村。子供たちの未来のため、給食の実現に全てを捧げた一人の女性教師の闘いの記録。
終戦から10年余りが過ぎた香川県の小さな漁村。この村に赴任してきた若い女性教師・小野先生。彼女が目の当たりにしたのは、貧しさから弁当も持ってこられず、空腹を抱えて授業を受ける子供たちの姿。栄養失調で倒れる子も少なくない。この状況を看過できない小野先生は、子供たちに温かい給食を食べさせるため、PTAや村議会に働きかけることを決意。しかし、彼女の前に立ちはだかるのは、資金不足を理由に反対する村の有力者たちと、事なかれ主義の教育委員会の「人間の壁」。たった一人の情熱が、やがて村全体を巻き込む大きなうねりへと変わっていく。
ネット上の声
- 日教組だけではない。『壁』があるのだ。
- ○○ですの
- 石川達三の同名小説を山本薩夫監督が映画化した「先生と生徒の教育現場、日教組、そし
- 日教組の活動展開と政府・与党との対立を背景に、生徒と向き合い生徒を中心に考える先
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間146分
- 監督山本薩夫
- 主演香川京子
-
終戦後の東京。男は自ら掘った穴に籠城した。社会への痛烈なアンチテーゼを突きつける、異色の風刺劇。
終戦直後の東京。空襲で家も家族も失った田畑嘉七は、自宅の焼け跡に巨大な穴を掘り、そこでの生活を開始。「穴から出ない」という彼の奇行は、やがて「穴居人」としてマスコミに報じられ、世間の注目を集める。見物客が殺到し、穴の周りはたちまち商業化。人々は彼を英雄視したり、狂人扱いしたりと無責任に騒ぎ立てるが、彼はただ沈黙を守り続ける。彼の行動は、戦後の混乱と復興の中で人々が見失ったものは何かを問いかける。社会の偽善と人間のエゴイズムを痛烈に風刺した傑作。
ネット上の声
- 三國連太郎の剥き出しの欲望に引き摺られるように炙り出される良人たちのエゴイズム
- 男性ホルモンの塊みたいな三國連太郎は有望な若手医師
- 僕の会社は機関銃を作っているんだよ
- 父の法事で始まり兄の葬式で終わる
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間125分
- 監督内田吐夢
- 主演三國連太郎
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戦後の日本、ポリオと闘う子供たち。絶望の中から希望の光を見出す、感動の実話。
終戦直後の日本。ポリオの後遺症に苦しむ子供たちのための施設「しいのみ学園」。社会の偏見や身体の不自由さに直面しながらも、懸命に生きようとする子供たち。彼らを支える教師たちの献身的な愛と、困難を乗り越えていく姿を描く、涙と感動の物語。
ネット上の声
- 2カット目から刺さったよ、泣いた
- 没後50年メモリアル
- 小児マヒとは
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督清水宏
- 主演香川京子
-
吉原公一郎の原作“小説日本列島”を「帝銀事件 死刑囚」の熊井啓が脚色・監督した社会ドラマ。撮影は「拳銃無頼帖 流れ者の群れ」の姫田真佐久。
ネット上の声
- 本作の英語題はA Chain of Islandsです そこに着目して頂きたいと思います 日本列島と書いて、鎖の列島と読め そういう監督からのメッセージなのだと思います
- 戦後日本に起きた幾つかの事件に関する仮説を提示
- 日本はアメリカに255の基地を提供している
- アメリカによる日本の”闇”支配
ヒューマンドラマ
- 製作年1965年
- 製作国日本
- 時間117分
- 監督熊井啓
- 主演宇野重吉
-
炭勞北海道支部とキヌタプロとの共同製作になるもので、脚本決定稿は「原爆の子」の新藤兼人が書き、「母なれば女なれば」の亀井文夫が監督した。撮影は仲沢半次郎。出演者は「満月三十石船」の山田五十鈴に「母のない子と子のない母と」の宇野重吉、それに岸旗江(「満月三十石船」)、北林谷栄、桜井良子、神田隆など。
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間138分
- 監督亀井文夫
- 主演山田五十鈴
-
松川事件の赤間勝美被告の自白供述書、第一審、第二審の公判記録を主体に、新藤兼人・山形雄策が共同で脚本を執筆、「武器なき斗い」の山本薩夫が監督したもの。撮影は佐藤昌道が担当した。なお、製作資金四千五百万円はカンパによって調達された。
ネット上の声
- 偶然かもしれないが・・・。
- 星野監督はいってます。
- 1949年(昭和24年)の夏に発生した、いわゆる「国鉄三大ミステリー事件(下山事
- 国鉄三大事件の一つであり、日本史上最大の免罪事件とも言われる松川事件の全貌を描い
冤罪、 裁判・法廷、 実話
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督山本薩夫
- 主演小沢弘治
-
父の遺言は「素性を隠し通せ」。被差別部落出身の青年教師が、愛と尊敬の狭間で自らのアイデンティティに苦悩する物語。
明治後期、信州の小学校に赴任した青年教師、瀬川丑松。彼には、亡き父から固く戒められた秘密。それは、被差別部落の出身であるという出自。素性を隠し、生徒から慕われる日々を送る丑松。しかし、解放運動家・猪子蓮太郎への深い尊敬と、士族の娘・志保への淡い恋心が、彼の心を激しく揺さぶる。父の「破戒」の教えを守るべきか、それとも真実を告白し、人間としての誇りを貫くべきか。社会の厳しい差別と偏見の中、丑松が下す魂の決断。島崎藤村の不朽の名作を、木下恵介監督が鮮烈に描く人間ドラマの金字塔。
ネット上の声
- イケメン全開の良様
- 部落問題どころかあらゆる差別があり、臭いものには蓋をしてしまう国民性なのは今も変
- 自分の出自を隠して生きなければいけないこと、大切な人や仲のいい人にも嘘をついてい
- 日本がこんなんだったことにあたりまえに腹立たしく思える現代に生まれることができて
文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1948年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督木下恵介
- 主演池部良
-
「風の子」につぐ映画芸術協会の第二回作品。原案はマルセル・パニョルの原作「マリウス」の飜案である。製作は「嫁入聟取花合戦」の青柳信雄と「風の子」につぐ山本嘉次郎で、脚本・監督も同じく山本嘉次郎、カメラは山崎一雄が担当する。主演は「わが生涯のかがやける日」「破戒(1948 木下恵介)」の宇野重吉と「三百六十五夜(1948)」「虹を抱く処女」の高峰秀子、それに「幽霊塔」の徳川夢声「殿様ホテル」の飯田蝶子「遊侠の群れ」の三島雅夫「白頭巾現わる」の鳥羽陽之助「嫁入聟取花合戦」の一の宮あつ子らが出演する。なお監督の山本嘉次郎、出演者の徳川夢声、高峰秀子の三名は「綴方教室」以来の久しぶりの顔合わせである。
ネット上の声
- マルセイユ→品川に舞台を変えて…
- 文明開化と幼馴染の恋
- 高峰秀子25歳
- 二大巨頭のメロドラマより、越後屋三島雅夫がデコちゃんをぬらぬらと後添いに望む以上
ヒューマンドラマ
- 製作年1949年
- 製作国日本
- 時間109分
- 監督山本嘉次郎
- 主演徳川夢声
-
愛情と生活のトラブルを若い人たちのモラルで築きあげようとする物語。石坂洋次郎の同名小説を「殉愛」の沢村勉が脚色、「女中ッ子」以来の田坂具隆が監督、「太陽の季節」の伊佐山三郎が撮影を担当する。出演者は「泣け、日本国民 最後の戦闘機」の芦川いづみ、「狂った果実(1956)」の石原裕次郎、「病妻物語 あやに愛しき」の宇野重吉、「愛は降る星のかなたに」の山根寿子、「洲崎パラダイス 赤信号」の新珠三千代。その他杉幸彦、青山恭二、中原早苗、中原啓七、織田政雄など。
ネット上の声
- テーマは不倫:石坂洋次郎の世界活かされず
- 乳母車の最後の時代での モダンなお話
- 乳母車を押す裕次郎
- 細長いプール!
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督田坂具隆
- 主演宇野重吉
-
「高原のお嬢さん」の千葉茂樹がオリジナル・シナリオを執筆、「越前竹人形」の吉村公三郎が監督した師弟愛を描いた社会ドラマ。撮影は杉田安久利。なお、これは俗悪映画の悪影響から子供たちを守ろうという、福島県本宮町のお母さんたちを中心とした、本宮方式映画製作の会が、近代映画協会の協力を得て製作したもので、製作にあたってはスチルの撮影にあたった佐藤布を始めとする、本宮町のお母さんがたが全面的に撮影に協力した。
小学校、 ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督吉村公三郎
- 主演山岡久乃
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昭和 年より 年にわたって中央公論に掲載された島崎藤村の原作を「欲望」の新藤兼人が脚色し、吉村公三郎か監督した。「ひろしま」の宮島義勇、伊福部昭が撮影、音楽を担当。ブロデュースの絲屋寿雄が時代考証に、藤村子息で現在木曾馬篭に在住する島崎楠雄が方言指導に協力している。「欲望」の乙羽信子、日高澄子、「悲恋椿」の山内明、「残侠の港」の殿山泰司、「サラリーマンの歌」の菅井一郎などの他、滝沢修を中心に劇団民芸のメンバーが総出演している。
幕末、 ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間142分
- 監督吉村公三郎
- 主演滝沢修
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連続ラジオ・ドラマを、「五十円横町」の井手俊郎が脚色し、「ここに泉あり」の今井正が監督、撮影も同じく中尾駿一郎の担当である。出演者の主なるものは「たそがれ酒場」の津島恵子、「美わしき歳月」の木村功と野添ひとみ、「狼」の宇野重吉と小沢栄のほか、劇団人多数である。
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督今井正
- 主演津島恵子
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企画は「三つの真珠」につぐ清水龍之介で、谷崎潤一郎の原作から「月よりの使者(1949)」「仮面舞踏会」の八田尚之と木村恵吾が協同で脚本を書き「大江戸七変化」につぐ木村恵吾が監督する。キャメラは「三つの真珠」の竹村康和が担当する。主演は「地下街の弾痕」「三つの真珠」の京マチ子と「今日われ恋愛す」「四谷怪談(1949)」の宇野重吉で、それに「グッドバイ(1949)」「大都会の丑満時」の森雅之、「花の素顔」「悲しき口笛」の菅井一郎、「母呼ぶ鳥」「仮面舞踏会」の清水将夫、「わたしの名は情婦」の上田寛「海の野獣」の三井弘次、「三つの真珠」の近衛敏明らが出演する。
ネット上の声
- 後半の踏切から、洋画になった
- こういう内容だったんですね
- 盲獣みたいな話と思って身構えてたけどお行儀のいい感じの話だった お行儀が良すぎて
- 京マチ子のための原作と言えるほど、ナオミ役がぴったりでした
ヒューマンドラマ
- 製作年1949年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督木村恵吾
- 主演宇野重吉
-
ネット上の声
- 確かに下山事件には謎が多いよなあ~
- 脅えるサンドイッチマンと1950年東京
- 脅えるサンドイッチマンと1950年東京
サスペンス
- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間77分
- 監督鈴木英夫
- 主演宇野重吉
-
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督小石栄一
- 主演岡田英次
-
新藤兼人が自ら書き卸したシナリオによる監督第一回作品で、撮影は「上州鴉」の竹村康和が担当している。主演は「限りなき情熱」の宇野重吉と「お遊さま」の乙羽信子、それに英百合子、滝沢修、清水将夫、菅井一郎、香川良介、殿山泰司などの助演陣である。
ネット上の声
- 娘のいる家は男を下宿人にさせてはいけない
- マジメな佳作
- 新藤先生、ひどいじゃないですか。
- 乙羽信子の笑顔と棚一杯の朝顔。
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督新藤兼人
- 主演宇野重吉
-
「拳銃残酷物語」の甲斐久尊のオリジナル・シナリオを「浅草の灯 踊子物語」の斎藤武市が監督した任侠もの。撮影は「河内ぞろ どけち虫」の萩原憲治。
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督斎藤武市
- 主演石原裕次郎
-
武者小路実篤の『暁』を、須藤勝人が脚色し、「大出世物語」の阿部豊が監督したホーム・ドラマ。撮影は「散弾銃の男」の峰重義。
ネット上の声
- 自らの画風を極める事しか出来ぬ父
- 風景や静物ばかり小さなキャンバスに描き、世間に認められない画家が、娘をモデルに大
- じゃがいもばかり描いていた偏屈画家・宇野重吉が一大決心して娘・芦川いづみの絵を描
- 武者小路実篤原作で堅物の芸術家でじゃがいもばかり描いている父親が一念発起で娘を大
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督阿部豊
- 主演芦川いづみ
-
製作は「ジャコ万と鉄(1964)」「暁の脱走」の田中友幸。丹羽文雄の原作から「地獄の貴婦人」(黒澤明と協同)の西亀元貞と、「石中先生行状記(1950)」演出の成瀬巳喜男の協同で脚本を書き、成瀬巳喜男が演出した。カメラは「歌うまぼろし御殿」「東京無宿(1950)」の玉井正夫担当。主演は「暴力の街」「魔の黄金」「火山脈」の宇野重吉、「暴力の街」の原保美、「暁の脱走」「女の四季」の東山千栄子、「妻も恋す」の村瀬幸子、「妻の部屋」「続不良少女」の浜田百合子、「また逢う日まで」「殺人者の顔」の久我美子、「石中先生行状記(1950)」「戦慄」の木匠久美子、「暴力の街」「春雪」の志村喬、「白昼の決闘」の菅井一郎などが出演する。
ネット上の声
- 苦しくても正しく生きるために友を救う
- 恋愛詐欺事件と戦後日本
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督---
- 主演宇野重吉
-
石坂洋次郎の同名原作を「おゆきさん」の倉本聰と、「雌が雄を喰い殺す かまきり」の池田一朗が共同で脚色し、「白鳥」の西河克己が監督した文芸もの。撮影はコンビの高村倉太郎。
ヒューマンドラマ
- 製作年1967年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督西河克己
- 主演渡哲也
-
小沢不二夫原作“おもかげ”より「丘は花ざかり(1963)」の才賀明が脚色、「若い東京の屋根の下」の斎藤武市が監督した文芸もの。撮影もコンビの横山実。
ネット上の声
- あの姑じゃあ嫁が来ないのでは?
- 斎藤武市監督作品!
- 親同士が許す/許さないの話で若い男女がいろいろ耐え忍ぶのは時代のせいとはいえ理不
- 故郷に帰省した浜田光夫は、幼なじみの吉永小百合がもうすぐいいなずけと結婚すること
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1963年
- 製作国日本
- 時間95分
- 監督斎藤武市
- 主演吉永小百合
-
西村滋の原作を、「狂熱の季節」の山田信夫と、松尾昭典が脚色し、「男の怒りをぶちまけろ」の松尾昭典が監督したもので、裕次郎が非行少年を収容している学園の教師に扮する。撮影は「お嬢さんの散歩道」の藤岡粂信。
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督松尾昭典
- 主演石原裕次郎
-
- 製作年1949年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督島耕二
- 主演轟夕起子
-
- 製作年1949年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督島耕二
- 主演轟夕起子
-
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督木下恵介
- 主演三船敏郎
-
山内久の原作を「南の風と波」の中島丈博が脚色。「高原児」の斎藤武市が監督した社会ドラマ。撮影は「堂堂たる人生」の高村倉太郎。
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督斎藤武市
- 主演浜田光夫
-
野口英世博士の伝記を描いたもので、「王将(1948)」の北条秀司の原作(雑誌富士連載)ならびに脚色で、「透明人間現わる」の安達伸生が監督する。カメラは「母恋星」の武田千吉郎。企画は「わたしの名は情婦」の辻久一。主演は「破れ太鼓」「魔の黄金」の森雅之。それに久しぶりの田村秋子、「私刑」「魔の黄金」の東野英治郎、「晩春」「栄光への道」の笠智衆「銀座の踊子」の小夜福子、「月の出船」の日高澄子、「暴力の街」「魔の黄金」の宇野重吉、「暴力の街」「また逢う日まで」の河野秋武らが出演する。
- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督安達伸生
- 主演森雅之
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伊藤左千夫の原作を「香華」の木下恵介が脚色、「妻の日の愛のかたみに」の富本壮吉が監督した文芸もの。撮影もコンビの小原譲治。
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督富本壮吉
- 主演安田道代
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井伏鱒二の小説「吉凶うらない」から「トラン・ブーラン 月の光」の岸松雄が蛭川伊勢夫と共同で脚本を書き「あぶない年頃」の蛭川伊勢夫が監督する。撮影は「太陽のない街」の前田実、音楽は「女の一生(1955)」の黛敏郎の担当。出演者の主なる者は「生きとし生けるもの」の宇野重吉と山内明、「大学は出たけれど」の三橋達也、「愛すればこそ」の山田五十鈴、「和蘭囃子」の滝沢修など。
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督蛭川伊勢夫
- 主演三橋達也
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- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間47分
- 監督若杉光夫
- 主演宇野重吉
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ボストン・マラソンで第一位となった山田敬蔵選手をモデルに「続々十代の性典」の須崎勝弥が脚本をかき、「再会(1953)」の木村恵吾が監督した。題名はボストン・マラソンの難コース「ハアト・ブレーキング・ヒル」から採っている。撮影は「続々十代の性典」の姫由真佐久、音楽は「紅椿」の飯田三郎。「母の湖」の根上淳、「にごりえ」の久我美子、「女の一生(1953)」の宇野重吉、英百合子、北林谷栄、「夜明け前」の滝沢修、「無法者」の清水将夫、二十年ぶりで帰朝したフランク・熊谷などが出演する。
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督木村恵吾
- 主演根上淳
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「原爆の子」「花荻先生と三太」などの作品を作った民芸が、新教映株式会社と共同で製作したもの。製作は菅義雄と八名正の共同、壷井栄の原作から、「白痴」以来久しぶりの久板榮二郎が脚本を書き黒澤明の第一助手を勤めていた若杉光夫が演出に当っている。撮影は井上莞。出演者は宇野重吉、高野由美、北林谷栄、左卜全、斎藤美和などの民芸の人々に田中晋二のほかは現地の子供達が大勢出演している。
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督若杉光夫
- 主演田中晋二
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「わが恋はリラの木蔭に」の中山正男の原作を、「花の生涯」の八住利雄が脚色し、「春雪の門」の佐伯幸三が監督している。撮影は「あにいもうと(1953)」の峰重義、音楽は「ひろしま」の伊福部昭の担当。出演者は「春雲の門」の菅原謙二「続々十代の性典」の若尾文子、「急襲桶狭間」の進藤英太郎、「君に捧げし命なりせば」の宇野重吉、清水将夫など。
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督佐伯幸三
- 主演菅原謙二
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昭和十三年『文芸』に発表された故作家平林彪吉の短篇「月のある庭」を「欲望」の新藤兼人が脚色、「母のない子と子のない母と」の新人若杉光夫が共同脚色、監督にあたった。撮影は「初恋トコシャン息子」の岡崎宏三、音楽は「純潔革命」の木下忠司が担当している。「もぐら横丁」の佐野周二、「山下奉文」の宮城野由美子、山形勲、「欲望」の北林谷栄、「女ひとり大地を行く」の岸旗江、その他宇野重吉、杉村春子、滝沢修、清水将夫など新劇人が出演している。
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督若杉光夫
- 主演佐野周二