- 製作
- 1950年 メキシコ
- 時間
- 87分
- 監督
- ルイス・ブニュエル
- 出演
- ロジタ・クィンターナフェルナンド・ソレルヴィクトル・マヌエル・メンドーサ
- 種類
- ヒューマンドラマ
【嵐の夜、裕福な一家に迷い込んだ美しき悪女スサーナ。彼女の純粋さを装った欲望が、偽りの平和に満ちた家庭を静かに、そして確実に崩壊させていく。】
20世紀半ば、メキシコの郊外。敬虔なキリスト教徒である裕福な農場主一家の屋敷に、嵐の夜、感化院を脱走してきた美少女スサーナが迷い込む。一家は哀れみから彼女を迎え入れるが、それは崩壊の始まりだった。スサーナは、その無垢な容姿と巧みな言葉を武器に、家父長である父親、貞淑な母親、そして血気盛んな息子たちを次々と誘惑し、手玉に取っていく。彼女という触媒によって、一家の中に眠っていた欲望、嫉妬、偽善が剥き出しになっていく。聖女か、悪魔か。彼女がもたらした混乱の果てに待つ衝撃の結末。