- 製作
- 1957年 日本
- 時間
- 98分
- 監督
- 吉村公三郎
- 出演
- 川口浩野添ひとみ香川京子
- 種類
- ヒューマンドラマ
【貧困と戦争、過酷な運命に翻弄される一人の男の生涯。それでも彼は、生きる意味を問い続ける。】
昭和初期の貧しい村から物語は始まる。主人公、大津は幼くして母を亡くし、過酷な環境で育つ。やがて彼は兵士としてフィリピン戦線へ送られ、飢えと死が隣り合わせの極限状況を経験。戦争という巨大な不条理の中で、人間性を失わずに生き抜こうともがく。戦後、故郷に戻った彼を待っていたのは、またも厳しい現実。絶望の淵で彼が見出す、生きることへの希望とは。一人の男の目を通して描く、壮大な人生の叙事詩。