- 製作
- 1951年 日本
- 時間
- 166分
- 監督
- 黒澤明
- 出演
- 原節子森雅之三船敏郎
- 種類
- ヒューマンドラマ
【戦争で白痴となった男。その純粋すぎる魂が、二人の女と一人の男の運命を狂わせる、黒澤明が描く破滅の愛。】
舞台は雪深い戦後の北海道、札幌。戦争のショックでてんかん性の白痴となった男、亀田が故郷へ戻ってくる。純粋無垢な心を持つ彼は、豪商の囲われ者である妖艶な美女・那須妙子と、友人の婚約者である貞淑な令嬢・大野綾子という二人の女性と出会う。彼の無垢な愛は、妙子を破滅から救おうとし、綾子の心を惹きつける。しかし、その純粋さが、妙子をめぐる友人・赤間との激しい嫉妬と憎悪の渦を巻き起こす。愛と憎しみ、純粋と狂気が交錯する中、四人の男女の運命は予測不能な破局へと突き進む。