-
顔を失った男が手に入れた精巧な仮面、それは自由か、それとも自己喪失への入り口か。
舞台は1960年代の日本。化学研究所に勤める男、奥山は実験中の爆発事故で顔面に大火傷を負う。醜く焼け爛れた顔は包帯で覆われ、妻との関係も冷え切ってしまう。社会から疎外された彼は、精神科医の協力で、他人の顔を模した精巧な仮面を手に入れる。別人として街を歩き、自由を謳歌する奥山。しかし、その仮面は彼の内面に深く侵食し、自己同一性の危機をもたらす。彼は仮面の力を使って妻を誘惑するという危険な実験を開始。果たして、仮面の下にある本当の顔とは何か。
ネット上の声
- マスク造形のリアルさも60年近く前とは思えない出来で、令和の今観ても古さを感じさせませんでしたね。
- お兄ちゃん、戦争まだ始まらないの?〜強烈なコントラストが絶妙な虚無感を生む
- わたしたちが死ぬまで視ることのできないもののひとつに、自分の《顔》がある
- 若いうちに観る大人の映画
ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間122分
- 監督勅使河原宏
- 主演仲代達矢
-
港町を舞台に、旅役者一座の座長の過去と現在が交錯し、愛憎と親子の情が揺れ動く人間模様。
昭和30年代、日本のとある港町。旅役者一座の座長・駒十郎が、かつての愛人・お芳とその間にできた息子・清が暮らすこの町へ興行にやって来た。息子との穏やかな再会も束の間、その存在を知った現在の愛人・すみ子の激しい嫉妬が、一座の中に不協和音を生む。すみ子は若い役者の加代をそそのかし、清を誘惑させるという非情な計画を実行。隠された過去が暴かれ、偽りの関係が暴走を始める時、駒十郎の心は激しく揺さぶられる。降りしきる雨の中、すれ違う人々の心が選ぶ道とは。
ネット上の声
- 小津安二郎の映画って見る前は、だりぃななんでこんなの見なきゃいけねぇんだてやんで
- やはり小津映画は、心が温まります
- いつもとは違う趣の小津映画
- 川口浩が〜 洞窟に入る〜
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間119分
- 監督小津安二郎
- 主演中村鴈治郎
-
平安時代、豪雨の羅生門。一つの殺人事件を巡り、食い違う三人の証言。人間のエゴイズムが暴き出す、驚愕の「真実」の行方。
荒れ果てた平安京の羅生門の下で雨宿りをする、杣売りと旅法師。二人が語り始める、世にも奇妙な事件の顛末。森の中で起きた、一人の武士の死。捕らえられた盗賊、武士の妻、そして巫女の口を借りて語る死んだ武士の霊。三者三様の証言は、それぞれが自身の正当性を主張し、全く噛み合わない。一体誰が嘘をついているのか。人間のエゴと虚栄心が渦巻く藪の中、事件の真相を揺るがす第四の目撃者の存在。
ネット上の声
- 裁判員制度で裁判員に選ばれたらどうしよう
- 西洋に黒澤明(邦画)が紹介される切っ掛け
- レビュー200本目にとって置きたかった。
- 欧米にウケたディスカッション劇の傑作。
時代劇
- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督黒澤明
- 主演三船敏郎
-
売春防止法成立直前の吉原。そこで生きる5人の女たちの、それぞれの事情と必死の生き様を描く人間ドラマ。
舞台は1956年、売春防止法の成立が国会で審議される東京・吉原の赤線地帯。遊郭「夢の里」で働く5人の娼婦たち。息子の結婚資金を稼ぐ女、病気の夫と子供を抱える女、借金返済に追われる女。それぞれの切実な事情を抱え、体を売って生きる彼女たちの日常。法案成立のニュースが、彼女たちの未来に暗い影を落とす。仕事を失う恐怖と、社会からの冷たい視線。必死にもがき、ささやかな幸せを求める女たちの、赤裸々な人間模様。
ネット上の声
- ☆ラストの少女の狼狽えた目が意味するもの☆
- 運命的遺作!溝口監督の生涯をかけたテーマ
- 若尾文子と京マチ子のキャラが見所☆3つ
- 吉原で“働く”女たちのバイタリティー
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督溝口健二
- 主演京マチ子
-
明治から昭和、激動の時代を生き抜いた一人の女。その壮絶なる愛と忍耐の物語。
舞台は日露戦争前夜の日本。地主の娘として生まれたおけいは、愛を信じ名家に嫁ぐ。しかし、夫の裏切り、戦争、そして時代の荒波が彼女の幸せを次々と奪い去っていく。全てを失いながらも、ただひたすらに生きることを選び続けた彼女の人生。その先に待ち受ける運命とは。一人の女性の視点から描かれる、日本の近代史そのもの。
ネット上の声
- 増村と京マチ子
- 見応えありました
- あの門から入って追い出されてまた呼び戻されて
- 京マチ子映画祭 @神戸国際松竹
文芸・史劇、 ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督増村保造
- 主演京マチ子
-
戦乱の世、富と名声を追い求めた男たちを待つ、妖しくも悲しい運命。
戦国時代の近江国。陶工の源十郎と、侍を夢見る義弟の藤兵衛。二人は戦乱に乗じて富を得ようと京へ向かう。そこで源十郎は、妖艶な貴婦人・若狭の屋敷に招かれ、夢のような日々に溺れていく。一方、藤兵衛は念願の侍となるが、その栄光の裏には大きな代償が。家族を顧みず、己の欲望に突き進んだ男たちを待ち受ける、美しくも恐ろしい運命の結末。
ネット上の声
- 妖艶で、妖しく、愚かな人間の悲劇を描く!
- 溝口映画としては異色のファンタジーホラー
- 巨匠<溝口健二>監督の傑作に感動です!
- 実に濃密な97分を過ごしました
時代劇
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督溝口健二
- 主演京マチ子
-
戦後の神戸。女手一つで家族を支える母。その汗は、誰にも理解されない甘い絶望。
戦後復興期の神戸。芸者として働き、怠惰な夫の弟や身勝手な子供たちを一人で養う梅子。彼女が流す汗は、家族の生活の糧。しかし、その献身は誰にも理解されず、息子は非行に走り、娘は金のために母を裏切る。信じていた者たちからの搾取と裏切りの連続。男たちに翻弄され、全てを失いかけた彼女が、人生のどん底で見つけ出す、たった一つの意地と生きる道。
ネット上の声
- 甘い汗とは決して母乳ではおまへん!
- 昭和39年のあぶら照りを大汗かいて乗り切った人々に京マチ子の「甘い汗」はどんな妄
- 少し枯れた声で発せられる1回目の「泣くなよ竹子」で見た事(聞いた事)ない京マチ子
- 豊田四郎作品、全部見たわけじゃないけどこれは間違いなく最高傑作
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間119分
- 監督豊田四郎
- 主演京マチ子
-
頑固一徹の父親と六人姉妹。娘たちの結婚をめぐり、大騒動が巻き起こる昭和人情喜劇。
舞台は昭和の東京、下町。代々続く提灯屋の主人で、頑固一徹な父親・玄吉。彼には自慢の六人の美しい娘たち。次々と結婚相手を連れてくる娘たちに、父親は「嫁にはやらん!」と大反対。娘の幸せを願いながらも、寂しさから意地を張る父。そんな父を囲む娘たちと婿候補たちとの間で繰り広げられる、心温まる攻防戦。家族の絆を描いた、笑いと涙の人情ホームドラマ。
ネット上の声
- この時代の家族モノって良いですよね~
- お父さんはなんという名前だったのかな?
- 京マチ子、司葉子、星由里子、仲代達矢など豪華俳優陣に加え衣装監修に高峰秀子と凄す
- 京マチ子も司葉子も超かわいいし、縁のある男たちが悉く歯痛になって出現するのも楽し
ヒューマンドラマ
- 製作年1966年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督千葉泰樹
- 主演宝田明
-
戦後京都、祇園。華やかな花街を舞台に、芸者姉妹の愛憎が渦巻く、女たちの壮絶な物語。
舞台は終戦から間もない京都の祇園。置屋「きみ鶴」を切り盛りする、現実的で打算的な姉の君蝶と、純粋で情にもろい妹の君代。家業の傾きと戦後の混乱の中、二人の生き方は激しく対立。男を巡る嫉妬、金銭問題、そして芸者としての矜持。華やかな世界の裏側で繰り広げられる、血を分けた姉妹の容赦ない確執。互いを憎みながらも、心の底では繋がりを求める彼女たちが行き着く、衝撃の結末。
ネット上の声
- これを見た時は既におばさんでしたが
- マチ子姐さん!
- 懐かしき限り
- 圧倒的な京マチ子 祇園と戦後のエネルギー
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督吉村公三郎
- 主演京マチ子
-
戦後の大阪、貧しさから這い上がったデザイナー。華やかなファッション界の裏で渦巻く、愛と憎しみの人間模様。
舞台は敗戦直後の大阪。戦争で全てを失った大庭式子は、焼け跡から洋裁学校を設立。その類稀なる才能が、ファッション界の権力者・八代銀四郎の目に留まる。彼の愛人となり、その庇護の下でデザイナーとして成功への階段を駆け上がる式子。しかし、その栄光の裏では、銀四郎の歪んだ独占欲と、彼女を利用しようとする男たちの欲望が渦巻いていた。成功という名の勲章を手にするため、式子が支払った代償。華やかな世界の闇に翻弄される一人の女の、壮絶な一代記。
ネット上の声
- スピーディな展開 驚きのラスト 見て!!
- この元ネタを知りたい
- 圧倒的田宮二郎、胡散臭い役を演じさせたら天下一品の田宮二郎
- 欲望が埋めき合うファション界で女の生き方を描く…
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間110分
- 監督吉村公三郎
- 主演京マチ子
-
昭和30年代、結婚適齢期の娘に寄せられる家族の期待。揺れ動く心と、本当の幸せを問う、吉村公三郎監督が描く家族ドラマ。
舞台は高度経済成長期の日本。大学教授の父を持つ津村節子は、婚期を迎えた美しい娘。周囲からは次々と縁談が持ち込まれるが、彼女の心は晴れない。家族が望む安定した結婚か、それとも自らの意志で選ぶ人生か。見合い相手との交流、家族との対立の中で、節子は「女の幸せ」とは何かを自問自答。時代の価値観と個人の幸福の間で葛藤する一人の女性の姿を繊細に描写。彼女が最後に見つけ出す、自分だけの答えとは。
ネット上の声
- 胸を張ってオススメ出来る!
- スタッフも出演者も一流
- 50年前のメロドラマ
- は~い~↓
ヒューマンドラマ
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間98分
- 監督吉村公三郎
- 主演若尾文子
-
戦後の大阪、花街に生きる芸者の恋。義理と人情、そして女の意地が交錯する、切ない一代記。
終戦直後の大阪・南地。芸者のおもちゃは、由緒あるお茶屋の再興のため、旦那に身を捧げる決意。しかし、心には忘れられない恋人、妻子ある商社マンの姿。義理と恋心の間で揺れ動くおもちゃの人生。時代の波に翻弄されながらも、気丈に、そしてしたたかに生き抜こうとする一人の女。彼女が選ぶ本当の幸せとは。大阪の街を舞台にした、涙と笑いの人情劇。
ネット上の声
- 交通事故の保険物の元祖??
- 芸人村の清らかな女神🍀
- ちょっとベタかな・・
- 爽やか高松英郎!
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間104分
- 監督衣笠貞之助
- 主演京マチ子
-
夜の銀座に咲く二輪の華。美貌と才覚を武器に、女たちのプライドが火花を散らす、絢爛豪華なマダム一代記。
昭和30年代、戦後復興期の華やかな銀座。この街の夜を支配するのは、バー「おけい」のマダム、おけい。彼女の店に、かつてライバルだったおきくが新たな店をオープンさせる。おけいの客を次々と引き抜く、若さと奔放さで勝負するおきく。一方、伝統と格式で対抗するおけい。二人のマダムの対立は、銀座の夜の世界全体を巻き込む激しい覇権争いへと発展。男たちを手玉に取り、大金を動かし、互いのすべてを賭けてぶつかり合う女たち。その華やかな世界の裏に隠された孤独と哀しみ。勝者となるのは果たしてどちらか。
ネット上の声
- 着物、話し方、町並み、ミニそろばん
- 今の感覚にとっては地味な映画
- 黒皮の手帳みたいな話
- 裏でゴチャゴチャやってるのは相変わらずおじさん
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間92分
- 監督吉村公三郎
- 主演京マチ子
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「花くらべ狸道中」のコンビ、八尋不二が脚本を、田中徳三が監督を担当した市川雷蔵の“濡れ髪”もの第五作。撮影は「忠直卿行状記」の相坂操一。
ネット上の声
- 【濡れ髪シリーズ5作目】ハイスペックな雷さまに姉さん女房な京マチ子がこれほどまで
- 前半はバカバカしいコミック活劇的な面白さに溢れていて傑作
- パロディ時代劇&アホなラブコメで心の底から楽しい
- ☑️『濡れ髪牡丹』及び『真夜中の顔』▶️▶️
時代劇
- 製作年1961年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督田中徳三
- 主演市川雷蔵
-
明治時代の大阪船場。由緒ある商家のお嬢様「いとはん」が、身分違いの恋に全てを捧げる、純粋で悲しい愛の結末。
舞台は明治時代の大阪・船場。薬問屋の箱入り娘として何不自由なく育った「いとはん」こと、お千代。彼女が心を寄せたのは、店の手代である幸助。身分違いの恋は許されるはずもなく、二人は世間の目を忍んで愛を育む。しかし、幸せな時間は長くは続かない。お千代に持ち込まれる良家の縁談。家の名誉か、愛に生きるか。引き裂かれる運命の中で、彼女が選んだ道。純粋な想いを貫こうとした一人の女性の、美しくも儚い恋物語。
ネット上の声
- 幸せな長女
- 昔とハイカラが混じっている大正の大阪
- メイクでこんなにも。。。。
- 庭の千草も虫の音も♪
ヒューマンドラマ
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間83分
- 監督伊藤大輔
- 主演鶴田浩二
-
戦後の田舎町、奔放な妹と荒くれ者の兄。衝突の果てに見える、不器用で切ない家族の絆の物語。
戦争の傷跡が残る伊豆の田舎町。活発で奔放な妹もんは、都会から妊娠して帰郷。その事実が、短気で乱暴者だが家族思いの兄、伊之吉の怒りを買う。兄妹の激しい衝突は、静かな家族に大きな波紋を広げていく。世間体と家族愛の間で揺れ動く人々の心。ぶつかり合いながらも、心の奥底で通じ合う血の繋がり。巨匠・成瀬巳喜男が描く、不器用な家族の肖像。
ネット上の声
- 原作の良さを最大限に生かした脚本・演出・演技の見事な成瀬作品、その簡潔さと完成度の高さ
- 成瀬監督が描く厭世的作風から見えるもの
- 血縁ゆえの愛憎を描いた家族映画の秀作
- 伊之吉の妹、もんちゃんとさんちゃん
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督成瀬巳喜男
- 主演京マチ子
-
風来坊の寅さん、今度のマドンナは恩師の娘。柴又を舞台に繰り広げられる、不器用で切ない恋模様。
秋の柴又に、お馴染みの風来坊・車寅次郎が帰郷。旅先で再会した恩師の危篤を知り、その最期を看取る寅さん。先生の一人娘で、美しく聡明な綾に一目惚れ。亡き恩師との約束を胸に、彼女の面倒を見ようと大奮闘。しかし、エリート編集者の柳生も彼女に想いを寄せていた。不器用ながらも真っ直ぐな寅さんの恋心。果たして、その想いが綾に届く日は来るのか。笑いと涙の人情喜劇。
ネット上の声
- 1976年につくられた山田洋次監督・原作作品
- 男はつらいよ 寅さんDVDマガジンより
- 人間ってなんで死ぬのでしょう。
- シリーズ中でも1,2の暗さ
ヒューマンドラマ、 男はつらいよ
- 製作年1976年
- 製作国日本
- 時間104分
- 監督山田洋次
- 主演渥美清
-
芸のため、人妻の心を弄ぶ天才役者。虚構の恋が真実の愛に変わる時、悲劇の幕が上がる、禁断の物語。
舞台は江戸・元禄時代。人気歌舞伎役者の坂田藤十郎。新作で恋に命を懸ける男を演じるが、その真情を掴めず苦悩。芸の真髄を求め、彼は既婚の女性お梶を誘惑し、偽りの恋を仕掛けるという非情な計画を実行。藤十郎の巧みな芝居にお梶は心を許すが、彼女の純粋な愛に触れるうち、藤十郎の心にも予期せぬ変化が。芸と愛の狭間で揺れる役者の魂の果てにある衝撃の結末。
ネット上の声
- 長谷川一夫は溝口健二の『近松物語』(1954)で茂兵衛を演じて、森一生『藤十郎の
- いやいやいやひどい話だよ
時代劇
- 製作年1955年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督森一生
- 主演長谷川一夫
-
「雨月物語」の巨匠・溝口健二。関係者の証言でその妥協なき映画作りと、知られざる私生活の光と影に迫るドキュメンタリー。
日本映画の黄金期を築いた巨匠、溝口健二。その妥協なき芸術への執念は、現場で「鬼」と恐れられるほど。本作は、田中絹代、香川京子ら、彼と共に映画を作った俳優やスタッフたちの貴重な証言で構成されるドキュメンタリー。完璧を求めたワンシーン・ワンカットへのこだわり、独特の女性描写の源泉、そして撮影現場での伝説的なエピソード。語られる言葉の数々から浮かび上がるのは、映画に全てを捧げた男の狂気と情熱、そしてその裏に隠された孤独と人間的な素顔。一人の天才監督の魂の軌跡。
ネット上の声
- 『愛妻物語』で新藤兼人と溝口健二の関係を知ってから、俄然興味がわ...
- 淀川長治「もっと綺麗だったよ溝口さん家」
- 溝口さんは絹代さんタイプが好きなんだ。
- 溝口健二監督はピカソかマチスか…?
ドキュメンタリー
- 製作年1975年
- 製作国日本
- 時間150分
- 監督新藤兼人
- 主演田中絹代
-
理由も目的も語られず、ただひたすらに穴を掘り続ける男。その先に待つものは何か。観る者の想像力を掻き立てる異色の短編。
舞台は戦後間もない日本のとある場所。一人の男が、黙々と地面に穴を掘り続ける。彼は誰なのか、何のために掘っているのか、一切の説明はなし。ただ聞こえるのは、土をかく音と彼の息遣いのみ。周囲の人々は彼を訝しげに見つめるが、男は意に介さず作業を継続。掘り進められた穴の底に、一体何が待ち受けているのか。日常に穿たれた不条理な「穴」が、観る者の心に静かな問いを投げかける、実験的サスペンス。
ネット上の声
- 京マチ子の七変化は楽しかったですが、こういったらおしまいかもしれないけど、そんな
- 脚本はかなり無茶苦茶なので、ミステリーとして筋を追うより画面に集中...
- スタイリッシュコミカルミステリー
- かっこいい!今で言うならクール?
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間103分
- 監督市川崑
- 主演京マチ子
-
余命宣告を受けた若き女性。愛する人々に秘密を抱え、残された日々を懸命に生きる、切なくも美しい愛の物語。
舞台は活気あふれる昭和の東京。明るく奔放な女性、とも子。彼女はある日、白血病による余命宣告という残酷な現実。しかし、彼女は悲しみに暮れることを選ばない。愛する家族や恋人に病気のことを隠し、「今日」という一日を精一杯、笑顔で生き抜く決意。限られた時間の中で、彼女が見つける本当の幸せとは何か。市川崑監督が描く、生命の輝きと、愛するがゆえの切ない嘘。彼女の健気な姿が、観る者の心に深く突き刺さる、涙なくしては見られない感動の一篇。その選択の先に待つ、運命の行方。
ネット上の声
- 婚約を破棄するって大事なお話を友だちに代わりにお願いするってどういうことー🤣!い
- あやや、キャリア浅めでこういった作品にも出ているんですね..
- 東女(若尾文子)&京女(京マチ子)
- 若尾文子主演 市川崑監督作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間87分
- 監督市川崑
- 主演野添ひとみ
-
老いた夫と若き妻。互いの日記を盗み読み、欲望を煽り合う、倒錯的で危険な夫婦の愛の駆け引き。
戦後間もない京都の旧家。老境に差し掛かった古美術鑑定家の剣持は、若く美しい妻・郁子の性の欲望に応えられないことに悩んでいた。彼は自らの不能を克服するため、郁子を眠らせては裸体を撮影し、その倒錯した情欲を日記に綴る。そして、その日記の「鍵」をわざと郁子が見つけられる場所に隠す。一方、夫の日記を盗み読んだ郁子もまた、娘の婚約者である木村への想いを日記に記し始める。互いの本心を探り合い、嫉妬と欲望を煽り合う夫婦。日記という名の鍵で開かれる禁断の扉の先にある、衝撃的な愛の結末。
ネット上の声
- メイク、間、視線で薄気味悪さをさらに演出
- コメディ、ポルノ、ホラー、人間ドラマ。
- 一般の家族と比べても変わっている家族
- 宮川一夫のカメラワークは面白いなー
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間107分
- 監督市川崑
- 主演中村鴈治郎
-
大映のオールスターもので、中野実の原作を「地獄の午前二時」の長谷川公之が脚色、「都会という港」の島耕二が監督した青春明朗篇。撮影も「都会という港」の小原譲治。出演者は「夜の素顔」の京マチ子・若尾文子・根上淳・菅原謙二、「都会という港」の山本富士子、「不敵な男」の川口浩・野添ひとみらが顔を揃える。
ネット上の声
- 轟夕起子が体を張って笑いをとる!この事に敬意を表しての4.0!
- ラピュタ阿佐ヶ谷で鑑賞
- 【ストーリー】
青春、 ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間107分
- 監督島耕二
- 主演京マチ子
-
イーストマン・カラーによる大映第一回総天然色映画で製作は永田雅一、菊池寛の原作「袈裟の良人」を「大仏開眼」の衣笠貞之助が脚色し、監督している。撮影は「浅間の鴉」の杉山公平、音楽監督を「続思春期」の芥川也寸志、美術監督を伊藤熹朔がそれぞれ担当している。出演者は「花の喧嘩状」の長谷川一夫、「あにいもうと(1953)」の京マチ子、「砂絵呪縛(1953)」の黒川弥太郎、香川良介、小柴幹治、「夕立勘五郎」の石黒達也、「南十字星は偽らず」の千田是也、「薔薇と拳銃」の田崎潤など。
ネット上の声
- 日本初フルカラー(イーストマンカラー)作品だけど配信にあったモノクロ版で鑑賞
- 映像美、迫力の音楽、京マチ子さんの演技
- 欲しがってばかりじゃダメです。
- ワンマンの作った「時代絵巻」
時代劇
- 製作年1953年
- 製作国日本
- 時間89分
- 監督衣笠貞之助
- 主演長谷川一夫
-
明治大阪、盲目の三味線師匠・春琴と、彼女に全てを捧げる丁稚・佐助。美と献身が織りなす、究極の愛の物語。
舞台は明治時代の大阪。薬問屋の娘で、9歳で失明した美しき三味線奏者、春琴。傲慢で気難しい彼女に、丁稚の佐助は献身的に仕える日々。佐助にとって春琴の世話は至上の喜びであり、やがて二人の間には主従を超えた歪んだ愛情が芽生える。しかし、何者かによって春琴の美しい顔が傷つけられる事件が発生。春琴の苦しみを前に、佐助が下した驚くべき決断。美と芸術に殉じる、二人の愛の行方。
ネット上の声
- 箏と三味線って連関しているんだ
- 先日観た衣笠の「お琴と佐助」に比べたら劣るが、京マチ子の盲目の演技がこちらでもひ
- ☆☆☆☆ 今では眼が見えなくなってしまったお琴が、雪の冷たさを思い...
- ☆☆☆☆ 今では眼が見えなくなってしまったお琴が、雪の冷たさを思い...
文芸・史劇
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間112分
- 監督伊藤大輔
- 主演京マチ子
-
金田一耕助、 サスペンス
- 製作年1977年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督工藤栄一
- 主演古谷一行
-
大正十二年、伊藤大輔が書いたシナリオにより故野村芳亭が監督した同名作品の再映画化。再映画化に当っては原作者の伊藤大輔が八尋不二(近作「弁天小僧」)と全面的な改訂を加え、自ら「弁天小僧」につづいて監督した。撮影も同じく「弁天小僧」の宮川一夫が担当した。
ネット上の声
- 小堀明男どこで出てたか分からなかった…
- めちゃくちゃおもしろかった!!
- 監督 by ダイスケtheイトウ
- 伊藤大輔監督
時代劇
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督伊藤大輔
- 主演長谷川一夫
-
戦前松竹で戦後大映で、過去二回にわたって映画化された川口松太郎原作の再映画化。脚本は「心の日月」のコンビ田辺朝二と監督の木村恵吾が執筆している。撮影は「金色夜叉(1954)」の高橋通夫、音楽は「陽のあたる家(1954)」の万城目正。出演者は「或る女」の京マチ子、「叛乱」の鶴田浩二、「金色夜叉(1954)」の船越英二、伏見和子などである。
ネット上の声
- これはフェミニズム映画
- 観る前は、「古典的すれ違いメロドラマ…」と少し斜に構えていたのに、作った人の「こ
- 今まで観てきた 「愛染かつら」と、少し趣きが違う 作品でした
- 京マチ子&鶴田浩二主演のすれ違いロマンス
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間122分
- 監督木村恵吾
- 主演鶴田浩二
-
江戸川乱歩原作を「爛」の新藤兼人が脚色、「女房学校」の井上梅次が監督したミステリーもの。撮影は「夢でありたい」の中川芳久。
ネット上の声
- クッロットッカーゲッ♪
- 京マチ子の女王様!
- B級作品で楽しめる
- お、踊るんか!
サスペンス
- 製作年1962年
- 製作国日本
- 時間102分
- 監督井上梅次
- 主演京マチ子
-
戦争の足音が迫る昭和初期の大阪。美しき四姉妹の縁談と、移ろいゆく時代に揺れる名家の運命。
昭和13年、春の京都。大阪・船場の旧家、蒔岡家の誇りは、美しき四姉妹。しっかり者の長女・鶴子、家を守る次女・幸子、奔放な三女・雪子、そして天真爛漫な末っ子・妙子。物語の中心は、何度も縁談を断り続ける雪子の結婚問題。姉たちは雪子の幸せを願い、新たな見合い話を進めるが、その裏で妙子の奔放な恋愛がスキャンダルを巻き起こす。華やかな生活の裏に忍び寄る戦争の影と、時代の波に翻弄されながらも、それぞれの愛と幸せを模索する四姉妹。滅びゆく日本の伝統美の中で描かれる、彼女たちの切なくも美しい人生模様。
ネット上の声
- 雪子ちゃん 結婚しなくてもいい 自分で決めな
- 大阪の旧家・蒔岡家を舞台に4姉妹の日常生活を綴った、言わずと知れた谷崎潤一郎の長
- 淡い霧のような独特のフェードインフェードアウトで場面場面がつながってゆく華麗でぼ
- 年代別のバージョンを比べてしまうと一長一短なのだが、本作は男役が総じてベストキャ
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国日本
- 時間105分
- 監督島耕二
- 主演轟夕起子
-
ノーベル賞作家川端康成の原作を「強虫女と弱虫男」の新藤兼人が脚色し、「盲獣」の増村保造が監督した文芸もの。撮影はコンビの小林節雄。
ネット上の声
- 過去の呪縛からの解放
- 69年作にして60年代最後の作品である今作を観て、全く上映機会が無さそうな『ぐれ
- 若尾文子の痴女かとみえるやりすぎ芝居と京マチ子の言う中性になった女...
- 若尾文子の痴女かとみえるやりすぎ芝居と京マチ子の言う中性になった女...
ヒューマンドラマ
- 製作年1969年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督増村保造
- 主演平幹二朗
-
戦後間もない伊豆の温泉町。旅芸人一座に生きる踊り子たちの、儚くも美しい人間模様。
舞台は終戦から数年が経った伊豆の温泉郷。客足もまばらなストリップ劇場で糊口をしのぐ、旅芸人一座の日常。そこへ、家出してきた娘・はるみが一座に加わる。一座の看板踊り子である千代子や、個性豊かな仲間たちとの共同生活。貧しさや世間の冷たい視線に晒されながらも、彼女たちは舞台に立ち続ける。しかし、一座の内部で巻き起こる人間関係の軋轢と、時代の変化の波。はるみは、芸の道で生きることの厳しさと、仲間との絆の間で揺れ動く。彼女が下す、未来への決断。
ネット上の声
- ええっ!この時の京マチ子は33歳!
- 淡島千景さんありきの映画でした
- 翻弄されっぷりが凄い
- 妹の京マチ子と夫の船越英二が深夜密会しているのを知り、あやしいと疑い始めた淡島千
文芸・史劇
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督清水宏
- 主演京マチ子
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銀座の夜に咲く一輪の花。過去を秘め、強く生きる女の、愛と欲望が渦巻く人間ドラマ。
舞台は戦後の銀座。華やかな夜の世界で、バーのマダムとして気丈に生きる女、公子。彼女のミステリアスな魅力は多くの男たちを惹きつけるが、その素顔は厚いベールの中。そんなある日、彼女の封印した過去を知る男が出現。平穏だった日常は、愛と嫉妬、そして欲望の渦に飲み込まれていく。次々と暴かれる衝撃の真実と、彼女を追い詰める運命の皮肉。偽りの仮面を剥がされた時、彼女が選ぶ生き方とは。
ネット上の声
- マチ子さまが、突然あの世へ召されてしまった…
- マチ子様と山本富士子の『夜の蝶』がとても面白いので期待しました
- 正直こんなにゾクゾクした展開になるとは思ってなかった
- 何でもこの世界は馬鹿派手にやった方が勝ちなんだもの
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間121分
- 監督吉村公三郎
- 主演京マチ子
-
新藤兼人が民芸の舞台にのせた「女の声」の映画化で、「海の野郎ども」に引続き自ら脚色、監督したもの。撮影は「東京の瞳」の中川芳久。主演は「有楽町で逢いましょう」の京マチ子、「地上」の田中絹代、「東京の瞳」の船越英二、「負ケラレマセン勝ツマデハ」の望月優子。更に杉村春子、乙羽信子、小沢栄太郎、水戸光子、宇野重吉、市川和子などが出演している。
ネット上の声
- 女は哀しい、けれど男より強い
- キャストが豪華
- 新藤兼人が自らの戯曲を映画化したほぼワンセットで展開する密室会話劇
- 豪華キャストで織りなす家族の葛藤
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間106分
- 監督新藤兼人
- 主演京マチ子
-
脚本は「宮城広場」の成澤昌茂と木村恵吾の共同で「熱砂の白蘭」に次ぐ木村恵吾の監督作品である。撮影は「密林の女豹」の山崎安一郎である。出演者の主なものは、「情炎の波止場」の京マチ子、「青い真珠」の志村喬、「江の島悲歌」の久我美子他に北林谷栄、根上淳、加東大介、見明凡太朗、藤原釜足などの助演陣である。
ネット上の声
- 和性「嘆きの天使」
- 日本版『嘆きの天使』ということだったけれど、エミール・ヤニングス/マルレーネ・デ
- 妻娘を持つ生真面目な中年男性と美貌と肉体で男を虜にする踊り子の女性の関係を描いた
- 志村喬が会社の金を横領して京マチ子と「ある港町」にキャバレーを開いてからは、その
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督木村恵吾
- 主演京マチ子
-
原作は中山正男。「牝犬」の成澤昌茂と木村恵吾のコンビにより脚色、「牝犬」に次ぐ木村恵吾の監督作品。撮影は「東京悲歌」の峰重義。出演者は「完結 佐々木小次郎(1951)」の三船敏郎、「源氏物語(1951)」の京マチ子、「牝犬」の志村喬、「麦秋」の菅井一郎などの他、市川春代、星光、杉狂児、光岡龍三郎、小杉義男、水原洋一などである。
ネット上の声
- 今は描けないだろうドラマチックストーリー
- 男冥利につきる「米太郎」役
- 人は一人では生きられない
- 子供の為なら
北海道が舞台、 ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国日本
- 時間113分
- 監督木村恵吾
- 主演三船敏郎
-
大正八年に書かれた芥川龍之介の短編をもとに、不思議な運命の糸にあやつられるひとりの女の生涯を描く。脚本は「あにいもうと(1976)」の水木洋子、監督は同じ「あにいもうと(1976)」の今井正、撮影はひさびさに宮川一夫が担当。
ネット上の声
- 影が怖い!
- 中平康映画の常連である稲野和子がめちゃくちゃ性格悪くてそれを観てるだけでよかった
- コメディ要素が一切なく、ひたすら陰湿に、重くのしかかってくるホラーなのがすごい
- 自身の意志とは無関係に不幸な運命に翻弄され醜悪な容貌に変化する女の姿を映像化
ホラー
- 製作年1976年
- 製作国日本
- 時間96分
- 監督今井正
- 主演京マチ子
-
製作は小川吉衞。原作は濱田浩(東京日日新聞連載)。脚本は「痴人の愛(1949)」「蛇姫道中」の監督の木村恵吾と、「帰国」の岸松雄の協同で、監督は木村恵吾。カメラは「静かなる決闘」の相坂操一担当。主演は「私は狙われている(1950)」の二本柳寛と、「痴人の愛(1949)」「蛇姫道中」「遙かなり母の国」の京マチ子で、それに「一匹狼(1950)」「暴力の街」「氷中の美女」の植村謙二郎、「暴力の街」「白昼の決闘」の清水将夫、「女の四季」の藤原釜足、「魔の黄金」の伊沢一郎、「一匹狼(1950)」の菅井一郎、「笑う地球に朝が來る」の若杉須美子らが出演する。
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督木村恵吾
- 主演二本柳寛
-
昭和二十七年度芸術祭参加作品として大映京都撮影所に於て社長永田雅一の指揮の下に製作、企画には松山英夫企画調整部長と辻久一が共同で当っている。原作は長田秀雄の戯曲で昭和十六年新協劇団によって上演され評判となったものである。脚色は「武蔵と小次郎」の八木隆一郎で、「修羅城秘聞 双龍の巻」の衣笠貞之助が監督に当り、「振袖狂女」の杉山公平が撮影している。配役は「勘太郎月夜唄」の人、長谷川一夫、「美女と盗賊」の京マチ子、「すっ飛び駕」の大河内傳次郎、黒川弥太郎、「怪談深川情話」の水戸光子、「暴力」の日高澄子、「利根の火祭」の坂東好太郎やその他多彩な助演陣である。
時代劇
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間129分
- 監督衣笠貞之助
- 主演長谷川一夫
-
ヴァーン・スナイダーのベストセラー小説から、「上流社会」のジョン・パトリックが脚色したブロードウェイのヒット劇の映画化。日本においても東京、歌舞伎座で上演され好評を得た。映画化に際してはMGMと大映が提携し、長期日本ロケにより製作された。ジョン・パトリックの脚本から「明日泣く」のダニエル・マンが監督、「悪の対決」のジョン・アルトンが撮影、「上流社会」のソール・チャップリンが音楽を夫々担当。沖縄音楽はカナイ・キクコ、舞踊振付けは、藤間万三哉と日本のスタッフ。主な出演者は「野郎どもと女たち」のマーロン・ブランド、「必殺の一弾」のグレン・フォードに大映の女優京マチ子が主演する他、「オクラホマ!」のエディ・アルバート、舞台で同役を演じたポール・フォード、「六番目の男」のヘンリー・モーガン、日本側から根上淳、清川虹子などが顔をそろえる。なお映画解説者の淀川長治氏も出演している。ジャック・カミングス製作。
ネット上の声
- 必見!マーロン・ブランドーのコメディ
- ブランドーは 役者でござる
沖縄、 ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国アメリカ
- 時間123分
- 監督ダニエル・マン
- 主演グレン・フォード
-
ネット上の声
- 殿山泰司の長髪は珍しい!
- 【詳述は、『馬喰一代』欄で】シネスコ期の、大映美術·照明は、観てるだけで満腹·快
- おそらく現代では撮れない…ヒットしない…演じきれない…のかもしれない
- 「明治の毒婦」と呼ばれたお傳だけど、毒婦というにはかわいそう…
ヒューマンドラマ、 サスペンス
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間86分
- 監督木村恵吾
- 主演京マチ子
-
大映のビスタビジョン色彩映画第一作。(画面比率はタテ1対ヨコ2)。室生犀星の原作、『舌を噛み切った女』を「刃傷未遂」の伊藤大輔が脚色、監督、「忘れじの午後8時13分」の中川芳久が撮影した。主演は「おしどり喧嘩笠」の鶴田浩二、小堀明男「女の肌」の京マチ子、市川和子、ほかに南左斗子、柳永二郎、山村聡、舟木洋一など。
時代劇
- 製作年1957年
- 製作国日本
- 時間99分
- 監督伊藤大輔
- 主演鶴田浩二
-
『平凡』連載の宮崎博史の原作を「サザエさんの青春」の笠原良三が脚色し、「九時間の恐怖」の島耕二が監督した青春恋愛メロドラマである。撮影は「誓いてし」の秋野友宏が担当した。主演は「穴」の京マチ子、菅原謙二、「地上」の川口浩、野添ひとみの各コンビ。ほかに北原義郎、小野道子、品川隆二、北林谷栄、山茶花究などが助演している。色彩は大映カラー。
ネット上の声
- 出来よりも今尚現存するビルを見るだけで!
- アグアグッ&ネコキック!
- 泥臭い日本風ラブコメ
- 朝ラピュタ阿佐ヶ谷に向かい、途中コンビニで飲み物を買いバッグの中を検めると財布が
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間97分
- 監督島耕二
- 主演京マチ子
-
その後の赤線地帯を舞台に、更生しようとする売春婦たちをテーマとした物語。「大阪の女」を共同脚色した相良準のオリジナル・シナリオを、「愛河」の田中重雄が監督、「大阪の女」の渡辺公夫が撮影した。「大阪の女」の京マチ子・船越英二、「巨人と玩具」の野添ひとみ、他に根上淳・小野道子らが出演。色彩は大映カラー(アグファ・カラー)。
ネット上の声
- 『赤線地帯』ヒットからの続編
- 浪花千栄子さん
- 売春防止法施行により娼館が営業できなくなり、働いていた娼婦たちが、厳しい世間の目
- 女性の社会進出の基盤もできていない中で赤線出身の女性が自立していくことは相当大変
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督田中重雄
- 主演京マチ子
-
川端康成の原作を「乱菊物語」の八住利雄が脚色し、「宇宙人東京に現わる」の島耕二が監督、「珠はくだけず」の長井信一が撮影を担当する。主なる出演者は「新・平家物語 義仲をめぐる三人の女」の京マチ子、「恋と金」の上原謙、「新妻の寝ごと」の若尾文子、「花嫁のため息」の船越英二、「十代の反抗」の川上康子、「宇宙人東京に現わる」の川崎敬三(二役)など。
ネット上の声
- やんのかっ コラ!(byキジ猫)
- 出征前、軍服姿の川崎敬三が思いつめた表情で刀を振りかざし、鞘に収めたかと思うと、
- 京マチ子×若尾文子
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国日本
- 時間100分
- 監督島耕二
- 主演京マチ子
-
満州国皇帝溥儀の弟、溥傑氏の妃として波乱の半生を送ってきた愛新覚羅浩の自伝の映画化。「野火」の和田夏十が、脚本を書き「乳房よ永遠なれ」以来、久しぶりに田中絹代が監督した。撮影は「かげろう絵図」の渡辺公夫。
ネット上の声
- なにか強烈に記憶にのこるというタイプの作品ではないが、さすがと言うべき田中絹代の
- 今までの幾多の戦争の歴史があるにも関わらず、中立や戦わないことを現実的じゃないっ
- 田中絹代さんの監督作品初めて見たかも?劇中人物の虐げられっぷりとガッツが勝手に俳
- これを4K修復するなら溝口健二の『楊貴妃』こそ4K修復すべきとか田中絹代の監督作
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督田中絹代
- 主演京マチ子
-
企画は「三つの真珠」につぐ清水龍之介で、谷崎潤一郎の原作から「月よりの使者(1949)」「仮面舞踏会」の八田尚之と木村恵吾が協同で脚本を書き「大江戸七変化」につぐ木村恵吾が監督する。キャメラは「三つの真珠」の竹村康和が担当する。主演は「地下街の弾痕」「三つの真珠」の京マチ子と「今日われ恋愛す」「四谷怪談(1949)」の宇野重吉で、それに「グッドバイ(1949)」「大都会の丑満時」の森雅之、「花の素顔」「悲しき口笛」の菅井一郎、「母呼ぶ鳥」「仮面舞踏会」の清水将夫、「わたしの名は情婦」の上田寛「海の野獣」の三井弘次、「三つの真珠」の近衛敏明らが出演する。
ネット上の声
- 後半の踏切から、洋画になった
- こういう内容だったんですね
- 盲獣みたいな話と思って身構えてたけどお行儀のいい感じの話だった お行儀が良すぎて
- 京マチ子のための原作と言えるほど、ナオミ役がぴったりでした
ヒューマンドラマ
- 製作年1949年
- 製作国日本
- 時間90分
- 監督木村恵吾
- 主演宇野重吉
-
『小説新潮』に掲載された火野葦平の原作から、「火の女」の島耕二が脚色して監督に当たる。撮影、音楽は夫々「月よりの使者(1954)」の高橋通夫と斎藤一郎の担当である。出演者は「千姫(1954)」の京マチ子、「火の女」の高松英郎、「春琴物語」の白井玲子、「ゴジラ(1954)」の志村喬、「新しき天」の村田知英子などである。
- 製作年1954年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督島耕二
- 主演京マチ子
-
北条秀司原作『比叡颪』より、「現代インチキ物語 騙し屋」の藤本義一が脚色、「暗黒街NO.1」の田中重夫が監督した風俗喜劇。撮影もコンビの高橋通夫。
コメディ
- 製作年1964年
- 製作国日本
- 時間88分
- 監督田中重雄
- 主演京マチ子
-
川端康成原作「浅草物語」から「馬喰一代(1951)」の成澤昌茂が脚色し、「炎の肌」の久松静児が監督、同じく高橋通夫が撮影に当たっている。主演は「馬喰一代(1951)」の京マチ子と「十六夜街道」の乙羽信子で、斎藤紫香、杉狂児、根上淳、岡譲二、若杉紀英子などが共演している。
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国日本
- 時間---分
- 監督久松静児
- 主演京マチ子