- 製作
- 1956年 フランス
- 時間
- 22分
- 監督
- アラン・レネ
- 出演
- アニエス・ヴァルダ
- 種類
- ドキュメンタリー
【人類の「記憶」が眠る巨大な迷宮、フランス国立図書館。忘却と戦う人々を詩的な映像で綴る、アラン・レネの短編ドキュメンタリー。】
パリに存在する、人類の知の殿堂、フランス国立図書館。そこは、世界で出版された全ての書物を収集・保存する巨大な記憶装置。カメラは、まるで生命体のように脈打つ図書館の内部へと潜入する。書物を運び、整理し、修復する機械と人々。それは、時間という名の破壊者から人類の記憶を守るための、終わりなき闘争。アラン・レネ監督が、迷宮のような書庫や機械的な作業風景を捉え、知の保存という行為に潜む詩と哲学を映し出す。ナレーションが観る者を深遠な思索へと誘う、芸術的探訪。