- 製作
- 1969年 日本
- 時間
- 97分
- 監督
- 大島渚
- 出演
- 横尾忠則横山リエ田辺茂一
- 種類
- ヒューマンドラマ
【書店での万引きという行為から始まる、性と自己探求の旅。60年代新宿を舞台に描く、大島渚の挑発的アートフィルム。】
学生運動の熱気に揺れる1968年の新宿。主人公の青年、鳥男(バード)は、紀伊國屋書店で本を万引きする。しかし、店員のウメ子にその現場を目撃される。彼女は彼を告発せず、二人の奇妙な共犯関係が始まった。万引きという行為を通じて、二人は自らの性的な欲望や存在理由を探求していく。虚構と現実が入り混じり、唐十郎率いる状況劇場の演劇が彼らの物語に介入。時代の閉塞感と解放への渇望が交錯する新宿の街で、彼らが見つけ出す自己の姿とは。