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裕福で敬虔な紳士を蝕む、病的なまでの嫉妬心。愛する妻を"所有"しようとする男が狂気に堕ちていく、戦慄の心理ドラマ。
1950年代メキシコ。社会的地位も富も手にした敬虔な紳士フランシスコ。彼は教会で見かけた美しい女性グロリアに一目惚れし、半ば強引に結婚する。しかし、幸福な生活は長く続かない。フランシスコは妻の貞節を疑い始め、その心は病的な嫉妬と妄想に支配されていく。友人との会話、些細な視線、すべてが彼の疑念を増幅させる。完璧な紳士の仮面が剥がれ落ち、現れる狂気の素顔。愛が歪んだ独占欲へと変貌し、妻を精神的に追い詰めていく恐怖の記録。
ネット上の声
- 最も狂っておらず、最も狂った作品
- 男が発狂するまでの「代理」
- 愛は狂気へと変貌を遂げる
- 女の足とパラノイア
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国メキシコ
- 時間92分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演アルトゥーロ・デ・コルドヴァ
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豪華な晩餐会、しかし誰も部屋から出られない。ブルジョワたちの理性が崩壊する、シュールな密室劇。
20世紀メキシコ、貴族の邸宅で開かれた豪華な晩餐会。食事が終わり、客たちが帰ろうとしたその時、誰もが不可解な衝動に駆られ、部屋から出られない事態に。理由は不明。扉は開いているのに、見えない壁が存在するかのように一歩も踏み出せない人々。数日が経過し、食料も水も尽き、洗練された紳士淑女たちの仮面は剥がれ落ちていく。閉じ込められた空間で露わになる人間の本性。果たして彼らは、この悪夢から脱出できるのか。極限状態が暴き出す、ブルジョワ社会への痛烈な風刺。
ネット上の声
- 「部屋から出たいのに出られない」――「停滞」に慣れてしまった僕たちへの警告の物語。
- リアリズムでは、表現できないこともあるし、表現がつまらなくなることもあるのです
- ルイス・ブニュエルが簡単に観れる時代・・・。
- 駄作。凡作。失敗作。愚作。糞作。拷問作。
ヒューマンドラマ
- 製作年1962年
- 製作国メキシコ
- 時間95分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演シルヴィア・ピナル
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パリへ向かう列車の中、裕福なフランス人紳士マチューが語る、若く美しいスペイン人女性コンチータとの倒錯的な恋愛譚。彼女に心奪われたマチューは、全てを捧げようとするが、コンチータは純真さと奔放さという二つの顔を使い分け、彼を巧みに手玉に取る。貞淑かと思えば、次の瞬間には挑発的。シュルレアリスムの巨匠が描く、決して満たされることのない男の渇望と、その曖昧な対象の正体。
ネット上の声
- どうしても女をモノにできない男のシニカルな艶笑譚。「二人一役」の奇策が炸裂する巨匠の遺作!
- 決して弄(もてあそ)んではいけないことの教示的な一本。
- 長期に亘って性欲が理性を凌駕し続けた話。
- みっともないおじさんだけれど…
ヒューマンドラマ
- 製作年1977年
- 製作国フランス,スペイン
- 時間104分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演フェルナンド・レイ
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メキシコシティのスラム街。貧困と暴力の連鎖から抜け出せない少年たちの、あまりにも過酷で救いのない現実。
1950年代、メキシコシティの貧民街。感化院を脱走した不良少年ハイボと、彼に感化され悪の道に足を踏み入れる純朴な少年ペドロ。ハイボが起こした殺人事件をきっかけに、ペドロの日常は悪夢へと変わる。良心の呵責に苦しみながらも、抜け出すことのできない非行の世界。母親からも見放され、社会の片隅へと追いやられるペドロの絶望。わずかな希望を求めてもがく少年たちを待ち受ける、非情な運命。巨匠ルイス・ブニュエルが描く衝撃作。
ネット上の声
- 腐ったリンゴが他のリンゴも腐らせる
- 「時計じかけのオレンジ」よりも強烈
- これを見ればブニュエルが分かる
- 決して忘れてはいけない
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国メキシコ
- 時間81分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演ロベルト・コボ
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ただ食事をしたいだけ。なのに、なぜか決してディナーにありつけないブルジョワたちを描く超現実的風刺劇。
舞台はフランス・パリ。大使夫妻とその友人たち、6人のブルジョワジー。彼らの目的はただ一つ、優雅なディナーを共にすること。しかし、そのささやかな愉しみは、奇妙な出来事によってことごとく妨害される。レストランの日付間違い、突然の軍隊の来訪、テロリストの襲撃、そして脈絡なく差し込まれる悪夢。現実と非現実が交錯し、物語は迷宮へ。彼らは食事にありつけるのか、それともこれは終わりのない悪夢なのか。上流階級の偽善と欺瞞を痛烈に皮肉る、不条理コメディの傑作。
ネット上の声
- ストーリーはなくいくつかの説話から成り立っていて、夢の話をしたり、後になって実は
- 分析しないで、不思議な展開を楽しみましょ
- くすくす笑える、映画好きのための映画!
- 欲求不満のブルジョワジーが可笑しい
ヒューマンドラマ
- 製作年1972年
- 製作国フランス
- 時間102分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演ジャン=ピエール・カッセル
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「アンダルシアの犬」「皆殺しの天使」などの異才ルイス・ブニュエルが1965年に手がけたメキシコ映画で、実在した柱頭修行者「聖人シメオン」の伝説をモチーフに撮りあげた中編ドラマ。砂漠の真ん中にそびえ立つ柱の上で、6年6週6日の修行に励むシモン。悪魔の誘いにも乗らず、毎日レタスだけを食べながら神に祈りを捧げ続ける彼は、一段と高い別の柱に移って新たな修行を開始するが……。第26回ベネチア国際映画祭で審査員特別賞、国際映画批評家連盟賞などを受賞した。日本では劇場未公開だったが、2017年12月のブニュエル監督作「皆殺しの天使」リバイバル公開にあわせて劇場初公開。
ネット上の声
- 砂漠=ディスコ?
- 求道者の滑稽さ
- ブニュエル特集2本立て
- シモンお手上げ
ヒューマンドラマ
- 製作年1965年
- 製作国メキシコ
- 時間46分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演クラウディオ・ブルック
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修道女になる直前の清純な娘。叔父の屋敷で待ち受ける欲望の罠と、理想を打ち砕く衝撃の結末。
舞台はスペインの田舎町。修道女になる直前の純真なビリディアナは、唯一の肉親である叔父ハイメの屋敷を訪れる。亡き妻に瓜二つの彼女に邪な欲望を抱く叔父。彼の突然の死後、莫大な遺産を相続したビリディアナは、屋敷を貧しい人々への施しの場に変えようと決意。しかし、善意で招き入れた乞食たちは、彼女の理想を嘲笑うかのように本性を露わにし、屋敷は混沌の宴の舞台と化す。聖女の理想が、人間の醜い欲望によって無残に踏みにじられる一夜。
ネット上の声
- 富裕層の低劣さを描きつつも、貧しき者たちの善良さも否定してくる
- ブニュエルが20数年ぶりに祖国スペインに戻り撮った作品🎬🇪🇸
- ルイス・ブニュブニュ監督🎥9️⃣作目👀
- 映画が芸術たることを証明した大傑作
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国スペイン
- 時間91分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演シルヴィア・ピナル
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20世紀初頭のメキシコ。キリストの教えを純粋に実践する神父が、偽善的な社会と矛盾に満ちた現実に打ちのめされる魂の彷徨。
20世紀初頭、独裁政権下のメキシコ。貧民窟でキリストの教えを忠実に実践しようとする、心優しき神父ナサリン。しかし、彼の善意は裏目に出るばかり。助けた娼婦が騒動を起こし、彼もまた追われる身に。巡礼の旅に出るも、彼の純粋な信仰心は偽善に満ちた社会に踏みにじられ、行く先々で誤解と迫害を受ける。果たして、この不条理な世界で彼の信仰は救われるのか。巨匠ルイス・ブニュエルが描く、信仰と現実の残酷な衝突。
ネット上の声
- ブニュエル、メキシコ時代後期の信仰劇
- 最後のセリフ
- 神と人の間
- タルコフスキー監督がオールタイムベスト10の1本として挙げている作品
ヒューマンドラマ
- 製作年1958年
- 製作国メキシコ
- 時間94分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演フランシスコ・ラバル
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シュルレアリスムの巨匠ブニュエルが仕掛ける、常識が反転し、偶然が支配する悪夢のような不条理コメディ。
物語に一貫した主人公は存在しない。登場人物から登場人物へと、まるでバトンのように物語が受け継がれていく連作形式。トイレに集まり談笑し、食卓では個室に籠って食事をするブルジョワたち。行方不明の娘をすぐ隣にいながら探し続ける両親。無差別に通行人を撃ち、群衆から喝采を浴びる狙撃手。社会通念、道徳、論理がことごとく破壊され、反転した世界。観る者の理性を揺さぶり、日常に潜む不条理を暴き出す。これは映画か、それとも悪夢か。観客を挑発する、奇妙で滑稽な幻想の旅。
ネット上の声
- 【「自由よ、くたばれ!」で始まるもの/“林檎”、“ゴリラ”、“ラッパ”、“パリ”、“林檎”】
- 変態ブニュエル監督の晩年作品!もしかしたら最高傑作?私が観た中では大好きすぎて最
- 夏風邪が五日目だと言うのに一向に治らなくて基本ずっと布団の中で生活してはいるが寝
- 自由な欲望に支配された人間の可笑しさと生理を風刺したルイス・ブニュエルの傑作
ヒューマンドラマ
- 製作年1974年
- 製作国フランス
- 時間104分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演ジャン=クロード・ブリアリ
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パリの昼下がり、貞淑な人妻の秘密の顔。満たされぬ欲望が彼女を高級娼館へと導く、禁断の二重生活。
1960年代のパリ。美しく貞淑な若妻セヴリーヌは、外科医の夫を愛しながらも、満たされぬ性的欲望と倒錯的な幻想に悩んでいた。ある日、高級娼館の噂を耳にした彼女は、抑えきれない衝動に突き動かされ、「昼顔」の名で午後の時間だけ娼婦として働くことを決意。そこは、彼女の歪んだ願望を叶える禁断の世界。しかし、危険な客との出会いが、完璧に装っていた日常を静かに侵食し始める。現実と幻想の境界が溶け出す時、彼女を待ち受ける衝撃の結末。
ネット上の声
- ホラー映画を見ているようなハラハラ感あり
- サンローランに包まれた美しいドヌーヴ
- 何処までも遠のいていく無人の馬車
- YSLイヴ・サンローランを着た悪魔!
文芸・史劇
- 製作年1967年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間100分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演カトリーヌ・ドヌーヴ
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嵐の夜、裕福な一家に迷い込んだ美しき悪女スサーナ。彼女の純粋さを装った欲望が、偽りの平和に満ちた家庭を静かに、そして確実に崩壊させていく。
20世紀半ば、メキシコの郊外。敬虔なキリスト教徒である裕福な農場主一家の屋敷に、嵐の夜、感化院を脱走してきた美少女スサーナが迷い込む。一家は哀れみから彼女を迎え入れるが、それは崩壊の始まりだった。スサーナは、その無垢な容姿と巧みな言葉を武器に、家父長である父親、貞淑な母親、そして血気盛んな息子たちを次々と誘惑し、手玉に取っていく。彼女という触媒によって、一家の中に眠っていた欲望、嫉妬、偽善が剥き出しになっていく。聖女か、悪魔か。彼女がもたらした混乱の果てに待つ衝撃の結末。
ネット上の声
- 誘惑する女は馬の代わり
- 悪女が来りて..。
- 嵐のような女
- 第三者として見てるとあからさまにビッチビチだなと思いつつ当事者になると見えなくな
ヒューマンドラマ
- 製作年1950年
- 製作国メキシコ
- 時間87分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演ロジタ・クィンターナ
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「昼顔」のルイス・ブニュエル監督が再びカトリーヌ・ドヌーブを主演に迎え、ベニト=ペレス・ガルドスの小説を映画化。両親を亡くした16歳の美少女トリスターナは老貴族ドン・ロペの養女になる。しかしロペはトリスターナに男女の関係を迫るように。はじめのうちはロペの言いなりになるトリスターナだったが、若い画家オラーシオと恋に落ちたことをきっかけに、ロペへの憎しみを募らせていく。愛を知った少女が冷酷な悪女へ豹変していく姿をドヌーブが怪演。
ネット上の声
- 意識と無意識が交錯するトリスターナの愛と憎しみの物語をブニュエルタッチで考察する面白さ
- どこか見覚えのある街だなと思ったらマリオカートWii で走ったことあるかも
- カトリーヌ・ドヌーヴが無垢な女から変身!
- 昼顔より格段にいいと思う(^-^)b
ヒューマンドラマ
- 製作年1970年
- 製作国イタリア,フランス,スペイン
- 時間99分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演カトリーヌ・ドヌーヴ
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「アンダルシアの犬」などの巨匠ルイス・ブニュエルがジャンヌ・モローを主演に迎え、1946年にジャン・ルノワール監督が映像化したことでも知られるオクターブ・ミルボーの小説を映画化。1930年代半ば、右派と左派の対立が激化するフランス。モンテイユ家の田舎屋敷に、パリからやって来た魅力的な女性セレスティーヌが小間使いとして雇われる。そこには、家の実権を握る妻と性的欲求不満を狩猟で紛らわす夫、妻の父で婦人靴を異常なほどに愛する老人、粗野な下男らが暮らしていた。ある日、近所で恐ろしい殺人事件が起こり……。モンテイユ家をフランス社会の縮図に見立てながら、ブルジョワ風刺と社会批評を込めて描く。晩年のブニュエル作品には欠かせない脚本家ジャン=クロード・カリエールが初めて参加した。
ネット上の声
- レア・セドゥの『あるメイドの密かな欲望』(2015)の元映画がこれ
- ルイス・ブニュエル、フランス時代一発目の作品
- ジャンヌ・モロー扮する小間使いが魅力的
- ジャンヌ・モロー・・・女の野心!
ヒューマンドラマ
- 製作年1964年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間98分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演ジャンヌ・モロー
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文明から隔絶された孤島。流れ着いた黒人音楽家が、純真な少女と猟番の男の日常を揺るがす、禁断のドラマ。
アメリカ南部の沖合に浮かぶ、孤島。そこには猟番の男ミラーと、彼の孫娘である純真な少女エヴィンが二人きりで暮らしていた。ある日、無実の罪で追われる黒人ジャズミュージシャンのトラヴァーが島に漂着。彼の出現は、島の閉鎖的な秩序を静かに乱し始める。少女の無垢な好奇心、男の独占欲、そして社会から逃れてきた音楽家の焦燥。三者の思惑が絡み合い、島の穏やかな日常は、やがて予測不能な緊張感に満ちていく。
ネット上の声
- 無人島へ逃げてきた、罪を着せられた黒人の男トレヴァー
- ハイヒールでスキップ
- 凄い雑な見方をすると「差別よくない!」「ロリコンキモい!」な映画になるが、エロテ
ヒューマンドラマ
- 製作年1960年
- 製作国アメリカ,メキシコ
- 時間95分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演ザカリー・スコット
-
酒浸りの百万長者を立ち直らせるために一族が架空の破産を宣告して……という設定で始まるコメディ。ルイス・ブニュエルがアドルフォ・トラードの戯曲を基に、その多彩な才能の一端を見せるメキシコ時代の監督第二作。脚本はルイス・アルコリサ、ラケル・ローハスの共同、撮影はエセキエル・カラスコ、音楽をマヌエル・エスペロンがそれぞれ担当。出演はフェルナンド・ソレール、ロサリオ・グラナドスほか。
ネット上の声
- 明るく楽しく朗らかに、締めすら大変ハッピーであるがその中に強烈にブルジョワ批判が
- 娘を庶民の嫁に
- メキシコ時代のブニュエルブームが今来ててこれから色々観たいと思ってるのだが、これ
- 画家ダリと共作して話題になった「アンダルシアの犬」で有名な映画監督ルイス・ブニュ
ヒューマンドラマ
- 製作年1949年
- 製作国メキシコ
- 時間92分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演フェルナンド・ソレル
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危篤の母親の依頼で公証人を呼びに行く息子の奇妙なバス旅行を描く。製作は、原案も書いたマヌエル・アルトラギーレとマリア・ルイサ・ゴメス・メナ、監督は「スサーナ」のルイス・ブニュエル、脚本はアルトラギーレ、ブニュエル、ファン・デ・ラ・ガバダ、リリア・ソラノ・ガリアナ、撮影はアレックス・フィリップス、音楽はグスタボ・ピッタルーガ、美術は特殊効果を兼ねるエドワード・フィッツジェラルドとホセ・ロドリゲス・グラナダ、編集はラファエル・ポルティーリョ。出演はエステバン・マルケス、カルメン・ゴンサレスほか。
ネット上の声
- ブニュルのバスロードムービー
- 気づかない自分の欲望を奪われること
- 能天気シュールレアリズム!
- ぶらり途中下車しまくりの旅
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国メキシコ
- 時間75分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演リリア・プラド
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ルイス・ブニュエルが35年にスペインで映画化したカルロス・アルコリサの戯曲『苛烈な男ドン・キンティン』を、ブニュエル自身がメシコで再映画化した作品。頑固な父親が生き別れになった娘と再会するまでのトラブルをコミカルに描く。製作はオスカル・ダンシヘルス、脚本はラケル・アルコリサとルイス・アルコリサ、撮影はホセ・オルティス・ラモスが担当。
ネット上の声
- 随分とブニュエルらしくない強引なハッピーエンドじゃないか…としばし唖然、だがまぁ
- タイトな作りでそもそも80分と短いのがホントにあっという間に感じる
- ルイス・ブニュエル監督作品
コメディ
- 製作年1951年
- 製作国メキシコ
- 時間80分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演フェルナンド・ソレル
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無神論者のレッテルを貼られそれを忌み嫌ったブニュエルによる<福音書>。現代からキリストの時代へ、あるいは中世へ、18世紀へ、4世紀へ--SF映画のように自由闊達に飛びながら、パリ郊外からスペインの聖地サンチャゴに至る<銀河>をゆくふたりの怪しげな巡礼ピエールとジャンの冒険譚を描く。
ネット上の声
- 意外にPOP! モンティ・パイソン調でキリスト教「懐疑」の歴史を時空を超えて横断するロード・ムーヴィー!
- 無神論者のルイス・ブニュエルによる独自解釈を交えた福音書✝️📕✨
- タネと仕掛け、いくつ発見できるかが面白い
- ブニュエルの禁じられた遊びその2
ヒューマンドラマ
- 製作年1968年
- 製作国フランス,イタリア
- 時間102分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演ポール・フランクール
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20世紀前半の中国で活動した夭逝の女性作家シャオ・ホンの激動の人生を、「ラスト、コーション」のタン・ウェイ主演で映画化した伝記ドラマ。中国東北部の黒竜江省で生まれたシャオ・ホンは、幼い頃に母親を亡くして暴力的な父親に引き取られ、祖父の教育を受けて成長していく。やがてその文才を評価されるようになった彼女は、作家のシャオ・ジュンと恋に落ち、魯迅ら有名作家たちと交流するようになっていく。共演に「北京ヴァイオリン」のワン・チーウェン。「桃さんのしあわせ」「客途秋恨」の女性監督アン・ホイがメガホンをとった。2014年・第27回東京国際映画祭ワールド・フォーカス部門上映作品。
ネット上の声
- ブニュエル監督 幻の“最進”作
- 観たい観たいと思いながらも配信にあんまりなかったりで、なかなか最初の一作にありつ
- 嫉妬した時の脳みそが小さくなる感じって、ドラムロールで作れるんだ!!!
- ご無沙汰しており申し訳ございませんでした🙇♂️
ヒューマンドラマ
- 製作年1930年
- 製作国フランス
- 時間60分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演ガストン・モドー
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幼少期のトラウマが生んだ、歪んだ殺人願望。美女たちの死を願う男の、奇妙で皮肉なブラックコメディ。
裕福な青年アルチバルド。彼には秘密の願望があった。それは、気に入った女性を殺したいという衝動。きっかけは、幼い頃に目撃した家庭教師の死と、母から与えられたオルゴール。彼は、自分が願うだけで女性が死ぬと信じ込んでいる。次々と現れる魅力的な女性たち。彼は完璧な犯罪を夢想するが、その計画はいつも偶然の出来事によって阻害され、意図せずして他人が彼の望みを叶えてしまう。果たして彼は本物の殺人者なのか、それとも単なる妄想家なのか。欲望と現実が交錯する、ブニュエル流の倒錯的な物語。
ネット上の声
- 悪魔のアイテムの真贋は..。
- 殺せない男
- 女を殺したいのになぜか殺せない殺人愛好症男の奇妙な「自称連続殺人劇」。
- ブニュエルのブラックユーモア
ヒューマンドラマ
- 製作年1955年
- 製作国メキシコ
- 時間91分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演エルネスト・アロンソ
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失業者二人によって勝手に乗りまわされる廃車寸前の市電の車窓に映る風景を通して、日常に密む夢幻を描き出したドラマ。製作はアルマンド・オリベ・アルバ、監督はルイス・ブニュエル、脚本はマウリシオ・デ・ラ・セルナの原作を基にブニュエルとルイス・アルコリサ、ホセ・レベルタスの共同、撮影はラウル・マルティネス・ソラレス、音楽をルイス・ヘルナンデス・ブレトンがそれぞれ担当。出演はリリア・プラド、カルロス・ナヴァロほか。
ネット上の声
- 幻影は市電に乗って旅をする
- 日常生活での不満から夢、願望、幻想を実現したいという欲求は、いつの時代のどこにで
- マウリシオ・デ・ラ・セルナの原作を基にブニュエルとルイス・アルコリサ、ホセ・
- タイトルがめちゃくちゃカッコいい…!しかしタイトルを初めて見た時の感動を超えては
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国メキシコ
- 時間83分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演リリア・プラド
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長年、対立しあう2つの家庭の争いをコミカルに描くドラマ。監督は「欲望のあいまいな対象」のルイス・ブニュエル、製作はアルマンド・オシーヴェ・アルバ、ミゲル・アルバレス・アコスタの『黒い岩の上の白い壁』の小説を基にブニュエルとルイス・アルコリサが脚本を執筆、撮影はラウル・マルティネス・ソラレス、音楽はラウル・ラヴィスタが担当。
ネット上の声
- アヤツリ感
- 時系列が観てる間よく把握できなかったり、人の名前全く覚えられなかったりで前半はか
- お茶目な変態、ブニュエルの作品とは思えない、真っ当で立派なメッセージを持った西部
- 血が血を呼ぶ復讐劇で、90分に任侠映画3本分くらいの仇討ちが詰め込まれている異常
ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国メキシコ
- 時間93分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演コルンバ・ドミンゲス
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力持ちで優しい用心棒に起こる悲劇的な結末に終るメロドラマ。製作はセルヒオ・コーガン、監督は「嵐が丘(1953)」のルイス・ブニュエル、脚本はブニュエルとルイス・アルコリサ、撮影はアグスティン・ヒメネス、美術はグンテル・ヘルソとロベルト・シルヴァ、編集はホルヘ・ブストス、音楽はラウル・ラヴィスタがそれぞれ担当。出演はペドロ・アルメンダリス、カティ・フラードほか。
ネット上の声
- 「女」を知らなかった男の結末
- 巨大な才能
- 今まで見た作品からすれば、地味な内容ではあったが、用心棒の周辺に起きる男女間の問
- 体が大きく屈強で忠義心に厚いが純粋で人の言うことを疑いもせず信じてしまう男が、母
ヒューマンドラマ
- 製作年1952年
- 製作国メキシコ
- 時間81分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演ペドロ・アルメンダリス
-
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国イタリア,フランス
- 時間98分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演ジョルジュ・マルシャル
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独裁政権下の孤島で渦巻く、理想と愛、そして裏切りの政治サスペンス。
舞台は独裁政権が支配する孤島の流刑地エル・パオ。知事の秘書を務める理想主義者のラモン。彼は知事の若く美しい妻イネスに密かな恋心を抱く日々。しかし、知事の突然の暗殺が、彼の運命を大きく揺るがす。知事代理となったラモンは、理想の政治を実現し、イネスの愛を手に入れようと決意。だが、彼の前には冷酷な保安部長や腐敗した権力者たちが立ちはだかる。愛と欲望、そして政治的野望が絡み合う中、ラモンが下す決断とは。熱狂の果てに待つ衝撃の結末。
ネット上の声
- ジェラール・フィリップの遺作
- 結構政治的な話で苦手な感じだが、そこはブニュエル なので、ラストに雷どーんみたい
- 繊細な文系の美男子(ジェラール・フィリップ)が、人道的な正義を成すべく「理想主義
- 私的にルイス・ブニュエル第3弾
ヒューマンドラマ
- 製作年1959年
- 製作国メキシコ,フランス
- 時間106分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演ジェラール・フィリップ
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シュールレアリズムの名作「アンダルシアの犬」やアカデミー外国語映画賞を受賞した「ブルジョワジーの秘かな愉しみ」など多様な作風で高く評価された巨匠ルイス・ブニュエルが、メキシコ時代の1956年に手がけたサバイバルドラマ。南米のとある鉱山村を舞台に、ひと癖もふた癖もある人々が繰りひろげる命がけの戦いを描きだす。出演は「年上の女」のシモーヌ・シニョレ、「軽蔑」のミシェル・ピッコリ、「恐怖の報酬」のシャルル・バネル。
ネット上の声
- 前半は南米の鉱山で働く山師vs軍
- 朽ちていく文明の中で…
- 炭鉱夫たちの武装蜂起が主題かと思いきや、むしろ反動的な奴らが追われて自滅すること
- ブニュエルの中では、馬鹿馬鹿しい人たちがあまりでなく、ちょっと残念であったが、一
ヒューマンドラマ
- 製作年1956年
- 製作国フランス,メキシコ
- 時間104分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演シモーヌ・シニョレ
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冒険心あふれる青年、ロビンソン・クルーソーはアフリカからブラジルへ向かう船に乗り込むが、ある晩嵐に遭い、船が難破してしまう。流れ着いたのは見知らぬ無人島だった。ロビンソンはさまざまな工夫を凝らし、そこで独り暮らし始めるが…。
ネット上の声
- なんだか目に止まり、あまり見ない古い映画を鑑賞
- ブニュエル作品の中では、失敗作と位置付けられているが、なにしろメキシコ時代の作品
- この作品を「ブニュエルが禁欲的に振る舞った娯楽作品」と受け取ってしまった者は反省
- サバイバル映画としても面白いし、部族者としてみても、奴隷とマスターに生まれた友情
生き残りを賭けた極限のサバイバル、 ヒューマンドラマ
- 製作年1954年
- 製作国メキシコ
- 時間88分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演ダン・オハーリヒー
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文明が美しく発展したヨーロッパの都市の、わずか100キロわきに、原始のままの生存闘争を刻々つづけ、残酷な日々を生きる人々の村がある。栄養失調のため不自由な身体の人々、ただ死を待つのみの人々と、直視しえない光景。死と背中あわせの日常。そこで聖者に救いを求める人々、だが、その人々こそ聖者のようだ。製作はラモン・アシン、監督・脚本・編集は「自由の幻想」のルイス・ブニュエル、撮影はエリ・ロタール、コメンタリーはピエール・ユニク、フリオ・アシン、朗読はアベル・ジャッカンが各々担当。ブラームスの「第四交響曲」が挿入されている。フランス語題名はTerre Sans Pain。
ネット上の声
- ◼️ルイス・ブニュエル監督のドキュメンタリー映画〜🎬◼️
- ブニュエルがパトロンを得て作った作品とかや、ダリと『黄金時代』の脚本で喧嘩して共
- ブニュエル作品の中でも、いやドキュメンタリー映画の中でもトップクラスにエグいショ
- スペイン・ポルトガル国境付近の村の赤貧生活を収めた、ルイス・ブニュエル唯一のドキ
ドキュメンタリー
- 製作年1932年
- 製作国スペイン
- 時間29分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演---
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1929年パリ、シュルレアリスムの巨匠が描く、論理を超えた夢と無意識の映像詩。
始まりは、剃刀で切り裂かれる女の眼球。論理も時間も意味をなさない、断片的なイメージの連続。腐ったロバが乗るピアノ、手のひらから湧き出る蟻の群れ。一組の男女を軸に、抑圧された欲望や衝動が、脈絡なくスクリーンに現出しては消える。観る者の理性を揺さぶり、無意識の奥底を覗き込む、映画史に刻まれた衝撃的な前衛芸術。これは物語ではなく、純粋な感覚への挑戦状。
ネット上の声
- 二人の『夢』を映像化した15分の映画とは
- 無駄にバカ。無駄にばばあ。無駄無駄無駄無
- 冒頭の有名シーンは、良く目を見開いて!
- 17分間の悪夢的映像を体感する映画です。
ヒューマンドラマ
- 製作年1928年
- 製作国フランス
- 時間17分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演ピエール・バチェフ
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ルイス・ブニュエルがメキシコ時代の第一作として監督した、歌あり踊りありの異色娯楽作。製作はオスカル・ダンシヘルス、脚本はミシェル・ヴェベールの原作を基にマウリシオ・マグダレーノ、エドムンド・バエスの共同、撮影はジャック・ドレイパー、音楽はマヌエル・エスペロンがそれぞれ担当。出演はリベルタ・ラマルケ、ホルヘ・ネグレーテほか。
ネット上の声
- 場面転換のつなぎが洒落てるとこ(アイスペールの表面がフォーカスアウトして歪むとこ
- 学芸会みたいなひっでえ演技も愛らしく見えるのは、潜在的にメキシコを見下しているか
- メキシコ時代の第一作として監督した、商業作の娯楽ミュージカル
- どったん! このDVDジャケット! お洒落??やな?!?!
ヒューマンドラマ
- 製作年1946年
- 製作国メキシコ
- 時間85分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演リベルタ・ラマルケ
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憎しみ合う兄弟の悩みと和解を描く家族劇。製作はセルヒオ・コーガン、監督は「昇天峠」のルイス・ブニュエル、原作はギイ・ド・モーパッサンの小説『ピエールとジャン』、脚本はハイメ・サルバドール、撮影はラウル・マルティネス・ソラレス、音楽はラウル・ラヴィスタ、美術はグンテル・ヘルソ、編集はホルヘ・ブストスがそれぞれ担当。出演はロサリオ・グラナドス、フリオ・ビリャレアルほか。
ネット上の声
- 私が映画作家として敬意を払うルイス・ブニュエル監督の「愛なき女」は、1951年に
- ブニュエル監督作品の『忘れられた人々』は傑作だった
- ルイス・ブニュブニュ監督🎥8️⃣作目👀
- 浮気が許されるには
ヒューマンドラマ
- 製作年1951年
- 製作国メキシコ
- 時間86分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演ロザリオ・グラナドス
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エミリー・ブロンテの原作を基に男女の狂おしいまでの愛と情熱を描く。製作はオスカル・ダンシヘルスとアベラルド・L・ロドリゲス、監督は「愛なき女」のルイス・ブニュエル。ブロンテの原作をフランス時代にブニュエルとピエール・ユニクが脚本化、それをブニュエル、フリオ・アレハンドロ、アルドゥイノ・マイウリが脚色。撮影はアグスティン・ヒメネス、美術はエドワード・フィッツジェラルド、音楽はラウル・ラヴィスタでリヒャルト・ワグナーの「トリスタンとイゾルデ」を使用。出演はイラセマ・ディリアンほか。
ヒューマンドラマ
- 製作年1953年
- 製作国メキシコ
- 時間86分
- 監督ルイス・ブニュエル
- 主演イラセマ・ディリアン