- 製作
- 1956年 日本
- 時間
- 84分
- 監督
- 清水宏
- 出演
- 上原謙木暮実千代川崎敬三
- 種類
- ヒューマンドラマ
【北海道の温泉街。過去を背負う男女が出会い、心を通わせる。清水宏監督が描く、人生の再起をかけた人々の静かな人間ドラマ。】
舞台は北海道、登別温泉。かつては名の知れた作家だった男は、今は筆を折り、静かに湯治の日々を送っていた。彼はそこで、ミチコという訳ありげな女性と出会う。彼女もまた、辛い過去から逃れるようにこの地に身を寄せていたのだった。温泉街の穏やかな日常の中、次第に惹かれ合う二人。しかし、それぞれの過去が影を落とし、未来へ踏み出すことをためらわせる。濃い霧が立ち込める温泉街で、二人が見つけ出す希望の光とは。静かな決断の時。