- 製作
- 2010年 日本
- 時間
- 152分
- 監督
- 熊切和嘉
- 出演
- 谷村美月竹原ピストル加瀬亮
- 種類
- 北海道が舞台ヒューマンドラマ
【造船所の閉鎖が迫る、北の寂れた港町「海炭市」。そこで生きる人々の、ささやかな希望と絶望が交錯する群像劇。】
北海道の地方都市、海炭市。かつて造船で栄えたこの街は、リストラの嵐が吹き荒れ、活気を失っていた。大晦日から元旦にかけて、この街で暮らす人々の人生が静かに交錯する。造船所で働く兄と、家を飛び出しキャバクラで働く妹。プラネタリウムで働くも、閉鎖の危機に直面する男。ガス会社の経営に行き詰まる親子。それぞれの日常に潜む孤独、焦燥、そして諦め。新年を祝う初日の出の光は、彼らにとって希望の光か、それとも変わらぬ日常の始まりか。厳しい冬の景色の中で、必死に生きようとする人々の姿を静かに見つめる物語。